2023-05-06 20:56

川島邦之 (一社)LBMA Japan代表理事/(株)リバーアイル代表取締役

いつもはMCを務める川島が、今回はゲストとして登場。LBMA Japanの設立の経緯を振り返りつつ、この先の業界形成について語りつつ、後半はリバーアイルとしてどんな事業活動を行なっているのかを語ります。(代打MC:LBMA Japan事務局ー中村潤)

川島 邦之 東京都出身。米ニューヨーク州立大学Plattsburgh校卒。米ヒューストン・シリコンバレーでのモバイル関連の営業・インキュベーション事業を経て、日本にてモバイル関連のベンチャー領域に於いて事業開発に従事。​2019年(株)リバーアイル設立、2020年(一社)LBMA Japan設立。

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Location Weekly Japan、このホットキャストは、位置情報データ活用及びロケーションプライバシーを推進する一般社団法人LBMA Japanがお届けしております、位置情報データ最前線ということです。
私ですね、代表理事を務める川島と申します。
基本的にはこの番組では、私がですね、会員企業の方々をインタビューをして、最新皆さん何やってるんですかということをお伺いしながら、最新情報を皆さんにお届けしていくような、そんなホットキャスト番組とさせていただいております。
えーとですね、今日のゲストは私です。
というわけで、自分で自分をインタビューするのはちょっと微妙な雰囲気だったので、LBMA Japanの事務局を手伝ってくださっている中村さんに手伝っていただきます。中村さんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今日はですね、まず川島さんに2つのインタビューをさせていただこうと思ってます。
ではまず早速なんですけど、LBMA Japanを設立した経緯、この辺りについてちょっとお聞きしたいんですがよろしいですか。
そうですね、はい。私一人で設立したわけじゃないんですけれども、2018年ですかね。
2018年ぐらいに、一情報データを活用したビジネスを行っている事業者、そんなに今ほど多くはなかったんですけれども、何社かいる中で、そろそろ個人情報保護法も厳しくなってくるよねとか、
一情報データってその中でどういった位置づけになるだろうみたいな、そういった話をしている中で、ちょっとこれって団体作った方がいいんじゃないのかなみたいな、そんな話を何人かでしていましたというところはありました。
もっと言うとですね、多分2017年の忘年会だったと思いますね。
忘年会で、一情報データ関連の事業者が集まった忘年会があって、そこでそんな話が出たかなという気はします。
やはりそんな中で盛り上がるんですね。
盛り上がるというか、それが共通の認識というか危機感だったというか。
固い話を言ってしまうと、一情報データって個人情報なの?どうなの?ということが明らかに明確になっていなかったというのが当時だったので、
その当時の個人情報保護法においてはね。
個人情報保護法って3年に1回改定されるので、その中で一情報データってどういった取り扱いなんだっけっていう、
そんなこともちょっと曖昧な部分が、解釈によって曖昧な部分がたくさんあったっていう部分もあり、
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そんなことを考えてましたっていうのが当時です。
で、そんなことを考えていたら、
アメリカ、アメリカじゃない、北米でLBMAっていう団体があるよっていうことを、
友人に教えてもらって、なんだなんだそれはということで見たら、
ロケーションベーストマーケティングアソシエーション。
地情報データを活用したマーケティングのベストプラクティスを共有する団体っていうのがありますというのを知りましてですね。
これちょっと面白いなと。
そこの団体が10月にジョージア州アトランタ、アメリカですね。
アメリカのジョージア州アトランタでイベントを開催するっていう話を聞いたので、
ちょっと行ってみようかなと思いました。
なかなかの行動力ですね。
そうですね。
その時私まだサラリーマンだったんですけどね。
本当にビジネスもちゃんとしてきましたけどね。
ここではっきり伝えておいて。
そこに行って、カンファレンス参加して、すごいなこれみたいな。
本当にいろんな企業の方々が来られてて、小売さんだったりホテルだったりとか、プロスポーツチームとかすごかったわけですよ。
それぞれみんな地情報を活用してこんなマーケティングやってますっていうのを言っていたので。
データの取扱いを事業者で作んなきゃねみたいなガイドラインみたいなのを作んなきゃねっていうことしか考えてなかったんだけど、
そうじゃなくてやっぱりこういった何が成功事例としてあるんだとか、
これがどれだけビジネスとして成り立っている、社会実装されているみたいな、
ベストプラクティスの共有みたいなのもちゃんとした方がいいよなということに、
そのイベントに参加して気づいたっていうのはありました。
そこで、団体の会長をやってたアシフに、
ちょっとこれ日本で団体作ってもいいかねみたいな、そんな相談をしましたっていうところですかね。
そしたらいいよいいよみたいな感じで、作れるものならやってみろよみたいな。
そういう意味ですかね。
そんな感じでしたかね。
っていうのがあって、じゃあって言って2019年の頭ぐらいから皆さんにお声掛けをし始めて、
今度このグローバルでやってるLVMAっていう団体の日本支部を作ろうと思いますということで、
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その日本支部参加しませんかっていうのを言って回るというのをやりました。
というのが2019年の頭ぐらいからかなという感じです。
で、なんだかんだで半年ぐらいで枠組み決めて、やることとしてはそのベストプラクティスの共有だけれども、
まずはちょっとガイドライン作っていこうよみたいなところで話をしてですね。
それに賛同してくださった企業さんっていうのが15社集まったっていうのが最初のスタートですかね。
会長のシーフさんとはそこで初対面だったんですかね。
そこで初対面です、はい。
どういった経緯でどんなことをやってる川島という人間だけどもみたいな、
そういう説明とかは何ですか、急になんか日本で支部作ってもいいよみたいな。
えーっとねー、
いやそのイベントに突っ込んできました。
突っ込んでって、
ここが支社行ってるのわかる。
ヘイヘイみたいな。
ABMA日本で活動してないの、してないよねみたいな。
はい。
俺たち団体作るよ、なんかそんなので。
なるほど。
いきました。
これでいけるってすごいですね。
まあね、結局だから。
やる気とか熱意伝わってるのかもしれない。
やる気と熱意というか別に正直ね、私もそんな熱意があったわけじゃないんですけど。
ちょっとでもこれ、業界全体っていうことを考えるってそんなにしないじゃん。
業界のことを考える人なんていないでしょ普通。
まあまあそうね。
ただ立ち上がり始めた市場だったっていうのはあって、そもそも業界っていう概念性は多分なかったんですよね。
だから新しくそういった新しいチャレンジは好きなので、
15社のメンバーの方々と一緒になんかこれ作ったら面白いよねっていうので作ってみました。
で、その後結構一番この後ガイドラインじゃあ作っていこうぜって言って、
9月末、10月ぐらいになんかそれをカンファレンスで宣言して、
じゃあ半年ぐらいで作りますって言って作ったものの、
やっぱり大変でガイドライン作るなんてやったことないし。
ただそこは本当にガイドライン編集委員会作って、
今のプライバシーテックの山下社長ですかね、
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LBMAの幹事もやってくれてますけれども、
山下さん中心にいろんな企業の方々にその委員会に入っていただいて、
色を重ねてガイドラインを作っていったっていう経緯もあったりします。
ただ我々だけじゃなくて各社の弁護士さんにもレビューしてもらったりとか、
もっと言うとあれですね、このガイドラインって別に法律法令のためだけではなくて、
やっぱり一番重要なところっていうのは一時法データを活用しますよっていうことに対して、
社会の皆さんに理解をしていただく、
で、我々がこんなことをやってるんだよっていうのを知っていただくためのガイドラインなので、
そこで何が必要かって言ったら倫理観というか、エシックスですね。
これがビジネスエシックスが必要だよねっていうところから、
これはですね、大阪大学の岸本教授を率いるLCセンターというところに
多大なるご協力をいただきましてですね、
その観点も盛り込んでガイドライン化するっていうようなことを実現できたっていうのは非常に
非常に大きかったポイントかなと思ったりはしてます。
確かにガイドラインって言うとかなり法律というか、
しっかり守るべきものを定義するっていう、そういうイメージ先行しますけど、
まあ認められる、社会に認められるためのポイントがその倫理観のあたりになったってことですか?
そうですね、だから法律だけだったら別に、法律でいいじゃん。
別にLBMAのガイドラインなんていらなくって、
単純に個人情報保護法および電気通信事業法を守りましょう、以上です。
ただ、じゃあそれってどういうことなんだろうっていうのと、
実際にデータの許諾を取るとか、こういった事例をユーザーさんに提示することとか、
データを活用する取引先に対してどういったルールを設けることとか、
いわゆるビジネスの現場でどうあるべきかっていうのは、
それは法律では定義されない部分なので、
それは業界団体というか、事業者団体がちゃんと作る、
ルールを作るっていうことをした方が望ましいのかなというのを考えた上で、
ただじゃあそれって本当に望ましいってどういうことなんだっていうのは、
要は企業側だけのメリットになっちゃいけないし、
そうするとやっぱり社会的に炎上するみたいなことが出てくるので、
そういうことにはすごく気を使って、
第三者の意見もしっかりと取り入れてっていうような、
そんなことを気にはしましたねっていうところです。
ちょっとガイドラインの話ばっかりしてると、
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面白くない。
本来、そうですね。
このあれはリバーアイル、株式会社リバーアイル、
メンバー株式会社リバーアイルのインタビューのはずなんで、
このぐらいにしておきましょう。
ガイドラインネタのポッドキャストは別でまたやりたいと思います。
はい。
ありがとうございました。
はい。
LVM関連はもう一旦以上で今日はでほしいですか。
そうですね。
またご要望があればありますけど。
はい。
では続いて今話にも出ましたけど、
リバーアイルという会社についても合わせて話してください。
そうですね。
はい。
私もともとベンチャー企業をずっとやってきましたっていうところはあって、
なんでしょう、企業家じゃないんですよ私。
ベンチャー企業を起業した経験はなくて、
どちらかというとベンチャー企業の中、外にもいましたけれども、
行ってベンチャーの事業を大きくするっていうような、
なんかそんなことをずっとやってきた経歴があります。
で、LVM Japanを立ち上げるタイミングでサラリーマンやってるのが厳しくなってきたので、
はっきり言ってしまうと。
なので、LVM Japanってそもそも非営利団体なんで、
なかなか非営利団体で食べていくのは難しいので。
はい。
そういう意味では、じゃあ事業立ち上げようかなと思って作ったコンサルティング会社です。
コンサルティング会社っていうのも後付けで、
じゃあなんかもう私ができること、お手伝いできることあれば、
なんでしょう、新規事業を作るとか、事業提携をするっていうようなことから、
元々私、アメリカで商社に勤めていたところからスタートしつつ、
その後、インキュベーションっていう、
出資した企業を育てるためのコンサルティング会社みたいなところにいたりとか、
ベンチャー企業のアメリカ進出を手伝ったりとか、
日本のモバイルキャリアさんのアメリカ進出を手伝ったり、
逆にアメリカのゲーム会社の日本市場への参入を手伝ったりみたいな、
思い返してみればそんなことばっかりしているので、
どちらかというと各社、企業さんがやろうとしていることをお手伝いする役割としては、
事業開発だったり営業だったり、検証も結構やりましたね、そういう意味では。
検証設計だったり、開発管理みたいなところから、
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なんでもできるんじゃできる、できます。
面白いですね、非常に。
そうですね、私は個人的な能力が非常に高いので、
なんでもできるっちゃできるんですけど、
ただ自分自身でこれをやりたいですとか、
自分の世界を作りたいですみたいなところっていうのを
推し進めるというよりは、
今はっきり言ってメインのフォーカスというか仕事はこのLBMAジャパンなので、
LBMAジャパンという業界団体を大きくしていく、
強くしていく業界を作っていく。
もっと言うと、しっかりとした一流のデータを活用した
ビジネスの経済圏を作っていくということがメインです。
メインですけど、これで食ってくるのはあと10年くらいかかると思うんで、
ちょっとその間は他の仕事を皆さんの事業をお手伝いするような形で、
っていうようなことを考えていますというところから、
いろんな企業さんの事業を何らかの形でお手伝いさせていただくというような
そんなことをやっている会社でございます。
何か英語の能力もそうですし、個人的な力もあって、
でも何か会社さんを中に入って大きくしたり、
手伝うところにやっぱり何でしょうね、やりがいというか、
自分が何かをお手伝ってこれを作っていくっていうよりも、
そっちの方が何か好きだったっていうことですか?
別に好きだったわけではないですね。好きだったわけじゃないんですけど、
なんとなくそういう要望ありだったかなという感じですかね。
だから今はもう本当にファッションとしてはLBMAがあるので、
仕事を完璧にお手伝いしますけど、ファッションはないです。
なるほど。割り切って役割として。
そこはプロプロフェッショナルとして対応させていただきますけれども。
ただ私一人じゃなくて仲間はたくさんいるので、
しかもその仲間というのは本当にこの20年ぐらいのキャリアの中で
集まってきたレース繰りのメンバーだったりするので、
そんな仲間たちと一緒にチームを組んで特定のプロジェクトに対して
しっかりと向き合わせていただくというような、
そんなことをするのがリバイルの役割かなと思っています。
お手伝いさせていただく事業の例で言わせていただくと、
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結構2社の開発、合併した2社のシステム統合みたいな。
そんな面倒くさい奴、面倒くさいって言っちゃいけない。
その仕切りみたいな。
やりがいのある仕事ですね。
やりがいのあるというか、どっちかが立つわけにはいかないので、
おそらくね、合併だったりするので、
それのレフリー役みたいな、そんなことをやっているのもあるし、
あとは新規事業を立ち上げて、
その新規事業に対して具体的に何が必要みたいなところをやったりとか、
あとは新しい事業構想をひたすら一緒に構想させていただくとか、
そんなこともやらせていただいているので、
開発管理やったりとか、プロジェクトの戦略を作ったりすることもありますし、
本当に現場で一緒に企画を考えて、一緒に市場を調査してとか、
そんなこともやらせていただいたりしていたりします。
あとは外国の企業さんとのやりとりの間を取り戻していただくみたいなこともやってますね。
海外の弁護士との間に立つみたいなことも得意です。
得意だね。
得意ですね。
何しろ全く私は気を使うことができないので、結構交渉は得意ですよ。
外国人との交渉は得意ですね。
そんなので使っていただけるといいかもしれません。
はい、わかりました。
いろいろな経験を生かして多岐にわたる役割で、
リバーアイレットの中では動いているということがよく伝わってきました。
はい、いいですよ。綺麗にまとめていただいて。
はっきり言って、NBMAをなんとかするということを頑張っていきつつ、生活するためにやってます。
素直にそんな感じです。
はい、わかりました。
こんなの放送しちゃっていいのかね。
リバーアイレットの説明も以上でいけるか?
そうですね、何しろ社名はリバーアイレット川島そのままなんで。
そうですよね。
ぜひ川島を活用するという観点でお声掛けいただければと思ってます。
はい、わかりました。今日はインタビューありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
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