2023-06-12 15:44

細谷正人 シナラシステムズジャパン(株)CEO

シリコンバレーの技術を日本でビジネス化した、シナラシステムズジャパン。モバイルキャリアデータのマーケティング活用・来店計測というビジネスの枠組みを作り上げたシナラが、次に挑む最適なAIやIDの概念について語って頂きました。

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はい、Location Weekly Japanです。今日は、シナラシステムズジャパンの細谷さんに来ていただいてます。
細谷さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
はい、シナラシステムズさんには、LBMA Japan設立当初からご参画いただいて、
私もあの非常にいろんな勉強させてもらったというか、本当にそうですよね。
最初の設立をどうしようか打ち合わせ、シナラさんのオフィスでやったのを覚えております。
はい、ありがとうございました。
いろいろとありがとうございます。
なので、せっかくなので、シナラさんについてぜひ教えてください。
はい、ありがとうございます。シナラシステムズジャパンの細谷でございます。
シナラなんですけども、シナラシステムズジャパンという会社は、
米国のシリコンバレーにある、シナラシステムズインクとソフトバンク株式会社のジョイントペンチャーで、2015年にできた会社になります。
シナラシステムズジャパンでは基本的には、セールスマーケティングといったところ、
シナラインクのほうで発展をしたプロダクト、デベロップしたプロダクト、それからシステムというところを使ってビジネスを展開するという役割を果たしております。
我々もかなりロケーションというところ、最初の設立当初から結構着目してきたんですけども、
実はそのシナラシステムズインク自体のコアコンピテンスといいますか、本質的な強みというのはロケーションデータというところではなくて、
元々はネットワークキャリアのデータを利活用して、これをマーケティングに生かすというところからコースはスタートしております。
これが今ではいろんなキャリアさんとかデータを活用して、マーケティングビジネスとかデータビジネスとかやられているんですけども、
その当初、シナラシステムズインクが設立したのが2012年なんですけども、その当初というのはまだまだそういうところはなくてですね、
というのはキャリアのデータを活用するというのは結構難しい、技術的にも難しいですし、当然プライバシーという問題では銀行と並ぶような結構カッチリしてるんですよ。
それをですね、マーケティングに扱うというのがまずまずあんまりやってなくて、それをですね、やれるようにしたというのが一応そのシナラでですね、
そこに対してのテクノロジー、それからIP、インタレクシャルプロパティですね、そういったものっていうのを持っています。
ただそれをですね、やっぱりどういうふうにマネタイズしていくかっていうのは重要なので、日本でまずやはり着目したのが当初日本で始めたのが2015年で、
やはりキャリアデータというと、iPhone がちょうど右肩上がりで伸びてきた時でですね、iPhone みんなが持ち歩くだろうというところでですね、
またその時ちょうどまだ3GからLTEへの切り替わりだったんですけども、我々の株主であるソフトバンク、Wi-Fi のデータというのをですね、いろんなところに置いてまして、Wi-Fi の機器ですね。
こういったところでロケーションデータを活用して、主にそのキャリアデータの利活用でマーケティングに生かしていこうというところで、ロケーションデータというところにフォーカスしていると。
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なのでおそらくライティング計測っていうのは日本ではうちが一番最初に始めたんじゃないかなと実は思ってまして、
今となってはいわゆる一般的なそのコンバージョンの一つにはなってきましたけれども、そのあたりライティング計測のいろいろ分析の切り口でとか、
ロケーションデータでセグメントを作るとか、そういったところっていうのはかなり我々集力してやってきているというような形で、今日本で展開しております。
ありがとうございます。そうですね、2015年からっていうことですけど、そういえばiPhone って最初はソフトバンクしか売ってなかったですよね。
そうなんですよね。懐かしい、たぶん。そういえばそんなこともあったなと思いながらですけど。
しならさん、すごくウェブサイトとかいろんな参考資料とか出されて、ホワイトペーパー的なものなんですかね、発行されていらっしゃいます。
本当に私も一条法あんまりわかってないときに、しならさんの出されている文献とかたくさん読んで勉強させていただいてたっていうような経緯もあったりします。
いろんなセミナー等々もそうなんですけれども、どちらかというと自社の詳細とか商品をすごくアピールするっていうところよりも、
一条法データ活用だったり、そのキャリアデータの活用みたいなところをしっかりと認識、基礎認識をみんな高めていきましょうみたいな、そういった啓蒙活動みたいな、
何ですかね、社会貢献なんですかね。
一応そこまでそこを意識してるわけじゃないんですけれども、川島さんにそう言っていただけるとそれはちょっと嬉しいです、光栄です。
いや、なのですごく参考になってますし、ぜひこれを視聴されている方々もしならさんのウェブサイトに行っていただけると、
本当に基礎知識がたくさん身につくような、なんかそんなところもあるのかなと思っています。
ありがとうございます。
本社がおそらく初めてその来店計測ということを始められたのかなっていう中で、2015年から今2023年まであっという間に来てしまいましたけれども、
どうですかね、そのデータ活用だったり、そのマーケティング活用っていうところが技術的にどう変わってきたかっていうところと、
本社のビジネスとしてどう進化してきたみたいなところあれば教えてください。
そうですね、まずちょっと弊社のビジネス的に進化したところっていうところで言いますと、
やっぱり当初はロケーションデータを使って、キャリアのデータを利活用するんだけど、ロケーションデータを使ってどういうマネタイズがあるかってなかなかこう難しくてですね、
で、来店計測を出してみたはいいものの、その来店計測をして本当にそこに対していくらお金を払うのか、
オンラインでのコンバージョンなんかもうほぼほぼお金を払わない時代になっておりましたので、
そういった意味で我々、さっき申し上げたようにオフラインでのセグメント、これはオンラインでのやっぱりセグメントとは全然違うので、
その辺りとか実は弊社後ろでは今4万セグメントぐらいオフラインで持ってるんですね。
それから分析軸、これも弊社500種類ぐらいの分析ができたりするんですよ。
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そういったところで分析、ロケーションを使った分析とかセグメントっていう、とてもシンプルな部分ですけども、
そこっていうのは量とか質ともに結構ですね、いろいろなことができるんじゃないかなと。
ただ、数が多いってばかりでいいこともないので、お客様にとってはやっぱり使いにくいんで、
今そこをですね、一旦広げて、そこから何が本当に必要なのか、この業界にはこれだよね、こういう場合にはこれだよね、
そういったところをですね、今ギュッと絞りつつ進化させていくと、進化させていってるというところですね。
もう一つのところでテクノロジーっていう部分なんですけども、
まず、やっぱりデータの利活力が非常に一般的になったと思います。
その中で、やはりキャリアさんのデータって容量が多いんですよね。量が多いっていうのがあって、
その量が多いっていうのは純粋に1回にくる量っていうのもありますし、連続性っていうところでの量。
例えば、アプリケーションのGPSデータでやると、ロケーションのアップデートってのはやっぱり何分か多くとかじゃないですか。
ただ、キャリアさんのデータってこういうものではないので、ここを例えばセグメントを1つ作るにしてもですね、
溜めてセグメントを作るっていうやり方も当然あるんですけども、そこをですね、ずっと継続的に回すみたいな、
そういった技術のところ、これはもうちょっとコンピューティングの分野に入ってしまうと思うんですけど、
こういうところでは、我々裏の部分でかなり技術っていうのは進化してきたかなと。
もう一つ、これ技術的なところとちょっと今後の部分に重なると思うんですけども、
やはりデータビジネス全般において、ロケーションもそうなんですけれども、
データのやっぱり質と量っていうのが根本的に重要になってくるかなと、今後。
いろんな会社さんいらっしゃって、いろんな我々がやってるような切り口も含め、いろんなサービスをお客様には提供すると思うんですけども、
やっぱり根本になるのは、そのデータをどのように持つのかなのか、なんか石油みたいなものだと思ってるんですよね。
石油からいろいろな加工品とか、いろいろ道はあれど、やっぱり石油の大元っていうのをどういうふうにこうやっていくかって非常に重要なことじゃないですか。
なので、そういう意味で言うと、我々シナラっていうのはそこを目指している、シナラインクではですね、そういう部分はありますので、
データが今、やっぱりそのサードパーティークッキーの話とかプライバシーの話とかっていうところで、
ID を連携させる、これは僕がそのデータの質と思ってるんですよね。データの深度というか。
結局、ロケーションデータもそのロケーションデータだけではなくて、他のデータと組み合わせること、これがによってやっぱり経済的な価値を持つと思ってまして、
当然プライバシーの話とか程度の話を当然ちゃんと守るというのは前提なんですけども、そうなった場合に今後のプレイヤーで言うと、
基本的にはもうGoogleとAppleがそこを全部握ってしまうと、ストリームの部分ですよね。
そうなった時にどうするのかっていうと、やっぱりそこに対抗できる軸ってキャリアの連合だと思っていまして、
なぜならやっぱりキャリアさんっていうのは基本的にはそのネットワークの中で、きちんとちゃんとしたGoogleさんとかAppleさんと対抗できるようなIDを持てるというところで、
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そういう意味で我々、今やっぱり欧米でもですね、特にヨーロッパの方ではキャリアさんが連合になって、
GoogleさんとかAppleさんが提唱するID以外にも、キャリアがきちんと責任を持って安全に使えるIDみたいな、そういったコンセプトも出してたり、
今ID、いろいろどこでも我々こうやってますとか、いろんなところがあると思うんですけども、そういう意味で技術的な進化で、
我々もキャリアの連合するIDを作るための土台があるというところで、今これから面白いところになるんじゃないかなと思っています。
なかなかの構想が出てきましたけど、これはもうすでに進んでる話だったりするんですか?
そうですね、はい。
なるほど。言っちゃって大丈夫ですか、このインタビューで。
まあいいんじゃないですかね。とはいえ、全世界で多分200カ国ぐらいありまして、大体1カ国3キャリアぐらいあるんですよね。
なるほど。
それで、大体人口が今80億ぐらいですか、世界で。携帯持ってる人はちょっと僕わかんないですけども、大体50億としますね。
大体50億ってその600キャリアぐらいの上を通ってるはずなんですよ。
で、GoogleさんとかAppleさんも、やっぱりAndroidとか10億とか20億っていうベースでいるじゃないですか。
やっぱりそこの10億とか20億に対してデータをどうするかっていうのが、今後の根幹に僕はなってくると思って。
その上でいろんなサービスを提供するとか、我々シナラジャパンもやってますし、そこをやっぱりきっちりやるっていうところ。
だからシナラの全体としては、そこに対してのアプローチですね。
なるほど。ちょっと話に戻って、あれですけど、さっき4万セグメントあるっていう話したんですけど、これあれですか、日本のオリジナルセグメントとしての4万なんですか。
そうですね、はい。
えー、それ全部ジャパンで作られたんですか。
作って、はい。ただ不要なものもありますよ。こんなのなんで作ったのってやっぱあるんで。
これもう1回作っても見向きもされないとかもあるんで、今そこをやっぱりきっちり使えるもの。
やっぱりオフラインのデータも用途をきっちりやることによって非常に効果は高いと思うんですよね。
うんうん。
まあちょっとそこを今まではやっぱり我々もオペレーションの人員とかでやってたんで、今やっぱりすごくAIとかって出てきましたんで。
そうですね、はい。
実はちょっと部分的に昨年から一部商品にリリースしているのは、ライテンというところをオプティマイゼーションをするためのセグメントをAIで作ってまして。
で、AIに情報を読ませてですね、マシンランニングして、この店舗には来そうな人のセグメントっていうのをどんどんどんどん作っていくっていうような。
だからまあ、こういうのがいいよね、こういうのがいいよねっていうセグメントを作ってるわけではなくて、そういうことも今一部取り組んでちょっと一部商用化してます。
オンラインでやってることをオフラインでもやってるっていうような話になってきました。
まあでもそうですよね。なんか面白いですよね。
オンラインであればオフラインの方で先に始まっているべきことだけど、オンラインで進化したものが今戻ってきてるっていうのがオフラインと、でまたそれを繋いでいきましょうっていうような。
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だからそこでロケーションデータっていうのはね、両方を繋ぐベースになっていくといいのかなと思いつつ、そうですね、石油というかオイルというかなんかデジタルとリアルを繋ぐオイルになってくれるといいなっていうのを常に思っていたりするところだったりします。
ありがとうございます。
どうなんですかね。今のお話をお伺いしつつなんですけど、シナラさんのこのサービスを活用できるお客さんってどんな方々になるんですかね。
そうですね。やはり基本的には今リアルの店舗をお持ちのお客様ですよね。そこがメインにはなってきてると思います。
まあとはいえ消費代のメーカーさんなんかもまだまだリアルの店舗で販売とかをされてたりはするので、そこに対してどういった方が買うとかって分析もできますし。
まあいろいろなお客様っていうのは我々ももうすでに5、600社さんと取引がありますので、あります。
まあなのでまだ我々もですね、実は気づいてないロケーションデータの使い方ってあるんじゃないかなと思ってまして、最近ちょっと僕が妄想してるのはですね、VRとかMRとかARとかまあ何ですかね、仮想現実みたいなんですかね。
なのですごく興味ありまして、やっぱりその中でなんかいわゆるデジタルツインみたいな言葉ってよくあるじゃないですか。その実際の街と同じようなものをオンライン上で作って、ヘッドセットするのか分かんないですけどもして、そことか歩いて実際そこで買うみたいな、これオンラインでやってることなんですけど、そこってロケーションですよね。
これとかってなっていくと、まあ完全にそのオンラインで今まで販売してたのも、これロケーションとじゃあ関係あるのかないのかってあると思いますし。
この辺りってもっと曖昧になってくるんで、だから何でしょうね、ロケーションの定義の一つによっては、今まで考えてなかったお客様とかの当然価値を生み出せますし、このロケーションの定義自体がすごい変わってくるんじゃないかなっていうのはすごく結構妄想してますね、今。
まあ変わってくるというか、変えていっていただくって感じですかね、篠原さんが。
そこまで踏み込めれば、はい。
頑張りましょう。ありがとうございます。
篠原さん、今日最後にご視聴のかたがたにメッセージとあればお願いします。
分かりました。
まずですね、LBMAここまで、今60社ですか?
今66ですね。
すごいですね、ほんとに。
ここまで大きく育てた川島代表理事、それから理事のみなさま、スタッフのみなさま、本当にありがとうございます。
本当に最初に声をかけていただいて、お話をした仲間としては本当にすごい嬉しい限りですし、やっぱりこういう団体をこうやってこれだけ大きくするって本当に大変だと思うんですよね。
本当に感謝しまして、すごいなと思って尊敬します。ありがとうございます。
それからさっき言ったように、やっぱりロケーションって今我々がパッと思いつくただの位置情報っていうだけじゃなくて、バーチャルの中のロケーションとか、もっといろいろ可能性って広がると思うんで、
ぜひですね、もしこれを見られた方、まだ入ってない方は一緒に入っていただいて、そういうところも提供していきたいなというふうに思いますし、
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あとは一応この間川島さんとお話した、なんか新年の鏡開きみたいな配印者を集めて、そういうのぜひなんかやれればいいなと思っております。
ありがとうございます。事業は順調ですか?
事業はね、順調です。
やっぱりちょっとコロナの時は苦しかったの、初年度。その後はかなり持ち直してきまして、今はもう非常に順調に推進しております。
ありがとうございます。力強いお言葉。ありがとうございます。
今日はですね、シナラシステムジャパンの佐藤さんに来ていただきました。どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
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