アメリカからこんばんは、NAKAMURAです。この番組では、アメリカ研究留学4年目を迎えた私、NAKAMURAが、ゲストとお話しながら、アメリカ留学の魅力を再発見し、お聞きのあなたにおすそわけすることを目指しています。今回は、ゲストMCの方に来ていただいています。自己紹介をお願いします。
こんにちは、UC Davisの舐川県でポスト読をしている北村由加です。本日はよろしくお願いします。
第何回かに出ていただいて、僕は実験とかいろんな面でめちゃめちゃお世話になっているんですけど、バイオインフォマティクスっていうパソコン型だけのプロフェッショナルですね。
パソコン型もするけど、実験もちゃんとやってますよ。
マウスも使って、データ解析もして、僕はハイシーという技術をだいぶお力をいただいたので、うまくいってよかったです。
難しいですね、あれ。もう二度とやりたくないです。
あのキットを使えば、結構簡単にできるんですけど。
全部高いじゃないですか。値段が全てにおいて。ミスれないというプレッシャーがありますね。
そうですね。でもうまくいって、何よりです。
よかったです。北村さんもあの後、いいことがあったと。
そうですね。
方々から聞いておりますが。
いいことがこれであったのかわかんないけど。
収録の時点では、アメリカのNIHのグラントのK99というポストクから、その次独立ポジションへ向けてのグラントを出しましたという話をしていたところですけど、それが無事に採択されました。
ありがとうございます。
もうお金降りてきました?
降りてます、降りてます。
一応、結局採択のディシジョンというのが7月の28日とかに来て、8月1日から開始みたいな。
超ドタバタ。でもNIHグラントってこんな感じらしいです、毎回。
そうなんだ。
数日前にディシジョンが来るみたいな。
めっちゃ遅れてますよね。
私のですか?
遅れませんでした?ディシジョン。
まだ来ないのかみたいな。
私の場合は、ちょうど1ヶ月遅れぐらいでしたね、結局。
スコアが出て、その後サマリーステートメントみたいなコメントみたいなやつが1ヶ月後ぐらいに来るんですよね。
そうですね、はい。
その後何ヶ月ぐらいかかりました?
多分ね、私の場合そこのプロセスは割と順当な感じで来ましたね。
私が1ヶ月遅れたっていうのは、もう完全にスタディーセクションが止まってた?
スタディーセクションっていう、そもそもその申請書のスコアに点数をつけるっていう会議があるんですけど、
そのスタディーセクションをやるっていう日程が当初の予定よりも1ヶ月後倒しになってしまったので、
それが理由でちょうど1ヶ月ぐらい後倒しになっちゃったけど、多分スタディーセクション以降の日程はいつも通りに自分の場合は来ました。
いいですね。K99が3年?2年?
K99は2年ですね。
2年ですね。2年間とりあえずジョブが請求されたというか。
そこは多分、なくても先生が来てくれるから。
さて、今回はカルフォルニア大学デイビス校で北村さんと一緒に研究されている中西さんを迎えに来ました。
今週もよろしくお願いします。
アメリカンナイトGOLD
改めましてNAKAMURAと
北村です。
それでは今回のゲスト中西さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず簡単に中西さんの自己紹介をお願いします。
はい、東京大学の理学部生物科学科の学部卒業をした後に、
2024年、去年の秋からUCデイビスにてPhDを始めました。
遺伝学のインテグレイティブジェネティクス&ジェノミクスっていうプログラムのPhDプログラムに所属しております。
今、PhD2年目をこの秋から始めたところになります。
本日はよろしくお願いします。
お願いします。
中西さんと一回最初のバスの新春セミナーで話したことあるんですよね。
はい、あると思います。
サンフランシスコのバスのセミナーでしたね。
東大卒業して、その後いろいろあって、UCデイビスに来たっていう話を聞いて、
そのいろいろなところが僕の中でずっと記憶に残っています。
そこを今日ぜひ深掘っていただければ、いろいろ話せることあるかなと思うので、イリギュラーですけど。
あと今、専攻なんて言いました?インテグレイティブ?
インテグレイティブジェネティクス&ジェノミクスっていうところで、
要は遺伝学が一番メジャーな分野のPhDスチューデントが集まっているところで、
いろいろなプログラムが正直UCデイビスにたくさんあって、
名前だけだとどういうプログラムなのか正直全然判別はつかないんですけど、
インテグレイティブジェネティクス&ジェノミクスは通称みんなIGGって呼んでいて、
そこはウェットもやるけど、かなりドライの解析もやっている学生が多いイメージです。
じゃあ、だからキタムラさんとちょっと会うというか、動物もやりつつ、そういう解説系も。
そうですね。なめかわはどっちもやるラボなので、IGGがあっている。
なめかわ県そのものが大学院生をどこのプログラムから取るかっていうのが決まっていて、
IGGかもう一つのやつかの学生しか取らないはずだよね。
そうですね。
一応研究室にあってそういうのがあります。
でもそれって実は結構緩くて、どうしてもその研究室に行きたいという希望があれば、
基本的にプログラムはあまりに分野が違っていなければ、
3人1つでその研究室に所属できるっていう感じになってたはずです。
アメリカの場合は。
じゃあ、なめかわ県一発目から入った、ローテーションとかいろいろせずに。
そこが複雑というか、学部のときに話はさかん戻る形になるんですけど、大丈夫ですか。
そこから始めてしまって。
学部4年のときに、まず東大の理学部のプログラムで、
SBAPっていう2ヶ月海外に行けるプログラムがあって、
これは最大65万人の学生が、
出て、自分がその研究室とコンタクトを取って、
研究室がOKさえすれば、基本的にどの研究室に行ってもいいっていうプログラムなんですよ。
その制限なんですね。
私の場合は、学部のときに所属していた卒研の先生の力も借りて、
なめかわ県にコンタクトを取り、
その研究室に行ったら、
卒研の先生の力も借りて、なめかわ県にコンタクトを取り、
先生が来てもいいよって言ってくださったので、行くことになり、
そのなめかわ県からOK出たよっていう書類とともに、
プログラムに応募することで、
そのプログラムが行くんだねって言って、補助してくれて、
それを利用して、
そして、2023年の秋から2ヶ月間、なめかわ県にまず行きました。
そんなプログラムあるんですね。
やっぱりさすがだな、東大。
それはすごい太っ腹なプログラムだと思います。
65万なんて、サンフランシスコからきついかもな。
ただ、それも太っ腹ではあるんですけど、
研究室とのアポを取り付ける段階が大変すぎて、
ほとんどの学生がやっぱりそこで挫折してしまうことが多いので、
それがないとそもそも応募できないので、
私の場合は半年以上、どこにアプローチするかっていうのをいろいろ苦労して、
探し回った挙句、ようやくなめかわ県からオファーをもらえて、
やったーって言って、すぐさま申し込んでOKされたので、
割とそこがまずそもそも厳しいセレクションになっているのかなっていう気はしています。
そうだよ、学部2年とか3年の時から探し始めて、何個もアプライしてって感じなんですよね。
そうですね。学部3年の時には考えてましたね、そのプログラムの応募を。
すげーな。でもずっと海外行きたかったんですか?
ずっと海外行きたかったんですよ。
ずっと海外行きたくて、だけどそれは研究留学っていうジャンルではなくて、
ただ単にとにかく留学がしてみたいっていうぐらいの漠然とした海外への憧れから来ているもの。
高校生だったからそれを思っていたので、ほんとにふんわり海外、語学留学、英語、海外の友達、楽しそう、キラキラぐらいの感じで、
ずっと行きたい気持ちを膨らましつつ、膨らまし続けた3、4年みたいな感じだったんですよ、学部生の時に。
とにかく私はキラキラというか、留学はとにかく憧れていたんですよね。
それはもうアメリカなんですか?それかヨーロッパの方がキラキラしているイメージありますけど。
アメリカ、ヨーロッパ関わり、あまり国がどうってのはなかったんですけど、
とにかく日本以外の場所で勉強してみたいっていうのと、海外で一人で暮らすなり、新しい環境に飛び込むなり、
そういうチャレンジをしてみたいと思っていて、ただ大学1年生の時がコロナ禍真っ最中で、
2年生の時もほとんどコロナ禍の要因というか、コロナ禍だったですよね。
だから基本的に留学の機会というのがそもそもとても制限されていた上に、
いくつか研究留学プログラムがやっぱり民間の財団だったり、大学の一般公募だったりであったので、
3つぐらい応募したんですけど、全部先行落ちちゃっていけなかったんですよ。
なのでコロナ禍プラス普通に自分が落ちるでいけないみたいな感じのが、大学1、2、3は続いてました。
ようやくSBAPに出会って、これは流石に逃せないと思って本気で準備したみたいな感じでした。
やっぱりそういう機会というのは東大という関係なくて、別にいろんな人が申し込めるやつなんですね。
もうそうです。東大関係ない。
SBAPは東大ですけど。
そうですね。
学部生の頃からそういうのやってた方がいいんだよね。
どうなんですかね。
でもその民間の財団の応募とか基本的に書類先行が主なので、何で行きたいかとか、何をしたいのかとか、
そういうのを全部英語で書くプロセスを一通り、全部落ちましたけど、全部何回もやってたんですよね。
1、2年、3年生の時。
それは結局、ユシーデイビスのPhDにアプライする時にすごい経験として助けになったというか、
なんとなくやったことはあったので、それを元にPhDアプリケーションも頑張ったみたいな感じになりました。
その英語とかってどうやって勉強するんですか。
なんですかね、ほんと英語早く喋れになりたいって大学人生から思ってて、
それをありとあらゆる機会を使って、まず語学交換プログラムみたいなのが東大にあって、
もともと対面で多分そういうのもいっぱいあったんですけど、コロナ禍で全部ないということで、
逆にZoomを活用して、どの国の人でもおしゃべりできるじゃんっていうアイディアをもとに、
マッチングみたいな感じで、私は英語を喋りたい、
他の国の人は日本語を勉強したい、みたいなモチベーションがあって、
そういう人たちをうまくマッチングさせてくれるプログラムが、確かそれは東大だったんですけど、
そういう人たちをうまくマッチングさせてくれるプログラムが、確かそれは東大だったんですけど、
そこにあって、応募をしまくっていろんな人と、毎日じゃないけど3日に1回くらい違う人と喋るみたいな、オンラインで。
本当に片言でひどかったですけどね。
お話にならないくらいひどい英会話でしたけど、当時は。
当時は。
喋ってお友達になったり、
東大の留学生と仲良くなって、会話を経験したり、
あとは英語が元々できる友達に別の留学生を紹介してもらったり、
なるべく英語を喋ろうと頑張っていましたね、大学1,2年生くらいの時。
すげーな。
よくこうやって海外の人とコミュニケーションする時に、言葉の壁も一つの障壁ではあるんですけど、
話題も結構難しかったりすると思うんですよ。
ランゲージエクスチェンジとかでいろんな人とお話しする時に、どういう話題で喋っていくことが多いんですか?
話題?別になんかその、ティピカルなアニメとかじゃなくても、
日本語を勉強したい人って、ともすると私たちより日本の文化すごく詳しかったりするじゃないですか。
逆に教えてもらうみたいな感じで、教えてもらいつつ私の知っている日本をちょっとずつ引き出して、
会話をつなげるなり、何でも、料理のこととか、
お互いの国の行ってみたいところをプレゼンし合うとかもよくやってました。
私、ドイツ人の友人がいるんですけど、その子とはそのランゲージエクスチェンジで会って、
大学2年生の時に会ったんですよ、オンラインで。
仲良くなりすぎて、今5年、違う、今何年経ったんだ、3、2、
4年経った今でも、月1で電話し合うくらい仲良くなって、
すごい本当に素晴らしい出会いがあってよかったんですけど、
その子とは最初はあっちも日本語めちゃめちゃ下手で、私も英語めちゃめちゃ手だったから、
パワポを作って、食べてみたいドイツのお菓子パワポみたいな、
もう何の需要があるのかわかんないけど、
私が食べてみたいドイツのお菓子を勝手にピックアップして説明して、
彼女は日本に来たらやりたいことを日本語で説明するように、
そういうことをやってました。
当時はお互いドイツと日本にいらっしゃったんですか?
その後会うことはあったんですか?
あったんですよ、彼女が日本に遊びに来て、初めて会って、
カンプして、その後彼女が日系の自動車の関連の会社にドイツのミューヘンで就職して、
出張で名古屋に来ることがあってたまたま、
それはもう会わなきゃって言って、東京まで来てもらって会ってみたいな感じの
リユニオンを本当に1年に1回ぐらいのペースで繰り返して、今になります。
すごい良い出会いがあったんですね。
本当に、基本的にオンラインの会話ですけどね。
対面で会ったのは本当に数える程度なんですけど。
それはやっぱりコミュニケーションが高いからなんですか?
いや。
それか、意外とやっぱり難しいんですよね。
今の俺でも学部生のことを喋るのあんまりないんですよ。
話題を自分で考えて出さないと。
今だったらチェンソーマンのすごい流行ってる、エゼ編がすごい流行ってるんで、
その話一生知らないですけど。
何でしょう、そんな話題か。
でもアメリカ人の学部生とかと喋ってて思うのは、
彼らもすごい喋るの上手いっていうか、
すごい話題の作り方が上手というか、
日常の些細なところから上手く会話を吹き出してくれる気がしてて、
だからあんまり私も無理して何か喋らなきゃって、
自然に雑談っぽく始めて、
学部生って大体授業めっちゃ忙しいので、
忙しいのは大変なので、
そういう愚痴っぽい感じで話を始めると大体愚痴ってくれて、
仲良くなりやすいみたいな感じですかね。
そうか。
異性と話すときは、
同性だと話題合うんですよ。
異性って俺めっちゃ難しいんですよね。
特に日本人だったらいけるんですけど、
外国人めっちゃ難しい感じが俺の中であって。
北村さんどうですか?
いや私全くそこのバイアスなかったな。
あ、マジか。
じゃあ俺が気使いすぎなのかな。
多分。
なんかね、若干ね、壁があるんだよね。
勝手に俺が作ってるんだろうけど。
うん。
お悩み相談みたいになっちゃったな。
そうですね。
性別であんま話題作り変えようとか思ったことないですね。
普通に。
普通に話したらやっぱりいいですね。
普通に異性というか、
そうですね、アンダーグラッドメンタリックしてますけど、
別に些細な会話をずっとしてます。
なんか私も本当に些細な、別に男女関係なく、
些細な話もそれこそさっき中西さんが言ってたような、
授業の話とかあったり、
あとなんとなくカルフォルニアの大学だからか分かんないけど、
日本に興味あるっていう高校結構いて、
なんかそれこそ今メンターしている一人の子は、
来年1ヶ月ぐらい日本に短期留学するらしくて、
なんかどのフライトチケット取ったらいいかとか、
しょうもない話とかしたけど、
うん、なんか喋りやすくしてくれてる感はありますね。
うん、確かに。
その点なんか日本人でよかったなっていう思う点はめっちゃありますね。
この前Tabelogで予約取ってあげたんで、
なんかどうしても取れないって言い出して、
いやTabelogやったら一緒にできるからって、
やっぱ日本人でよかったなっていうのは不思議に思います。
確かに会話のコンテンツ力としてすごく高い。
アメリカンナイトGOLD。
で実際にその、ちょっと話戻しちゃうんですけど、
留学に行くってなるじゃないですか、そのプログラムに通って、
そのラボ選びっていうのは、
なめかけに至る経緯っていうのはどういう経緯があったんですか。
えっとその2ヶ月のプログラムでですよね。
まずそのプログラムに応募したいってなって、
興味のあるラボを自分で全部リストアップして、
自分でまずそのCVを作って、
こういう経緯で行かせてほしいんだっていうメールを
片っ端に送るっていうことを始めて。
へー、それも自分でやるんですか。
自分でやりました。
その時チャットGPTとかないじゃないですか。
ないないない、ないっすね、そういえば。
だから文法とかなんか勘すか。
あーそうですね。
でも転作ツールはあったんですよ、当時から。
確かその無料のやつ。
グラマリーでしたっけ、確かグラマリーとかを利用して
転作しつつ、あとは英語が得意の友人、
日本人の友人とかネイティブの友人に
転作はめっちゃお願いしてましたね。
あーそうか、だからその1,2年の時の関係性が生きたわけですね。
それはめっちゃ生きたと思います。
なんか本当に転作はよくお願いしてました。
自信がないので、やっぱり学部生の時の英語なんて基本的には。
で、そうやってたくさん送りまくって。
送って帰ってこないんですよ、やっぱ当たり前ですけど。
帰ってこない、本当に帰ってこないし、
リマインド3回ぐらいはしろって誰かに言われたので、
まあしつこくしたんですけど、
基本的に帰ってこない。
基本的にそういう有名なラボを私が狙い撃ちにしすぎたっていうのもあるんですけど、
基本的にああいう教授って世界中から何十つの
そういうよくわからないメール受け取ってるので、
その中から光ってたまたま返信を返してくれる確率なんて低くって。
なので、ちょっと方針転換して、
さっき言ったように卒研の時に所属してた先生に経緯を話して、
どうしても留学が今したいんだと。
で、こういう興味があるんだけど、
どこか留学、私がお願いしたら受け入れてくれそうなラボを知らないかっていう風にお願い聞いたら、
すごい親切にいろいろリストアップしてくださって、
そこに今度は私がまたディレクトメールを送ったんですね。
帰ってこないんですよ。
これはしょうがないってなって、
その先生が仲いいというか、
まだEメールでコンタクトが取れる関係性の教授に、
うちの学部生がどうしても行きたいらしいんだけど、
拾ってくれませんかみたいな感じのメールを送ってくれて、