1. コウブン和尚の寺子屋ラジオ
  2. #60 罪悪感と向き合う
2024-08-11 12:41

#60 罪悪感と向き合う

▼ハスノハサイトはこちら!
「罪悪感が消えない」 https://hasunoha.jp/questions/71914

📻 お悩み相談会:心の重荷を軽くする時間

🙏 仏教の智慧で現代の悩みを解決!

蓮城院副住職コウブンがお届けする、心温まるお悩み相談会。ハスノハというお坊さんのウェブサイトに寄せられた悩みに、仏教の視点からアドバイスします。

今回のテーマは「消えない罪悪感」。
20代女性のリスナーが抱える深い自責の念に、どう向き合えばいいのか?

💡 コウブンお坊さんの3つの心得
- 自分を許す実践法
- 現在に焦点を当てる大切さ
- 専門家のサポートを受ける勇気

😌 あなたの心の重荷も、ここで少し軽くなるかもしれません。

💌 お悩み相談も随時受付中!
Stand.fmのレター機能でお送りください。あなたの悩みが次回の放送で取り上げられるかも?

仏教の智慧と現代の悩み。この不思議な組み合わせが生み出す、心温まる時間をお楽しみください。

#お悩み相談 #仏教の智慧 #メンタルヘルス #自己肯定感 #現在に生きる #専門家相談 #Stand_fm #ポッドキャスト
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おはようございます、コウブンです。
家善をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではアートギャラリーの企画をしたりしています。
本日はですね、お悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会は、ハスノハというお坊さんがお悩み相談に答えるウェブサイトに寄せられたお悩み文を私、コウブンが答える、そういったものになっております。
では早速お悩み文に行きたいと思います。
20代女性の方。題名がですね、罪悪感が消えない。
本文の方ですね。こんにちは、と過去のことを思い出し、罪悪感から抜け出せません。
過去、自分がしてしまったこと、相手を傷つけてしまったこと、迷惑をかけてしまったこと、本当にどうしようもない子供でした。
何とか気持ちを切り替えようと思って、みんな何かしらの罪を犯している。
あの人を傷つけてしまったけれど、私もあの人に傷つけられたことがある。
私もたくさん傷つけられたし、迷惑をかけられたこともある、と自分を正当化しようとすればするほど、正当化している自分が嫌になり、
こんな私が生きていて、生きていていいのだろうか。こんな悪人は私だけではないのではないか。
など、さらに罪悪感に苛まれてしまいます。
現在は、申請して私なりに生きているつもりで、周りの人から評価されたり、優しいと言ってもらえるのですが、
その人たちを騙している気がしてなりません。この罪悪感とどう向き合っていけばよいでしょうか。
といったお悩み文です。
はい、第一印象としましては、とても真面目な方だなというふうにね、そんなふうに思いました。
この方は深い自己反省、それと罪悪感に苦しんでおられるということですよね。
過去の行動と現在の自分の間で葛藤しているという、自己の自己斜面と自己否定、
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自分を許すことと自分を否定することの間で揺れ動いているというところもありましたよね。
それで健康的な自己認識を取り戻すというところに対して、こんな難しいというふうに感じているという、そのような状況です。
このような方に対してどんなアドバイスがいいか、なかなか難しいところではあるんですけども、私なりに精一杯答えていきたいと思います。
まず自分のことを許すということを実践していただきたいなと思います。
過去の過ち、いろいろあると思うんですけども、過去の過ちということ自体は認識していただいて、
だけどもそれがその人にとっての全てではない、そういうことを理解していただきたいと思うんですね。
悪いことばっかりしていたわけじゃないはずですよ。
必ずどこかでありがとうと人に言われるようなことだってやってきたはず。
そういうことだってあったのにそれを打ち消すというか、そこはあまり思い出さないで悪いところだけをクローズアップしているというところですよね。
それは悪いところだけ記憶が残りやすいという人間の特性が悪さしているのかもしれません。
原因はよくわからないんですけども、ともかく人間というのは成長して変化をする存在ですので、
自分の過去を完全に否定するんじゃなくて、その経験から学んだことっていう、そこに焦点を当てたほうがやっぱりいいですよね。
完璧じゃありませんから、人間というのはね。だからその不完全さを受け入れて、それを成長の機会として捉えることが自分を許す第一歩になるのかなと思います。
失敗するんですよ。それはそうですよね。最初はドラゴンクエストやったってレベル1はすぐ死んでしまいますからね。敵にスライムにやられちゃって。
最初はレベルが低い。失敗はするんです。だけどもレベルを少しずつ少しずつ上がっていけばスライムだって倒せるようになる。
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そういう感じで思っていただいて、何が失敗だったのか、何が悪かったのかというところはきちんと反省しつつ、次は同じようにやらないんだという、自分の成長の糧にするというのが大事かなと思います。
2つ目のアドバイスとしては、過去よりも現在に焦点を当てるというのがいいのかなと思います。
自分の人生を作ってきたのはもちろん過去の自分の行動なんですけども、そういった過去にとらわれてしまうと、現在の今の生活とか関係性に影響がやっぱりありますよね。
なので、過去に自分がやってきたこと、失敗したことというのは反省しつつも、現在の今の自分の行動、あるいは態度でしょうかね。
そういったところに意識を向けて、今できる良いこと、過去の失敗じゃなくて自分ができる最善のことに注力をするということがやっぱり大事ですよね。
周りの人から肯定的な評価を騙しているという意識じゃなくて、現在の自分の周りの評価は今自分の姿そのものなんだというふうに受け入れる、そのように考えてもらう。
騙しているわけじゃないんですね。この相談者さんの姿そのものですので、その評価を素直に受け入れるというところがいいのかなと思います。
日々の小さな親切、あるいは良い行いというのをもっともっと実践していただいて、自分の価値観、周りの評価を高めていって、しっかりと自分の価値観というのを良い方向へ向かう。
そういうふうにするというのはとても大事だと思います。
それと、もしかしたらこれが一番重要かもしれませんね。専門家のサポート。毎度毎度言うんですけども、私はお坊さんですので、精神的な病というか苦しみ、
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仏教的な苦しみに対しては答えることができるんですけども、この方の場合は過去にとられてますよというところぐらいしか仏教では言えませんので、それ以上のもっと具体的なところで言うと、やっぱり専門家の方のサポートが必要かなと思います。
なので、心理カウンセラーの方とか精神科の先生とかそういった方に相談するということをお勧めいたします。
こういうカウンセラーの方であったりとかそういう専門家の方の良いところというのは、客観的かつ専門的にそういった視点でこの相談者さんの感情とか思考パターンというのを理解をして、理解というかそういうのをしっかりと解析をして、
そしてそれらに対処するために具体的な治療法というか戦略、そういったものを提供してもらえるというところ、これがすごくいいところだと思うんです。
なので、専門家の方との対話を通じて、自分の自己認識というのを深めて、より健康的な思考パターンというのを身につけるふうにしていったほうがいいのかなと思います。
今言った3つ、自分を許すということ、自己許容の実践をするということ、それと現在に焦点を当てるということ、専門家のサポートを受けるということ、この3つを組み合わせることで、
罪悪感と向き合い方というのを段階的に学ぶというか、段階的に乗り越えていくというんでしょうかね。
そうすることで、より健康的な自己認識というのを築いていくことができるんじゃないでしょうかね。
変化には時間がかかるので、一つ一つ少しずつですけども着実に前進すること、それが大切なのかなと思います。
どうぞ参考になさってください。
本日の放送はここまでとしたいと思います。
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今日の内容を聞いてですね、ご意見ご感想等あれば、どうぞコメント欄の方へよろしくお願いいたします。
またね、お悩み相談、私の方に直接サンダーSMのレター機能を使ってですね、直接送っていただければ、この放送を通じてお伝えをすることができるかと思いますので、どうぞご検討ください。
連常院副住職の黄文でした。ではでは、またねー。
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