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それでは、Location Weekly Japanですけれども、
今日はですね、株式会社Unerryの代表取締役CEOである内山さんに来ていただきました。
内山さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そうですね、Unerryさんには、LBMA Japanには、最初に設立した当初からご参画いただいて、
いろいろ一緒に切磋琢磨させていただいてきましたというところではあるんですけれども、
昨年ですかね、見事というか無事というか、上場されまして、まずはおめでとうございますというか。
ありがとうございます。何とかそこまでは。
そうですね、嬉しい限りです、本当に。
東京証券取引所は初めてですかね、団体のメンバーで上場されたっていうところでは。
どうですかね、その後というか、上場されて。
いや、上場して本当に良かったなって思ったんですよね。
なんかいくつかあるんですけど、やっぱり僕らのお客さんって小売さんとか外食さんとか不動産、自治体さんとかが多いじゃないですか。
そうするとやっぱりその企業の信用力ってめちゃくちゃ重要で、なのでそこで上場できたとか、公共性があるっていうのは一つ本当に良かったなって思ってます。
あと、やっぱりLVMAジャパンで川島さんと僕の悲願でもあった、やっぱりそこから上場企業を作るというところの1号は作れたので、
ここからですね、続く会社さん、どんどん生み出していきたいなっていうところの、その1号にはなれたかなっていうところで嬉しかったですね。
そうですよね。いやでも大変じゃなかったですか。
いやもう、語り尽くせぬいろんなものはありますね。本当に。
なるほど。
我慢に我慢を重ねて感じですよね。
ですよね。いや大変だったんだろうなっていう苦労はね、想像しかできないですけれども。
でもそれも含めて良かったなっていうことでいいんですかね。
もう全然良かったですね。いろんなものがやっぱり我慢してきたし、いろんな大変なことありましたけど上場して、みんな喜んでますしね。
あとうちのお客さんとか取引先もみんな喜んでるんで、本当にやって良かったですね。
いや良かったです。どうですか、その後上場企業になったはなったで、それはそれでまた大変なのかなと思うんですけど。
株主の人たちに僕らがやってることってなかなか伝わりづらいと思うんですよ。
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人流データってコロナがあったからこそ多分皆さんが人流って言葉を初めて聞くようになったと思うんですけど。
その人流データの上場企業なんだなっていうシナリオが一応通るは通るんですが、
でも人流データってそもそも何みたいなのって分かりづらいじゃないですか。
だから人流データっていうのはこういうもんで、どんなふうに使えるんだよみたいなことを結構株主の皆さんに細かく説明するっていうところが一番大変ですかね、今。
でもそれは今までとも変わらずなんですかね、さらに大変になってきた。
株主でもいろんな株主さんがいらっしゃって、やっぱりファンとなっていただける個人投資家の方々っていうのは本当に大事なんですよね、僕らとしては。
その方に対するきちんとコミュニケーションをしていくっていうのがやっぱり一つ重要なのと、
あとやっぱり世の中はもっと広くですね、小さくでも投資してくれる個人投資家ってそんなに事業の内容を細かく見るわけじゃないんで、
でもそれでもやっぱりパッと分かるようにしていくようにするにはやっぱり一個でないのがあるなというふうに思ってます。
あとは機関投資家の皆さんとかに正しく理解してもらって、これの事業のポテンシャルがすごいでかいんだぞみたいなところをご理解いただくのももう一個ですね、大きなハドルがあるかなと思ってます。
どうなんですかね、なんか皆さんからのその反応としては人流ってどうなの?みたいな質問がやっぱり多かったりしますかね。
人流が何に役立つんですかっていうところがやっぱり一番難しいかもしれないですね、理解が。
はい、そうですよね。何に役立つんですかもそうなんですけど、ビジネス観点でいうとどうやってお金儲けできるんですかってなかなか説明するのも難しいし、実際にお金儲けするのも難しいですよね。
そうですね、これは多分業界の人全員抱えている課題だと思うんですけど、それでも僕らやっぱり平均成長60%くらいできてるんで、それが一つの結果として表し続けなきゃいけないねって思ってて、結果が出たものを後々どう説明するかみたいな形なので、今は説明しやすいですけどね。
なるほど。どうですか、コロナが開けたっちゃ開けたっていう、今2022年の4月5月ですけれども、人流に目立った変化ってやっぱり出てきていて、それがまだビジネスに結びつくみたいな感じになってきてるんですかね。
そうですね、やっぱり人の出がめちゃくちゃ今多いじゃないですか。だから僕らのデータも、特に僕らのデータのピークって朝の通勤時間帯と夕方の帰りの時間帯に人が動くと僕らのログが増えるんですけど、そこはもうギリギリって感じですね。受け切れるギリギリであってます。
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データが多すぎてってことですか。
多すぎて。本当に耐えてますけども、インフラの部門が相当優秀なので、すごく頑張ってやってくれてます。
あとやっぱりマーケット環境化的にも、リオープニングによってやっぱり皆さんがどんどん集客モードになってるじゃないですか。今インバウンドもそうだし、国内の需要もそうで。お客さん的にはどんどん今投資かけていこうみたいな感じになってるので、マーケット的にもすごくいいですよね。
一方でIT業界というか、特にガーファムを中心にレイオフが続いたりとか、一部ではだいぶちょっとやばいんじゃないかっていうような話というか、風というかもありますけれども、どうなんですかね。
うねりさんってITなんですか。
ITなんですけど、どちらかというと不況に強いんですよね、うちって。うち事業3つあるんですね。分析事業と広告事業とシステムソリューション事業って3つあるんですよ。
集客のニーズに応えるのは広告事業なんですけども、ここってやっぱり来店計測とかが正しくできるよみたいな話をしてるんですね。
そうすると今まで来店計測できないけど多大な予算かけてたところから、正しく来店効果が見えるよっていう風に、不況型になればなるほどROIを正しくしていくっていう風に向かっていくじゃないですか。
なので結果的に広告がめっちゃ伸びてるっていう感じですね。
この代わりにちょっと分析を抑えて、今は広告やろうかみたいな話なんですよ。今はリオープニングですけれども、集客をバチって閉じてる瞬間、だって広告って人来ないからみたいな時にはむしろ分析が伸びたり、システムソリューションが伸びたりするんですよ。
この3つ、僕ら三角形で書くんですね。この3つがあることが不況にも強いし、マーケットが伸びる時にも強いっていうのが触れたのが年60%上の秘訣だったなと、後付けですけどね。
なるほど、そうなんだ。
でもちょっとさっき、ごめんなさい、話戻りますけど、データすげえいっぱいありますっていう話聞いたんですけど、
Apple だったり Google だったりがある意味規制というか自主規制っていうんですかね。
ある程度データ量とか許諾の方法を変更することで、よりプライバシーにちゃんと配慮した形にしましょうっていう意図ではありつつも、データを取得できる頻度が減るとか、そういったケースはあったかなと思ってますし、
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そういった2年前くらいですかね、2,3年前かな。データ量ってだいぶ減るんじゃないかなっていう全体的な業界的な懸念ってあったかなと思うんですけど、どうですか、踏まえてさっきのデータいっぱいありますよっていうことも含め。
僕らはものすごい勢いで伸びてしまっているのが結論ではあるんですけれども、
これは本当にLBMAとも関係があるんですが、Unaryが2015年に立ち上げたときに、我々が位置情報を取得するポリシーは絶対オプトインで取るっていうことを徹底したんですよね。
なので、2015年に創業したときの利用規約、プライバシーポリシー、アプリの会社さんにお願いしたものからほぼ変わってないんですよ。
たぶん2015年のときに絶対にオプトインで取るっていった会社ってUnaryしかいないんじゃないかなと思ってて。
それが結果的にはマーケットの皆様には安全性が高いとかプライバシーきちんとしているというふうにご評価をいただいて、結果的にアプリの募集団が増えていって、
一つ一つのアプリで取れるユーザーはちょっと減ったかもしれませんけれども、Unaryとしてはデータ利用が取れてきているというふうに繋がってきましたね。
オプトインって何ですかっていうのを簡単に説明してもらってもいいですかね。
アプリにUnaryはSDKというソフトウェアをご提供して、それをダウンロードしていただいたお客様が、エンドユーザーがプラポリまたは利用規約を見て、
日常法の許諾にOKって押していただいている状態ですね。
それを同意を正しく取得しているということでオプトインっていうふうに呼んでいます。
そうですよね。Unaryさんね、最初からそう強く主張されていらっしゃいましたもんね。
創業期は苦しかったんですけどね。
アプリの会社さんに利用規約またはオプトインを変更をお願いしなきゃいけないんで、アプリの会社さんからすると言い合いに決まっているじゃないですか。
それはやっぱり最初は嫌がられましたよね。
確か個人情報保護法で別に規定されてなかったですよね、そういうのって。
なかったです。
2世代前の個人情報保護法ですかね、2015年とかっていうと。
でもやろうと思ったところはなかったんですか、そこのロジックというか。
そうですね。
いろんな運用曲折あるんですけれども、やっぱり僕らが一緒に創業したときに顧問弁護士もいて、顧問弁護士も昔からの仲間なんですが、その人が絶対にいつかプライバシーが問題になる日が来る。
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だから今100%オプトインでやってたら共生犠牲になるから今の日からやっとくべしっていう強いアドバイスがあって、いい弁護士だなって今思うと本当にありがたいです。
なるほど。
わかりました。ありがとうございます。
じゃあちょっと未来の話というか、この先どんな感じですかっていう話もちょっとお聞きできたらなと思うんですけれども、
これポッドキャストなんで、魚沢的に多分残っちゃうんですけど、この先2,3年ってどんな感じで動いていきますかねっていうのと、
うねりさんとどんな方向を向かっていきますかっていうのをぜひ教えていただければと。
これは我々投資家向けに開示もしてるので、何のぐらい表もなく言える話なんですけれど、
僕らの成長戦略としては3回構想で捉えていて、第1回部分は小売さん外食さんに対するマーケティングのDXをしっかりやっていく。
そのためにビーコンを入れて、位置情報に基づく広告配信をして、それと連動するアプリとかLINEとかでワンツーワンのコミュニケーションができる仕組みを作っていく。
店頭を全部デジタル化をして、データを揃えていくという事業が1回分で、今うねりがメインでやっているところです。
その次にあるのが、我々が頑張って小売さんとか外食をデジタル化すればするほど、今度はそこに商品を提供されているメーカーさんっていらっしゃると思うんですね。
飲料メーカーとか消費者メーカーさん、そういう方々を相手に商売ができるというふうに思っています。
それを業界的にはリテールメディアというふうに呼んでいます。小売さんのデータとか店頭を収益化するという意味合いですよね。
というところを今、かなり真剣に誇っています。これが2回分。
そのノウハウを活かして、今度は街づくりに転用するというのが3回分で、これは日本だけじゃなくて、
USとかカナダとか、東南アジアとか、そこにおいて街づくりとかに、あと自治体のためのデータの利用とかに使っていただくようにすると。この3回分で考えています。
なるほど。
海外展開なんかもやつぎばやに、上場したら海外展開って常識ではありつつ、あんまりうまくいってる人たちいないっちゃいないですけど、っていうのはありますけど、どうですかその辺のねりさんは。
僕らはやっぱり人流データっていうレイヤーにおいて、例えば携帯キャリアとか、ガーファみたいなプラットフォームなので、すべてのサービスを全部垂直統合するじゃないですか。
自分で最後の最終サービスも提供しながら裏側のデータも抑えて、何なら端末も抑えるみたいなところになってると思いますけども、僕らっていろんな人たちに対する水平のレイヤーだと思ってるんですね。
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人流っていうところにおいて、そのグローバルプレイヤーってかなり限られてると思ってるんですよ。
US中心のプレイヤーって人流データ取って広告に配信しますっていう、位置情報広告プレイヤーっていうのはすごくたくさんいるし、そこに対するデータ提供を頑張ってやってますっていう人たちもいるし、あと分析だけやってますっていうプレイヤーもいると思うんですけど、かなりそこに留まっちゃってるなと思うんですね。
なので、人流っていうことだけを水平レイヤーとしてグローバル展開できるとすると、このリアルな世界が非常に強い日本で作ったユースケースをグローバル展開するのはかなり強みを持って捉えられるんじゃないかなと思って頑張る。
なるほど。どうですか?感触は最近海外回られてるのかなと思うんですけど。
グローバル、まず東南アジアの状況と北米の状況って結構違うなと思うんですけど、東南アジアまたは東アジアはかなり行けるって感じですね。
かなり行けます。
なるほど。力強い言葉で。
北米はもともとプレイヤーがまあまあ強いプレイヤーがいたりすると思うんですけれども、やっぱりそのパートナー、いいパートナーとかが見つかって、で、我々のこのビーコンバンクっていうサービスって、ビーコンとアプリのプラットフォームのサービスなんですけど、これって日本とアメリカと中国で特許を取ってるんですよ。
そうなんですね。
なので、僕のビーコンをいろんな会社のものをシェアするっていうものは北米にも展開できるんですよね。
そこにおいては多分誰も手を出せないので、なんかそういう強みを生かして戦っていきたいなと思ってます。
ありがとうございます。
なんか、あの、内山さん個人的な、なんか今年の目標とか今期ですかね、あの今年度の目標みたいなのってあったりしますか?
はい。やっぱり会社が上場して、僕はこれ第二創業って呼んでるんですけど、今社員がめちゃくちゃ増えてるんですよ。
多分去年からすると倍ぐらいになってると思う。倍以上かもしれない。
はい。
4月だけで10人以上入ってますし。
すげえ。大企業になっちゃいますね、もう。
なりつつあるんですけど、そうすると新しいメンバーで新しい価値観で新しい事業を作っていかなきゃいけないっていう風に思っていて、
古くからいる人も新しく入った人も横並びで新しいうねりっていうのを作っていく。
これを第二創業だと思って、今年めちゃくちゃチャレンジしたいっていう風に思ってます。
僕もやっぱり8年会社やってるんで、その延長線上に考えちゃうじゃないですか、どうしても。
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それじゃダメだな。で、僕も第二創業の代表でありたいので、そこの先頭を走ろうということを日々自分を鼓舞してます。
なるほど。まあ引き続き大変そうですけど、頑張ってくださいっていうか、体にはちゃんと気をつけてくださいね。
お互い。
我々もそんなに若くなくなってきてる。
でもなんか、すごくいいと思うんですよね。この業界でこんだけ頑張ってやった結果、まだ一線でやれるって、僕らの年齢だと嬉しくないですか。
まあ確かに。
それはありがたいと思って頑張ろうと思ってます。
そうですね。本当にそこは同世代の推しとして、ぜひみんなを引っ張っていってもらえればなと思いますので。
内山さんも本当に体だけは気をつけてくださいというか。
といいですね、内山さんお酒も飲まないし、他の我々みたいな生活よりは素敵な生活をしてらっしゃるんじゃないかなと思うので。
そこは心配はあまりしてないですが。
頑張ります。
そしたら最後にご視聴いただいている皆さんにメッセージというか、一言いただけますかね。
締め的な。
うねりは、うねりエブリウェアというスローガンを掲げて経営をしています。
うねりエブリウェアというのは、どの街に行ってもどの店に行っても、実はうねりのデータが使われていて。
そしてそこに訪れるお客さんが、より良い生活体験が得られるということを目指している会社です。
LVMHジャパンとして、そういう企業が一つ上場というところに至ったことは、とても喜ばしいことだと思っていますが。
これから日本の社会インフラとなれるよう、そしてグローバル社会インフラとなれるように頑張っていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
今日ですね、株式会社うねり代表取締役の内山さんにお話を伺いました。内山さん、今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。