コーン残渣と稲藁の違い
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、デントコーンやスイートコーン、
これらコーン類の残渣、それと稲藁、麦藁、水桃の藁ですね、残渣物からバッカン、
これら藁類との違い、決定的な違い、これについて解説していきます。
もうすでに質問しちゃおうかなと思いますが、これを聞いてくださっているリスナーの皆さん、
これらコーンの残渣と稲藁バッカンの違い、これ、ズバッと一言で言えるでしょうか。
ぜひ考えてみてください。
いろんな違いはあるんですけど、例えば残渣物を成分測ってみたら、
チストリン酸カリ、これの中身が違うとかね、いろいろあると思うんですが、
決定的に違うと私が考えている一点、これはですね、CN比の違いです。
コーンの残渣物ってですね、非常にですね、CN比が低いんです。
一方でバッカンだとか稲藁だっていうのは、CN比が高いんです。
言っている意味がわかりますかね。
炭素率の違いですね。
ちょっと難しいかもしれませんが、これはですね、深いことを考えずにこう覚えてください。
CN比、つまり炭素率、これが低いということは分解されやすいということです。
土壌に透け込むと速やかに分解される、これがCN比が低いということの意味です。
しかしコーン、これらの残渣物っていうのは非常に分解されやすいです。
なのでコーンの残渣を放っておいても、例えば翌年だとか翌々年だとか、
ずっと残渣が残っている、物理的に目に見えるぐらい残っているっていうことは少ないと思います。
一方でバッカンだとか稲藁だとか、これ何年前の藁だろうっていうものが出てきたりしませんか。
これはつまりCN比、炭素率が高いがためになかなか分解されないということの結果起こっている現象ですね。
農業経営への影響
これ窒素飢餓が起きているんです、窒素飢餓。
土壌中で窒素が足りなくて分解が進んでいないという状況ですね。
なのでこれはですね、その後作る作物に影響を及ぼします。
例えば水田でいくならば、稲藁がきちんと分解されないとですね、何が起こるかご存知ですよね。
これ湧き、これ硫化水素が湧いてくるんです。
これによる被害、稲株がですね、稲藁が、稲株がですね、その後植えた水頭の生育が悪くなりますね。
根痛みしてしまって、そして硫化水素の影響で根痛みしてしまって、根っこがですね、赤くなってしまうんですね。
本来水頭の根っこというのは白いものなんです。
ところがこの時期に根っこを抜いてみると見事に赤くなっているんです。
これは硫化水素から根っこを守るために赤くなっているんですが、これによって水分しか吸えないような根っこになってしまっています。
本来白い根であれば養分も吸えるんですけど、赤い根というのは非常に養分の吸い上げがよろしくないです。
これはですね、硫化水素から根っこを守ろうとした生命維持活動の一つではあるんですが、それによって根っこが赤くなってしまって、
根痛みを起こしてしまって、結果的に水頭の生育が劣っているという状況におかなりません。
他にもですね、漠間が残ったまま、例えば翌年ですね、豆類だとか、ビートだとかですね、
こういうものをたく付けするとですね、元肥の窒素が見事に漠間の分解に奪われてしまいます。
なので、麦の翌年ですね、漠間を吸い込んでまだ残っているような補助であれば、
元肥を多めにあげてやらないと、肥料、窒素のロスがですね、起きてしまうんですね。
なので、できる限り漠間の吸き込み時には、わら分解資材を入れましょうだとか、
それから窒素を入れましょうだとかという話になってくるわけです。
そしてできる限り浅起こしするのがベストです。
なぜかというと、これは水頭もそうですね、水田でも同じなんですが、深く起こしてしまうと酸素が入らなくなってしまいます。
微生物による分解に影響が出てしまいます。
なので、極力表層で浅起こしするというのがポイントです。
これは結構テクニックですね。
吸っている人、ベテランの農家さんなんかはやっている方も少なくないと思うんですが、
意外とですね、これ知らない方もいるのでちょっとお話ししてみました。
浅起こしすることが残砂分解のコツです。
漠間がとか稲藁を吸き込む時に、一体何をどれくらい撒いたらいいのかわからない方もいるかもしれません。
ここはですね、シンプルイズベストでいいです。
撒かないよりは何でもいいから撒いた方がいいと覚えておきましょう。
決して乱暴に言っているわけではなくて、
リュウアン一体でもいいから撒いておくとわらの分解が変わってくるらしいんですね。
私が実際に、この水稲農家ではありませんし、小麦の農家でもないので、
やったことがないのでわからないというのが結論なんですけど、
多くの文献だとか、普及員さんだとか、それから実際に生産者さんの話ですね、
私がお世話になっている生産者さんの話を聞くと、
リュウアン一体、尿素を10キロとかでも十分なので、
これをやっておくだけでわらの分解は全く変わってくるというような話、
これをトータルするとそういう結論になってくるわけです。
可能だったらわら分解資材、微生物資材だとか石灰窒素だとか入れてあげるのがベストではあるんですけど、
なかなかコストを避けないという方も少なくないでしょうし、
それから系粉とかをまくのも非常に優れたやり方かなと思います。
トンプンとかは私はいまいち違うかなと思っていますので、
即効性の窒素分でないとなかなか効きが悪いかなと思いますので、
系粉ならありですが、トンプン、それから球粉はちょっとここでは違うかなと思います。
なので結論、わら分解資材、リュウアン一体、尿素10キロ、これでもいいのでまいておきましょう。
系粉が手に入るならそれもベターかなというふうに思います。
これをすることによってその年の残砂物をできる限りきれいにクリーニングしてあげて、
翌年の作物に悪影響が出ないようにしていきましょう。
残砂分解は補助衛生の観点からも非常に重要な処理ですので、ぜひやってほしいなと思います。
残砂が残ったままだとここに病害虫だとか病原菌だとかこういうものがいすわるんですね。
そして越冬してしまうわけです。
これがそもそも小悪の根源ですね。
なので農薬を使うという防状を徹底するというのももちろん大事なんですけど、
強いて言えば、たとえて言うならば、家に帰って手洗い、うがいをしないで、
とりあえず病気が出たら薬を飲んでおきましょうと、
抗生物質を取りましょうと飲みましょうと言っているようなそういう対処療法にすぎないんですね。
そうではなくてできる限り病気にかからないような状況を作り出しておきましょう。
こっちの方がずっと大事ですね。
農薬というのは使ったらその場でその場限りですけど、
土壌改良とかこういった補助衛生というのはずっと長く長期的な戦略として有効ですので、
その場一年限りの使い捨ての農薬ではなくて、
長い目で見て大事な打ち手というか施策ですので、
これはぜひやってもらいたいなと思います。
これはやらないと結果的に農薬のコストがかかるということになってしまうので、
自分の首を絞めないためにもぜひ実践してください。
では今日の内容は以上です。
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