すぎべ
すごい。これポッドキャストしか無理ですよね。寝ながらやるとか。
近藤淳也
YouTubeはちょっと難しそうですね。
すぎべ
YouTubeも無理だし、文字打つのも多分寝落ちするし。
近藤淳也
ブログ書くのも難しいかも。
いか
そうですね。
すぎべ
音声ならではですね。
いか
アップも結構簡単にできるから、その日のうちに何とかやってしまえることが多いんですけど、たまに寝落ちしてしまって、撮るだけ撮って朝アップしてしまうっていうのもあります。
近藤淳也
寝落ちパターンあるんですか。
いか
全然あります。
近藤淳也
でも声だけは残っているっていう。
それ最後ちゃんと終わってるんですか。
すぎべ
じゃあ本当に停止ボタン押してすぐパターンって感じたんですかね、そういう時って。
いか
一応一回変なとこないかなと思って聞き直すんですね。
15分、10分くらい自分の声を聞いている間にコテンと言ってしまうっていう。
近藤淳也
聞き直しの時に寝落ちする。
それはすごいわかりますね。
それはわかるな。
いか
自分の今喋ったことをもう一回聞いてられんわって感じでたぶん体が。
近藤淳也
ちなみに関西ってどちらですか。
いか
兵庫県で教員をしてまして。
そうなんですね。
そうなんですよ。
すぎべ
だから夜行バスってことですよね。
いか
そうなんです。
体バキバキなりながら。
すぎべ
わかりますわかります。
そうですよね。
いか
帰り新幹線撮ろうかなっていうのも迷ったんですけど、節約ってことで。
公務員は静かに節制して生きていこうっていう。
すぎべ
ちょっと後でいい高速バス教えますね。
高速バスいっぱい乗ってるんで。
いか
ありがとうございます。やった。
近藤淳也
放課後9.2畳ラジオ。
国語のセンサーをされながらLISTENから配信をしていただいていると思うんですけど。
そもそもその声日記でやろうとした理由ってどういう経緯だったんですか。
いか
そうですね。
私いろんなポッドキャスト番組ちょこちょこつまみ食い的に聞いているんですが。
その中でどんぐりFMでなるみさんが声日記を始めたっていうのをアップされていて。
そんなあるんやと思って。
おだじんさんのノートが出てきて。
意外と簡単にこれはやってしまえるのではっていうのがきっかけで。
どちらかというと自分の授業のためっていうよりかは趣味の一環で始めたっていう感じでした。
なるほど。
近藤淳也
じゃあまさかのどんぐりのなるみさんとおだじんさんのコンビによってLISTENからの声日記になったっていうことですか。
そうなんです。
今日はお二人とも会場にいらっしゃるんで、もう会いました?
いか
なるみさんはお会いできて、どんぐりFMのなつめさんも一緒に写真も撮らせていただいて。
今最も知っているおじさんたちに会えて。
近藤淳也
今最も知っているおじさんたちはどんぐりのお二人。
いか
おだじんさんは今年まだお会いできていないというか、あんまり顔を認識できていないから、会ってももしかしたら素直に。
近藤淳也
ネーミング研究ラジオのブースで、ブースの中にいるんで。
いか
ネーミー圏の中にいらっしゃるんですね。
近藤淳也
今日はネーミー圏のお手伝いをされているので、後で声日記の伝道師がおりますので。
いか
じゃあぜひこの度はありがとうございますとお伝えしておこうと思います。
近藤淳也
後で行ってみてください。
いか
でも始めたのはそういうきっかけだったんですけども、続けられたのは、
昨日にんじんくんさんもちょっとおっしゃってたように、
近藤淳也
国語の先生がその時にバッと何人かポッドキャスト始めるっていう方が出てきて。
ちょっと待ってください。
昨日のにんじんくんの配信ってもう聞いたんですか?
いか
はい。車の中で昨日、仕事の帰りに聞いて。
近藤淳也
ありがとうございます。
いか
そうなんですか。
すぎべ
まさにその話をしてたんですね。
いか
この内容でしたよね。
確か。
行く前にLISTEN NEWSのやつは聞いておこうと思います。
ありがとうございます。
近藤淳也
嬉しい。
嬉しすぎる。
いか
そこで触れていただいてたみたいに、国語の先生の一部の中で、
ちょっとこれはいいのではっていうのでちょっと盛り上がって、
そういうのもあって、お互い励まし合いながらというか、
推してもらって、推して、続けられてるなっていう感じがありますね。
そうなんですね。
近藤淳也
あの国語の先生方はお知り合いですか?
いか
全然リアルでは知らない方たちで、
ツイッターとかでいいねを押したりとかっていうのがあって、
その中でも私は公園日記でどっちかというと雑談も半分、
仕事ちょこちょこみたいな感じなんですけれど、
もう本当にちゃんと教育のことを、国語のことを発信しようっていう先生もその中でいらっしゃって、
その方は授業の中でもポッドキャストをやろうっていう、
すぎべ
生徒にポッドキャスト番組を作らせるっていう授業もされていて、
いか
なのでそういういろんな刺激ももらいながらやってますね。
近藤淳也
じゃあ結構エリアとかもバラバラで、
いろんな全国の国語の先生がもともとオンラインでつながっていたっていうことですか?
いか
そうですね。もともとつながっていたっていうよりも、
私が公園日記を始めるにあたって何か同じようなことされてる人はいないのかなとか、
ポッドキャストじゃなくても普通にツイッター上で、
ツイッターじゃないな、Xか、つながって、
自分の取り組みがちょっと聞いてもらえたらいいかなと思って、
ちょっとずつその輪が広がったっていう感じですね。
フォローし合ってたら、じゃあ僕も始めてみますっていうような人もいたりして。
近藤淳也
国語の先生のポッドキャストなり公園日記が増えていったのは、
りかさんが広めてくださったんですか?
いか
公園日記とかLISTENでっていうのはそうかもしれないですね。
すぎべ
つながりました。びっくり。昨日の話とね。
そうだった。ありがとうございます。
近藤淳也
ありがとうございます。電動していた、ここにも。
すぎべ
電動していましたね。
近藤淳也
なぜあの国語の先生が急に増えてるんだろうと思っていました。
いか
そうですね。でも国語の教員っていうのと、
そのポッドキャスト番組の発信をするっていうのは、
すごい親和性が高いのかなと思っておりまして。
そうですね。一つは、授業の自分のPDCAサイクルを回していくのに
すごい適してるなということで、
いつも授業をしても、よっしゃうまくいったって思うことってほとんどないというか、
どこかしらここはって、どんな仕事もそうやと思うんですけども、
それが毎日いろんな授業であるんで、
そこで自分の振り返りとして毎日やるっていうのは、
一ついい手段やなっていうのと、
あとは国語では、例えば三月木とか舞姫とか心とか小説や説明文を読むっていうことが
今まで重視されてきたような感はあったんですけれど、
ちょっと最近の学習指導要領、やらないといけないことの中で、
話すこと聞くことっていうのがもともとあったんですけど、
よりちゃんとやっていかないといけないよねっていうことになってきて、
その話すこと聞くことっていうのは、実際やらなあかんけど、
でも自分たちは教育を高校生の時とかにあんまり受けてきてないっていう人が多いんじゃないかなと思って、
話し方、聞き方のいい形ってなんなんかなっていう。
だから、それやったら自分で一回やってみたほうがいいんちゃうかっていうのも、
この親和性が高いって思う一つの要因ですね。
近藤淳也
そもそも最近国語の授業で読み書きだけじゃなくて、話す聞くを重視しようという流れがもともとあるっていうことなんですね。
いか
そうですね。1年生のある課目、現代の国語っていう課目の中で、
何時間やりましょうっていう推奨されている時間数みたいなのがありまして、
そこをなかなか担保していくのが難しくはあるんですけれど、
でもやったほうがいいよねっていうのはやっぱり最近より言われてきてることですね。
近藤淳也
確かに社会生活でもね、人の前で話したりとか聞いたりとかっていう機会もすごい多いし、
そんな長い文章書くよりそっちのほうが多いんで行きそうですけど、
それもあってそのポッドキャストを授業に取り入れている先生方もいらっしゃったりする。
いか
かもしれないですね。私も始めたきっかけとしては趣味だったんですけれども、
だけど自分が発信する側になったことによって、
生徒に対する話し方を自分で自覚的になるというか、
メタ的に見れるようになったなっていう実感もありますし、
生徒にも実感を持ってこうしたほうがいいよねっていうことを言えるから、
すごいそれはやってよかったなと思ってますね。
近藤淳也
じゃあお仕事にもこのポッドキャストを結構生きてるっていうことですね。
いか
そうですね。もうだから国語の先生はみんなやってほしいなって。
近藤淳也
すごい。お母さんはみんな公園日記したらいいのにって言ってる。
すぎべさんの隣で、国語の先生はみんなやってたらいいのに。
すぎべ
先生界隈もね、そんなことになっていたとはびっくりしました。
いか
そうなんですよ。みんなやりましょうって思うんですけれど、
だからやっぱりポッドキャストって知らない人ももちろんたくさんいるし、
知っててもハードル高いなと思う人もいるんですけど、
LISTENでこんな雑談ばっかりしてるラジオでも、
こうやって成り立ってる風に皆さんがしてくれるから、
もう誰でもきっとできるんじゃないかなって改めて思いますね。
近藤淳也
それにしても放課後9.2条ラジオ、今もう100エピソード。
おめでとうございます。昨日1エピソードで。
いか
ありがとうございます。
近藤淳也
じゃあ結構今までにない人のつながりみたいなものができるきっかけにもなったんですね。
僕は過去形を教えてもらう授業が、
過去形を教えてもらう授業。
歌を読みながら何々詩っていうか、
過去形のやつがかっこいいって言ってみんなが使いたかったみたいな話があって、
いか
こんな授業めっちゃ受けてみたかったと思って聞いてたんですけど。
そうですね、古典の授業で、
助動詞とか過去がどうとか打ち消しがどうとかって覚えるの、
生徒たちにとったら意味わからんしっていう感じで、
どうしても嫌いになっちゃいがちなんですけれども、
持って生きようによってはそういう風になるんやなっていうのが、
その時自分の中ではすごい自分でも感動してて、
それは生徒がすごい素直な子やったっていうのもあるんですけど、
そういうちっちゃい、ほっといたら忘れてしまいそうなことを残していけるっていうのがすごいいいなと思います。
近藤淳也
ちょっとご紹介いただいていいですか。どうやってやったらみんなが前向きに。
いか
そうですね、その授業は古典の本当に導入といいますか、
今から古典やるよっていうような授業だったんですけれども、
和歌を作ってみましょう、でも現代語で全然いいですと、
575やったら何でもいいよっていう風に言っていて、
でもクラスで女同士みたいな、ちょっと古典っぽくやってみようみたいな子もちょっとだけいて、
それをめちゃくちゃ大げさに褒めるっていう、
めっちゃすごいね、なんでこんなの知ってんのっていうような感じで、
こっちからしたら、ちょっと使い方間違ってるなみたいなところももちろん全然、
あるんですけど、でも使っただけですごいよねっていう、
やっぱり肯定的なフィードバックを教室の中全体に共有すると、
それがこれでもいいやとか、心理的な安全性みたいなところにもつながるし、
やっぱり褒めるって有効なんやなと改めて思いますね。
だからそういうのでかっこいいって思う子も出てきたのかなと。
近藤淳也
すごいいい授業じゃないですか。みんなで和歌作ってみて、
かっこいいみたいな感じで持ってったっていう話ですごい。
すぎべ
ずっと怒られてましたもん、私授業中とか。
近藤淳也
いや僕もめっちゃつらかったです、古典。
すぎべ
古典ね。
近藤淳也
何の意味があんのって思って。
いか
そうですよね。
近藤淳也
いいかさんに教わりたかったってコメントしたんですけど、その時。
いか
それでJ近藤さんにコメントをその回にいただいて、
ああみたいな。そんなことを言っていただいてすごい嬉しかったんですけども。
でも今の大人の社会でもいいねボタンつけるとか、
LISTENだったら星をつけるとか、
批判的なコメントをもらうよりも、そうやっていい評価をもらえたら
もっとやろうってなるのは当たり前というか、
社会でも全然実装されているシステムだから。
教育の中でも怒ることも起こるというか、
それあかんでっていうのを伝えることももちろん仕事のうちだけれど、
勉強なんか別に間違ってても、もう一回あってるように直していけばいいだけだから、
その始めはやる気になるのが一番なのかなと思いますね。
すぎべ
いいなあ。
近藤淳也
いい先生。しかもポッドキャストやってるんですよ先生が。
すぎべ
最高です。どこの学校に来れば会えるんですか。
うちの子をお願いしたい。
いか
でも先生たち、学校とか教育に対するイメージって、
今ちょっと過行気味というか、先生の仕事ってブラックだよねとか、
不祥事が起こったりとかしたらすぐニュースで取り上げられたりとかして、
それはもちろん悪いことなんだけれど、そういうことばかりじゃなくて、
先生たちすごく誠実に一生懸命いろんな教育活動されていて、
特にやっぱり授業に対して真摯に向き合っている先生、本気で頑張っている先生、
それこそこのLISTENの今回のブースのテーマが本音っていうことだったと思うんですけども、
本気でというか、本音を言うと私たちも結構頑張っているっていうのがあるから、
そういう先生たちの頑張っている取り組みが、学校とか教育の界隈の人たちだけではなくて、
もっと社会に開かれているというか、いろんな人に知ってもらえたらいいのかなと思うので、
そういった意味でもこのLISTENで、全然関係ない分野の人たちに、
それこそJ近藤ーさんにそれいいですねって言ってもらえたりしたら、
すごい本望というか、嬉しいなと思いますね。
近藤淳也
いい話。ぜひ一緒に広めていきたいですね。
いか
いろんな先生がみんなポッドキャスターになるように、
ちょっとずつ私もやろうっていう気持ちにみんなにさせられるように、
ハードル低めにできたらいいかなと思います。
すぎべ
こんなに先生コミュニティというのが存在して、盛んにいろいろ交流されているというのを知らなかったので、
ちょっとそこの界隈とも交流ができたらなと思いますよね。
では今日はお時間が来てしまいましたので、遠いところから来てくださいまして、
本当にありがとうございました。
これこそわざわざお時間を。
いか
ありがとうございました。
近藤淳也
ぜひ今日一日楽しんでいってください。
いか
楽しんで帰ります。ありがとうございました。