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2025-11-13 13:00

秋小麦|これが欠乏したらアウトの3要素

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サマリー

このエピソードでは、秋小麦の栽培に必要な肥料の重要成分としてカルシウム、カリウム、マグネシウムの三つを取り上げ、それぞれの役割や必要性を説明しています。土壌のpHや環境を考慮しながら、これらの要素が秋小麦の収量に与える影響について深く掘り下げています。また、秋小麦の育成には窒素とマグネシウムの管理が重要であることが示されています。異常気象への対応として、新しい施策を試みることが収量の向上につながると提案されています。

秋小麦の基礎知識
おはようございます、あさひです。このチャンネルでは、農家へ出入りする業者だけが知る情報や、経営がうまい生産者が実践するテクニックなど、知っているようであまり知られていない話を、独自の視点で語っていきます。
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、秋小麦|たくさん採るために必要な肥料成分、これについて解説していこうと思います。
秋小麦|今は1トン採りなんていうフレーズも飛び出すほど多種のエリアもありますが、一方で平均で10票も採れていないエリアもたくさんあるかなと思います。
では多種のエリア、多種の農家さんはどんな土壌で秋小麦を栽培しているのか、これについてお話ししていこうと思います。
まず大前提として確認しておきたいのはpHです。pHが6以上、できれば6.5前後あることは大前提として考えておいてください。
pHというのは土壌の体温と呼ばれるぐらい重要な指標です。
この体温が適正でない場合、それはそもそも作物を栽培することに適していないと言っても過言ではないですので、人間でも体温ってすごく大事ですよね。
体温が高い状態で、高熱の状態で何かいいことをしようと、いいパフォーマンスを出そうとしてもそれは無理ですし、
体温が低い状態、この状態でもいいパフォーマンスは得てして難しいかなと思います。
なのでまず大前提として体調管理、その意味でpHはすごく重要な指標です。ここをまず整えましょう。
その土壌が出来上がってからの話をしていきます。
カルシウムの重要性
今回は3つの要素をピックアップしていきます。
まず1つカルシウム、2つ目カリウム、3つ目マグネシウムです。
この3つについて解説していきます。
この3つが私が空き小麦をたくさん摂る上で必要だと考えている要素だからです。
ではまずやっていきますね。
1つ目のカルシウムについて、これはpHの冒頭にpHの話をしたんですが、
ここをきちんと意識している方はカルシウムの値もかなり高いのではないかなと思います。
基本的にカルシウムというのは石灰、クド、カリのこの3つの塩基の中で絶対量が一番必要と言われている要素です。
なのでカルシウムはすごく重要というか大事な指標なんですが、このカルシウムがあるとないのとではえらい違いが起こってきます。
まずカルシウムが不足している時点で、土壌はお腹が空いている塩基飽和度が満たされていない状態だと言えます。
この状況では空き小麦以前の問題でpHに通ずるところもあるんですけども、どんな作物も十分には取れないでしょう。
そしてこれも一般論にはなってしまうんですが、カルシウムがきちんと効かないと強い体が出来上がりません。
カルシウムは細胞壁を作る上で非常に大事な成分です。
このカルシウムがないと土壌をしてしまったような麦の生育になってしまいますし、なんせ倒伏しやすい作物体が出来上がってしまいやすいです。
正直なところ麦に関してはどれだけ窒素を吸わせられるかが大事になってきます。
どのタイミングで吸わせるかというのもすごく大事なんですが、窒素を吸っても倒れないような十分強い体を作っておくというのはすごく大事なベースなんですね。
なのでこれが出来上がってないのではそもそもどの成分を意識的に投下したらいいのかという話以前の問題になってしまうんです。
これについても。なのでカルシウムはすごく重要です。
カリウムとマグネシウムの役割
窒素を入れても倒れない作物体ですね。そういうのを意識する上でカルシウムは絶対に外せない成分です。
次に2つ目ですね。私が重要だと思っているのがカリウムです。カリです。
カリはどんな役割があるか皆さんご存知でしょうか。肥料のこれは基礎的な知識とも言えるんですが、カリというのは糖分ですね。
高剛性でできた糖分を送るポンプの役割があります。ポンプ。運び屋さんですね。
人間で言ったら何と言うんでしょう。栄養素を体の隅々まで運ぶような血液の流れを良くするような感じでしょうか。
心臓、心拍みたいなもんですからね。これがもしうまく機能しないと体の隅々まで栄養素が届かないです。
せっかく高剛性をしてそこでできた糖分があってもこれを穂に持っていくのがちょっと滞ってしまうようなそういうイメージですね。
このカリについてはですね。一般的に稲藁だとか麦藁ですね。畑で言ったら麦藁でしょうか。
これをすき込んでおけば土壌中にはそれなりに蓄積があるかもしれません。
はたまた大肥ですね。牛糞大肥なんかを意識的に入れている方、こういう方々もカリがそれなりに蓄積した保障が多いかもしれません。
なのでカリが過剰である人たちはこの通りとはならないかもしれませんが、それでも水肥においてはカリはすごく大事かなというふうに考えていまして、
カリをいつ麦が吸っているのかここをよく勉強しましょう。
麦の養分吸収を考えるとカリは窒素の1.5倍から下手したら2倍近く吸っているそんな可能性もあります。
これは文献上にそういう記載があります。1.5倍は少なくとも吸っていてもおかしくないと思われています。
特に吸収が活発になってくるのが養水形成器以降ですね。養水形成器と留め鉢です。
この頃にカリが十分に吸われているか吸われていないかここは収量に大きく差が出てきてもおかしくないかなというのが私の考えです。
空き小麦の水肥では一般的には硫黄や尿素それから硫黄と尿素の混合品ですね配合品ですね。
その他にもNKやNPや小酸カルシウムなんていうのを使う方もいるかもしれませんね。
いろんな資材があるんですが硫黄や尿素だけ要は窒素だけでそれなりの自分が狙っている収量に到達している方はそれでもいいかもしれません。
高級な肥料を使えばたくさん取れるというわけでもありませんので今十分な収量に到達されている方は今の石炭系でいいかもしれません。
逆にもうちょっともう一声欲しいなともう少し収量1票2票でも増やしたいなという方はカリが入っているねそういう水肥を使ってみるのはすごくおすすめです。
カリが入るだけで10キロ20キロのみならず半秒ぐらい増えてしまう事例っていうのは結構多いですね。
カリが不足すると逆にトメバキなどのね葉先がれがよくね見られることもあります。
葉っぱの先っぽが肥料焼けではなく農薬焼けですかね。
なんかそういうので焼けてしまったようなそういう症状がたまに見られますがそれ実は焼けているのではなくてカリウム欠乏なんていうこともねあります。
なので皆さんの畑それから麦の様子ですねここも見ながらもう一声欲しい方はぜひカリこれをね使ってみてほしいなと補給してみてほしいなというふうに思います。
何か変化が起きる可能性があります。
はいそして3つ目が9度マグネシウムです。
マグネシウムは麦にとってそれほど重要視されていないような気がして私はちょっとね不安です。
もったいない気がしています。
確かに量分吸収を確認していくと空き小麦がマグネシウムをたくさん吸うのかと言われたらそうでもないんです。
そんなに絶対量としてはたくさん吸いません。
窒素やカリに比べると吸収量は少ないんですが非常に重要な観点としてマグネシウムは葉緑素の核となる最重要成分です。
葉緑素つまり葉植の濃い薄いここに関わってくるのがマグネシウムなんですね。
光合成の量を少しでも冷やそうと思ったらやっぱり葉っぱの色を濃くしておく方が大事です。
葉っぱの色が薄くなった時に皆さんはどんなことを考えますか?
ちょっと比例を聞いてないんじゃないかなというふうに考えると思います。不安になると思います。
窒素とマグネシウムの管理
追比しようかというような考えになった時に何を追比しますか?
多くの方はリューアンや尿素のように窒素成分を追比すると思います。
これによって養殖を高める効果はもちろんあるんですが、
葉緑素の価格式を肝解くとマグネシウムという核に窒素がくっついて葉緑素が出来上がっているので、
確かに窒素を入れることによって養殖が上がることは間違いないんですが、窒素を入れることで逆にリスクも高まりますよね。
それはやっぱり倒伏だとかデカしすぎというようなことが起きるわけです。
係数が多すぎると倒伏しやすくなりますし、係数が多すぎると栽培になる可能性すら出てくるわけです。
たくさん取ろうと思って窒素を入れたのに逆効果ということもあり得るわけですね。
じゃあどうするか?
クドに頼ってみてください。クドも養殖が上がる効果があります。
そういうポテンシャルがあるのがマグネシウムです。
なのでマグネシウムが効いている補助とそうでない補助を比べたら養殖が明らかに違っています。
ある人がこんな例え話をしていました。
太陽光発電と光合成というのはすごく似ているよと。
太陽光でたくさん発電量を増やそうと思ったらそれは太陽の光を増やすか、
それとも太陽光パネルの性能を上げるかどちらかしかないというような話をしていました。
太陽の光を増やすなんていうのは人の力では無理ですね。
やるとしたら太陽光パネルの性能を上げるしかないんです。
同じ光であった時にたくさん電力が発電できるそういう太陽光パネルなのか、
それとも少ない電力しか発電できないしょぼい太陽光パネルなのか。
これはつまり揚力素が多いか少ないかスパッドですね。
専門用語で言ったらその葉っぱの色このスパッドが高いか低いかが太陽光パネルの性能とほぼほぼ等しいと思って間違いないです。
なので少しでも揚力素を増やして葉っぱの色を濃くしておくことがこの電力をたくさん発電するということと同じ光合成がたくさんできれば
ここで糖分が生成されるのでその糖分が穂に詰まることで収量が上がってくるという話になってくるんです。
この糖分を運ぶのが狩りだというふうに覚えておきましょう。
最終的に倒れるか倒れないかはきちんとした作物体が強い体になっているか
カルシウムがちゃんと吸われているかうまく使われているかというところが重要になってきます。
なのでどれか一つを完璧にしたからといって増収できるわけではないのが難しいところです。
それぞれがお互いに協力し合って複雑に絡み合って収量というのが決まるのでこれをやったから増収できるというのはなかなかないんですが
皆さんの保障でどれが一番効きそうかまずはインパクトがでかそうなものからぜひトライしてみてもらいたいなと思います。
異常気象への対応
まずは1個試してみましょう。何もしないのでは去年と同じ結果にしかならないのでね。
去年と同じ結果にも今ならなくなってきてますね。
どうしても異常気象もはや異常とは言えないこれが通常なのかもしれないという異常なほどの暑さそれから極端な雨の降り方ですね。
こういうことが起こってしまうといつも通りやっていたらいつも通り取れないような年になってしまっています。
これを何とかするためにいつもやってないことをチャレンジしていかないとどうやっても乗り越えられなくなってしまうので何か一つチャレンジしていくようにするのがいいかなと思います。
農薬の散布回数を増やすなんていうのも一つのパターンというか一つの選択肢かもしれませんが土壌改良だとか肥料で何か変化を起こしたいなという方は今の3つ1つを3つの中から1つぜひピックアップしてチャレンジしてもらえたら何か変化が起きる可能性が高いです。
ぜひ期待を持って試してみてほしいなと思いますのでやってみてください。
では今日の内容は以上になります。参考になった方がいましたらぜひいいね、コメント、フォロー、シェアなどしてもらえると嬉しいです。励みになりますのでよろしくお願いします。これからも一緒に農業経営の勝ち筋を考えていきましょう。ではまた。
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