2025-02-28 40:02

#30 臨床から基礎研究へ:アメリカで研究者として生きる道【こるく31さん】

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今回は、医師の経験を持ちながらアメリカで基礎研究に従事し、ブログ運営されているこるく31さんに、研究者としての道を選んだ経緯やアメリカでの研究環境について伺いました!

こるく31さんのブログ → 基礎研究 x 内科医

こるく31さんによるアメゴー収録レポート


本配信は個人的な見解であり、所属する組織とは全く関係ありません。

★番組のX ⁠⁠⁠@ANG_2024⁠⁠⁠

⁠⁠⁠メッセージはこちら⁠⁠⁠

★パーソナリティ ⁠⁠NAKAMURA ⁠⁠

★雑務 ⁠⁠おニューのわら人形⁠⁠

★オープニング

⁠⁠⁠Trick style(まんぼう二等兵様)⁠⁠⁠

★エンディング

⁠⁠⁠Night trip(Make a field Music様)⁠⁠⁠

★ジングル

⁠⁠⁠ハードロック・ジングル(shimtone様)⁠

⁠Hello World(Anonyment様)

サマリー

このエピソードでは、コルク・サインスさんがアメリカにおける基礎研究と臨床医療の両立について話しています。アメリカの研究環境や自身の経歴を通じて、医師としての経験が基礎研究に与える影響についても触れています。アメリカでの研究生活に関する話の中では、臨床医から基礎研究者になる過程や、その中での挑戦、コラボレーションの重要性が語られています。また、肺がん研究やブログ運営を通じて得た経験が若手研究者への支援として活用されています。このエピソードでは、アメリカでの研究者としてのキャリアやフェロシップ取得について具体的な体験や戦略が述べられています。さらに、日本とアメリカでの推薦書の違いや、アプライの際のアドバイスも紹介されています。アメリカにおける基礎研究と臨床医の視点から、奨学金申し込みやブログ運営に関する情報が共有されています。

妹の結婚式とアメリカ生活
アメリカからこんばんは、中村です。このポトキャストは、アメリカ研究留学3年目を迎えた私、中村が日常についてだったり、アメリカ生活を経験した、または今楽しんでいる方を招きして、その方のアメリカ留学を掘り下げていきます。
1月の後半くらいに、大体7日間くらい日本に帰国していたんですけれども、一番の目的が妹が結婚して、結婚式を開くということで、おめでたい理由で帰ったんですけれども。
12月も友達の結婚式で帰って、1月は妹の結婚式で日本に帰ったんですけれども、12月の友達の結婚式は僕、謎に泣いちゃって、ただ1月の妹の結婚式は泣かなかったんですけれども。
というのも、おそらく12月の友達の結婚式で結婚式に慣れたというか、そういう雰囲気に流されないようになったというのがあったのと、初めての結婚式で。
僕の大学の友達だったんですけど、何人かもう結婚してるんですけど、コロナとかもあって、まず結婚式をしないパターンと家族婚でやっちゃうパターンで、友達を呼んでやるっていうのが今回初めてで。
僕からしても、もちろんちっちゃい頃に親戚の男が参加したことあるんですけど、大人になってから参加したのを始めたので泣いちゃったんですけど、妹のやつに関しては心の中で泣きそうになったら目をそらすという方法を使って、
やっぱり妹の結婚式なんで父親が泣くっていうのがやっぱり一番いいのかなっていうのがあったんで、僕は泣いてもいいかもしれないですけど、泣く主役は父親なんでそこは泣かないようにしていました。
お父さんは妹の手紙みたいな最後にあって、それまでは絶対泣かんって言ってたんですけど、ガッツンに泣いてました。初めて見ました、父親が泣いてるの。
そりゃまあそうだよな、二十何年間育ててきて、そりゃ泣くよなと思いながら。あと僕は退職感というかたくさん食べる人間なんで、妹は僕にサプライズとしてディナープレートが2食分来ました。全てのフルコースみたいなやつだったんですけど、全てに対して2食来て、1回目2つ来た時に、これミスですよって言ったら妹さんからサプライズで。
本人に分かるような形だけでウェイターさんから言われたんですか?
そうです。本人に僕だけしか分かんない感じで、ウェイターさんがこっそり妹さんからプレゼントですって言って、ありがとうございますって言って、結局もうお腹いっぱいになっちゃって、コーラ飲みすぎたのもあったんですけど、お腹いっぱいになっちゃって食べられなくて、新郎さんにお肉をあげました。
新郎さんすごい人、体すげえでかいんですけど、性格はすごい優しいって感じで、すごいいい旦那さんを見つけたなと思いつつ、その旦那さんともご飯を2回食べたんですけど、今回帰った時、すごい気さくな方で、僕がいなくても妹は大丈夫かなと思い、アメリカに帰ってきました。
基礎研究者としてのキャリア
いろいろ他にもあって、ちょっとアメ号の収録の休みとかいただいたりしたんですけど、ある程度落ち着いたので、今後もう少しずつ活動的になっていこうかなというふうに思っています。
さて、今回のゲストは基礎研究者と内科医の人気ブロガー、コルク・サインスさんをお迎えします。
アメリカンナイトゴールド。
それでは今回のゲスト、人気ブロガーコルクさんです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ではコルクさんのまず自己紹介を簡単にお願いします。
はい、わかりました。ありがとうございます。
私はコルクさん11と言いまして、経歴いろいろあるんですけども、そうですね、幼少期はアメリカに5年間住んでいた経験があって、
小学校の頃に日本に帰ってきて、そこから医学部に行きまして、9年間日本では臨床医として勤務していまして、専門家は呼吸器内科医をやっていました。
その間に肺がんが専門なんですけども、人生経験として基礎研究やってみたいと思って、大学院に進学しました。
大学院に進学して、PHDも取って、基礎研究の面白さを体感することができたので、その後も続けたいなと思って、アメリカに2021年から逃兵して、今はフォースドクをやっています。
ありがとうございます。
幼少期のアメリカって英語覚えてるもんなんですか?
そうですね、結構維持するために頑張った面もありますね。
結構帰国自助専用の英語の学校みたいのもありまして、実は。
なのでそれに週1回通ってました。
じゃあそこで頑張って持続的に覚えさせて。
そういう努力しないとやっぱり無理なんですね。
なかなかやっぱり周りそこの帰国自助たくさんいたんですけども、やっぱり結構忘れちゃう人が多かったですね。
他に自分が具体的にやったこととしては、夏休み、サマースクールでアメリカに結構毎年行くようにしてました。
なるほど。やっぱり努力しないと英語は上手くならないってことですね。
そうですね。
で、そこからお医者さんになって、9年間臨床医をやったってことは、がっつりもうお医者さんをやったってことですよね。
そうですね、もうバリバリの臨床医でした。基礎研究が全く遠慮を得ない世界にいました。
で、もう呼吸器ってことはお腹開いてやるんですよね。
はい、結構外科の先生は胸を開いて手術とかやるんですけども、私は内科医だったので、すぐ外科的な処置は一切やらないで、薬をうまく使う外科医になります。
基本的に肺がんに対しての治療を行ってた。
そうですね、呼吸器内科医はもう肺全体の病気を取り扱うんですけども、呼吸器内科の中でも私の専門は肺がんでした。
肺の病気って肺がん以外に何があるんですか。
前足肺炎で、いろいろあって、コロナウイルスも専門化は呼吸器内科になると思います。
そうか、あれも肺炎を起こすんですね。
ウイルス性肺炎になります。
そうか、前足ってなったらめちゃめちゃ患者数多いですね。
はい、実はかなり患者さん数も多くて、肺炎も日本の死亡の原因でかなりトップを占めるので、患者さんはすごい多い医科になります。
そうなんだ、ちょっとそれあれだったな、肺舐めてたかもしれない。
今もこうやってお医者さんやってて、医者を辞めて、日本の大学院に行ってPhDを取ったんですよね。
そこら辺結構わかりにくいですよね。実は臨床をやりながら大学院に進んだので、結構大変でした。
大学院4年間が基本だったんですけども、そのうちの2年間は病棟業務をやりながら、夜ぐらいに臨床の医者の仕事が終わって、そこから実験やるような。
寝れないじゃないですか。
基本的に土日とかも実験してましたし、大晦日とか元旦とかもラボに行って実験やってましたね。
アメリカでの研究環境
最初の2年間はやりながらで、ラストの2年間は研究だけ?
そうですね、むしろ逆で最初の2年間が病棟フリーで、それまでになんとか形にしてサブミットして病棟に入るという感じでした。
そうやって最初の9年間、医者やってる間になんでやらなかったんですか?
医者は6年目に大学院進学したので、なので丸々9年間臨床やってから大学院に進んだわけではないですね。
臨床医1年目からなんで大学院に進まなかったっていうと、最初職研修で結構習うことが多くて、さらに臨床医としては専門医の資格も欲しかったので、
なので結構5、6年目に大学院に入る人が多いかもしれないですね。人によりますけど。
MDで別にアメリカって来れるじゃないですか、来ると思ったら。なんでそのPhDをさらに取ろうっていうモチベーションは何だったんですか?
そうですね、正直結構みんなが大学院に進む医局だったので、最初はあんまり興味もなくて、流れに沿って進学したんですけども、
本当はあんまり興味は最初なくて、だから自分は早くPhD取ってスパッと研究はやめて臨床に戻ろうって決めてたんですけども、
気づいたら自分が一番ハマっていて、自分に続けてました。
MDってメディカルドクターの略ですよね。そこからPhDって基礎研究者的な感じに移行したと思うんですけど、
基礎研究者の魅力っていうのは何だったんですか?
それすごい良い質問だと思います。臨床医をやっていると、いろんな薬を患者さんに合わせて処方するんですけども、
やっぱり呼吸器内科って特に亡くなる患者さんの数が一番多い科でなんですけども、
やっぱり現在の治療だと助けられない人が本当に大勢いて、やっぱり自分の目の前の患者さんが亡くなることが多いんですよね。
外科の先生は、例えば肺がんがあって手術したら肺がんを取り除いて、根治が臨めるんですね。
ただ我々呼吸器内科医が扱う肺がんっていうのは、亡くなることが確定していることが多いんですね。
ただまあ、その分少なかな時間を延ばすという治療になるんですけども、やっぱり現在の治療はやっぱり不十分だと思うところがあって、
そんな中、基礎研究やると本当に目の前の患者さんが命が延びるっていうのが体感できるんですよね。
特に今は臨床現場と研究ってすごい密接近くなっているので、基礎研究の発見が1、2年すれば臨床に反映されて、
それが患者さん実際によくなるというのを自分は目の当たりにしたので、
そういうのがすごい魅力的に感じて、基礎研究を続けているきっかけになりましたね。
そこで日本の大学で基礎研究しながら医学研究して、そのまま日本でも続けてもよかったわけじゃないですか。
それでアメリカに来たっていうのは、アメリカに来るとお医者さんはできないわけじゃないですか。
基礎研究にどっぷりになると思うんですけど、それに関してアメリカに来た理由っていうのは何かあるんですか。
理由はたくさんあって、アメリカのほうが基礎研究って研究費面でも日本の大体3倍ぐらいはありますし、
あとはアメリカって世界各国から優秀な研究者が集まるので、そういった方々と議論、ディスカッションしたりという魅力もありますし、
あとやっぱり日本から一歩出て、自分のそれまでの自分を客観的に見て、自分がどういう人間であるかとか、何を大切にしているかとか、いろいろ俯瞰的に見えるようになると思うんですよね。
そういったことが魅力的に思ったのでアメリカに来たのと、あともう一つは、今って国際社会だと思うんですよ。
どの分野でも、研究でも、たぶん会社のいろんな商品の販売とかも、いろんな国同士のコラボレーションとか必要だと思うんですけども、
やっぱり日本に出て、一回そういった海外で仕事をすることによって、そういう国際力、人脈とかコミュニケーション能力っていうのが養われるんじゃないかなと思って、
自分はアメリカとか海外に行くことにはかなり前向きでしたね。
そこはやっぱりアメリカだったんですか?ヨーロッパじゃなくて。
そうですね。やっぱり幼少期に5年間アメリカに住んでいたので、かなり愛着があったっていうのもありますね。
ただ、もし縁がなかったら、ヨーロッパでもよかったなって思います。
お医者さんやってて研究者やってるみたいな人も結構多いですから、確かに未準備役を広げるっていう点では、お医者さんにも広げれるし、研究者にも広げれるし、
将来的にどういうキャリアになっても、いろんな人と繋がれるっていうのは確かにでかいところではあるなっていうのは思いますね。
僕はPhDなんですけど、お医者さんと今コラボレーションしてたり、そういう点でもやっぱり、なかなか日本だとあんまりないような、どうなんですかね?ありますか?
アメリカの研究環境
私の体感の話になっちゃうんですけども、やっぱりその施設間同士のコラボの垣根がやっぱりアメリカにかけて高いかなっていう印象がありますね。
なんていうか縄張り意識というか、狭い国の中でその縄張りがあるそういう人たちというか、ちょっとそのコラボの意識が高いかなっていう印象はありますね。
そうですね。僕がこの前知り合った医学部の先生とかなんかすごい優しいというか、そのコラボのハードルが低いというか、アメリカのマインドを持ったような方だったんで、徐々に日本も変わってきているのかなっていう感じはするんですけど、
やっぱりいいですよね。僕は心臓の再生やってるんですけど、やっぱり医者の経験があったりすると、今基礎研究でやってることが果たしてどこまで医療に意味があるのかっていうのが、正直僕のどんなグーグルを調べようがなんだろうか分かんないんですよ。
何が人どこっていうのか分かんないんで、そういう点ではやっぱり医者の経験っていうのがやっぱり基礎研究で役立ちますよね。
そうですね。モチベーション維持にはなると思います。以前に中村さんの研究も聞いたことあるんですけど、やられてることが本当に意義深いことで、本当に冗談抜きで、やっぱり心臓って再生できないので、それが繊維化からそれを正常の機能のある心臓の細胞に持っていきたいという研究ですよね。
それができるのは本当に奇跡ですし、何万、何千、何千何万っていう苦しんでる人たちの命を伸ばせる可能性があるかなと思います。
肺も再生できない。
肺も繊維化しちゃうと。
ダメですよね。
過虐的じゃなくて一方的に。
ちょん切ったら元に戻るって話聞いたことあるんですけど、間違いですかね。
それは私は存じ上げなかったですね。繊維化した肺は結構不過虐的な反応だと思ってました。
そこも結構まだあまりされてないんで、そういう肺とか心臓とかある程度生きるために必要な臓器っていうのは、研究こんだけされててなかなか治療法が見つかんないっていう点では、多分僕とコルクさんの向かってる方が一緒なのかなっていう。
キャリアは違いますけど、向かってるとこが一緒なのかなっていう感じはするんで、なんか勝手に親近感を覚えてますね。
がん研究の取り組み
良かったです。本当に意地深いことをされてるなと思います。
コルクさんはガン、肺ガンをマウスでやってるって感じなんですか?
ビトロとインビブを両方やってます。
なるほど。そうか。ビトロって細胞培養だと思うんですけど、細胞培養っていうのはガン細胞を培養するんですか?
そうですね。一番一般的に市販で3、40年前に患者さんから受立した肺ガン細胞株っていうのが市販で売られていて、それを使うケースが一番多くて、ただ一応理事社もやっていたので、結構患者さんの検体も豊富にあったので、それを使って自分で実験モデルを作成したりっていうこともやってました。
そういうプロポーザルはどういうふうにインタビューの時に行ったんですか?それとも、常務を得てから自分のこういう研究をしたいみたいな感じで。
今のラボでの研究内容ですか。
そうですね。
そうですね。結構、PIの要望というかやりたいことがはっきりしていたので、結構大きな大枠のプロジェクトはボスから与えられました。ただ、あとはもう全部やりたい放題で、そのプロジェクトを持っていく方は裁量は自分にあるっていうようなスタイルですね、うちのラボは。
じゃあ自分である程度大きい方向性だけ与えられて、パーツをどんどん自分で決めていくっていう感じ。
あとはもう本当に全部自分がやりたいように。金銭的にはさらに恵まれているので、自分でやりたいことをやるって感じです。
前におっしゃったんですけど、アメリカの留学先のラボは絶対ですね。
そうですね、ありがとうございます。臨時症医をやっていて、やっぱり肺がん患者さん何十人何百人って救えなかったっていう気持ちがあるので、やっぱり自分は研究するなら肺がんってもう絶対決めていたので、アメリカで肺がん研究ができるとこっていうのをまず絶対的な条件として選びました。
そのボスはやっぱりMDの人なんですか?
そうですね、絶対MDにこだわっていたわけではなかったんですけども、私のボスもMD、PhDの先生ですね。
なるほど。やっぱりMD、PhD多いですよね。
ブログ運営の目的
こっちでアメリカで研究してると、ボスでMDだけの人はどっちかというと臨床の方を主にやってて、MD、PhDの人はめちゃめちゃ研究やってるっていうイメージが勝手なイメージなんですけども。
そうですね、私もそういうふうに思います。
MDの先生でラブを持っている場合は、大抵基礎研究者のもう一人のPIと共同で運営していたりとか、そういったパターンが多いような気がしますね。
確かに賢い運営の仕方ですね。それなかなか日本では見ないですもんね。
そうですね、見ないですね。
もっと日本でお医者さんと基礎研究者とコラボしたら、めちゃめちゃ研究派がどれだろうなって思うんですけどね。
本当におっしゃる通りで、私もそのように思っています。なので、少しでもMDバックグラウンドの人は基礎研究に貢献できるようにという願いを込めてブログをやってるという気持ちもありますね。
アメリカンナイトゴールド。
ブログを始めるきっかけっていうのは何なん?
そうですね、これはもうかれこれ6年ぐらいブログを運営してるんですけども、最初に始めたのは2019年なんですけど、大学院生だったんですね。
その頃はもう本当に辛い時期でして、医者、MD、臨床だけやっていた身分でいきなり基礎研究始めたので、本当に何も分からない環境下で。
私は全員MDのラボにいたので、やっぱりみんな忙しいんですね。
なので手厚く実験主義とか教えてもらえるようなチャンスもあまりなくて、結構何もかもが手探りで大変だったんですね。
でもその中でもやっぱりいろんな人にお世話になって、実験データを集めたりとか論文を書いたりでアクセプトされるっていう経験をできたんですけども、
この大変な経験を全員が全員する必要ないなと思いまして、
だったら自分が培ったノウハウを少しでも世の中に広めて、不必要な大変な思いは避けてもらって、基礎研究頑張ってほしいなという思いで運営してます。
結構な記事量が見たんですけど、あって文章書くの大変そうだなっていうのも思ったし、
けど僕から普通のPhDの学生からしても結構役に立つ情報がたくさんあったっていうのは、
本当嬉しいです。そう言ってもらえると。
ブログの内容というかどういう内容を書かれてますか。
そうですね、心がけているのは若手研究者、あとは若手臨床医に役立つような情報発信を心がけてます。
具体的に言うと、例えば論文書くときのフィギュア作成でイラストレーターを使う方法とか、
あとは基礎研究をプレゼンするときのコツだったりとか、論文の書き方、
あとは海外のポスドクのポジションにアプライするための方法、CVの書き方とかカバーレターの書き方とか、そういったことを主に書いてます。
そうですよね、なんか研究者始めようかなと思う人一回軽く見てみたら、どんな感じで研究やってるのかっていうのも分かるし、
逆にお医者さんもPhD取りたいなって思うんだったら、一回これ軽く見てみたら、なるほどこんな感じかっていうのは。
あんまりあれですね、苦労はそこまで書かれてないようなイメージ。
苦労。
はい、なんかそのしんどいみたいな。
そうですね、結構そのPhD学期生のときに6連続でエディトリアルキックを受けた経験がありまして、
そのとき本当につらかったんですよね、なんで研究やってるんだみたいな。
結構それは本当につらかった経験で、まだ先も見えない状況で記事を書いたことはあります。
面白いことにそういった記事って結構アクセスが多くて、見返してみるとやっぱりそうやって悩んでる方って本当に多いんだなって思って、
そういった記事ってすごい貴重、大切なんだなって思って、なるべく苦労してる経験は書こうかなっていう考えになりました。
すごいな、なんか苦労してるって言い方悪いですけど、かっこ悪い部分でもあるじゃないですか。
そこを出せるっていうのはやっぱり後世のためみたいな感じなんですかね。
やっぱり苦労してる、そうですね、なんかサクセスストーリーばかり発信書いてある本とか記事とかって本当に多いと思うんですけども、
やっぱりつらい経験をしたときにどうやってそれを対処したかっていう方が結構役立つんじゃないかなって自分は思っていて、
なのでその6連続、本当は計10回くらい落とされたんですけども、初めての基礎研究の本文は、そういうのも全部、隠すことなく全部公約にしてますし、
あとはコスロック、アメリカ来るときに助成金アプライしたんですけども、結局自分は10カ所くらい応募して1つだけ取れたんですよね。
そういうのも共有するようなしてますね。
いや、僕この前奨学金アプライして落ちちゃったんですけど、それでコルクさんの記事見させてもらって、
今日コルクさんで落ちてんかと思って、
特にアメリカのフェロシップってやっぱり1回落ちてリビジョンで通るっていうのが多分一般的なルートだなっていうのはよく聞くんですけど、
コルクさんがフェロシップ通られたじゃないですか、10個アプライして、それはどういう感じのやつなんですか?
そうですね、10カ所アプライして最終的に1個だけ受かったのは日本の助成金でして、
それは1年間だけサポートしてくれるような結構メジャーな助成金ですね。
その後もアプライして。
そうですね、結局日本のが1年間だけだったので、やっぱりボスからもじゃあ2年目以降もアプライしようかって言われて、
2年目以降もサポートしてくれる日本の助成金ってあるので、それもリストアップはしてたんですけども、
やっぱりせっかくアメリカに来たので、アメリカでも通用する、よく知られてるような助成金も人生経験としてアプライしてみたいなと思ったので、
それにも範囲を広げました。
それは何個くらいアプライしたんですか、2年目は。
そうですね、アメリカのは、2年目以降のは最終的に本当に1個だけアプライして、それが運良く取れました。
すごいですね、その記事見たんですけど、結構難しい、今となってはちょこちょこいますけど、
結構当時は珍しいフェローシップだったっていうのと、
あと一番大変だったのが推薦者みたいなのをたくさん集めないといけないっていうのがあって、
なんか留学2年、1年目で出すわけじゃないですか。
結構すごいなと思ったんですけど。
ありがとうございます。
そんだけ集められるのは。
結構大変ですね、具体的に5人くらい確か推薦者集めたと思うんですけども、
日本人の教授から確か2、3個でアメリカのPIから、やっぱりその自分のPIからのレファレンスレターがすごい重要で、
それは確か4ページくらいに渡ってボスに書いてもらいました。
やっぱりそうなんですね。
審査書自体もすごい長かったっていう話なんですけど。
そうですね、いろいろ本当にエッセイ書くのが多くて、最終的に出来上がったドキュメント見たら50ページにもなりました。
アメリカでの研究者としての道
そうですね、その時論文出てないですもんね、アメリカで。
出てないですね。
出てない状態で出すから、いかに自分を大きく見せるかというか、そういうのが第一なんですかね。
コメンタリーの小さな論文は書いてたんですけども、それとあとは学会での発表したぐらいが成果だったと思いますね、その時点では。
アメリカはそれ以外にも教育経験であったりだとか、その多様性をどうやって尊重しているかとか、そういった部分も重要視していて、そういうのを具体的に書かせるエッセイも含まれてましたね。
フェロシピでエッセイがあるのは初めて聞きましたね。
それを文章的にはどうやって書いたんですか。
当時ちゃんとGPTないじゃないですか。
ないですね。
そこら辺も記事には奥の方に書いてあるんですけども、自分の戦略としてはやっぱり第一言語が日本語なので、日本語でバーッと思いつく文章をブレインストームでどんどん書いていくんですね。
それがちゃんと流れを持つようにその単一の文章と文章をどんどんつなげていって流れを作って、
あと合理的に意味を成すかっていうのを日本語でちゃんと把握してから、あとは英語に直していくっていう風にしました。
その時はディープリーはあったので、それを使ってました。
なるほど。
やっぱりそういうのに頼らないと無理ですよね。
難しいですね。
あとはそれを一人やった後にアメリカ人に読んでもらって、グラマーチェックをしてもらいました。
何回かやったので、その昼ご飯を送ってあげたりとかしました。
50ページのやつを読むの結構大変じゃないですか。
そうですね。
友達も。
3回くらい昼ご飯を送ります。
優しいですね。3回の昼ご飯やってくれるのは。
フェロシップって分野によっていろいろあると思うんですけど、
基本的にフェロシップっていうのは、もちろん周りで取っている人のやつをアプライするっていうのが一番だと思うんですけど、
それって難しい時もあるじゃないですか。もっと簡単なやつ見つけたり、もっといろんなパターンがあると思うんですけど、どうやって見つけるのがベストなんですかね。
大切な質問ですね。
私の場合ですけども、結構アメリカの有名大学だと、その大学のホームページに研究のフェロシップをリストアップしてくれてる大学が多いんですね。
なので、自分は具体的にUCLAと確かハーバード大学の大学のホームページでそれがリストアップされていたので、
それ一つ一つ見ていって、自分が適用があるかっていうのを確認して、大体300件ほど目を通しました。
それを300件目を通して思ったのが、やっぱり演技受験を持っているかということと、あとはPHDにとって5年以内かっていうことがすごい重要なんだなっていうのが分かりました。
なので、これからアプライする人はその点だけ踏まえておくといいかなと思うのと、あとはやっぱり演技受験が必要ないっていうフェロシップは、自然と競争力が高いフェロシップになりますね。
申請書の重要性
そうですね。あと、PhDを取ってからっていうのも結構肝になってくるパターンが多いですよね。
そうですね。取ってから何年いない。年齢や性別などは聞かれない分、日本と比べて、PhDを取ってから何年かっていうのは重要視されます。
じゃあ、そのウェブサイトを見つけて、僕がいるUCSFでもたまにメール回ってきますけどね、こういうフェロシップありますよみたいなやつで。
僕、それで一個申し込んで、こっちのやつですけど、それでもらったんでちょっとだけ、ちょっとだけですかね。
ありがとうございます。
2ページの申請書ね。
そういう感じで、大学のやつを見たら、300件くらい目を通すの結構大変ですね。
大変でした。やっぱり必死だったので。
そうですね。
はい、全部目を通しましたね。
通ったら、通らなくても全然大丈夫だけど、通ったら通ったらやっぱボスの見方的にも変わりますよね。
そうですね。やっぱりいろんな人たちとコミュニケーションを取っていく上で、一つアメリカのを取っておると結構名刺代わりになるというか。
そうですね。勲章みたいなもん。
勲章とあとは、いろんなフェローシップ受賞者の集まりっていうのもあるので、そういったところでコミュニティがあるので、人脈が広がるというのは感じましたね。
このフェローシップの昔の受賞者だから助けてあげるよみたいなやつも今後ありそうですよね。
そうですね。やっぱりそういう文化があるって実際言われましたね。
そういう点では頑張りたいですね。
なので、もしアプライするのであれば全然申請書見ますので。
ぜひお昼ご飯を申し上げた時があったら覚えます。
私のそのボスの推薦書とか見る価値あると思います。
4ページに渡ってひたすら自分を褒めたたえてくれるような文章だったので、ちょっとあれはびっくりしました。
日本の推薦書とは似ていないものだなって思って。
恥ずかしくなりますよね。
本当に。
俺こんなすごいんだって。
こんなすごいんだって。
すごいです。
ちょっとまた相談させてください。
はい、ぜひぜひ。
今度またアプライするんですけど、なんかコツとかってありますか?
例えば、ポス読用のフェローシップのわけじゃないですか。
で、この前僕が落ちた理由がポス読に書かれてないっていうのが、なんか大きく見せすぎたなっていう感じでした。
そのまま独立しちゃえばいいじゃんって書いてあって。
なんでお前にこのポス読の2年のサポートが必要なのかが全くわからないっていうふうに書かれたんですよ。
そういうのとか、やっぱ考慮して書かないといけないものなんですかね。
私は考慮して、自分はこのピースがもう揃ってる。
でもこれが足りない。
でもあと4年間このラボでこのピースが生まれば、自分はもうほとんど揃ってない。
ピースが生まれば、自分はもう他にいないような基礎研究者になれるみたいな、そういうふうな。
そのピースっていうのがコルク差に足りないところを書いてる。
そうですね。
だからトレーニングが必要なんだ。
そうです。あと4年間このPIのもとでのトレーニングが必要で、このピースさえ得られればもう自分は完成するんだっていうことを述べます。
なるほど。
やっぱりそのピースの部分が今所属されているラボに強いんだってことですね。
そういうことです。
そうです。
やっぱりそういうところを、日本とちょっと違うなと思って。
日本の僕が取った海外ワクチンってやつは、大きく見せてたんですよ、自分を。
だからもう僕は将来的にすごい研究者になるみたいなことを書いて。
それだとアメリカのフェロシティは通用しなかったわけですよ。
だからそれがダメって書いてあったんですよね、そのレビューコメントに。
なのでちょっとそこが難しいな、ちょっと若干違うのかなと思って。
確かに。自分は日本の女性機は本当に一生究廃なので、あんまり言えないんですよね。
ネットワークの構築
やっぱり相性あるんだと思いますね。
相性ありますね。
それにちょっと付随して、いろんな人に読んでもらいました。
で、やっぱりこの文章は前に説明がないからダメだよとか、
そういう構成のダメだというか、指摘はかなり受けましたね。
それを読んでもらうのは、ある程度しっかりした研究者なのか、それとも学生とか。
でもすごい有志なリサーチアシスタントがいたので、
彼はMD、PhDプログラムに進学したんですけども、彼がすごい読んでくれましたね。
あとはもちろんPIも読んでくれましたけども。
PI読んでくれるんですね。
直したりとかは一切してくれなかったんですけども、コメントはもらいました。
なのでやっぱりその第三者に見てもらうということがすごい重要だと思います。
なるほど、やっぱりそうですね。
僕も今回出したやつ、学部戦に見てもらったんですけども、
逆に学部生が分からなかったら分からないだろうなと思って、分野外の人とか。
そういう点で良かったのかなと思いつつ、もうちょっと専門家にも見てもらった方がいいですかね。
やっぱり評価するようなレベルの人にも見てもらうことは重要ですね。
で、もちろん範囲広げてすぎて、カオスになるのもダメだと思うんですよね。
あともう一点は、やっぱりその女性機能を実際に取った人にコンタクトを取って、
その申請書を見せてもらうということがすごい大事ですね。
そうですね。
僕も今回5、6個集めて、この前2本のやつも出してたんですけども、
その申請書を見せてもらうというのがすごく大事ですね。
そうですよね。
そうですよね。
結構日本人の人ってやっぱり優しいような気がするんで、
日本人の人にメール送ってみたら意外と優しく返してくれるんで、
もしこれ聞いてる人でも欲しいなっていう人がいたら、
気軽に1回メールしてみたらいいかもしれないですね。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
やっぱりプロアクティブ、
自分から動けば結構答えてくれる人多いので、
やっぱり自分から率先して行動するっていうのは大事だと思っていて、
そうですね。
実際その自分のブログの記事を読んで、
直接連絡取ってきて、
日本人がいるんですけども、
その人にメールを送ってもらったら、
自分のブログの記事を読んで、
直接連絡取ってきて、
日本人がいるんですけども、
その人もまさか自分と同じ助成金を取ってくれて、
へえ。
この前研修旅行があるんですけども、
その人に回って、
すごい感謝されましたね。
すごい嬉しかったです。
いや、あれいいっすもん。
あのフェロシピいいっすもん。
ありがとうございます。
これ配信する頃には、
学生の募集が始まってる頃ですけど、
海外学生のこと聞きたければ、
中村さんに連絡取ればいいんでしょうかね。
はい、全然取ってもらったら、
僕でよければ。
で、その他一般的なことに関しては、
コルクさんのブログを見たらいいんでしょうかね。
そうですね。
そうですね。
そうですね。
というわけで、今回はコルクさんに、
アメリカ留学について伺ってきました。
今回話してみてどうでしたでしょうか。
そうですね、
このポッドキャストという形態で、
お話をさせていただくのって、
今回初めての経験だったので、
緊張もしたんですけども、
中村さんがその中、
うまくリードしていただいたので、
非常に話しやすくて、
楽しかったです。
ありがとうございました。
医療と研究の交流
一応初対面じゃないっていうのも、
でかかったなって思いますけど、
やっぱりこうやってお医者さんと話す機会が、
僕もあまりないというか、
あるっちゃあるんですけど、
こういう場で話すってことは、
今まで、
一応アメリカ留学初のお医者さんかな。
違う?
してる。
そうか。
やっぱりお医者さんと話すと面白いなっていうのは、
思うのでまた、
いや本当に奨学金は、
またこの秋に申し込むので、
ちょっと相談させてください。
夏ぐらいに。
はい、もちろん。
大丈夫です。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
最後にブログの紹介と、
何か線でありましたら、
簡単にお願いします。
ありがとうございます。
そうですね、
私はコルクさん11と言って、
基礎研究x内科医というブログを運営していまして、
若手の基礎研究者、
若手の臨床医の先生方に向けて、
役立ちそうな情報を発信しています。
幸いにも、
去年UJA科学広報省という省も受賞することができて、
いろんな役立ちそうな記事を書いていますので、
まだ知らなかったという方は、
ぜひアクセスしてみていただければなと思います。
一応僕らのツイッターでもリンクを貼らせていただきますので、
概要欄からみんなアクセスしてもらって、
研究者じゃなくても結構面白い記事、
AIとかいろいろあるので、
面白いなと思うので、
ぜひ興味ある記事を読んでみてください。
番組情報とお知らせ
ありがとうございます。
さて、
アメリカンナイトゴールド、
スポーティファイ、
アップルポトキャスト、
アマゾンミュージック、
リッスンにて、
日本時間の金曜0時に配信をしています。
番組のご意見ご感想は、
Xの番組アカウント、
パットマーク、
angunderbar2024や、
メールフォームにお寄せください。
また、
ハッシュタグアメ語をつけて、
いろいろ呟いてください。
皆さんからのコメントをお待ちしています。
ここまでのお相手は、
中村と、
コルク31でした。
また来週。
40:02

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