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このラジオは、私たちが日常生活で、
これって興味深いなぁと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、くみちゃん、今日のテーマは?
何を見て何を聞いているかには違いがあるなぁって思ったお話をしようと思います。
何を見て何を聞いているかの違い。
私、いろんなところでね、講義をしたりするんですけれども、
私が同じ、たとえば、いろんな人がいて、
同じものを見ても、見てる視点がちょっと人とは違うのかなぁって感じたことが、
結構あるなぁと思った話なんですけどね。
先日、たまたま保育園の先生に出会って、
自分が子どもが通ってた保育園の先生、
もう卒園して5年とかになるんですけど、
久しぶりに会って、立ち話をしてね、
いやぁ、私も今、保育の講義とかいろいろしてるんだけれども、
いろんな人に話をしたら、
なんか、藤井さんが言ってた縁はすごいって言われるんですよ。
そんなことやってくれる縁ないよって、よく言われるんですっていう話をしてね、
いやいや、そんな実際どんなそんな感じたはたんって、
保育士さんに聞かれて、
2歳クラスの時に何々先生がお迎えに行ったら、
こんなことを子どもにやってくれていて、
いやすごいなぁと思ったんですとか、
その時に、アレルギーがあるから違うおやつ食べてんねんで、
何々ちゃんもアレルギーがあるから牛乳じゃなくてお茶飲んでんねんでって、
3歳クラスの時に、そのクラスの子が私に教えてくれたんです。
その時に、そのクラスの子が私に教えてくれたことがあってね、
いやー、それってすごいなぁと思って、
何で3歳でそんなことできるんだろうっていうようなことから、
いまいろんな保育関連の講義をするときに、
いまそういう話をしたりしてるんですって、
いくつかの自分のエピソードを保育士さんに話したんですよ。
昔の担任の先生ですよね。
そしたら、そんな言ってくれる人いないですよって言われたんですよ。
私にとっては、すごく衝撃というか、
すごいこんなことしてくれるんだとか、
どうやって教えたらこうなるのかなって思ったこと。
あとはね、スプーンとかお箸の持ち方みたいなものも、
クラスだよりに書いていてね、どんなふうに持てるようになっていきますって。
うちのお箸そろそろ持たした方がいいですかねって、
2、3歳のクラスやったかな、担任の先生にお迎えのときに相談したら、
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いやまだスプーンが今上手にトレーニングしてるところやから、
今むしろ家でお箸持たしたら本人が混乱すると、
縁ではスプーンでいいよ言われてるのでね、
家でお箸に挑戦したらわからなくなるから、
お箸やりだしたらおうちでもやってくださいって言いますから、
それまではやらなくていいですよとか、
そういうことを言ってくれた記憶がすごくたくさんあって、
いやーすごいなって感じて、そんな話いろんな人にしてるんですって言ったら、
どんな普通の人気使えへんよみたいなこと言われたの、
もっともっと言ってとか言われてね。
でもその場面で私じゃない他の人も見てるわけだけども、
たぶん見てないんでしょうね。
日常の中で流れてる。
だから子育て中とか子育て終わって保育の学びをされてる、
私よりも人生経験長い方とかと話しても、
いやー私の子供の縁はそんなんやってくれてへんとかね、
そんな知らないとかって結構言われて、
すごい私の言った縁が神みたいな扱いを受けるんだけど、
正直すごくいい縁ではあったんですけど、
でもたぶん見てないんちゃうんかな、
やってくれててもっていうのをすごく感じたんですね。
だから特殊なのかもしれないけど、
やってもらって当たり前じゃなくて、
どうやってこうなっていくんだろうなみたいな視点、
どうしても私も教育畑の人間だっていうのもあるけれども、
そういう視点で見ると、
世の中って結構いろいろ見えてくることが多いなって思うことがあるなという、
そういうお話です。
ちょっとわからなかったのが、スプーンの話は同じだったんですよ。
刺さるポイントがね。
私もすごく感動して、
一人一人のスプーンの持ち方の深度をスタッフ同士で共有して、
この子はまだやからスプーン、
この子はいけるからお箸の今練習中みたいなのがされてるわけだったんで、
それはすごいなと思ったっていうのは、
たぶん同じ感じやったなって思うんですけど、
その前の3歳児の牛乳アレルギーやからお茶飲んでるねっていう子供が言ってたっていう、
そこはどういう感じやったんですか、
すごいって思ったところ。
3歳の子がアレルギーわかるんだっていうところと、
保育の中で先生どうやってこれ子供に教えてるんやろっていうようなところ。
そうか、3歳でアレルギーやからこれ飲みとか、
なんでこれ飲めへんのみたいなんじゃなくって、
ちゃんと理解をして飲んではいけないっていうのを。
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そうそうそう。
だから何々ちゃんは牛乳じゃなくてお茶飲んでんねんで、
今日のお菓子は何々くんは違うのを食べてるのはアレルギーやからやで、
とかいうのを周りの子が教えてくれたんですよ。
そうなんや。
で、先生どうやったら3歳にそんなことを教えられるんやろっていうふうに、
私はその場ではって思うわけなんだけど、
例えばそれはアレルギーの一面だけど、
そういうふうに私は何か起こったり見たり聞いたりしたときに、
なんかすごい疑問がわきやすいというか、
これは何があってどうなってこうなったんだろうっていうことが、
なんか知りたくなる性格なんやろなっていうのをすごく思うんですけど、
それをなんか一個一個理解したり気づいていくと、
エピソードって山ほど増えるし、
保育の現場であれば感謝しかない。
こんなこともやってくれて、こんなこともやってくれてではなるなっていうのがすごくあって、
見てないんかみんなって思ったっていう感じですね。
私もなんかね、子どもを保育園に入れているときはすごく感動することがいっぱいあって、
もう本当にこんなことまでやってくれるんや、プロはすごいなと思って、
もし仕事を辞めたら保育園を利用できひんようになるから、
絶対仕事を続けようと思って、挨拶とかもすごくきっちりやってくれはるし、
そうそう、思い出したのは、保育園にお迎えに行ったら必ず担任の先生が、
なになにちゃん、今日はこんな遊びをして、こんなふうにお友達に言葉をかけてくれたんですよとか言ってくれるじゃないですか。
それってすごいなと思って、すごくそういうのを楽しみに、
先生との会話を楽しみにしてて、そういうふうに言ってもらうことで、
この保育園をちゃんと見てくれてるっていう安心感があったので、
そのとき施設で働いてたから、施設の利用者さんの家族さんが洗濯物を持ってきたりして会うときに、
なになにさんこんにちはって言って、今日はなになにさんご飯をこんなふうに食べてもらってて、
すごくおいしいって言ってくださったんですとか言って、声をかけるようにしてたなっていうのを思い出しました。
やっぱりね、たやさんと私はよく似てるんやなと思いますけど、
でもね、そういうのってすごく目に見えないところほど知りたいところじゃないですか。
介護の世界で施設に入って、おじいちゃんおばあちゃんの様子分からないもそうだし、
保育園、幼稚園に行ってる間、子供の様子、親は分からないって全く同じだからこそ、
そこにいる人にちょっとお話が聞けると安心できたりしますよね。
短大とかでね、教えている中でそういう話をするんですよ。
例えば、給食のときにちょっと苦手なものを食べれたよとか、
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いつも残しがちだけど今日は食べれたよとか、
今日はこんな声かけしてお友達がすごく喜んでましたよとか、困ってる子を助けてあげましたよとか、
その親が絶対家庭の中で母と子、父と子ではない、知らない第三者との関わりか、
自分が頑張ってやったことみたいなことをタラッと言ってくれると、
親ってめっちゃ嬉しいんやでっていう話を、栄養士視点じゃなくて、
母親視点、親っていう視点で学生に話すとね、そこを捉えてくれる子もやっぱり結構いて、
そっか、そんなふうに親は思うんやったら、私もそういうのをちょっと意識したいなって思いましたとか、
言ってくれる、まさにたいさんの感覚と同じだと思うんですけど、
やっぱりね、そういう専門家、だから私も思ったのは、
栄養士という視点から見るから、いろんなことが不思議に思えたんだと思うんですけど、
保育士さんだったら保育士さんみたいな、そういう人が見てる視点のことを教えてもらえたりすることを、
自分の中で流さずに、こうなんだっていろんな、それはたまたま今、
今日エピソード話したのは保育士とかそういう子育てのお話でしたけど、
世の中で新聞見てもそうだし、街中歩いてて気づいたこととか全く一緒なんですけど、
そういうのをただ見る、見えるじゃなくて見るとか、ただ聞こえるんじゃなくて聞いてみると、
脳の中でいっかいろいろ考えるとね、いろんな過去とつなげたりすることもできて、
すごくなんか、そういうふうに自分で考えてみるって大事やなって思うんですね。
そんなことがありました。
はい、ありがとうございます。
今日はお子さんを担当してくれた保育士さんと出会ったことから、
何を見て何を聞いているかの違いについて、ちょっと考えを深めてもらいました。
自分たちが同じようなところをキャッチするっていうところは共通点があったけれども、
聞いている人の中にはそんなことは考えなかったけど、
私たちが考えないことをキャッチして深めているっていう方もいらっしゃると思うので、
自分の中の入ってきた情報を流さずに考えてみる機会を取ってもらうのもいいんじゃないかなって思いました。
ではまた。