袋で包んで保存されてるので、
陶器の方は全然持つ。
木と中の繊維はよくダメになっちゃうんですけど。
ラック茶碗とか壊れちゃってるんじゃない?
まああれ。
うっかり。
だいたい金継がれてますけどね。
金継でくっついてるやつが結構多いし。
まあ本家のラックの茶碗は割りっぱなしは多分しないので、
それはそれでいい景色だねとか言いながらみんなであがめてるから。
あれを完全に粉々にはしないだろうから結構大変ですね。
あれを割れて金継がれたラック茶碗と今の作家の作品に比べられると、
どうしてもあの味は出ないですからね、時代の。
僕はそこにその450年前のお坊さんがこの掛け軸書いて、
これを見て何百年みんなこうやってお茶会をやってこんなような話してたんだよね。
江戸時代はこの字ってどういうふうに解析してたんだろうみたいなのをやると、
なんかちょっとこうネタとして、
これ選び方だと思うんだけど上手に選ぶ人って、
なんか今日話しそうなところのきっかけと重みになるようなものを選んできてくれるので、
それはそれでエンハースメントとして。
古いは日本の文化とか歴史に対するミッシングする気持ちがあるじゃん。ミスする。
それがやっぱり出てるよね。そういうところに。
それをいつも感じるよね。
だから流礼でそうやって入れるときもお茶を守って入れるんですか?
毎日お茶を守って、ほぼ毎朝自分で入れて自服するか、
あるいは夜とかも入れて奥さん飲んだりとか、流礼だけれどももうちゃんと。
ふくさをさばいて入れるってこと?
ふくさをさばいて。
すごい。
着物着るの大変なんで、ベルトにふくささしたりして。
すごい。
僕は県水がだいたい鍋で、釜はデロンギですからね。
でも釜もハイエッチ。
なんだか楽しそうな雰囲気で公演会場に向かった3人。
この後行われた公演会の様子も気になりますよね。
では、ここから1月27日に千葉県の市原市で行われた
今こそ茶道、茶の湯にまつわるいろんな話の一部をお届けします。
あんこうって雑誌がありまして、ここで連載を書いてくるって5年くらい前に言われ、
日本科学未来館に常設展を作ったときに、茶室をスタディーしながら常設展を作ったんですね。
たくさんの茶碗を持ってきたりとか、青軸の代わりに何を置いたりとかしながら展示を作ったんですけど、
そのときによく茶のコンテクストの話をしてたら、
じゃあ茶道の連載を書いてくるって言われて、
いやーでもお茶をしっかり習ったことがないって言ったら、
じゃあ習いましょうって言われて、
編集の人たちがお茶マニアなので、ひたすら訂正されて、
頭だけが賢くなり複雑なわけが全くうまくならなかったっていうのが、
私の茶との出会いでございまして、
それ以来ずっとよく茶室を作ってます。
これプラモデルで作った茶室、プラーン。
プラーンは全部ガンプラのプラモデルでできてるから、
ガンプラのランナーを集めて作ったプラーン。
で、釜はデロンギ。
茶碗は第17代楽吉茂門の茶を3Dプリターで作ったやつだったら、
お湯を入れると溶けるっていうね。
ギャグ満載な茶室とか、
あとアザブダイヒルズの茶室はフレネルレンズでできた茶室を最近作ってまして、
だからうねうね動いてて、お軸じゃなくて壁が動くんですか?とか言う。
ちなみにあの茶窯の横、今度遊びに行ってもらうとですね、
なんかブンブク茶窯があって、
パヌキの白製から剥がしてきたしっぽが生えてますんだよ。
ブンブク茶窯にもこだわるだろお前!とか言う。
ちょっとふざけすぎなんですけども、
まずふざけた茶室を、横にね、
これちょっと面白くてこれ、
腰掛け待ち合いがあって、
タバコボンがあるんですけど、
つくばいがなくて、
アルコール消毒液がある。
つくばいは?って言って、
これでどうぞ!とか言って、
手がアルコールで満たされた!
水屋に行くと、
ちょっと見えにくいんですけど、
茶窯が、風呂窯が置いてあったりとかする中に、
シンセサイザーが混ざったりするんで、
こんなことをよくやってる茶人間です。
はい、すいません。
ぶっ飛んでますね。
よく言うのは、
リキューが今生きてたら、
お茶やってないかもしれない。
リキューが今生きてたら、
ファッションブランドでやってるか、
メディアートやってると思うんですね。
でもそんなリキュー嫌だっていう茶人もいるし、
だからその時代のリキューみたいなことを
チャネルにしようとしてる人と、
そこも全然面白い。
みんな違うよね。
コミュニケーションとしてやるか、
文化としてやるか、
あとはカルチャーとして。
カルチャーとして。
でも、
荒谷さん行くと、
一番最後までお墓がいっぱいある。
武将の。
あのお墓とかめちゃくちゃぶっ飛んでるじゃないですか。
よく見ると。
形もそうだし。
すごい格好してて。
当時は多分意味不明の、
アートみたいなものだったの。
今みんなコケも履いてるし、
格好いいとか言って。
そんなところはあるかもしれないね。
だから将来は落ち合い流みたいな。
茶はやってないんですけど、
たださっき日本文化を学ぶので
落ち上がってるのはおっしゃる通りで、
例えば日本ってカメラを使って、
カメラ道のお話になるわけじゃないですか。
カメラ道のお話になった時に、
カメラのお道具は何でございますか。
お道具を拝見とか言って、
お道具拝見させていただいてですよ。
丁寧に指輪とか外します、
時計とか外してとか言って、
ライカを落とさないようにいただき、
このレンズは何でございますか。
ノクチルクスでございますとか言うのが、
どのカルチャーにもあるわけ。
例えばグラフィックカーが好きな方だったら、
ちょっと拝見させていただいても、
この乗り心地は本川でございますかとか言って、
そこで曰くが出てきて、
いやこれは初代ホンダ総一郎がデザインされました
大椅子でございまして、
今日の季節に合わせてオープンカー仕様に
やってございますとか言うのを言われるわけですけど、
あれってでもどのカルチャーでもあれがあるので、
カルチャーのひな形としてのお茶は
面白いです。
ただ日本人ほど、
お道具を大事にする国ないと思うんですよね。