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おはようございます、あさひです。
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水稲のタンパク質のメカニズム
さて、今日の表じゃ語れないトークは、水稲について、多収である方がタンパクが低い、これについて解説していきます。
多収の方がタンパクが低いって、実はこれ、私の言葉ではなく、ある生産者さんが言っていた言葉です。
新人の頃の私は、まるで意味がわかりませんでしたが、今であれば、この本質、何を言おうとしているのかがわかります。
おそらく、この言葉だけを聞いた生産者の皆さんは、私と同じように意味不明に感じる人も一定にいるかもしれませんが、
タンパクがどうして上がったり下がったりするのか、ここのメカニズムですね。
これを理解することができたら、なるほど、そういう言葉、フレーズも一理あるなというような理解、認識になるんじゃないかなと思いますので、
意味わかんない人はぜひ聞いてください。
そういうパターンもあるよねって、ちゃんと解説できる人は聞く必要もないので、ここまででOKです。
ということで、内容に入っていきます。
まず、タンパクの、タンパク質の元となっているものは何でしょうか。
これは、肥料成分でいうところの窒素ですね、窒素。
作物が窒素を吸い上げると、抗合性に使われます。
抗合性でできたものが、生産物がタンパクになるということで、
これ、シンプルに考えるならば、窒素を多糖すればタンパクがたくさん生産されるので、タンパクが上がるという方程式が成り立ちますね。
これはあらゆる作物でそうです。窒素を上げすぎるほど、上げすぎるというか、たくさん上げれば上げるほど、作物は成長しますし、
地上部の生育は一般的に旺盛になりますね。
それによって不都合な場合もあると思いますが、窒素を多糖すればするほど、生育は進む。
それによって収量が上がりやすい状況を形成することができます。
人間でいうところの、タンパクって、ある一人の人が必要な食料が100だったとします。
この100に対して、ビタビタの100を提供して、100を摂取することができていれば、この人は適正な体重、適正な身長、適正な健康を維持できると思います。
ところが、これが110だった場合、この10が余計になってしまって、肥満になっているわけですね。
これが要するに、タンパクが高い状態だというふうに認識すべきかなと、私はそういう例えをして、いつも理解をしています。
逆に100必要だったはずなのに、90とか80だった場合、これは栄養失調までいかないにしても、ちょっと痩せ方の体型だったりとか、ガリガリだったりとか、子供の場合は低身長だったり、低体重だったりして、ちょっと栄養不足、栄養失調につながることもあるかもしれません。
こんな感じで、本来求めている栄養分ですね。
これをぴったり上げることができれば一番ベストなんですけど、それを押し測るのってすごく難しいですよね。
はたまた作物の場合は、人間が人為的に肥料を与えなくても、もともと地力実素が高い補助というのがあります。
こういうところは、勝手に実素が湧いてくるので、いずれにしてもタンパクが上がりやすい条件になってしまうわけです。
一方で砂地だとか、粘土の場所だとかの一部は、非常に実素が抜けやすいところがあったりしますね。
特に何年も何年も水道を作っていたりすると、栄養分が少なくて、痩せちになってしまって、タンパクが上がりにくい代わりに収量性も低いという補助もありますね。
今、例え話で、分かりやすいように人間の体重だとか身長だとか、栄養状態を持ち出したんですが、
実は人間の方がはるかに考えやすいです。
なぜかというと、皆さん自分自身の適正な体重だとか、筋肉の状態だとか、何となく分かると思うんですよ。
だとすれば、自分が今ここ数日だとか、ここ1年間だとか、今の体重だとかを考えて、今自分が食べ過ぎなのか、それとももっと食べた方がいいのか、ここは何となく分かるはずです。
もうちょっと食べる量を減らした方がいいだろうな、非満だなという風に考えて感じている人も一定数いるかなと思います。
これはですね、やることがだいたい明確なわけですね。
作物でいうならば、減肥すればいいんです。
食べ過ぎなければいいんです。
それが実際簡単かどうかはさておき、やることは明確だと思います。
食べる量を減らしましょう。
多収とタンパク質の関係
一方で水道栽培の方はかなり複雑です。
一つの補助、10割の補助があったとして、そこに何株植えるのか、そして分欠はどれくらいなのか、その結果、補聴だとか補かずだとかですね、そして線流充ですね、この辺りはどうなのか、これによってかなり変わってくるんです。
また人間に例えて言いますと、皆さんがお母さんだと思ってください。
お母さんは自分の子供のために晩御飯を作らなければならないです。
ところが今自分の作った料理を何人の子供が食べるのかわからない状態なんですね。
子供の数はだいたい、ここではちょっとわかりやすく10人だったとします。
そんなに大家族は今いないと思いますが10人だったとします。
ところがその10人がですね、毎日同じ時間帯に帰ってくるかどうかがわかんないですね。
そしてもしかしたら今日外で食べてきたから、外で外食したから今日は晩御飯いらないよって後々言われたりするんですね。
そうなるとせっかく晩御飯作ったのにお母さんは怒りますよね。
せっかく作ったのにこれ余っちゃうじゃないかと。
その余った分をですね、これ誰かがしょうがないから食べることになるんですね。
そういう感じで余った分が余計な死亡となってしまって肥満になってしまう。
これがタンパク質が高い状態だと言えます。
つまり自分の生産しようとしている補助の条件だとか栽培の体系ですね。
これによってどれぐらいの子供が生まれるかどうかがわからないんで、
どれぐらいのチップを入れたらいいのかっていうのが考えたらですね、想定するのがかなり難しいです。
で、タイトル回収に行きますが、一定の量をとった方が、要は多収の方がタンパクが低いケースっていうのがもちろんあるんです。
どんな状況かと言いますと、多収というのはさっきの子供の話で言うところの子供の数が非常に多いんです。
子供の数が非常に多くて、そしてなおかつ適正な体重だった場合ですね。
自分が作ったご飯の量と子供の人数、そして食欲の量が見事に合致した。
その結果、子供は健康で非常に恵まれた体格で、かつ人数も多い。
これが一番多収である状態なんです。
ところが一般的にはですね、なかなかこの状態につながらないんですね。
窒素はいっぱい入れたものの、うまく分欠しなくて、保管数が少なくなってしまった。
そうなると、その決まりきった制限された穂が、すべてのタンパクを吸い上げなければならない。
タンパクというか窒素を吸い上げなければならない。
そうなると、一穂一穂の吸い上げた窒素をすべて抗合成に使った結果、一穂一穂の生産したタンパクが過剰になってしまった。
これで高タンパクマインになってしまうわけです。
だから一般的には窒素を入れすぎると、タンパクが上がってしまうという状況が成り立つわけです。
なので水道栽培上のテクニックとしては、窒素の量を減らしたくない。
例えば減らすと減収してしまうというリスクが頭をよぎりますね。
生産者の方は、かなり最近は倒伏もしやすいので、減肥した方がいいんだろうなと思いつつも、
やっぱり減肥すると取り不足したら困るよね、というそういう不安もあるわけですね。
なので窒素はあまり減らしたくない。
だけど、今ちょっと倒伏の話でしたけど、タンパクは下げたいんだという場合、
こういう場合はテクニック的にはですね、それがうまくいくかは別ですが、
分欠を増やす、要するに他数を増やすと子供の数が増えるわけです。
なので子供の数が増えれば、ご飯の量が一定だったとしても余らないわけです。
全部吸収してくれるわけです。
肥満になるわけではなくて、子供の数が多ければ、
同じ量のカレーを作ったとしても全部カレーを残さず食べてくれるわけですね。
減らすぎではなくて、適量で全部食べきってくれるわけです。
こういう状況を作り出せば、タンパクは上がりすぎず、
適正なタンパク値のまま収量は増えるというような、こういうイメージですね。
想像つきますかね、こういうところ。
ただし、これ狙い通りにいくことがかなりですね、稀なんですね。
なぜかというと、天候にやっぱり左右されるんです。
その年によって、いや今年はすごくタンパクが低い年だなっていうのがあれば、
今年はタンパクが高い年だなって待ち待ちですよね。
なぜこういうことが起こるかですね。
例えばですけど、どん天だったり低温だったりした場合、
地力窒素の湧いてくるのがですね、遅かったりするんですね。
そうなると、係数はあまりない。分血が促進されなかった。
初期生育がいまいちだった。
ということは子数が少ない。子供の数が少ないという状況がまず出来上がります。
しかし、春先の低温の後、夏場一気に高温になったりします。
そして秋もどん天ではなく、秋も天候が良好だった場合ですね。
高温による生育の影響
こういう時は、春先に出なかった地力窒素が、遅れて湧いて出てくるわけです。
こうなると、子供の数は少ないのに、地力窒素は永遠と出てくるわけです。
溶出してくるわけです。
これによって、子供の数が少ないのに、永遠とご飯が提供され続けるというですね、
そういう状況が作り出されるんですね。
もう食べきれないよ、もういらないよって言っているように、窒素だけがずっと供給されると。
こういう状況によって、タンパクが上がってしまうということになるわけです。
逆にここ数年はですね、タンパクが低い年というのが意外と多かったように思うんですが、
皆さんの肌感と合いますかね。
私の経験上というか肌感では、修了性はちょっと置いておいて、
タンパクが比較的低い年というのが、ここ2,3年多いんじゃないかなと思っています。
これなぜかというと、高温ですね、非常に高温の年というのが多いです。
春も特別そんなに寒いとか、思ったほど気温が上がらないという年はあるかもしれませんが、
それほど係数確保に困っていない、そういうパターンが多いと思います。
夏は非常に高温ですね。
これによって寒抜だったりするんです。
これによってですね、作物はどんどん生育が進みますね。
徒長もするかもしれませんが、とにかく生育は進みます。
もうこれ以上仕上がらないというところまで、養分を吸い切って、
その後稲刈りがですね、またこれ早いですね。
稲刈りが早くて、仕上がりが早くて、稲刈りも早くて、
本来の水頭の栽培の生育ステージを考えたら、
もうちょっと長く青みがかってもよかったはずなのに、
仕上がりが非常に早かったということは、
もう窒素が供給されていないという状況ですね。
なのでダラダラと窒素が出てこないし、仕上がってしまったということは、
もうそれ以上窒素を吸えないということで、
サクッと窒素が切れて、もう仕上がってしまった。
これはもうタンパク明るい余地がなくなってしまうわけです。
これによって仕上がりも早いし、収量性も悪くないけど、
もちろん豆腐とかがなければですね、収量性も悪くないけど、
さらにタンパクも低く出ているというような状況、これは想定できます。
こういうことが起こっているんじゃないかなと、近年の高温の環境下では、
こういう現象が起きていると私は推測しています。
タンパク含量と多収の難しさ
そんな感じでですね、水頭においてはですね、
増収する以上にタンパクを下げるというのは困難な技術になります。
非常に難しいです。
増収もなかなか難しいと思うんですけど、
タンパクを下げるというのは子どもの数をコントロールしながら、
窒素量も絶妙な具合に調整しなければいけないということで、
高等テクニックになりますし、ここに天候の影響が絡んでくるので、
自分の今年の天候はどうなるかという予測と技術の掛け合わせになってくるので、
狙って低タンパク米で多収を上げるというのは、なかなかに難しいと思います。
ですから、いろんな業者が支えてくるかもしれませんが、
この資材を使ったらタンパクが下がるよなんていうのは、これはですね、怪しいですね。
非常に怪しいです。
もちろん、それを使ったことによってタンパク値が下がったという事例はあるんでしょう。
あるんでしょうが、それはある一定の条件下でその資材を売れた結果、
たまたま窒素の吸収量だとか、これが適正になってしまったというだけの話であって、
制限性が高いかと言われたら非常に低いんじゃないかなというのが私の見解です。
決して悪い資材ではないと思うんですよ。
それぞれの資材がそれぞれの状況下では効果を発揮したというのは間違いないです。
ただ、それが皆さんが今年、そして皆さんの保障でマッチするかというのは、
全く別物だという事は考えておきましょうというか、
考えておいてくれれば、無駄なコストを投下しなくても済むかもしれませんし、
無駄なチャレンジをしないで、もっと技術的なところですね、
こうこうこうだったらこうなるよねっていうね、
そういう本質的なところに頭、思考を巡らせてくれたら、
より建設的な議論だとか、そういった行動にたどり着けるかなという風に思っております。
はい、私は決して学者ではありませんし、
科学的な知見もめちゃめちゃ持ち合わせているというわけではありません。
ただし、この協会にもう10年以上おりまして、
ベテラン農家さんから若手の農家さんまで、
いろんな人と意見交換をしたり、生育を見てまいりました。
その中で、こういう感じだろうというところを、
私なりの解釈と、私なりの表現で解説してみました。
なので、より専門的な方に言わせたら、
それは嘘だろうというような突っ込みが入るかもしれません。
ただ、タンパクって何で上がったり下がったりするんだろうというかね、
何でこうやったら上がるって、この資材は歌っているんだろうとか、
そういうことを理解する上で何か手助けになる、
そういったエピソードになっていれば幸いだなと思います。
はい、ということで、参考になるところがあれば非常に嬉しいです。
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励みになりますのでよろしくお願いします。
引き続き、農業経営の価値指を考えていきましょう。
ではまた。