-
-
小田中育生
もうスパゲッティコードみたいになっちゃった組織とか、みたいなのがわかりやすいかなと思うし、
この例を積み重ねていくと、よくコンベイの法則って言われたりするじゃないですか。組織の構造がアーキテクチャの一点です。
それが、そのコンベイの法則が実際に作用してるっていう例がもう散りばめられていて、
Makoto Arata
そうですね。
小田中育生
そういうことなのねっていうのを立体的に捉えることができる、いい本だなと。
Makoto Arata
個人的に印象に残っているのが、最後の方、例、スペースフレームワークについて結構幅を取って説明されていたじゃないですか。
小田中育生
ヒコさんもスペース大好きだと思うんですけど、
Makoto Arata
実際にこういう考え方でスペースフレームワークと向き合うといいですよっていうふうに書いてはあったんですけど、
それを自組織に落とし込んだときにどうなるのか。
例えば、指標、大事な指標っていうのを一つか二つ決めて、それをモニタリングするために仕組みを整えていきましょうみたいなことが本では書かれていたんですよね。
スペースの頭文字全部を押しなべてベタっと取っていくのではなくて、今自分たちの組織にとって大事な指標っていうのをその中からピックアップして、
こういう例を使いながらモニタリングして最前につなげていきましょうみたいなことを書いてあって。
ヒコさんは自分のチームとか組織とかで運用されてますか、この辺。
小田中育生
今ゴリゴリに運用はしてないんですけど、スペースフレームワークは実はフレームワーク自体がまさにこの本に書かれてるように全部を見るんじゃなくて、
大事なところを見ろっていうふうに言ってるんですね。
私たちのチームでいうと、当然開発生産性のところ、サイクルタイムみたいなところは見ていますし、
そこがただ頻繁にデプロイしてるようじゃなくて、成果につながるところですね。
チームが目指してOKあると結びついたところでしっかり出せているかだったりとか、
ロードマップのところと結びついているかっていう、いわゆるパフォーマンスのところだったり、
結構大きく変化をしていくときってチームのエンゲージメントだったり、
みんなが不安になっちゃってちょっとウェルビングがそこなったりっていうことが起こり得るので、
そこに関してはウェルビング指標のところをウォッチしながら、
ここはいい感じだけど、ここはちょっと危ういかもね、みたいなのを見たりっていうのはやったりしてます。
スペースとメールって見てないけど、結局的にWeboxっていうエンゲージメントのツールが、
たまたま前者で導入されてるのもあって、
チームメンバーで一人そこをメインで見てくれてる方がいて、
マネージャーからエンゲージメント上げようぜって言うとあまりに意図的なものになるので、
Makoto Arata
メンバー主導でちょっと進めてもらってるんですけど、そういったこともやったりしてます。
エンゲージメントカウントを置いてるってことですか?
小田中育生
そうです。
Makoto Arata
面白いですね。
それはその人はWeboxのスコアを見ることができる?
小田中育生
できる。
Makoto Arata
みんなのエンゲージメントを上げるためにどういうことをやろうかやらないでおこうかみたいなことを考えて実行してくれる人。
小田中育生
そうですね。私に相談してくれたり、周囲のメンバー巻き込んだりして進めてくれてて、
僕から見ると非常にいい動きをしてくださってるなっていうふうに捉えてます。
そういうふうにしてスペースのところに、結果的にチームの状態で見たいことを見ると、
このスペースで表現されてるところのどれかを見ていくことにはなるんじゃないかなと。
Makoto Arata
最終的にそこに実践するよねっていう感じか。
そうです。
ありがとうございます。
ちょうどチームの健康状態をモニタリングするであったり、
それこそこの本で書かれているような内部品質を高めていくためにどういうアクションが取れるのかって、
やった方がいいことを詰め込むと忙しくて死んじゃうじゃないですか。
なので、どういうふうに注射選択していこうかなって考えていたちょうどタイミングだったので、
この本に書かれてたことすごく身に詰まされることもあれば、
これちょっとやってみようかなって思うこともあればっていう感じで、
答えの意味を増していただきましたというのがあります。
小田中育生
いいですね。
Makoto Arata
さっきもキラッとお話ししたんですけど、
この本、アンチパターンっていうのが存在してですね。
責務が分かれきってない、他のチームが持っているべき責務を自分たちが何でか持っちゃってて、
それでうまく開発の前に進まないなあであったり、
どこかしらでバリューストリングが止まってしまうであったり、
っていう弊害を引き起こしているねというみたいなパターンとか、
いろいろ紹介がされてるんですけど、個人的に結構気になったのが、
バリューストリングの合流点っていうパターンがありまして、
どういうことかっていうと、
一つのチームが複数のバリューストリングに配備されているっていうふうに書いてあるんですね。
Makoto Arata
結構いろんな人が困ってると思うんですよね。
これ、りこさんの組織で過去、経験ありますか。
小田中育生
過去、そうですね。私社会人たってまだ十数年しかたってないですけど、
死ぬほど見てきたなって。
一時的に起こってる瞬間課題なんだけど、
それで悪いことじゃないよなっていうふうに僕は思ってるんですよね。
バリューストリームが複数入り乱れてくるっていうのが、そこが価値を生み出しているから、
もっと価値出そうぜってバリューストリームが増えてきてるっていうこと。
責務が増えたり、そこに関わってくる人が増えてるっていうので、
ビジネス観点で言うと、そこは喜ばしいことだったりする。
一方でエンジニアリングの軸で言うと、放っておくと偉いことになります。
放っておくと大変だのがその通りで、
今、あらたまさんがおっしゃってる、やっぱりそこで人が増えてきたりとか、
あるそのプロダクトが持ってるユーザーに提供する価値の、
新しい価値を提供しようってところに新しい人たちが来たときに、
その人たちが既存のものを知らないから壊れちゃうみたいなのって、
まあまああるじゃないですか。
そこに対して、一時的に壊れたりとかレビューにすごい時間かかるっていうのは、
誰しも経験することなんだけど、
それってじゃあ、数年前だと一番ベストプラクティスになったのは、
マイクロサービスにしようと。切り出して即結合にしよう。
それが本当にお互いに干渉しないものなら、最適解だと思うんですよね。
問題が起きたときにまずは切り離すことができるかっていうのを考えるのも大事だし、
一方で、価値が連動してて切り離せないものもあったりするじゃないですか。
Makoto Arata
ありますな。
小田中育生
ソフトウェアエンジニアとしてはまずきれいに即結合にすることを考えるんだけど、
とはいえここって連動してるからこそユーザー体験につながってるんだよ。
ありますあります。
そういったものは無理に切り離すと、
今度切り離されてチーム分かれてるけど事実上同期取らなきゃいけないっていう意味で、
逆にオーバーヘッド増えたりするんですよね。
ってなると、レビューのタイミングだったりで問題が起きてるときに、
それが何が問題なのか。
さっき新玉さんおっしゃってたドメイン知識が足りないことが課題だとしたら、
じゃあドメイン知識が足りてる状態だとそこで独立してレビューできますなら、
じゃあその人たちが独立してレビューできるように
ドメインナレッジを貯めるっていうことに焦点を当てたレビューイングをしていくっていうと、
そこに対して、この例えば3ヶ月でこういった判断ができるようになったら、
渡せるよねみたいな、定制的にどうしようもないと思うんですけど、
そういった目標を持って、そういうふうにして少し分けていくだったり、
一方でやっぱりモジュールA、モジュールBあります。
そこのAでアウトプットされたものがBの入力元になってるなら、
AのアウトプットどうなってるかってBは常に関心ごとじゃないですか。
そういう影響を与え得るものは何かっていうのを特定して、
それの時はちゃんとレビューしましょうだったりとか、レビュー自体にも目標、
常にフルスペックでレビューかけちゃうと確かに大変だし、
それこそバリューストリームアルファとベータがあります。
バリューストリームアルファチームは開発チーム含め、
今生み出そうとしているバリューに対しての顧客インパクトを理解し、
やるべきだと思ってる時に、それを知らないベータの方に関わってる人たちが、
見てわからないからって、これってそもそもビジネス的にどんな意味あるんでしたっけの説明から始めると、
すごく時間かかっちゃう。時間かかっちゃうし、
そのバリューストリームベータの人たちのレビューで見てほしいところって、
ビジネス価値の検証何でしたっけっていうところは取るべきポイントで、
何で見てもらうのかなっていうところで、例えば何か予期しない不正語が起きてないかとか、
そういうレビューの意味を明確にして切り離していく。
そういう何でこれやってるんでしたっけって一個一個のアクションを問いながら、
バリューストリームマッピングのアップデートみたいなのを仕掛けていくと、
だんだん良い方向には倒れていくから。で、一時的にその状態になるのは、
だいぶ話戻りますけど、これまでの自分の経験から言うと、プロダクトやビジネスが伸びていく中で、
バリューストリームが混戦するのは全然起こり得ますと。
で、一時的にそうなったのはビジネス伸びてることだから、
まずはいいねって捉えてあげるといいんじゃないのっていうところと、
長い間混戦した状態を保つとすごい開発しづらい、企画しづらいになるので、
それはマイクロサービスにするなり、レビューのルールを決めるなり、
解きほぐす方法は模索しようっていうのが一ついいんじゃないか。
なんでこのアンチパターンへの向き合い方として、
ここの本で書かれてるアンチパターンになったらダメだよーではなくて、