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2022-05-31 37:09

S1 ep14 織部が拓いた新しいノーマル 古田織部研究編(後編)

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漫画『へうげもの』を入口に、古田織部という人と彼の生きた時代を掘り下げるシリーズ第二回。古田織部とはどんな人物で、何を目指し、その後の日本文化にどんな影響を与えたのか。古田織部美術館で実際に目にしたものの話なども交えて語り合います。

今回の話題:
「伝統」と聞いて想像するものを軽く飛び越えていく自由さ/茶会にテーマ性を持たせる/日本人にとって長年謎だった中国・朝鮮の真っ白な磁器/大陸の磁器を目指して実験を繰り返して作った織部の白い茶器/イノベーター古田織部/美濃や唐津の産地に出向いて作り手を焚きつける/テストピースにも価値付けする/あえてヘタウマな絵付けをさせる/美はひとつの価値観ではない/利休が大成した侘び寂びの次に来るもの/食器の形状にも自由な発想/小料理屋によくある食器?/織部好み/産地に出向いてディレクションする姿は民藝運動の柳宗悦たちに通じるところも?/ニューノーマルを作った織部/へうげる=ふざける/作り手でない人と作り手がコミュニケーションを取りながらモノを作ることが新しいムーブメントを作る?/ものづくりにギャグ≒アートが必要/産地を育成した織部/クリエイティビティをどう自分のものにしていくか

古田織部美術館
http://www.furutaoribe-museum.com/

『へうげもの』(wikipedia)
https://onl.sc/ZtxSN7W

ConCraプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp

そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/

#concra(twitter)で感想、質問、リクエストなどお待ちしています!

パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
クラ出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な工芸技術で生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが、
分かりたいけど勉強しにくい工芸について、見たり調べたり、作り手のお話を聞いて、時に脱線しながら、皆さんと一緒に考えていく番組です。
コンクラの岩田です。
ウミです。
シホです。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
前回はウミさんから、古田織部の話をすると言いつつ、その前段階のいろんなお茶の知識というか、知識というよりもトリビアみたいな感じのお話を色々聞かせてもらいましたけど、
いや、なんか奇妙な世界ですね。
そうですよね。伝統って言われてるものとかで、僕らの先入観を軽く斜め上っていうか、遥か彼方の上を飛んでいくものってお茶に限らず結構あるなって思って、
日本のことを僕もっと知りたいなと思ってるうちの一人で、その中のお茶はやっぱりすごい面白いなって思ったりしています。
私、お母さんがお茶やってて、習ってて、子供の時にお茶連れてかれて、お菓子食べれるからいいやみたいな、座ってて足痺れるし何が楽しいのかさっぱりわからんって思ってて、
ただ、いけばなもやっぱりやってて、お茶をやる人ってなんでいけばなもやるんだろうっていうのがすごい不思議だったんだけど、
実際こうやってお茶会とかやったりとかすると、お花をいそいそとうみくんがお花買いに行って、
すごい今日の会はどういう花にしようみたいなのを一生懸命考えてたり、壺はどれにしようとか考えて、聞いてたら、
そうか、それで自分のいけばなのテクニックが上がると表現も広がるから選択肢広がるし、それでお茶やる人っていけばなもやるのかっていう風にだんだんわかってきたのが最近。
うみさんいけばなもするんですか?
しないですね。ある種僕は彫刻みたいな感じで捉えてるんで、動きがつくようにいらない枝を切るとかそんぐらいの話なんですけど、
別に自分がいけてるかどうかわかってません、正直言って。
その時その時の時事問題っていうか、やっぱり今ロシアとウクライナの問題があったりとかするとロシアの壺とかを引っ張り出してきて。
03:10
僕がね、そういうことをやってたんですね。
しかもそれもミルクを温めるのように入れてた壺で、もともと花瓶じゃないって言われてたの。
しかもちょっと年度で成形するときに失敗したりとかして、でも民衆が使うものだから失敗とかがほっとかれて焼き上がったようなものなんですよね。
そういうものに結構いい味があって、別にウクライナとロシアに政治的にどうこうっていうよりは、想像力を働かせるっていう意味で置いてたっていうか。
あれですか、そういうものを置いて茶室の中で普通に世間話みたいな感じで、お茶飲んで世間話してみたいな感じなんですか。
なんかあと、この道具は何ですかとかって聞いたりする文化があるんですけど、お客さんとかが。
あんま自分からは言わないんですけど、聞かれたら言う言うっていう。
最初部屋入ったらまず掛け軸見たり、そういうお花とか壺とか見て、今日のテーマはこういう感じなのかなっていうのを。
美術館で言うと展覧会のインスタレーションで、一個一個に何か意味あるんだろうし、その一個一個のハーモニーのメッセージ性はあるんだろうなってことを読み取って、
全部分かんないからふーんって思いつつ、ちょっとずつ質問すると、実はこれはこうなんでって言って、紐解かれて、最後がてんみたいな感じ。
聞かれとらんと言わんっていう風にカッコつけて言ったんですけど、だいたい自分の茶器とかを、ヘンテコな茶器をもてなしたいんで、そういうのは自分から言っちゃうこともいけば。
言ってるね、だいぶ。
言ってそう。
そうなんですよ。これこうなんですよ。
すごい嫌なのが、私の作った茶碗を、これは福原志保というアーティストが作りましてとかで、なんか陶芸の人が来て公開処刑されたことがありました。恥ずかしいからやめてみたいな。
ちゃんとお茶をやってる方と、もう今結構日本の一線で活躍されている陶芸家の方の前でなんか吊るし上げにするっていう。
そう。でも優しいからすごい高台とか褒めてくれたりとかして。
よくできてるじゃないですか。
そうそう。なんか大学のなんか好評会で吊るし上げくらったみたいな気分になりました。
06:00
大学の好評とかで、褒められたらお前の作品はやばいってことだよって言われてる先生がいましたね。
そうなの?
僕はいましたけどね。あの人褒めてるってことは全然良くないってことだよみたいな。
やべえ、絶対それ私理解できないやつだ。
すごい怖い。
私そういうの素直にめっちゃ褒められたと思ってウキウキして帰っちゃうタイプ。
それはさておきですね。
それはさておき。
全然前回ちょっとたどり着かなかったんですけど、古田織部の美術館に行って器を見に行くわけなんですけど、
その前に前提として前回も言ったんですけど、基本的にお茶とかそういうものは朝鮮とか中国の磁器とかそういうものが最強にいいっていう。
磁器とかってすごい目が細かくて粘土っていうよりは石に近いような。
ガラスとか石に近いよね。
すごい金星の取れたものとかで、今別に磁器とか別に磁器のような器とかってダイソーとかでも売ってるんで、
僕ら現代の人からずっと磁器のすごさっていうのは身をもって感じないっていうことがあるんですよね。
それが織部美術館の器を見てもピンとこない理由の一つだと思うんですよね。
前提が違うんですよね。
まず土が違うし、あと焼き方の釜とか火の使い方も違うし、
ずっと長年謎だったんですよ。
日本人にとった磁器ってどうしたらこんな白くできるんだろうとか。
それを一生懸命織部がやっぱり日本なりの日本でできるものを作ろうと開発を重ねて、
織部の緑の前に真っ白じゃないけれどちょっと白みがかった磁器とかを工夫して作ったりとか。
結構イノベーター的な存在でもあるし、科学的なこととかもアプローチとしてはすごい実験してプロトタイプ作って、
そのプロトタイプを作る環境っていうのも結構いろんな整えたりとかしてて。
本人は武将なんですね。
武将なんです。もともと武将。だからメインジョブが武将。
40とかで李旧の弟子になって、その釜とかに出向いてこう焼いたらいいんちゃうみたいなことを。
彼のやっぱり偉いなと思ったのがやっぱり出向いてる様子が描かれていて、いろんな文献でも。
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武将としては交渉人だから、やっぱりいろんなところ出回ってるからいろんなものを見てるし、交渉がうまいから、
なんでこういうのはできないんだろうっていうのをうまくチャレンジ精神を煽ってですね、相手を。
でやらせるとか、あとそういう、ただ工房もそれだけやってると食べていけないから、
そんなテストピースばっか作ってたらしょうがないから、そのテストピースすら価値があるみたいな風に、
なんていうのかな、これはちょっとしたもんですよみたいなことを。
ちょっとふかし気味に。
たとえばオリビ美術館でいっぱいあったのが、下手うまな絵が描いてある、さっきたくさんあったと思うんですよ。
それまでってやっぱりうまい人が絵付けをするっていう常識だったと思うんですけど、
限られた人が描いたらその価値って上がるじゃないですか。
でも下手うまなやつって誰でも描けるんじゃないかみたいな思わせるんですけど、
やっぱりそのうまい人がわざと下手に描くっていうところを。
これは賢さが滲んでて描いてダメだなみたいな。
そうそう、なんか下手うまじゃないけど、肩破りっていう概念を最初にチャレンジしてた人っていうイメージですね。
だからまず重要なのは僕らに時期すげえっていう感覚がない中で、
日本で撮れる年度でどういう風にやってたかっていう時代設定というか状況を理解。
なるほどね。僕、朝鮮の時期とかのイメージより、
オリ米美術館で見た器の白さってもうちょっとベージュっぽい?
そうです。
けどあのベージュでもかなり当時の日本の焼き物からするとかなり白いっていう。
そうですね。
そうなんですね。
時期に憧れがあるんで。
割れやすかったんだよね。
やたらそうなんですよね。白くするんですよね。
粘土で焼くやつも時期風に白く塗ったりとか、憧れが強いんで。
ただそれをしようとするとどうしても割れやすいから、運んでる間に割れちゃったりとかしたり、使ってる間に割れたりするしっていうので。
ただ割れるっていうのも古典オリ米美術館でやったくっつけてるやつとかいくつかあったんですけど、あれもわざと割ってくっつけたりとかして。
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彼のやったことって、その美っていうのは一つの価値観だけではないんだよっていうことを提案してたので、
割れたやつを組み合わせて2つとか3つとかキメラみたいな茶器を作って、これってすごくないみたいなことを伝えたりとかして。
武人としては寝回し屋だし交渉人だし、出世もすごいしていく上で、わざとそういう反骨精神的な価値をひっくり返すようなことをどんどんやってるうちに、
だんだん周りがこの人ちょっとすごいぞってなってきた。
こいつはやべえぞ。
やべえ人だぞってなって、やっぱりそこの一つが千利休に認められてて、
彼はちょっとした才能があるぞって認められてたんだけど、最後のほうか何かに人とは違うことをしろっていう教育を受けてて、千利休から。
最初は憧れだから利休の真似して、わびさびみたいなぐねぐね曲がったものとかを作り始めるんだけど。
あれですよね、ダメージ加工の茶室とかを、漫画上では何か出てくるんですけど。
これ本当の話しか知らないけど、真似しすぎて怒られて、杉太郎を呼ばざることしって言われたみたいなエピソードがある。
高校生の言葉を引用して諌められるっていうかなりつらい受け身にあったんですけど。
つらいはつらい立場だと思うんですよね。
利休がわびさびでもう大成して、それが正解みたいな感じの雰囲気の時に、違うことをやれって言われてるっていう状況なんですよね。
みんながもうわびさびすげえ、俺もわびさびだっていう時に、これはもう俺が大成したやつなんで、君らは違うやつっていう風に。
わびさび自体もそのおかげで、わびさびってすごく説明しづらいっていうのは、いろんな見方があるから、
はっきり言って一個どこじゃなくて、みんなが持つわびさびの概念っていうのが一人一人違うので、
でもそれ自体がわびさびだぞって言ってるのが千利休だった。
あなたの色に染めなさいっていうことで、それをちゃんとフルト・オリンピックは真に受けて、
一生懸命日本にもともとなかったものとかを、最初は白いのとか言って真似してたけど、どんどんエスカレートして、
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落書きみたいな絵を描いたりとか、うまいのだめとか、いろいろ。
そうやって下手うまな絵が描いてある器とかをいっぱいプロデュースして作っていったわけですよね。
それって誰に授与されてたんですかね。誰っていうかどういうそういう。
いやもう流行りなんで。
京都のインフルエンサーみたいな器屋さんがあるんですよね。
そこのやっぱりカリスマの、全国から武将にお客を持ってるようなところで置いて、
そこで置くと、そこで置いてあるやつはやばいんだっていう風になるというか。
でももちろん張ったりというよりは、そういう美意識をちゃんと伝えてる部分もあって、それが流行りだしたっていうことなんですけど。
別に真似すれば描けそうななんか変な絵とかすごいいっぱいあるし、
あとあれですね、なんかその端正な時期とかがすげえっていうところから、
本当最低限の機能とあれを満たす理急の真っ黒いちゃじゃんっていうところからさらに、
じゃあ彼どうしたかっていうと、歪んで何これ受けるみたいな、そういう器を作ろうとしたんじゃないかっていうことなんですよね。
そういう順番が分かってないと、行ってみてもなんか、
僕の感想を古田織部美術館に行った感想を最初に言っちゃうと、やっぱりすげえ感動っていうのが特段なくてですね。
確認作業みたいな。こういう感じなんだ、言われてたやつはみたいな。
なんかそういう感じなんですけど、本当に歪めてこれをやりたんだなみたいな。
なんかそういう、難しいですけどね。濃いにやったのと自然に歪んだのの、ちょっとその間ぐらいを取った。
混ざってるよね。やっぱり自分に歪ませようとかすると、なんかあんまりいい感じにできない。難しいなと思って。
やっぱり古田織部美術館の見に行った時に、両方あるなみたいな。
なんかやりすぎなのと、実際になんかそうなっちゃったっていうのは、どっちもあるな、これはと思って見てた。
結構、日本の下手馬のルーツとかをたどると絶対オリベは避けて通れない気がするんですよね。
なんか、今見たら何とも思わないんですけど、それ以前のやっぱ器とか、すげえって言われてる茶器とかを見て比べると、何とも言えないというか。
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なんかあの、茶器って聞くと、なんかこう抹茶入れるちょっと大きめのお茶碗みたいなイメージするんですけど、
僕割とその美術館行って思ったのが、なんか小料理屋とかで、なんかちょっとした何だろう、
和物とかが入ってるような、ちょっと深さのある四角い皿みたいな、ああいうのが多いなと思って見てたんですけど。
確かにあそこはそうかも。なんかあと扇形の形したやつとか、あれもやっぱりオリベのアイディアで、なんか四角とか丸だけじゃなくてもよくね、みたいな。
あれなんかおかず入れたりする器なんですかね。
そうですそうです。
ああそうなんですね。
やっぱりその、お茶をやる前にお食事出すから、器もそれを見てるしみんな。
だったらなんかその扇形の形すると、なんか食べ物とかかっこよく見えねえみたいな。
あとこうちょっとバスケット型みたいなこう、
アーチ状のなんか。
アーチ状の手下げみたいにできるような。
あれもなんかオリベがこういうのをやると、なんか立体的になってかっこよくないみたいな。
食べ物がすごく見えませんかみたいな。
見えるみたいななんか。
うん、提案でスタートしたらなんかやっぱりみんなもなんかいいかもって。
やっぱりそれ前になかったものだから、こんな形も食事のお皿に使っていいの?みたいな。
いう風になったりして。
一応オリベ美術館の古田オリベンの世界っていう導入のあれが書いてあるんですけど。
劇堂の尾山時代後期の茶の湯をリードした独特の美意識を持つ古田オリベ好みの茶道具を年2回の展示でお楽しみくださいということなんですけど。
2回入れ替えてんだ。
そうですね、独特の美意識っていうところですよね。
そうね、オリベ好みって言われるやつってそのキュレーションだよね。
前々回のテーマの民芸とかも結局彼らが作るっていうよりは地方に行ってディレクションするスタイルみたいなものが、それはどうなったっけっていうのも含めてあったと思うんですけど。
そうですね。
オリベ自体も別に作陶家とかそういうことではなくて、ある種の好みみたいなものを伝えて作ってもらっているっていうような感じですね。
21:00
ここで古田オリベがいろんな当時の既成概念を覆して生み出した新しい美意識みたいなものって、その後の時代には何らかの潮流として引き継がれてるんですか?
一般市民の目線では感じないですよね、それって。知らない限りは。ただ、そういう意味で言うと岩田さんの小料理店とかで出るちょっとした器っていう感じに。
確かにそこにはある。
ある意味ニューノーマルを作ったのがオリベで、それが死後普通に当たり前になってるみたいな。
あ、そっか。だからなんかあれか、こう、すげえっていう風になりにくいのか。
そうそう、だからもう、あの、何て言うんだろう。そうね、なんかノームコアじゃないけど、みたいに見えちゃうみたいな。
独特っちゃ独特っていうか独特ですけどね。でも、やっぱり感想としては小料理屋で見るなっていうこと。
そうだしね。
おもてなし。
実家にもあったなみたいな。
なんかやっぱりでもオリベが作ったものっておもてなしってどういうことだっけっていうことを広げたなと思ってて。
なんかやっぱりそういうユーモアのセンスもおもてなしにあってもいいんじゃないみたいな。
こういうのあっていいんじゃないとか言って、それで楽しみ方を見に来た人たちを、これでもいいんだとかこういうのは知らんかったって言ってエンターテイメントしてたんだろうなって
想像するし、その精神がやっぱり小料理屋っておもてなしのする場所だから、残ったからそうやって器も使われて、
ただの白い丸いお皿だけじゃ味気ないからって言って、ちょっと変わった形だったりした小鉢とか。
彼が一応表現していたって言われてることは確実なんですよね。
どういう意味でなんですか。
表金とか、そういう感じで表現しているとか。
ふざけとるみたいな。
そういう感じで。文章も真っ直ぐに書かずに斜めにピューって。
字がすごい斜めって言ってるね。
でもちょっとオリベの筆跡とかをオリベ美術館で見たらちょっと感動しました。
私もちょっとそっちの文字の方が結構多かった。
斜めてましたねだいぶ。
やっぱり人となりがすごい感じられたんで、そこが感動した思い出ですね。器とかって。
24:00
あと結構やっぱり書いてあることも交渉的な。
なんかこういうのができたんで、送りますみたいな。
やっぱりあれ見た時に民芸百年展のなんかに近いぞってちょっと思った。
方法論としては近いですよね。こういう感じでやってほしいって。
これはこうなんで、こういうので試してみました。見てみてくださいみたいな提案が結構細かくディレクションが入ってて。
違うのはオリベのやつは特権階級のもので、美美は一応わりかし民衆のものっていうところだと思うんですけど。
そこのレイヤーぐらいですかね。
でもなんかやっぱりそういうその作り手じゃない人が入って、ここの技術すごいしちょっとこういうのを作ってみるみたいな風に入っていって、
何かその作り手にも刺激を与えるみたいなのって、そこになんか新しい動きをムーブメント作るみたいなものにはなるような気がしますよね。
民間運動にしてもオリベにしても。
その流行ができる前まではオーダーメイドみたいなもんですよね。
っていうすごいコンクラっぽい話になってきた。本当まさにだなと思って。
僕らなんかね、僕らでくくるのも忍びないですけど、別に自分で何も作れへんけど、色々見に行ってすげーっていう立場なので。
そういう立場はそういう立場なりにできることがあるかもっていうのね。
いや本当めっちゃそう思いますけどね。なんかでも松原くみひもさんと岩田さんとのTシャツの意見とかも結構そういう感じじゃないですか言うたら。
確かにちょっとそういう部分あるかもしれないですね。
これでできないんですかこういうニットではだったらくみひもってできるんですっけみたいな。
まあ分かんないですけどやってみますかみたいな。
いやそんな話につながると思ってなかった。そうですねでもね。
いや本当そういう感じ。
やっぱオリビがやったことって人と人とのコミュニケーション上でこういうの出したら面白くねみたいなのを考えてで人の反応を見てまたなんかやるみたいな。
そういう意味ではすごいこうなんだろう千利休って自然とかを見たりして自然の美から学んでそこから解釈してお茶の世界で抽象化して転換した人だけどオリビってやっぱそういう感じじゃないんだよなと思って。
27:13
人ギャグ入れるっていうなんか執念ですよね。
そういう意味ではなんかアートに近いなあって逆に思うその態度とかコミュニケーション。
人ギャグ入れんとあかんですかねやっぱりね。
ギャグってね一つの問題提起みたいな。
そうだよやっぱりトンチだったりヒナリとかアートってやっぱり絶対全部のアートじゃないけど必要なんでそれって人間が何を考えてるかっていうのが反映されるのがそこにやっぱり出るので
そういうのはすごい大事って私は思ってるからなんかそういうオリビ見たときにああなんかこの人工芸っていうのとアートっていうのなんかすごい中間な感じがするなあと思ってプロデューサーでかつアーティストみたいな感じだなあって思って見てた。
結果的にやっぱり育成してるようなところもあるんですよねなんか別にあのミノとかも昔から普通に焼き物は焼いてたところですけどそのオリベーっていうそのいう役なんか当時緑色の話にまた戻っちゃいますけど緑色がいかに昔は難しかったかみたいな話じゃないですけど
でなんかアップルの緑のiPhone登場の話に戻っちゃいますけどで緑をやるのになんかその銅の成分を使って焼くときにどうやって加工させてなんか緑を出すかみたいななんかそういうことを結構いろいろ研究してたのでなんかミノでまたその焼き物のテイストがなんかアップデートしていくというか
そっかそっか
そういうものがなんかあるらしいですよね。
でやっぱヘタウマっていうこともなんかヘタウマはなんかこう結構工芸全般にこう割り返しなんかやっぱ扱いづらく横たわるテーマではあるのでヘタウマ界はなんか別途やりたいなと思ってるんですけど
ヘタウマ自体だから僕年子さんで前そのシノジャワンを作るっていう体験をやったことあるんですけどシノもオリベーも結構使ってたやつでやっぱ荒々しかったりなんか単性じゃなくていかにこう歪ませたりとか荒々しさを残したりとかっていう感じなんですけど
それもまあ研究されてそのシノ風のものを作れるようになった現代で言うとヘタウマ自体もある種の型なんですよね。
30:00
それがまたなんかね難しいっていうヘタウマに型があるっていうことがあってやってみたら素人なりにもこのシノはいけてんなとかこれはちょっとなんかあれだなっていうのがねなんかわかるんですけど
まあそもそもわかりたいかっていうのもあるんですけど何でもそうですけどオタクの世界とかそもそもその世界わかりたいかっていうことは全然あるんで
いやいやなんかあのその先日二人と一緒にオリベー美術館行ってなんかよわからんなと帰ってきた時点ではまあ僕には特に縁のない世界かなっていうくらいに思ってたんですけどちょっと表現もの読もうって思いました
一応なんか結構絶版になってるらしくてリアルな本とか
そんな前のあるじゃないですか
前じゃないんですけど何が理由か知らないんですけど増版されてないんですよね
それでなんか結構方外な値段がメルカリとかAmazonのマーケットプレイスとかでついてたりとかして
電子書籍でいいんだったら全然普通の値段で買えます
一応25巻で終わりなのか24巻か25巻で終わりでそのうちに1巻から20巻あるのでそれは即岩田さんに送ります
ありがとうございます
12年もやってたもんね
20巻まで読めばだいたいわかるような気がしてて
だいたいわかるっていうのは漫画で言いたいことがわかるっていう
たぶん古田織部っていう人が実際どうだったかは知らないんですけど
そんだけネタあるんですね古田織部っていう人の人物
織部だけじゃなくて織田信長が
一応群蔵劇なんですよやっぱり
いろんな人にやっぱスポットがあっていろんな人の利害があって
残り5巻はいろいろと何段立場が危うくなっていく古田織部が
自害に追い込まれていくだけの江戸の初期なんで
別に興味があれば読み進めてもっていう感じで
あれもすごい謎だよねなんで切腹させられなきゃいけなかったんだろうとか
最後切腹なんですか
だいたいだから力優も最後切腹で
力優なんかひどくて切腹&さらし首
そうなんですね
正解在回にズブズブすぎて
いい時はいいけど恨みを買うとやばいっていう
なるほど
それをヘチカンがやっぱり最初から正解にあんまり頭突っ込みすぎて
自分の本当に表現の世界から逸脱してない君はっていう風に
33:07
言われたっていう逸話も入ってます
本当に会話したかどうかわかんないけど
一応ヘチカンのところではそういう記述があるっぽいです
Wikipediaによれば
結構自分の扱えるテリトリーに絶対収めるっていうヘチカンと
正解在回とか浮世のことを泳ぎながら
ワビサビっていうのはそういうことを利用して広げていくっていうスタイルと
わりかし漫画だと対照的には描かれてますけど
普通ヘチカンとかまでお茶のこと知らん
知っとってももしかしたらたどり着かないかもしれないんですけど
僕はなんかそれ結構感動したですね
あえてこの回の収録の前には岩田さんにはお送りしなかった
1巻から20巻まで
送ってもらってても多分最初の数ページぐらいしか読めないタイミングですけど
私冬休み急いで潰れましたもん
ずっと読んでて
でもコンクラの考え方とかそういうものにもなんか結構
生かしたいものとかすごいやっぱりあって
そうですねあんまり今日そこにつながると思ってなくて始めたんで
いやいや驚きがありました
なんかクリエイティビティというかオリジナリティみたいなものを
なんかどう自分のものにしていくかみたいなこと
やっぱり工業製品とかで何の個性もないものを
やっぱり自分専用のものにしていくとか
そうしたら自分専用のものにするんだったら自分って何なのかみたいな
プロセスとして踏んでいって
じゃあ俺はこういうやつなんだろうなみたいな
みたいなことをなんかコンクラでも作り手とキューザーみたいなことを
対話してそれを中田がちょっと手伝うみたいな
そういうことがすごく理想的だけど
そういうのをなんかやりたくてうずうずしているっていう
まさにだからそういう実験をやる場所として
コンクラコレクティブっていうのを始めて
それのプロモーションのためにこのラジオやってるので
毎回繰り返しお伝えしてますが
コンクラコレクティブは誰でも入れるので
あんまり言ってこなかったですね
最近ちょっとおざなりになってて話に夢中で
これどうにか面白くできないっていうものも引き続き募集中だし
それもハッシュコンクラで投げてもらってもいいし
コンクラコレクティブにいきなり
どうにかこうコレクティブを盛り上げて
36:00
そこからの発信をもっと増やしていきたいなと思っているので
僕らはそう思ってます
まずは表現物を読んで
表現物読まないで
別に必須科目じゃない
必須科目ではない
必須科目ではないですけどね
なんかでも面白いなと思う
なんかまた話伸びちゃうから
はいやめときましょう
ちょっとその漫画祝みたいな回は
岩田さんが一回読み終わってから
またその感想会みたいなのをちょっとやってみますか
ちょっと時間かかるかもしれないですけど
20日もあると
半年以上そのぐらいのディスタンスで
分かりました
楽しかったですありがとうございます
じゃあまた今回も感想は
ハッシュタグコンクラでつぶやいてください
面白かったらフォローしていただき
ぜひ周りの人にも伝えてもらえると嬉しいです
ぜひぜひ
それでは本日もありがとうございました
また来週お会いしましょう
ありがとうございました
37:09

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