1. 土壌医あさひのオモテじゃ語れない農業トーク
  2. その栽培努力はお金にならない..
2025-12-10 10:14

その栽培努力はお金にならないザンネンな努力

#農業 #土壌改良 #土づくり #施肥 #土壌診断 #土壌分析 #土壌医 #農業経営アドバイザー #農薬 #JA #商系
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サマリー

農業における無駄な努力は収益に繋がらないことが語られています。特に、糖度や品質向上に注力することが必ずしも収入に反映されない事例が多く、出荷先のニーズに応じた栽培や品質管理の重要性が強調されています。

無駄な努力の実態
おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、農家へ出入りする業者だけが知る情報や、経営がうまい生産者が実践するテクニックなど、知っているようであまり知られていない話を独自の視点で語っていきます。
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、それはお金にならない無駄な努力でお送りします。
これですね、よくあるんですよ。その努力、お金に変わってないですよねっていうパターンがですね。
私もよく仕事をしていて、よく起こしてしまうというか、やってしまうんですが、本来それやらなくていい無駄な努力ですよねっていうのはあるあるですね。よくありますね。
で、実際どんな場面で農家さんがそれをやっているかと言いますと、例えば野菜を作っている農家さん、糖度を上げておいしくしたいだとか、品質を上げてきれいな見た目にしたいだとか、そういうことをよくやりがちだと思うんですが、見た目に関しては企画外品にしないために必要な努力の場合もあるんですが、
糖度に関しては実はそれ、お金に変わってないケースが結構多いかなと思っています。
例えばそうですね、トマト、ミニトマト、あとかぼちゃとか、それから糖度が求められる人参とかですかね、玉ねぎも甘い方がおいしいかもしれませんね、というかおいしいですよね。
こういった野菜類でおいしい玉ねぎだとか野菜を作ろうとして努力するケース、たまにあるんですが、実際その甘さって収入の指標に単価に反映されていますかっていうのは意外と反映されていなかったりしませんか。
例えばかぼちゃを作っている場合、収量と品質、品質っていうのは見た目ですよね、あと腐っていないかとか気持ちの良さとかが重要だと思うんですが、おいしいかどうか、食べて甘いかどうかっていうのは実は関係なかったりするんですよ。
なのに作り手としてはやっぱりおいしいものを作りたいからといって糖度を意識した栽培方法をちょっと工夫していたりするんですよね。
有機質肥料を入れたほうがいいとか、堆肥を入れたほうがいいとか、こうするとおいしくなるんだというそういう考えで土壌界で一生懸命やっている方もいますし、それが決して悪いとは言わないんですけど、収益を単純に上げたい、伸ばしたい、登場させたいという場合、
それは果たして適切な戦略なのか、ここをきちんと考えた方がいいかなと思っています。
基本的に多くの生産者は業者に販売するはずです。
中華業者、出荷先がありますよね。市場と契約している場合もあるかもしれません。
つまり彼ら出荷先が求める品質だとかドットですね、数量です。
ここを満たしていればそれなりに単価が上がってくるだとか、期待した売り上げになると思うんですよ。
なのでこの基準を満たすことが最優先ですよね。
スポーツで言ったら相手よりも野球で言えば1点でも多く取った方が勝ちです。
当たり前ですが。なのでちょっとでも点を取ればいいわけです。
できるだけ失点は少なくして少しでも多く点を取る。これが勝つための必須の戦略です。
なのに内容にこだわるというのはあまり意味がないことです。短期的には。
もちろん長期的にはいい内容をしていけば勝ちが積み重なるというのもあると思うんですが、
例えば野球で言ったら必ずスクイーズで点を取るだとか、サッカーで言ったら必ずサイドからのクロスでヘリングシュートを決めるなんていう、
自分勝手な、自分が考えたルールで勝つというのはあまり意味がないことかなと思います。
もちろんそこにこだわりを持って物を作っているというのであれば別なんですけど、
一般的に収益を少しでも向上させたいという場合、それは自己満でしかないことが多々あると思います。
サポーター、ファン、それからクラブの関係者が期待しているのは勝ちです。
もちろん選手もみんなそうだし、監督もコーチ人もスタッフもみんなそうだと思うんです。
ところがなぜか自分の何かやりたい、こうしたいという思いがそこに横槍を入れてきて、
関係ないことに努力してしまう、重力してしまうということがよくあります。
バレーショーなんかもこれに該当するかもしれませんね。
食べたらおいしい芋ってやっぱりあると思うんですよ。
あなたの作った芋はおいしいねっていう風に言われて、
何か出荷している、例えば米を作っている人が、
米を買い取ってくれたお客さん個人販売とかしていれば、
そのおまけに芋を一緒に送るなんていうこともあるかもしれません。
出荷先のニーズ
スイートコーンとかもそういうパターンがよくありますよね。
そういう場合は確かにおいしい芋だとかスイートコーンなんかを一緒にプレゼントしてあげたら喜ぶと思うんで、
そういう目的で作っているようになれば全然いいと思うんですよ。
ただ出荷先が決まっていて、ちゃんとそれをビジネスとして販売している場合は、
相手が求めていないことを追求してもお金にはなりませんよね。
逆に出荷先が期待しているのって気持ちの良さっていうことはよくあると思います。
例えば出荷したかぼちゃ、玉ねぎがきちんと加工される前に腐り始めていたとなったら、
これは原点対象になってしまうと思います。
甘さを求めると得てして腐りやすさというのは増してしまいます。
だとしたら甘さは業者は求めていませんので、それは加工に回したいだけなので、
むしろ気持ちの良さの方が評価点だったりするんですね。
なので甘さではなくてどうやったら気持ちするものが作れるのかということを追求するべきです。
意外とこれは簡単なケースもあるんです。
きちんと熟す前に収穫してしまえばいいだけです。
海外から輸入されてくるバナナだとかキウイフルーツだとか、
これは完全に青いうちに収穫されて、
届いた時に黄色くなっているだとか熟しているという風な感じになっていますよね。
本当に美味しいものを届けたいのであれば、
収穫した時、この時がちゃんと熟している、
このタイミングで収穫するのが一番美味しいはずなんですが、
出荷先、日本の顧客はそれを求めていません。
腐ったものが届いてもそれは全く意味がないからですね。
なのでこういう観点で相手が何を求めているのかというところをきちんと理解して、
それに合わせた栽培方法だとか品質管理というのを追求していかないと、
最終的に出荷する時に皆さんの手元に残るお金が、
努力と見合わなくなってしまうことがあります。
農業といえど、ものづくりですよね。
なので職人機質の生産者さんはやっぱりいると思います。
少なくないと思います。
自分でこだわった美味しい野菜、芋、人参とかね、
そういうものを作って届けたいんだっていう風に、
熱い思いをお持ちの方もやっぱりいると思います。
顧客視点の重要性
そういう方はもう6G産業ですね。
もしくは自ら販売するような工夫をしていかないといけないかなと思います。
そうすることで直接お客さんの顔も見えるし、
美味しいものを作ることができたら喜びのメッセージも届くかもしれませんし、
そうすることで皆さんの努力も報われると思います。
そうすることで言うならば、作り手本位になってはいけないということです。
顧客を考えた製品づくり、商品づくり、これがやっぱり大事ですね。
昔、日本の電気メーカーはこれにハマってしまいましたね。
とにかくスペックを上げる、とにかく機能を盛り盛りつける、
といったのが2000年前後の日本のメーカーだったように思います。
使いきれないような電子レンジの機能だとか、洗濯機だとか、
空気清浄機にエアコン機能が付いたりとか、
クーラー、暖房とか色々付いたりして、
一般ユーザーが使いこなせないほど多機能だったりしましたね。
結果的にそれ、必要でしたか?
使いこなせていないのであれば、その機能はいらなかったんじゃないですか?
そしてそれがなかったら、もっと安いコストで仕上げることができたんじゃないですか?
ということがいっぱいありましたね。
テレビもそうかもしれませんね。
そういったところで、中国メーカーだとか韓国メーカーだとかが参戦してきて、
一気に日本の電気メーカーは収益性だとか販売数量だとかを落としてしまいました。
逆にうまくやったのはパナソニックですかね。
プラズマクラスターという空気清浄機能だけに特化したものを作ったら、
爆発的に売れたなんていうこともありますね。
本当に顧客が求めていることは何か、ここをきちんと考えましょう。
それを見失ってはいけません。
私も耳が痛いようで、
これはですね、ポッドキャストを収録するときにリスナーさんは何を求めているのか、
ここをかなり考えています。
ただ、私のリスナーさん、ポッドキャストのリスナーさんは、
それほどここ1ヶ月増えていません。
ということは、私のやり方は、たぶんまだ改善の余地があるんだろうなというふうに思っています。
もしくはね、このマーケティングですよね。
マーケティングだとか、あとは届け方。
なかなかポッドキャストというのは露出しにくいメディアなので、
XだとかSNSとうまく掛け合わせていかないと、
おそらく簡単にはリスナーさん、フォロワーさんは増えないかなと思っていますが、
ここは全然まだね、テイクを入れができていないので、
今聞いてくださっているリスナーの皆さんは非常に貴重です。
よく私を見つけてくださいましたというところですね。
なので、拡散してくれると非常に嬉しいです。
シェアしてください。ぜひぜひ。
ということで、これからも引き続き皆さんの役に立つ情報を
届けたいなと思っているんですが、
少しでも役に立ったと思ってくださる方は、
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これからも発信していく原動力になりますので、
ぜひよろしくお願いします。
では、引き続き農業経営の価値筋を一緒に考えていきましょう。
ではまた。
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