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2024-08-30 12:16

#78 沈黙を破る勇気 ~家庭内暴力への対処法~

▼ハスノハサイトはこちら!
「兄の暴力や暴言がひどいです」
https://hasunoha.jp/questions/72153

📻 家庭内暴力に悩む10代からの切実な相談

今回のお悩み相談会では、兄からの暴力や暴言に苦しむ10代の方からの深刻な相談に答えます。長年続く家庭内暴力の問題に対し、仏教の視点から解決への道筋を探ります。

🕊️ 副住職コウブンが伝える、仏教の教えと現実的なアドバイス
- 暴力に対する仏教の立場
- 安全確保の重要性
- 専門家への相談の必要性
- より良い未来への希望

苦しい状況にある方々へ、心の支えとなる言葉と具体的な行動のヒントをお届けします。一人で抱え込まずに、まずは誰かに相談することの大切さを学びましょう。

あなたの人生を大切に。より良い未来へ向けて、一緒に考えていきましょう。

#お悩み相談 #家庭内暴力 #仏教の知恵 #心の癒し #人生相談 #10代の悩み #家族問題 #安全確保 #希望の灯り #コウブン副住職
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おはようございます。コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
本日もですね、お悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会は、
あすの葉というお坊さんが答えるお悩み相談サイト、そういったものがございまして、
そちらに寄せられたお悩み相談を、私、コウブンが答える、といったものでございます。
ではですね、早速お悩み相談の方に行きたいと思います。
10代の方です。題名がですね、兄の暴力や暴言がひどいです。
では本文の方。
2歳上の兄は本当に小さい頃から暴力がひどいです。
私が小学3年生くらいになる頃には、すでに暴力プラス暴言がありました。
これは、それは兄が高校2年生になった今でも変わりません。
でも兄は男、私は女という、たとえ2歳差だとしても圧倒的な力量差があり、
抵抗しようとしてもできません。
そもそも日々の兄からの暴力、暴言がトラウマになり、
抵抗することもできなくなりました。
それでも兄は家族の一員で、実際優しいところもあるからこそ完全に嫌いになるとか、
親に相談することができません。
どうすればいいのでしょうか、といったお悩み相談でございます。
これはとても深刻な内容ですよね。
暴力暴言というものが日々の家庭内にある、存在するということは、
どこにも自分の心が休まる時間、あるいは場所がほぼないということになりますから、
大変苦しい状況であり、またそういった状況が長く続くのであれば、
精神的に追い詰められて、自傷行為だったりとか、
実施とかそういったものにもつながりかねないものでございます。
ですのでとても緊急性が高く、なおかつ深刻なお悩みなのかなと私は受け止めました。
それに対してどうすれば解決するのかということに関しては、
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よく言われることではありますけれども、やはり第三者に相談するというのが一番かなと思います。
幸いにも、今回この初の破というサイトを通じて、私たちお坊さんにそういったお悩みを訴えることができているわけですけれども、
これだと確かに、ある程度の答えはできるのですけれども、
もっと具体的に踏み込んだお悩みの解決法を提示してくるのは、
専門の方、カウンセラーであったりとか警察の方であったりとか、NPOの団体であったりとか、
そういったところの方の方が、より具体的に力になれるのかなと思いますので、
どうぞそちらを使って、ご相談されて、そして一刻も早くその状況を解決されるかといいと思います。
私的に申し上げたいのは、仏教では、こういった家庭内暴力に対して、
どのような考えを持っているかということに対して、ちょっと申し上げていきたいなと思います。
仏教では、暴力に対しては、とても否定的な立場を取っております。
というのはですね、仏教のお釈迦様の残された言葉の中でもですね、
はっきり家庭内暴力というか、暴力に対して批判をしているわけなんですね。
有名なところでいうと、北京、ダンマパラというお経がございまして、
その中でお釈迦様はこのようにおっしゃっておるんですね。
そこをちょっと読み上げます。
すべての者は暴力に怯え、すべての者は死を恐れる。
己が身を引き比べて殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。
そういった言葉が残されているんですよね。
私たちは、やっぱりですね、暴力というものに対してとても弱いんですよね。
なぜかというと、死というものが本能的に恐れるからなんですよね。
その死というものに対して繋がる暴力というものは、やはり本能的に恐れるものなんですよね。
だからこそ、私たちは幸せに暮らすのであれば、
そういった暴力というものに対して絶対許してはならないというふうにお釈迦様は言っているわけですね。
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自分がそういった暴力に恐れるように他人も同じように恐れるんだと。
そういった関係性というのはとても健全ではないし、心が安らぐ関係性というものは築けないということなんですよね。
心を安らぐことができない人生というのは、やはりですね、苦しみの中の真っ只中ですので、
仏教としては心安らかなもの、心安らかな人生というものを目指して、
そういった生き方をしましょうというような、心穏やかになるような生き方をしましょうということを提唱しているものが仏教ですから、
いわば暴力、暴言も入ってくるわけですけども、暴力、暴言というものは仏教の思想から反対の出来事であるというわけで、
暴力に対しては、仏教としては反対の立場である、否定的な立場であるということなんですよね。
なので、お兄さんがたとえ時々優しい態度をとるとか、そういうことがあったとしても、
この相談者さんの人生を考えるのであれば、必ずこの問題は解決しなければならないことなんですよね。
仏教の思想というものは、思想を理解していただいて、そしてこれをお兄さんも理解していただくというのができれば一番よろしいんですけども、
なかなか人というのは変わることができません。
なので、まず最初にやるべきこと、一番最初にやるべきことは、この相談者さんが自らの安全を確保するという行為なのかなと思います。
その中で、その過程で、そういった暴言を振るってくるお兄さんに対して、そういったものがいけないんだということを理解してもらうということも含まれてくると思います。
また、この苦しい状況というのは、自分一人で抱えると、より苦しみというのが増幅するといったらいいでしょうかね。
発散することが、自分の気持ちをどこかに訴えることができないというのは、私たち人間にとってはとても苦しいことなんですよね。
やっぱりそういう意味でも、親であったり友人であったり、そういった方たちにもどうにか相談したりすることで、自分の苦しみを共有するというか、理解してもらうということは、とても大事なことだと思います。
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ですので、第三者の機関に依頼するとともに、そういった身近な人に対しても、自分が置かれている状況というものを説明していただき、そして協力を仰いでこの問題を解決するというのが、やはり相談者さんの人生においてはとても重要なのかなと思います。
まずは、第三者機関、警察であったりNPOの団体であったり、そういったサポートをしてくれるところ、インターネット、電話、あるいは直接赴いてもいいと思います。
どんな手段でもいいので、そういったところに相談してみるのが良いと思います。
そして、大事なところといいますか、一つのところじゃなくてもいいと思います。複数のところを利用してみるというのもいいと思います。
ともかく優先すべきことは、まずは今の状況をどうにか回避すること、暴力や暴言にさらされている家庭というものを、家庭内の状況というものを改善といいますか、自分の安心できる場所を確保するということ、そういったものがまず必要ですので、まずそこを行ってみてください。
そして、先ほど私が伝えた通り、仏教というものは暴力というものを否定しているんだという立場をとっている。
それをいつか状況が少しでも改善したときに、お兄さんあるいは家族に伝えて、より良い人生を、より良い家庭環境を築けるように、再構築できるように努めていければよろしいのかなと思います。
どうぞ大変だとは思います。とても辛い状況だと思います。
どうか自分の命を大事に、自分の人生を、自分の時間を大事にしてくださいますよう、私も願っております。
本日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いて、ご意見、ご感想等ありましたら、どうぞコメント欄の方へよろしくお願いいたします。
また、今日のような深刻な内容等も含めた人生相談、お悩み相談等ありましたら、私の方にスタンドFMのレター機能を使って直接届けていただければ、この放送を通じてお悩み相談にお答えすることも可能ですので、どうぞご検討ください。
12:05
はい、では蓮城院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
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コメント

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