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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
今日はですね、向井先生の持ち込み企画と言いますかね。 最近ちょっと出た、意外と皆さんが知らない情報をご解説いただけるということでやっていきたいと思います。
日経新聞の7月3日の一面なんですが、タイトルを読みますと、企業の税、保険料、書類不要に企業も後押し、政府は2021年度を目標に、企業による税、社会保険料関連の書類の作成や提出を不要にする検討に入ったと。
はいはいはい。 厳選聴取に必要な税務書類など、従業員に関連する書類が対象。 企業は給与情報などをクラウドに上げ、行政がそのデータにアクセスし手続きを進める形に変える。
官民双方の事務負担を減らして、生産性を高めスタートアップ企業の創業も後押しをすると。
すごいですねこれ。
これイメージで言うと、これ厳選聴取の話もあるんで、税理資産的な業務も若干入るんですか?
いや、これも今までシャロー氏の先生がやってた部分の話か。
シャロー氏の先生が今までネットやら紙ベースでまとめて提出してたいろんなものが、データをクラウド化にポンと出せば、あとは国がその作業を巻き取りますよっていう感じですか?
そう、しかも例えば今までだったら紙でやってるのをネットで入力して申請するってやり方だったけど、申請がいらないんですよ。
生のデータを読み込んで、おそらく人間じゃなくて、人工知能でもなくて、プログラミング。
一旦は人海戦術でいくんですかね。
それを読み込んで、自動的に計算したり登録を政府がやってくれるんですよ。
要はローデータを起こせば後やるから合わせなさいと。
給与情報とか基本的な情報さえ入力してくれれば、あとはマイナンバーとかですね、入力をしてくれれば年末調整とか、そういった手続きはやってあげますよということですね。
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すごいねこれ。
これちなみにいつを目安に。
2021年度とは書いているけど、こんなの無理ですね2021年は。
あと3年ないですね。
ないけどですね。
来年3月までに実現に向けた肯定表を政府のIT総合戦略本部が示すと。
はあ。
実は楽天とかがやってる日本新経済団体だったかな。経団連じゃなくて新日本経団連みたいなのがあるんですよ。
そこが後押ししてるらしいです。
はあ。
そうなんですか。
彼らからしたら国のためもしくは自分たちの業界、IT企業の需要が一気に増えますからね。
これ政府できないから自分で。
我々に任せてもらえれば、政府の窓口公務員の人も大幅に削減できます。
はあ。
これ本当に実現したら、いろんな役所とかがいろいろな、人半分に減るとかね。
あれですね、中国でいうアリバナみたいなところが民間で出てくるんだろうみたいな。
中国でさえここまで行ってないから、IT化が進んでる。
国のいろいろと書類関係ですか。
行ってない。行ってないから。だからもう完全に世界の先頭グループに立ちますね。
この情報ね、ネットで調べても意外とまだいろいろ出てなくてですね、日経新聞有料版ネットだとかな、ぐらいしかちゃんと情報が上がってるのがないですよね。
紙版の聴観の一面でもあったんですね。
ですよね。紙だとそうですし、ネットだとそういうのをちょっとまとめてる方のブログとか探さないとあまり出てないんで。
ですから政府としてはまず発表して、日経新聞として発表して、反発等なければやると。
反応を見て。
反応を見てますね。
一旦テストマーケティングをちょっとしてみた感じですね。
反応はあんまりないってことなんで進みますね。
ですか。意外と。これほとんど社同士の先生の方々とかだと抑えてますかね。
いや、知らないです。
いろいろと知らない。
多い。
この前の見返した先生は知らなかったね。
あ、そうなんだ。
私Facebookでアップしたら反響は結構ありました。
すごかったですよね。コメント丹版で出て、ただ日経新聞有料版読んでないので何のポチャってわからなかったんですよね。
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わからない。これネット有料版限定なんでインターネット検索しても読めないから。
だからごく一部の人しか知らないけどこれはすごいことですね。
今までやった手続業務がなくなっちゃう。将来なくなっちゃうってことですね。
一旦は社同士というかこの社同士関連のマーケットでスタートしてみるけど、
多分今後あらゆるところでこれを展開していくっていう感じなんですかね。
社同士の先生がやってた仕事が相手企業はやっちゃうんですよ。
例えば普通ライバルって僕ら修行の発想では、
弁護士のライバルは分野によっては行政書士先生だったり、
小書士の先生だったり、社同士の先生とも被るわけですね。
ですから僕ら日弁連の仕事って結構、
隣接修行って言うんですけど日本の場合いろんな資格があるから
そういう人と独占業務、そういう方々と独占業務どうやって挑戦するかとか、
自分たちの権益っていうか独占業務は絶対これ譲れませんとかそういう発想なんだけど、
いきなり空からライバルが降ってきたみたいな感じですね。
IT調査士がいきなりライバルになりかねないと。
これってよくありますよね。本当のライバルは目の前に見えないと。
突然水面下から浮上してくるっていう。
なんか感覚的には国内にいきなり黒船現れるって感じですね。
え、そっちから?みたいな。
え、なんだこれって。
全く想定してないことが起きるですね。
そうすると、これはいわゆる手続業務とかで売り上げを上げてらっしゃる形だと、
これが実現すればの話ですけど、かなり厳しくなってくる。
相当変わりますよね。
ここにやっぱり社会保険労務士とかって言葉が書いてないですよね。
ですから本当は社会保険労務士会なんかも面白い。
IT企業並みにシステム作って国に提供する。
そのぐらいは本当やらないと僕は思うんだけど、今のところ社労士会からの声明とか意見はないですね。
税・社会保険料関連の書類の作成や提出を不要にする検討に入ったですもんね。
すごいでしょこれ。
よく読むと確かに恐ろしい文章ですね。
法人税・消費税など企業自身の納税に関する書類は今回の改革には含まないってあるから、
税理士さんについてはちょっとまだ先なんですけど、いずれ来ます。
どういう形になるかわからないけど、ある程度データを整理してくれれば政府がやりますよっていう風に。
それの足掛かりとしてまずこのいわゆる業で言うなら社労士さんのマーケットからスタートするっぽいって感じですよね。
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すごいね。
でも大義としてはやっぱり生産性向上と企業の促進みたいなところを置かれているので。
そうなんですよ。
いろいろ言いにくい。
別に反対意見は上がってないから進むんじゃないんですか。
すごいね。
とびっくりをして、私の意見としては
手続業務の比率、僕は社会保険の方だったら手続業務の比率は下げますね。
っていう風になってくるわけですか。
そうなってくるといわゆるコンサル業務の方に行ったり、またちょっと分野ずらして何なんですかね。
採用の支援とか、HRマーケット拡大していくみたいな方向にシフトなんですかね。
やっぱり2つあって、事業は代行手続きでお金もらうか、アドバイスでお金もらうか。
この2つが合わさっている分野もあるんですね。
もちろん企業の相談を乗りながら手続きするっていう。
純粋に代行だけするっていう仕事って意外と売り上げがどんどん上げやすいんですよ。
結構大きな会社から受注できると売り上げが上がるんで、会計事務所とかいろんな事業は手続業務で売り上げ上げている場合が多いんですけど、
弁護士は逆にないんですよ。
うらやましい。
顧問料取りにくいですもんね。
訴訟も文書作るんだけど、代行までの需要はないじゃないですか。
突発的に起きて突発終わるっていう。
毎月必ず関われるっていうのは、これはすごくうらやましいんですよ。
僕らないんですよ。僕の日本の事務所も中国の事務所も、どうやってそういう仕事があるかないかっていうとないから、どうやって接点作るかってすごく苦しいんですね。
それが税理士の先生とか社会保険の先生があるからうらやましい。
逆に言うと時代が変わってきて、そういう仕事がもう国が、もしくはIT企業がやっちゃうから。
巻き取っちゃうと。
もう準備しないといけないですよね。
こういう情報を見た時に厳しいことを言うと、いやできっこないだろうとかね。こんなの。
とか、中小企業の社長さんこんなのできないよとか、まだまだ先だよって思いたくなるんですよね。
でも、例えば今20代30代の人だったら、当然パソコンもスマホもできるし、子供の頃からiPad使ってたりすると、そういう人が社長になったらできますよね。
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確かにね。
だからおっしゃる通り、例えば紙しかできない紙でアナログデジタルにあんまりわからない社長さんいっぱいいますけども、10年後20年後はガラッと変わるんじゃないかなっていう気がして。
日本ってそういう変化がすごくゆっくりなんですよ。ゆっくりなんだけど、すごく着実に変わってるんですよ。
例えば私の本の売上なんかは今Amazon3割ぐらいかな。
今?Amazonなんですか?そんなあるんですか?
本によっては4割ぐらいかな。
5割超える本もありますよね。
これって6年前僕本出したときは1割2割だったんですよ。
まだまだ本屋さんすごいなって思ったけど、でもこの流れが止まるかなっていうと、止まらないだろうなって思いますよね。実際止まらないんですよ。
これはあらゆる業界と同じで、日本ってゆっくりゆっくり進むんだけど止まらないんですよ意外と。
ゆっくりだから気づきにくいと。
ゆっくりだから気づかないんだけど、気づいたときには遅いんですよ。
例えば私の実家の旅館業。今おじさん経営してるけど。
そうなんですか?
旅館業ありますけど、昭和の時代僕子供のとき団体旅行すごかったんですよ。
大型観光バスいっぱい。
社員旅行とか。
でもやっぱりバブル終わってくらいからおかしいなって気づくわけですね。
これ減ってないかと。社員旅行やってないくないかというのがあって。
そのときに対策売ってる旅館は生き残ってるんですよ。
そのときに売却してる人も政府なんですよ。
そのときに、いやいやいやと。
大丈夫だって、残るからの需要は必ずと。
売ってるところはもう大体。
厳しいかもないですね。
そういうのも目の前で見てきてるから。
だからこういう変化は僕なんか怖いですね。
怖いんでものすごく敏感ですよ。
僕のお父さんの会社経営してましたけど、
当時社長さんお友達多いじゃないですか。
もうみんな廃業してますよね。
社長やってる人今ほとんどいないじゃないかな。
そのぐらいね。
気づかないですよ。1年1年過ぎてるときは気づかないんだけど。
5年中だとものすごいスピードで意外と日本は速い。
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僕はもうそういう波に飲まれて目の前で見てるから、
弁護士業も私業も同じだと思ってるんで。
こういう話すると嫌がられるとは思うんだけど、
でもお世話になってるんで社会保険の事業界の先生方には、
波は必ず来ますね。
でも流れは止まらないので対策を打つしかない。
すごい前向きに捉えれば日本はスピードがある程度遅いので、
まだ手を打つ時間は全然あるからってことですよね。
若手の先生は逆にチャンスで、
手続きで稼いでるベテランの先生と対等にやれるわけですよね。
すごいチャンスなんですよ。
なので早めに現実で、僕は今回思いましたけど、
大雨ありましたよね。
広島、愛媛、西日本。
今はやっぱりすごくてスマホで動画撮って、
被災してる状況とかライブで。
ある広島の牧尾川?牧尾町?っていうのかな?
動画があって、お父さんが出てこないと。
浸水がどんどん進んでるのに。
息子さんは父さんも早く逃げたいから、
おい!って言って、何やってんだよと。
玄関にしたら。
お父さんね、呆然としてるのね。
おい何やってんの。死ぬぞって。
大丈夫だって言うの、お父さん。
大丈夫じゃないじゃん。水ここまで来てるからって。
大丈夫だ。俺見張ってると。
見張ったって意味ないんだよって。
どんどん水溢れてくるからって。
でも無理やり引っ張り出して土手まで上げて、
それでも出てこなくて、
30分1時間経ってるうちに、
みるみる水面上がってきたんですよ。
胸まで浸かっちゃって。
息子さんいなかったらもう終わってましたね。
そんな動画がシェアされてたんですか。
僕はもう43年歳だけども、
地震の時とか大震災の時もそうだけども、
バイアスっていうのがあって、
俺だけは大丈夫とか、まだ大丈夫とか、
現状変えたくないって、
新しいことやっぱり受け入れたくないんですよ、人間って。
特に歳とればとるほど。
だけど必ず来るっていうのは分かるわけですよ。
警報が流れる、情報が来る。
その時どう考えるかって言ったら、
人生の別れ目で、生死の別れ目なんですよね。
その起きた事実をどう解釈するかは、
その人次第ですもんね。
NHKの津波の特集まとめた本、
僕読んだんだけど、
実はやっぱりバイアスで亡くなってる人多いんですよ。
ウィーンって警報とかね、
近所の人が、
おばあちゃん、早くって。
18:00
でも自分の家に心配じゃないですか。
本当苦労してた家とか、
自分の思い出が詰まったものとか。
こんなの、俺の人生の経験でないから大丈夫だと思いたいのに。
もうダメですね。
30分1時間判断遅いともうダメだ。
そういうのいっぱいあったんですよ。
NHK特集でやってて、
バイアス。
何個か何回、
心理学でいうバイアスがあって、
今どんどん日本社会波が来てて、
一個一個は分からないんだけど、
だいたい津波も、
少しずつ波がどんどん来るじゃないですか。
いきなりドーンと来るじゃないですか。
その時は遅いですよね。
いっぱいにはいろいろありますね。
弁護士業界もそんな人のこと言えなくて、
波がやっぱり来てるから、
私もその人のことじゃないんだけど、
今回のこの日経島で1年はすごいですよね。
津波が来るっていう警報に近い。
今回ね、西日本の方の大雨もそうですし、
震災の方で非常に亡くなった方も多いので、
そこはちょっと本当にお悔やみ申し上げますというとこは全然いいんですけども、
一つの例えとしてお話いただきました。
私が言いたいのは、
ぜひそんな例えね、不謹慎なんだけども、
とにかく…
そのくらい声を大にして、
今回の件は一旦ちゃんと受け止めた方がいいよというのをお伝えしたいわけですよね。
そうなんですよ。
そのくらい今の政権、国全体が危機感を持ってるんだけど、
小出しにしかしないからね。
わかんないですよね。
確かにね、向井先生のポッドキャストをずっと過去から聞いていくと、
あの時確かに出てたよねっていうのが繋がってて、
それはありますよね。
別に僕が予言者じゃなくて、
実際に普通に報道されてるのを取り上げてるだけで、
言ってるんですよね。
確かに、それは毎回思いますね。
そうなんで、まあ嫌われるかもしれないけど、
ちょっとこの点はポッドキャストで取り上げたかったなと。
これはね、非常に覚悟を持ってきっと言ってくださっているので、
ぜひこの情報をお聞かせください。
皆さん次第になりますけれども、
一旦そういうことが起きているということは受け止めていただいて、
お聞かせいただきたいなと思います。
この辺りのお話、非常に具体的にお聞きしたい方もいらっしゃると思いますので、
何か今日の話を聞いて質問がありましたら、
ぜひお待ちしております。
はい。
というわけで、向井先生、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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