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小田中育生
改めて今日この場でも紹介したいなと思っております。
Makoto Arata
すばらしい。
経営者の条件はたしか名著集の5分の1、最初のですよね。
小田中育生
1冊目です。
Makoto Arata
じゃあ1冊目で打ち抜かれたと。
小田中育生
そう、なんか1冊目ですごい良かったんで、
もうその後も読むわーってなるじゃないですか。
そういう意味でも非常に、その名著集の作り自体が素晴らしいなって思いましたね。
いい返答ですね。
じゃあ対して新玉さんは今日どのような本を持ってきたんですか。
Makoto Arata
はい、ロバート・キーガンっていう方が書いた、
小田中育生
なぜ人と組織は変われないのかっていう。
いいですね。
Makoto Arata
成人発達理論っていう俳学文がありますが、
それのより実践に近い、基礎研究のところっていうよりは、
そこで考えられている考え方っていうのを応用して、
いろんな人にマネジメントインタビューみたいなことを行った結果、
こういう行動特性があるよねっていうところとか、
あとタイトル通りなんですけど、
人だったり組織だったり、例えばダイエットしないとねーって言いながらぐたらしちゃうとか、
タバコやめないとねーって言いながらタバコ吸い続けちゃうとか、
そういういわゆる認知的共和をプラスの方向に解消することができないっていうのは、
どういう状態で起きてしまっているのかみたいなところを書いている本ですと。
本当はシステム思考の本とどっちにしようかなって思っていて、
システム思考の本はより古典っぽいじゃないですか。
小田中育生
そうですね、というかよくシステム思考の話されているので、
てっきりそっちを持ってくると思っています。
Makoto Arata
どっちも好きなんですけど、
自分自身を形作る要素の2台車輪みたいになっている方法っていうので、
小田中育生
してみました。
いいですね、今のお話にかかって、
そうですね、システム思考の全体で捉えようっていうところだったり、
なぜ人は変わらないかの根底にある認知的不協和の話もされてましたけど、
要は適応課題で技術的に解決すればいいんじゃなくて、
もっと人間のマインドだったりっていうところを変えていかなきゃいけないっていうところは繋がるっていうところが、
2つ大しぼんなのが改めて一貫してるなと思いました。
ここでまた早速脱線してそっちに行きそうになったので、
改めてこの2人が影響を受けた本、どんな本なのか、
それぞれ紹介していきましょうか。
Makoto Arata
はい、ではドラッガーからいきましょうか。
小田中育生
はい、じゃあ私の方はピーター・ドラッガーの経営者の条件、
こちらもともとは1966年なので、
何年前だろう、もう60年前。
Makoto Arata
すごい。
小田中育生
と考えるとすごい、もう書籍として歓力を迎えるぐらいの、はい。
Makoto Arata
すごいな。
今ここに至るまで、本質は変わってないってことですもんね、マネジメントの。
小田中育生
おっしゃる通りですね。
そういう意味でまさに本当に名著古典と言って差し支えないかなと思うんですけど、
最初そのドラッガーの名著集を買って、
これが一冊目じゃなかったら、これをまずは手に取ってなかったんじゃないかなと思ったんですね。
なんでかっていうと、タイトルが経営者の条件。
Makoto Arata
経営者じゃない品なんですね。
小田中育生
そうそうそう。
同じようにドラッガーの書籍読んでみたときに、経営者じゃない品で周り見にする人いるかなと思うんですけど、
ここで言ってる経営者ってエグゼクティブなんですよね。
なんで上司から指示以外にも進んで行動すると。主体性を持って仕事をする人をエグゼクティブ。
経営者であると。
自分を経営してるみたいな意味合いを含んでるのかなって勝手に僕は解釈してますけど。
なんでものすごーく噛み砕いて言うと、できる人を指してるので、
本省をものすごーくタイトル噛み砕くと、できる人の条件を捉えてもいいかなぐらいには。
なんでちょっともっとよく仕事できるようになりたいなとか、もっと活躍したいなっていう人だったら、
直接マネジメントやってなくても全然得るものがあるんじゃないかなと思います。
Makoto Arata
その己の立し方みたいなのも書いてあるって感じなんですか?
小田中育生
そうそう、非常に良い話し運びをしていただいてありがとうございます。
ここはその条件ってあるぐらいなんで、その経営者、エグゼクティブある条件とは何かというのが書かれてるんですが、
ここでまず最初の目から鱗が落ちるんですけど、仕事をすることじゃねえぞと。
大事なのは仕事じゃなくて成果だって。成果をあげることが大事なんであって。
よくアウトプットじゃなくアウトカムだみたいなこと言われたりしますけど、
それを1966年、66年に言われたことが未だに言われてるんですけど、そこの成果をあげるのが大事だということが言われてますと。
なるほどー、痺れますね。
痺れるし、それは言われなくてもわかってるんだよ、それができれば苦労しないような世界ではあるんですが、
そこに必要な能力は何っていうのも明確にされてて、まずタイムマネジメントしましょうと。
成果にフォーカスしましょう。
強みを基盤に置く。
成果をあげる領域に集中し、意思決定しましょうと。
この5つ言葉にしてみると、まず時間ちゃんと管理しようね、そうだね、成果にフォーカスしようね、そうだね、
強みに基盤を置こう、うん、確かにね、成果をあげる領域に集中したほうがいい。
これもいろんなマネジメントだったりとか開発プロセスだったり、それこそプロダクトマネジメントの世界でも言われてることで。
意思決定も大事だね、なんか当たり前じゃないみたいになりかねない。
じゃあ、できます?
Makoto Arata
いや本当に、それを妨げるものがたくさんあるから難しいし、今ここに至っても読み続けられてるってことですよね。
小田中育生
そうなんです、そうなんです。
なんでその当たり前を改めて突きつけてくれるなっていうところと、
小田中育生
じゃあなぜ聞いたら当たり前だよねって思うことを僕たちはできないんだ。
Makoto Arata
うん、本当になんでなんですか?
小田中育生
そう、そこはシンプルに現時点で能力足りてまへんってこともあるんですけど、
この成果をあげるときの条件って時と場合によって変わるよねって。
なので普遍的な原理としてさっきあげたタイムマネジメント、成果へのフォーカス、強み、そして成果をあげるところに集中する、意思決定する、
一つ一つは原理としてあるんだけど、銀の段階はないので、
自分の強みが強みとして機能するステージからそうじゃないところにしまったり、求められる成果が変わったりとか、
外部制約としての時間軸が変わってタイムマネジメントが崩壊したりってどんどん起きちゃうので、
ある時点で有能であっても明日の無能につながる可能性はあると。
特に自分の強みは絶対のものだ、揺るがないって言って変化をしないでいると、ある日変化が起きたときに一気に無能に転じてしまう。
Makoto Arata
なので超え続ける姿勢っていうのが大事だよねっていうのが書かれてるわけです、この1966年の書籍に。
いやもう本当、すいませんでしたって気持ちになる。
小田中育生
ごめんなみたいな気持ちになる。
Makoto Arata
いやでも本当にそうで、何が成果とされるんだっけこの環境においてはっていう。
もちろん定職したらその成果の条件が変わりますよねっていうのはそれはそうなんですけど、
同じ環境、同じ会社、同じチームだったとしても、その成果、そのタイミングで一番上げると良いとされている成果が何かっていう。
実はずっと同じと限らないんですよね。
それは自分たちを取り巻く環境っていうのが常に変化しているので、
分かりやすく競合がいるようなサービス作ってますだったら競合が例えば自分たちにはない魅力を打ち出してきたときに、
それに対して自分たちがどう打って出るのかみたいな話をしないといけないですし。
なのでその変化を炙り出すために超え続ける姿勢が大事ってことですよね。
小田中育生
そうですそうです。それを端的に表しているのが第一章の成果を上げる能力が習得できるってところにある一説で、これが本当にすごい好きな一説なんですけど、
本本的な問題は組織にとって重要な意味を持つ外部の出来事が多くの場合、定性的であって定量化できないところにある。
ここはすごい痺れてる。やっぱり組織を作ってゴールを目指していく中で定量化した目標を持つってすごく大事だと思うんですよね。
大事だしていろんなところがしっかり定量化していくんだけど、一方でそれが測りすぎを引き起こしてしまったり。
Makoto Arata
別の本が出てきた。
小田中育生
よく気づきましたね。それを話せればと思いますが。
そうなんですよね。定量化できないのは無理くり定量化しようとしたり、逆にその数値達成できたら大丈夫だよねみたいな安心をしてしまうんだけど、
結構状況が変わっていたり、そもそもまだ自分たちのカゴの中にまだ閉じ込めることができていない鳥が、
外側にあるものがいいのか悪いのかとか、それの良き状態って何っていうのを定量的に最初から測ることって難しくて、
Makoto Arata
多くの場合は定性的に捉えるしかないのかなって。
小田中育生
なんでちょっとややこしい話になってきましたけど、まだ分かっていないことに対していきなり定量化に向かうんじゃなくて、
Makoto Arata
まず定性的にどうなっていたいのっていうところをしっかり解きほぐしていこうと。
小田中育生
目指すべき状態を定義するってこと?
Makoto Arata
いやさっきからいいパスしか出してないな私。
小田中育生
ありがとうございます。近代のマネジメントにおいてMBOで全部定量的な指標で追いかけましょうって難しいよねっていうところは、
OKRっていうものがアンディ・グローブが作り上げていた、彼もMBOから作っていたわけなんですけど、
定義的に表現したい、ありたい姿と、その姿に達成していることを示すキーリザルト定量的な指標で追いにしたいっていう、
素晴らしい目標管理の方法ありますけど、その原点がやっぱりここにあるっていう意味で、
自分の中でも様々な自分が大事にしている要素とか、実際マネジメントしている中で見え隠れする難しい課題とかっていうところと、
そこと向き合う武器が一冊に閉じ込められている、凝縮されているので、この経営者の条件っていうのは非常に素晴らしい本だなと思っております。
Makoto Arata
いやー素晴らしい。紹介の仕方も素晴らしい。
小田中育生
ありがとうございます。
Makoto Arata
これはね、皆さんぜひ読みたいなという気持ちになったんじゃないでしょうか。
小田中育生
そうであれば幸いでございます。
はい。
というところで、なんかもう終わりそうな空気を出してしまったけど、
森玉さんも素晴らしい本を持ってきてくれたので、ちょっと紹介をお願いします。
Makoto Arata
はい。さっきもちょっとチラッと出したシステム思考の本ですね。
ドンピシャの世界はシステムで動くって本じゃなくて、
ちゃんと戻りますよ。
はい。
学習する組織っていう本があって、私その本がすごい好きなんですけど、
おびコメントだったか推薦コメントだったかに、その学習する組織を書いたピーター宣言が、
これはいいぞっていうふうに書いてあって、書いていて、
確かそれがきっかけで手に取ったんじゃなかったかなっていうのが、なぜ人と組織は変われないのかっていう本ですと。
これ2013年に出た本なんですけど、なので古典というには若干年が浅い感じではありますが、
そもそも先進発達理論自体がすごく年数の長い学問では確かなかったかな。
間違えました。
なぜ人と組織が変われないのかっていうのも、30年ぐらい研究している権威お二人が、
アバート・キーガンとヴィシャ・ラスコヘ・レヒがまとめた本になりますっていう感じです。
これを手に取った時、なぜ人と組織が変わらないのかって思ってたんですよね。
小田中育生
はい、来る通りのこと。
Makoto Arata
もう、なんで、ドンピシャじゃんと思って。
なんですけど、実際に結構広範な内容がこの本では取り扱われているんですけど、
最初の方で話されていたことと最後の方で話されていたことをかいつまでお話しようかなと思うんですが、
まず、私はその頃全然知らなかったので、目から鱗がドバドバ出たのは、
成人なので、青年期、ティーンの頃って、いろんな知識を吸収して成長していくじゃないですか。
身体的には成長するしね、いろんなことを覚えて社会活動ができるようになっていくっていう過程で、
いろんな成長の仕方があると思うんですけど、大人になってからも成長ってできるんだよっていうことを教えてもらえて、
なんか救われた気持ちになったんですよね。
人生過ぎたらもう終わり、あとは老いるだけ、みたいな雑な感覚を持っていたので。
でも、大人になるっていうことは、なんて言うんですかね、社会に対しての攻略法をちょっとずつ身につけていくことじゃないですか、大人になっていくことって。
なので、私昔ピアノやってたんですけど、昔本当考えずに練習してたなって、大人になってからすごく反省したことがあって、
例えば、どういう練習方法を自分に対して当ててあげれば、自分が今つまずいていることに対して、より早く就熟することができるだろうかっていう、
効率化の観点みたいなのがマジで抜けてて、先生に言われたこれを無限回練習する運引けないな、みたいなのをずっとやってたので、
すごい頭悪かったなって思って、若干落ち込むみたいなのがあったりしたんですけど、
何かに対して就熟していくことって大人になってもできる。だからジムに通いだしたりするんですけど、
そういうことを教えてくれたっていうのは、個人的にはすごく救われた気持ちになったっていうのが一つあります。
大人の知性っていう言い方をするんですよね、この本では。知性はどんどん磨いていくことができるよと。
磨いた先にこういうふうに知性が変化していきますよっていうのを3段階に分けていて、
1段階目が、例えばチームの中でメンバーとしてマネージされる人を想像してもらうと分かりやすいかなと思うんですけど、
環境順応型知性っていうふうにですね、これが例えば車の運転席じゃなくて助手席に座っている人、
なので自分たちがどこに向かって車が走っているかっていうのは分かる。
でもこの車に乗っているだけで、その運転席にとって変わることっていうのはできなかったりしなかったりする選択ですね。
で、置かれる環境っていうのは車が走っていくのとも変わっていくんだけど、置かれていく、
例えば外が寒くなったら上着を着ようねとか、寒くなったら上着脱ごうねとか、
そういうふうに環境に殉納することはできるんだけど、そこで止まってしまう。
それを自分の手で環境を変えていくっていうところまでは行かないっていうのが最初の獲得知性。
で、そこから運転席に動く。自分がそっちに座り直して、自分なりに課題設定をして、それを解いていくっていうことを自律的にできるように。
これを自己主導型知性って言ってるんですね。
で、これは確かに問題を解くことを、作業者としてやるんじゃなくて、自分なりに目標を設定して、課題を設定して、それを閉じていくっていうことで、より良い結果を得ようとしていくこと。
で、あ、いいなって思ったんですけど、これで終わりではないと。
もう一個先に、これはCEOとか、先ほど郷さんが言っていた経営者。
小田中育生
エグゼクティブ。
Makoto Arata
そうですね。ブラッカーの言うエグゼクティブに近いところだと思うんですけど、役職を持っている素晴らしいとされるリーダーたちにたくさんインタビューしたら、
この2段階ではない、さらにもう一個上の段階があるっていうのが分かりましたと。
で、それが自己変容型知性っていうんです。
で、これは何かっていうと、自分自身をネタ認知することができますと。
で、自分自身のイデオロギーとか価値基準みたいなことを客観的に批判的に見て、そこに限界を感じたときに、その限界を自分で打ち破れる。
一つ前の自己主導型知性は、自分の中にあるイデオロギーに従って、その堅能を振るうことはできるんだが、それを自分で打ち破ることはできない。
それを自分で自己批判できるようになって、変わっていくっていうことができるのが、その大人の知性の第3段階、一番良い状態である。
で、一番良いって今言っちゃいましたけど、そのどの状態で仕事するのがその人にとって良いかっていうのは、みんながみんなその自己変容型知性を獲得する必要はない。
自分に合ったステージが見つかるといいねみたいな感じの書かれ方ではあるんですけど、でも成長するっていうことはそれだけいろんなことができるようになるということになる。