今回は、九州大学名誉教授、日本学術振興会(JSPS)サンフランシスコ研究連絡センター前センター長の中別府雄作先生に、
- 「脳のDNA修復」と「アルツハイマー・糖尿病」の関係🧠
- JSPS(日本学術振興会)による日本人研究者の支援と制度改革🔥
- 次世代への戦略的キャリアアドバイス🧐
などについて伺いました。
(2026年3月15日収録)
海外学振の問題については、実際に直面されたメイヨークリニック森先生に許可を頂いたとともに、森先生目線でのコメントを加えた文字起こしをLISTENで公開しています。
https://www.mayo.edu/research/faculty/mori-mooney-m-d-ph-d/bio-20588753
LISTEN:
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5月のアメゴーは「アメゴーでたどる、世界で戦う研究者のキャリア」をテーマに、研究の世界でのトップランナーの先生方から、キャリアの変遷をアメゴー目線で辿っていきます👀
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🗽トピック🗽
研究の戦略と「フロンティア」の作り方/アルツハイマー病と糖尿病の接点/久山町研究の活用/JSPSセンター長としての活動/次世代への提言とこれからのキャリア
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✏️参考✏️
- DNA修復:生物が遺伝情報を正確に保つために、活性酸素などで傷ついたDNAを元通りに直す細胞内の仕組みのことです。
- 8-オキソグアニン:活性酸素によってDNAの構成成分であるグアニンが酸化されたもので、突然変異や細胞死を引き起こす重要な損傷です。
- インスリン抵抗性:インスリンというホルモンは出ているものの、細胞側の反応が鈍くなってしまい、糖をうまく取り込めなくなる状態を指します。
- 久山町研究:1960年から福岡県久山町の住民を対象に行われている世界的に有名な疫学調査で、認知症や生活習慣病の貴重な病理データを提供しています。
https://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/ - JSPS(日本学術振興会):日本の学術研究を総合的に支援する唯一のファンディングエージェンシー(助成機関)で、若手研究者の海外派遣なども行っています。
本配信は個人的な見解であり、所属する組織とは全く関係ありません。
★パーソナリティ NAKAMURA
1994年生まれ、岐阜県出身、広島大学大学院にて博士後期課程修了。現在は、米国のサンフランシスコにある大学にて、ポスドク研究員として、循環器、再生関係の研究をしている。
★雑務 おニューのわら人形
★番組のX @ANG_2024
★オープニング: Trick style(まんぼう二等兵様)
★エンディング: Night trip(Make a field Music様)
★ジングル:
感想
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サマリー
本エピソードでは、九州大学名誉教授の中別府雄作先生が、ご自身の研究キャリアと日本学術振興会(JSPS)サンフランシスコ研究連絡センター長としての活動について語りました。先生の研究はDNA損傷修復を基盤とし、特に脳における活性酸素によるDNA損傷が神経変性疾患、例えばアルツハイマー病やパーキンソン病にどのように関わるかに焦点を当てています。競争の少ない「フロンティア」分野を見つけ、自身の多様なバックグラウンドを統合する戦略が、研究を疾患へと発展させる上で重要であったと述べました。 また、アルツハイマー病と糖尿病の関連性についても深く掘り下げ、脳におけるインスリン抵抗性と活性酸素ストレスがアルツハイマー病の悪化に寄与するメカニズムを解説。久山町研究の貴重な病理データ活用や、糖尿病治療薬がアルツハイマー病の進行を抑制する可能性についても言及しました。JSPSセンター長としては、在米日本人研究者のネットワーク構築支援、日米大学間の共同研究促進、そして日本政府への現場の声の伝達に尽力。特に、海外学振の助成金が米国大学に直接送金できないという課題に対し、制度改革を推進した経験を共有しました。 次世代の研究者に対しては、ビッグデータ解析やAI技術の習得、そして世界中の研究者との強固なネットワーク構築の重要性を強調。中別府先生自身も、AI学習や学術支援、VC・スタートアップ分野への関与を通じて、今後も研究と社会貢献を続けていく意向を示しました。研究者としての生涯にわたる探求心と、若手支援への情熱が伝わる内容となっています。