1. あみをほどく
  2. #07-1【教育関連法】変わった..
2025-12-28 48:57

#07-1【教育関連法】変わったような変わってないような。教育基本法

明治教育勅令、戦後の教育基本法、80年代の改革、2006年版教育基本法

サマリー

教育関連法についての議論が展開されており、日本の教育基本法の歴史や内容に焦点が当てられています。教育基本法の変遷や戦前の教育に続く影響についても言及されており、教育が社会に与える影響が語られています。教育基本法の改正に関する議論では、昭和22年から続く教育法の内容とその目的が紹介され、特に教育が個人の尊厳や文化の創造、社会の形成者として果たす役割が強調されています。愛国心教育や家庭教育の重要性についても強調され、教育施策の変化や学校のマネジメントについての考察が行われています。日本の教育制度における問題意識や義務教育の実態について深く掘り下げ、教育のあり方に関する考察が行われています。

教育関連法の背景
スピーカー 2
この番組は、法律ってなんでこうなっているんだろうという疑問を、日本国憲法の三大原則に鳥肌が立って法学部に入ったなあちゃんと、
法律は専門外だけど、ルールが、社会をどう形作るかについて監視を持つ本が探ります。
本です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
なあちゃんです。よろしくお願いします。
スピーカー 2
早速本編入るか。
本編入るか。今回は、教育関連の法律ですね。
スピーカー 1
なんで教育関連の法律にしようかと思ったかは、
そうか、違憲立法審査権を実はこれの前にやっていて、
スピーカー 2
なんだっけ?違憲じゃないの?教科書検定っていいの?
教科書検定って違憲じゃないの?っていう話が出たんだよね。
これなんでできんの?っていうのがきっかけで調べ始めたら、深かった。広かった。深くて広かった。
スピーカー 1
深かったね。
スピーカー 2
意外と教育基本法がこの後出てくるけど、あれが長いんだよね。
変わってない法律の一つだよね。一回変わったけど、そこまでが50年ぐらい変わってなかったっていう。
スピーカー 1
憲法に続くんじゃないかっていうぐらい改正のない法律。
スピーカー 2
意外とね。
これから話はするけど、調べていろいろ見てみて、なあちゃん今何を思いました?
スピーカー 1
調べて感じたことはですね。
調べて感じたことを今思い起こしているのではないかしらね。
大体ですね、収録をする2週間前くらいから読んで、1週間前に読み終わり、記憶がまっさらな状態になって収録を始めるんですよね。
スピーカー 2
分かる分かる。1週間前に調べ終わるんだよね。
スピーカー 1
読み切るっていうか、資料を読み切るっていう感じなんですけど。
スピーカー 2
でもね、いろいろ細かく決めていて、教科書検定も、教科書を作って子どもたちに届くまで4年かかってるみたいなことが分かり、
スピーカー 1
現代社会の教科書とかも追いついてなくない?みたいなことを思って。
そんなに厳格にやっていってついていけるのかな?みたいなことを思ったり。
でもそれがバイブルとして学校教育で使われているっていうことがあって、
スピーカー 2
知ってました?みたいな。知ってました?そんな感じなんですよ。っていう驚きですかね。
なるほどね。あるある、それは4年かと思ったけど、4年がね、私意外と短いかなって思った。
確かに今のには追いつかないよ。追いつかないけど。
この昭和のその、できた頃から4年でやってたらすげーなって思って。
本当早くしていかなきゃいけないんでしょうけど。
あれですね、どっちかというと、2話目で教育関係の他の世界と比較もするけど、
教育の中身って人間が作ってるよねっていうのがすごい。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
いろんな平等性とか公平性やら、今後も教育していかなきゃいけないよね、みたいな論がところどころ出るけど、
教育の法的変遷
スピーカー 2
その教育の家作ってるのは人間だからなーとか思う感じですね。
ある人間が、一人じゃないけど、ある人たちが比較的自分にちょっと都合がいい人格を作りに行くよなとは思った。
スピーカー 1
そうだね。たぶん後で触れる、教育基本法とかの一条とか。
スピーカー 2
あるある。
スピーカー 1
すごいことを書いていらっしゃるみたい。
スピーカー 2
頑張って公平性を担保しようとしているから、歯止めはかかってないわけではないんだけど、
一定やっぱ都合がいい人間を作り上げようとするなとは。
それは消せないよなと思った。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
感じでしたね。見ていってね。
そうだね。
理想の人間像っていうのを最初に立てるんだよね、たぶんどこも。
スピーカー 1
それがどうしても、今の社会とか今のその国の世界にあった形にはならざるを得ないんだよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
ならざるを得ない。
各国比較とか、でも歴史上の教育直後からの今の教育基本法の流れとかでもよく感じがする。
スピーカー 2
時代によって、国によってで。
そこからすごい外れた人間を作ればいいのかっていうと違うからね。
そうね。
何でも暴力で解決する人を作りましょうとはならないから。
その年そのところの、そのタイミングのその場所の倫理観みたいなものが色濃く反映されてしまう。
その倫理観も決して一定のものではないから、本来は今とは違うけどみたいな話が続くんでしょうね。
はい。
というわけで最初は、その1話目はこの日本の教育法の歴史、いきましょうか。
スピーカー 1
いきましょうか。
スピーカー 2
と言ってもね、法律できてるの明治時代だから、それより前の教育法はないんですけど。
それより前なんだ、なんだ、寺子屋で多分読み書きその番頑張ってるぐらいですね。
スピーカー 1
頑張ってるでしょうね。
でも自由に、藩ごとにとか。
そうそう、藩の理想を、藩ごとに大学とかあるからね。
スピーカー 2
やっていたのが日本で一国統一しましょうで、明治ですね。
でも教育着語出たの明治23年だからさすがにそこまでも手一杯やったんでしょうね。
そりゃそうかと思ったけど。
スピーカー 1
ほんとだ、23年。
スピーカー 2
ここから法律としては始まるって感じかな、日本の教育法はね。
はい、というわけで教育直後なので、法律では正確にはない。
天皇がこういった人材を人になってくださいっていうことが書いてあるやつですね。
すごい、お言葉、天皇のお言葉。
天皇が臣民に直接加持するお言葉を直後という、その形で教育直後なんで。
スピーカー 1
天皇がその時の国民イコール臣民ですけど、自分の中に皇后になりなさいっていう道徳的規範として。
教育直後は大日本国憲法や諸賞の法律の運用を事実上超越する国家の最高道徳規範使いっていうのは天皇の直接のお言葉だから、
スピーカー 2
法律とかは一応ある国会を通して。
スピーカー 1
ルールだからあれは。
スピーカー 2
だけどそんなのではなくっていうことね。最高道徳規範っていう扱いは。
秩序的な位置にいる人が、行なりなさいっていう指導をするっていう感じですよね。
スピーカー 1
なるほどね。はい、面白い。すごい。
お前たち臣民はっていう。
スピーカー 2
そう書かないといけないんでしょうね。お前たち臣民はって書かないといけないっていう。
多分そういう文章ルールみたいなとこだと思うけど。
言っても15、6行なんだよね、多分。
言葉だからね。その中に12の特目が含まれますよと。
あれかな。何て言うんだっけ、こういうの。
道教じゃなくて。
スピーカー 1
ああ、儒教。
スピーカー 2
儒教ですね。儒教精神ですよね、多分ね。
スピーカー 1
親兄弟みたいなね。
親兄弟。
スピーカー 2
あとは、夫婦前和し夫婦互いに仲良くつまじく。
ここの別に男尊女卑は書いてないんだよね、意外と。
スピーカー 1
協力し合ってね、みたいなね。
友達を信じ合って。
スピーカー 2
あれはいいことというか。
道徳的なこと。今もつながるような道徳的なこと。
夫婦から始まる順序とか言われるといいの?みたいな始まりになりそうですけど。
1個1個言ってる12個はそんなに。
スピーカー 1
11個はね。
スピーカー 2
11個は今あってもまあまあ。
スピーカー 1
クラス目標とか言ったりする感じだね。
スピーカー 2
なりそなりそ広く社会のためになる仕事に励みましょうとかね。
法令を守り秩序に
たっといましょう。
たっといましょうみたいな意味なのかな。
法令遵守しましょうねみたいなこと言ってるだけだから。
そうですね。上から12個ぐらいはあるんですが。
たぶんここの中で一番天皇の世界だったなっていうのが一番下段ですね。
一旦官給あれば義勇好に奉仕。
もって天上無給の幸運を扶慮すべし。
スピーカー 1
幸運扶慮って何か読みたいんだけど。
スメラギなのかな。天皇の能の地の幸運ですね。
国のために力を尽くして永遠の天皇の国を支えましょうと。
天皇主権ですからね。
スピーカー 2
これが戦前でした。
そんなに主権のとこだけが違っただけであって。
そこまで違和感のあることは書かれてない。直後。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
なのでこれがあったよというところで戦後。
当然だけど戦後なんで天皇主権を除いた。
天皇主権除くと今度直後っていうものは意味なくなっちゃうから。
教育制度の現状
スピーカー 2
法律にしましょうってなるんでね。
教育基本法っていうのが立ちますと。
教育基本法を立たせた前後ぐらいに直後廃止しますっていうのが出てましたね。
スピーカー 1
なるほどね。ちゃんと廃止って言ってるんですね。
スピーカー 2
そうそうそう。
直後廃止の。
スピーカー 1
直後廃止。手書き?
スピーカー 2
教育基本法が出されるじゃないですか。
そうするとその手前に天皇がそれに署名してね。
スピーカー 1
本当だ。交付せしめるって。ちゃんと名前書いてるって。
スピーカー 2
清水機関の軸を経て、帝国議会は共産を経た教育基本法を再可し、ここにこれを交付すると。
確か交付はまだ天皇の仕事なんだよね。
そうそう。交付はね。
スピーカー 1
いまだにその多分解決してないから天皇の仕事なんでね。
スピーカー 2
で、その後ろに教育基本法が法律第25号さ。
して乗るという感じでした。
1947年。
スピーカー 1
3月31日に交付施行ってことは翌年の4月から始めなきゃいけなかったってことだよね。
3月に交付施行してて、次の学年に間に合わせたくてももうすぐやっちゃうみたいな。
発表もするし、もう始めるしみたいな。
スピーカー 2
日本国憲法5月に施行だから。
スピーカー 1
日本国憲法間違わないから。
スピーカー 2
間違わないっていう感じで出たのが教育基本法。
来ちゃう来ちゃうって。
スピーカー 1
なんでしょう。
スピーカー 2
確か戦後すぐの教科書とかってすごい黒塗りとかで始まったっていうもんね。
スピーカー 1
黒塗り、そうだそうだ。
それは間に合わんよなっていう感じの。
スピーカー 2
何を学ぶんだろうみたいな教科書ね。
すごいのは1947年に作られて、改正されたのが2006年なんだよね。
すごいじゃん。
ほぼほぼ、何歳坂ぐらいしか私もないから、
この47年の法律で我々は教育を受けたってことだよね。
スピーカー 1
そうだそうだ。戦後すぐの子も、現代を生きる私たち2人も同じ法律に基づいて。
スピーカー 2
2006年、私たぶん大学卒業するかしないかぐらいかな。
いや違う、してるな。社会人になってんな。
スピーカー 1
2002改正ね。これ愛国心教育。愛国心の話がすごいテレビで取り上げられてた。
スピーカー 2
それまではずっと戦後の教育制度のまま育ってきた大人たちが今もいるという感じですよ。
教育基本法の目的
スピーカー 2
教育法を見ましょうか。
教育。
昭和22年の教育基本法ですね。
昭和22年の第1回目から1条はこれですよ。
スピーカー 1
前文は大したあれかな。教育していかなきゃいけないってことが書いてあるだけかな。
スピーカー 2
教育基本法。
我らは個人の尊厳をもじ、真理と平和を寄与する人間の生き継いを期するとともに、
普遍的にしても、しかも個性豊かな文化の創造を目指す教育を普及徹底しなければならない。文化入ってる文化。
文化入ってるね。入れたかったからね。
民主的で文化的な国家建設って書いてあるね。前文にね。
この最初の三大原則の文化国家っていうのがまだ残ってますね。47年だから。
そうだね。
教育基本法22年の末は11条しかないのでね。
詳細は決められてるわけじゃなくて、目的方針、機械均等、平等にやりましょうってことですね。
義務教育、男女教学、ここもだから平等にっていうところでしょうね。
学校教育、社会教育、政治教育、宗教教育、教育行政みたいな感じがあるんですね。
スピーカー 1
これは文部科学省さんがちゃんと残してますね。
スピーカー 2
そうなんですね。文部科学省さんは結構ね。
教育基本法資料室っていうのがホームページで載っております。
今も実は変わってないこの昭和22年の第1条がすごいこと書いてあるんですよね。教育の目的。
教育は人格の完成を目指し、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっ飛び、勤労の等責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。
スピーカー 1
勤労も入ってるよ。
スピーカー 2
勤労も入ってるね。
勤労は権利じゃなくて義務で入ってるね。勤労と責任を重んじって書いてあるからね。
スピーカー 1
重んじろう。
しろと。
スピーカー 2
結局これなんだよね。平和的な国家っていうのは日本の理想でもあるけど、社会の形成者として教育しますっていうのがどうしても核国でしょうね。
教育法の目的になってくるんだよね。
スピーカー 1
個性を豊かにしたいとか個人の価値をたっ飛びたいっていうのもあるけど、そこも含めてそういった社会の形成者として教育しましょうっていうのがありますよね。
スピーカー 2
一番最初のワードですよ。すごいの目指してるなと思うけど、人格の完成を目指す。
スピーカー 1
人格の完成ってすごいよね。
スピーカー 2
すごいね。今の今まで完成していいのかしらと。
スピーカー 1
人格の完成について書かれてた気がしないけれど、教科書に。
スピーカー 2
目指してたんですね。
目指して完成するかどうかまでは別ですからね。
スピーカー 1
目指すんです。
スピーカー 2
これ作った人もきっと別に自分が人格を完成してるとは思ってないでしょうからね。
スピーカー 1
そうだね、みんなでね。
スピーカー 2
みんなで人格を良くしていきましょうっていう、いいとこに持っていきましょうっていう感覚なんでしょうね。
スピーカー 1
人格すごいね。
スピーカー 2
完成するものなのか、人格っていうのは。
スピーカー 1
スキルとかじゃないんだよね。人格なのか。
スピーカー 2
そう、スキルじゃないんだよね。能力じゃないんだよね、ここのまた。
だから能力主義ではないんだよね、このタイミングでは。
スピーカー 1
社会の形成者として生きていける人にしましょうねっていう感覚なんだと。
器も広げていくみたいな。
登っていくっていうよりも、登っていくより広げるみたいな感じがする。
そんな第一条。
スピーカー 2
はい、そんな第一条。
教育機会均等の重要性
スピーカー 1
第二条がたぶん次の回戦の時に話題になるけど、そこ以外は割と今も通じるのが書いてあるんだよね。
スピーカー 2
教育機械の均等。ここも日本国権法とほぼほぼ似てるのは、人種、信条、性別、社会、身分、経済的地位、または問題によって教育上差別されない。
スピーカー 1
経済的利用によって修学困難なものに対して、奨学の方法を講じなければならない。これで奨学金ができるんでしょうね。
なるほどね。
でも手前に能力があるにもかかわらず、そういう人には講じなければならないって書いてあるから、一定資金があるのはここも根拠があるんでしょうね。
そうですね。
スピーカー 2
で、義務教育。無償って日本国権法でも歌ってるんだけど、義務教育については授業料を徴収しない。
スピーカー 1
本当だ。ちゃんと書いてある。
スピーカー 2
9年の普通教育。小学校6年と中学校3年。
あと男女教学を認めなければならない。
しなければならないじゃないんだな。教養しなければならない。
そうですね。
学校教育とはこういうものですよとか、社会教育も一応この場で書いてますね。
国及び自治体によって奨励されなければならない。
ここに何?図書館、博物館、公民館等の施設の設置。
学校の設置の利用、学校施設の利用、その他適当な方法によって実現に努めなければならない。
スピーカー 1
図書館、博物館とかそうなんだ。ここに出てくるんだ。公民館。
スピーカー 2
社会教育のための施設だからね。
スピーカー 1
そういうことね、公民館。確かにいろんなカルチャースクールとかやってるもんね。
スピーカー 2
村役場じゃないってことだよ。村の人たちが集まって会議する場じゃないってことだよね。
スピーカー 1
そうなんだね。どうだったんだね。
スピーカー 2
政治教育、宗教教育はどっちかに偏らないように、特定の政党を支持し、またこれに反対する政治教育、その他政治活動をしてはならない。
宗教も特定の宗教のための宗教教育、その他宗教的活動をしてはならない。
キリスト系とか仏教系の学校は基本、公教育ではないですね。私立ってことだよね。
国及び地方自治、地方公共団体が設置する学校は宗教活動してはならない。
あとは教育行政は頑張ってねって書いてある。
教育改革の試み
スピーカー 2
この目的のために頑張りましょうって書いてあります。
教育基本法があり、これが48年ぐらい続きましたと。
おめでとう。
このぐらいの荒さの話だったら反論することもなく48年続くってことだよね。
スピーカー 1
基本方針だもんね。別にあまり突っ込む余地もなく。
スピーカー 2
それすらも変えようとした動きが2回ぐらいある。
1回目が1980年代の朝鮮が始まりました。
中曽根首相時代ですね。
多分いろんな功績を残したかったんだろうなと思うんですけど、戦後政治の総決算でいろいろ変えたかったんですよ。
スピーカー 1
うちの一つが教育改革。
スピーカー 2
結構すごくて、学習塾も私立学校として認めようっていう。
スピーカー 1
でも今っぽいですね。自由過論。
スピーカー 2
自由過論派が多分中曽根さんの派閥だったと思うんだけど、
それと文部科学省や自民党の現場派がやりすぎだって言って、
内部対立をし、教育基本法の改正には至らなかった。
個性の重視育成というスローガンだけ挙げておりましたよって書いてますね。
スピーカー 1
個性の重視ってこの辺りから来てるワードなのかな。
スピーカー 2
個性も豊かにって書いてあるから、そんなにもともとの教育基本法と変わりはしないんだけど、
そこを個性豊かな文化創造と書いてるからね、元から前文に。
そんなに変わりはしないけど、スローガンでそこ重視しましょうよで終わったみたいですね。
うん。
スピーカー 1
1回目の挑戦ね。
スピーカー 2
2回目の挑戦が20年経った、2000年代ですと。
スピーカー 1
おぶちさん。
スピーカー 2
おぶちさん、平成を持ったおぶちさん。
基本法には障害教育や地域教育、家庭教育などの視点がはめ込まれてない。
社会教育と呼ばれてたんですよね。
スピーカー 1
はい、そうか。
スピーカー 2
で、なんでこれは何とかすべきではないか。
この時期の文部科学省、文科省大臣、中曽根さんの息子。
スピーカー 1
あ、なるほど。こういうこと。親子で。
スピーカー 2
親子で改正を目指して、教育基本を始めて、中央審議会の正式な議論の対象となったと。
スピーカー 1
ほうほうほう。はい。
スピーカー 2
で、その後森さん、森吉郎と言うんだっけこの人。
そう。
首相が、教育改革国民会議を設置。
うん。
これはさっき言った文科省とか自民党の現場派とは切り離された私的諮問機関。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
森さん直下ってやつですね。
スピーカー 1
そうなんだね。
スピーカー 2
国民、教育改革国民会議というのを設置して、教育を変える17の提案っていうのを出しました。
スピーカー 1
えー、すごいじゃん。17個も。
スピーカー 2
17個も。
日本、3つに大きく分かれていて、人間性豊かな日本人を育成する。
おお、いいね。
って書いてあるんだけどさ、結構さ、結構あれだよ、なかなか。
お?って思いましたけど、教育の原点は家庭である。
スピーカー 1
学校は道徳を教えることをためらわない。
スピーカー 2
奉仕活動を全員が行うようにする。
スピーカー 1
奉仕活動。
スピーカー 2
問題を起こす子供への教育を曖昧にしない。
スピーカー 1
問題を起こす子供。
スピーカー 2
有害情報等から子供を守る。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
ことによって人間性豊かな日本人を育成するって書いてあるんだけど、
どっちかっていうと保守的なことを書いてあると思って、私今見ましたけどね。
スピーカー 1
その次はすごいね。
一人一人の才能を伸ばし、創造性に伴う人間を育成する。
スピーカー 2
一律主義を改め、個性を伸ばす教育システムを導入する。
記憶力延長を改め、大学入試を多様化する。
栄養入試がここら辺に入ってくるんだ。
スピーカー 1
はいはいはい。
いやでも、それぐらいだったってことだね。
今もそんなに多様化してるのかな。
スピーカー 2
知ってんじゃない?推薦とか栄養とか。栄養の割合は増えたよね。
スピーカー 1
増えた。そこが増えていくってことね。
スピーカー 2
リーダー養成のため、大学大学院の教育研究機関を強化する。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
あー、危ないな。常に努力してる感はあるかなって。
大学にふさわしい学習を促すシステムを導入する。
職業間、勤労間を育む教育を推進する。
スピーカー 1
あー。はいはいはい。
小中高あたりに職場見学やキャリア教育が入ってきたぐらいですね。ここら辺ね。
なるほど。
スピーカー 2
これは確かに一人一人の才能を伸ばし、創造性に富む人間を育成するために何かしようとする感じはある。
スピーカー 1
いいね。
スピーカー 2
新しい時代に新しい学校づくりを。
広いね。
教育基本法の概要
スピーカー 2
広いね。でもこれはまずできてないんだろうな。教師の意欲や努力が報われ評価される体制を作る。
スピーカー 1
あー。
どうですかって感じですね。
スピーカー 2
まだなんじゃないですかね、これはね。
地域の信頼に応える学校づくりを進める。
スピーカー 1
あー。これ頑張ってる感じするな。
地域作りだったな。
スピーカー 2
学校や教育委員会に組織マネージメントの発想を取り入れる。
スピーカー 1
え、そうなんだ。
スピーカー 2
うーん、でもこれもなかなか道半ばな気がするけどね。
授業の子供の立場に立った分かりやすく効率化的なものにする。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
今更かいっていう。
それは常にじゃなかろうかっていうかね。
あれ、ここまで。
今までも頑張ってたと思うよ、それまでも。
スピーカー 1
実験やったりね。あ、まあいいよ。
スピーカー 2
で、新しいタイプの学校。
コミュニティスクールですね。の設置を促進する。
スピーカー 1
あ、もう新しい時代の新しい学校づくりかもね。
スピーカー 2
ね。
あ、もうあとはもう一個スローガンだ。
教育振興基本計画と教育基本法。
教育施策の総合的推進のための教育振興基本計画を新しい時代にふさわしい教育基本法を。
なんかスローガンみたいなやつか、これは。
スピーカー 1
塾子だった。
スピーカー 2
塾子だった。
17の星は上か。上のやっぱここら辺ですね。
はいはいはい。
といった教育基本法を改正しないかと。
一番最初の豊かな日本人像がかなりなんか、
わりかし有害情報から子供を守るとか、問題を起こす子供への教育を合間にしないとか。
法子活動をするとか。
なんかやや、ややちょっと偏ってる気がしますけどね。
スピーカー 1
14年代ですか、なんか子供がキレるとかそういうのが話題になってた時期ですか?
家庭教育と教育機会の重要性
スピーカー 2
かな?そうだね。あと少年犯罪とかしちゃった時期かな。
スピーカー 1
少年法の話であったりとかも熱かったよな、時代、時期。
スピーカー 2
そんな感じがするね。
スピーカー 1
守る子供っていうのがすごい言い方だなと思うけど、きっとそういうのを当たって。
柵原殺人とかあったやつじゃないかな。
これから数年後だと思うの、これ多分。
社会的にもその機運が上がってくる?今までのどうだったんだろうみたいな。
もっと昔厳しかったみたいな。
スピーカー 2
あるあるある。あと学級崩壊とかが。
スピーカー 1
学級崩壊。
スピーカー 2
そうですね。キレる子供学級崩壊で少年犯罪みたいなのがあった後ですね。
多分完全に私の世代だな、これ。
スピーカー 1
でもすごい、そこで教育の原点を兼ねてる。
無茶言うなって思いましたけどね。
スピーカー 2
自由っていうところに行きすぎて、学校道徳を教えていいのかみたいな話が見直されたんでしょうね。
学校は道徳を知ることをためらわない。
いいんだよ。
2000年にこれが出され、実際結果変わったのは2006年です。
今の教育基本法。
戦後の教育基本法は変わらず、59年後にやっと変更となりました。
ここで一番話題になったのは愛国心教育ですね。
教育の目標が第2条になって、
我が国と共同愛する態度を養う及び公共の精神が追加されたと。
スピーカー 1
我が国と共同愛する態度って物語みたいな文章ですね。
スピーカー 2
情緒的?
教育の目標が2つに分かれたんですね。
1条は変わらず人格の完成を目指して頑張りましょうって書いてあるんですけど。
教育の目的が第1条で、教育の目標という項目が増えたんだ。
なるほどね。
方針じゃなくて目標という項目が増えましたと。
その中に2条の5に、伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国の共同愛するとともに、
他国を尊重し国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことが入りました。
正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、
公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
社会の形成に向かって参画してくださいと、貢献してくださいと。
そうだよね。
勤労を重んずる態度はこっちに移動し残りましたね。
家に残りましたね。
残したいんだね。勤労ね。
スピーカー 1
残したいんだね。
スピーカー 2
しょうがないね。
日本人は働きましょうっていうのがここでも書かれてますね。
教育のところからあるんですけど。
スピーカー 1
憲法からあるから変わらないですね。
スピーカー 2
たぶんここが一番話題になったのかな。
愛国心入れるのか入れないのか問題でニュースにはなってた気がしますね。
あんまり否定なく入ったのが障害学習の理念が第三条に含まれましたね。
障害にわたって学習することができるような社会の実現。
スピーカー 1
たぶんこの高齢化社会って言葉が普通になってるから。
みんなができるからね。
スピーカー 2
ずっと磨き続けましょうって言うのはそうねと。
教育機会、勤労とか義務教育学校教育はおそらく変わってなくて。
大学にも書かれましたね。
大学は学術の中心として高い教育と専門能力を培うとともに、
研究頑張ってみたいなこと書いてあります。
大学はたぶん教育基本法の範囲外だったんじゃないのかな。
スピーカー 1
4ヶ月前のやつは。
そうだ。
スピーカー 2
明確に基本法には書かれてないですね。義務教育のことしか書かれてなかった。
私立学校も記載がありますが、
他の学校と似たように頑張ってくださいねみたいなことが書かれますね。
教員・家庭教育。
スピーカー 1
入ってるよ。さっきの家庭が第一義責任ってやつが。
その他の保護者はこの教育について第一義的責任を有するものである。
スピーカー 2
そうなんですね。
国及び地方自治体は家庭教育の自主性を尊重しつつ、
保護者に対する学習の機会及び情報の提供、
その他家庭教育を支援していかなきゃいけないんですよと。
家庭ってことは憲法なかったんだよね。
スピーカー 1
そっか。
民法も欠属つくんだね。
家庭の概念があるんだ。
スピーカー 2
ここで初めてね。
養殖教育も考えていきましょうみたいな話が入ってますね。
教育の期間が広がりましたね。
スピーカー 1
確かに。
教育からずっとですね。
スピーカー 2
境外教育なんで。
そうね。
教育振興基本計画を毎年立てましょうっていうのが出てきた。
毎年じゃないのか。立てましょうっていうのが追加されてるな。
ちょっと具体化するのと広げるのとと。
教育現場のマネジメント
スピーカー 2
されたのが基本法改正ですね。
やっぱり現代の教育っぽくなりましたね。
現代の法律っぽくなりましたね。
スピーカー 1
昭和22年の基本法は11条しかなかったからね。
スピーカー 2
だいぶ詳細増やして。
8条まで。
そうね。だから。
先ほどの愛国心と人間像が47年、昭和22年の法だと
個人の価値をたっ飛び自主的精神に満ちただったのが
国家及び社会の形成者として必要な資質ってなってから
個人中心から国家社会の形成者が中心になったと。
家庭教育初めてだからここで、父母その他保護者は
この教育について第一次的責任を有する。
これも急に2006年法から追加。
スピーカー 1
急に。
スピーカー 2
自民党政権ですよね。
家庭重視。
そうなんだ。
スピーカー 1
そういった形で日本は変わってきてます。
スピーカー 2
2006年だからもう20年前ぐらいなの?
結構経ってきたね。
19年ぐらい。これで成長してきてる子どもが社会に出ている状態。
20年前のものを今見直すと、こうでいいんだっけってところもちょっと残ってるよね。
スピーカー 1
見直し要素はあれ。
スピーカー 2
家庭教育はちょっと。
スピーカー 1
障害教育にしたかったから書いてるんだと思うけど、大学教育書く必要あったのかな。
スピーカー 2
改めて出す必要あったのかな。
スピーカー 1
揃えたかったのかな。
みたいな前例になっちゃったのかなと思うけど。
大学の自治があるから、あんまこういうところに書くっていうのが。
書いてる内容は別に尊重するだから。
抵触しないけど、わざわざ書くのかな。
スピーカー 2
法律の支配下ですよみたいな感じに見えますよね。
スピーカー 1
見えちゃうからね。
そういうものでもない。
スピーカー 2
ここに書かれてないと学校教育法だけに書けないみたいなのもあるのかもしれないけどね。
スピーカー 1
すごいね。教員の書かれてる。
スピーカー 2
教員すごいね。確かに。
第90教員。
スピーカー 1
法律に定める学校の教員は、事故の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
スピーカー 2
人格が形成されてるんじゃないですか。完成されてるんじゃないですか。
スピーカー 1
この後の各国の比較で、北欧とかは教員中心の、教科書中心じゃなくて教員中心の教育で比較があるけど、
専門家ですよね。日本の教育だったらクラス一つ単に持たされて、そこはその人の専門分野みたいになっているけど、
さっき見た基本方針みたいな、2000年代に出た基本方針みたいなやつ、17個のやつの中にマネジメントを取り入れて書いてあるけど、そことどうリンクしていくんだろう。
スピーカー 2
確かに。個人で頑張る予感がすごいよね。
スピーカー 1
自分中団だからさ、みんなで組織運営って、それをした方が先生たちの負担っていうのは楽になって働きやすくなりそうだけども、
求められてるものがこうだと両立の仕方がどんな形が最適なんだろうっていう。
スピーカー 2
難しいみたいですよ。自分で頑張んなきゃ感がすごい強いっていうのを聞いたことある。
隣のクラスとか、自分でなんとかしなきゃ困ったら、人に頼れないっていう文化があると。
スピーカー 1
クラスの雰囲気ってもう一国一国作られてる。
スピーカー 2
そうそう、一国一条の話になってるんだよね。
スピーカー 1
でも私も明日は行けないみたいな時に引き継ぐってすごく難しい。
あの子はちょっと今こんな感じでみたいな。
国語の勉強は今あそこで止まってる。今すごく微妙なところみたいな。
ゴンギツネのあそこだわみたいな話とか。難しい。
スピーカー 2
何校かその実験的にチーム担任生とか、あと学科担当生みたいな感じなのかな。
教育の問題意識
スピーカー 2
教科科担当生みたいな感じをしている学校もあるみたいだけど、一般的に学級担任ですね。
スピーカー 1
義務教育はね。
スピーカー 2
だから人に頼るというモデルを教わらずにみんな学校出てくるから。
スピーカー 1
担任の先生が全部頑張ってくれるみたいな。
スピーカー 2
全部自分でやらなきゃいけないんだ。人に迷惑かけちゃいけないんだ。教育がちょっと徹底されちゃってるのが日本ですよね。
スピーカー 1
そうですね。そういう大人を一日の大半見て過ごす。
スピーカー 2
人に頼るっていうことがいけないんだ。みたいな感覚に陥るでしょうね。あれは。
という問題があるものの、今の教育。
教育あふれてること。
たぶんそんな悪いことは書いてないけども。
でもずっと教育直後からそこまで変なこと書いてないんだよね。
スピーカー 1
書いてない。
スピーカー 2
ここから来る教科書検定を中心とした国際比較を第2話でいきましょうか。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
一旦ここまでにしますね。
次回へ続く。
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