1. 人生に活かす心理学ラジオ
  2. #28 自分の強みと環境の関係
2022-08-22 09:59

#28 自分の強みと環境の関係

自分の強みは何ですか?就職活動でこんなのを散々見たり聞いたりしませんでしたか?そんなのわかんないよって方が多くないですか?強みに正解はないよっていお話です。

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心理師のはるかめです。このラジオでは、あなたが自分に優しくしていけるように、
セルフコンパッションやセルフケア、心理学などの話をしています。
リスナーさんは、自分の得意な能力、あるいは強みっていうものはありますか?
好奇心が強いとか、事務的な作業が得意とか、一つのことをコツコツ続けられるとか、
人と話をするのが得意とか、体を動かすことなら負けないとか、いろいろあるかなと思います。
大丈夫ですよ。必ずこういう強みってのはみんなあるはずなので、私は何にもないよーっていうふうに批判することはないです。
でも、なかなかこれが自分の得意な能力だって言い切れないっていう時はありますよね。
それは、絶対的に得意な能力、強みっていうものは存在しないからです。
どういうことでしょうか?
得意・不得意の判断ってどこでしているんだと思いますか?
テストの成績でしょうか?他人との比較でしょうか?
それとも同僚とかからの評価でしょうか?
それとも、自分でこれは自分が得意だって感じるから得意だって思うんでしょうか?
ちょっとこれは哲学的ですよね。
多くの方が最後の例え以外の何となくの得意っていう強みっていう評価基準だったりしないですか?
得意だと自分が思えるかどうかっていうのは、かなりの部分で人の目とか評価、他人との比較からきているところが多いかなと思います。
そうすると自分の得意はこれこれだって断定できない人がいるのも当然ですよね。
得意かどうかっていうのは環境に左右されると言えます。
例えば、とある例ですけども、パソコンに向かって事務処理をさせると誰よりも素晴らしい書類を作ったりスピーディーな作業をしてITにも精通している人がいたとします。
その人がある職場でとても重宝されていたとします。
この人はすごい頼りになるなあ、よく仕事してくれるなあっていうふうに評価もされていたとします。
ですが、その人がその能力を引っ下げて他の職場に転職したら、周りの人たちが同じくらいのことが当たり前にできる上に、営業とか人に物を売ったりとか交渉したりとかそういうのをバリバリやっていたとします。
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実はですね、この例えに出した方、事務関係の能力は非常に高いのですが、人とやり取りしたりとか物を売るっていうのはあんまり得意ではないんですよね。
そうすると、この新しい職場ではいつもパソコンに向かっていて、ちょっとこの人よくわかんない人だよねっていうふうに見られる可能性も出てきます。
あるいはですね、率なく仕事をこなして会社の同僚と誰とでもうまくやって相談にも乗ったり配慮もできるっていう人が昇進をして役職に就いたとします。
今度はリーダーとしての自主性ですとか、みんなを引っ張っていくリーダーシップみたいなものを会社の上の方から求められて、
今までは居心地よくうまいことやっていた普通の社員だったのに、今度はどうしたらいいかわかんなくなって、頼れる人もいなくなってしまって孤独になってしまったっていう、こんなことも聞く話じゃないでしょうか。
どちらもですね、その人が持っている強み、能力っていう部分と環境、そこのミスマッチが起きているんですね。
一つ目の例は事務処理に集中できたりパソコンを使うっていうのが得意なのに、人と関わることが評価される環境に入ったために、本来持っている、できる力、強みが評価されなくなってしまったんですね。
2つ目は一般スタッフとして他の人とやっていくのに長けていた。なのにリーダー職として別の立場になったことで、やはり強みが生かせなくなってしまったんですね。やっぱり役職と普通の一般社員さんっていうのはどうしても超えられない壁があるのが現実ですからね。
ちなみによくある勘違いなんですけれども、仕事で何年も経験を積んだ人が役職とかリーダー職に昇進してやっていくっていうイメージがまだまだ日本では結構強いんですよね。
これは誰にでも当てはまる昇進の仕方ではないんですよね。昇進っていうのがそもそもちょっとあっていないのかもしれないですね。
というのはリーダーっていうのは一つの職種だと考える方が自然だからです。リーダー職っていうのは適性もありますし、一般スタッフがこなしている仕事の延長でできるものではないんですね。
もちろんできる方もいるでしょうが、その方はもともと素養があったと考える方が自然です。リーダー職にはリーダー職の違った適正素養能力っていうものが必要になるので、あるいは外部からリーダーの方を連れてくるっていう大きい企業とかも結構ニュースとかでも聞いたりするんじゃないでしょうか。
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こういうお話も結構いろいろあると思いますので、それはまた機会を改めてお話ししたいと思います。
話を戻しまして、このように他の人、つまり環境によって得意だと自分で決めているってことが結構多くあるわけですね。
理想的には自分の強みが評価される環境で生きていけるっていうのがいいですよね。それは本当に多くの方が望むところだと思います。
実際に能力を身につけていく人のことをよく知りもしないで、それを言えるのは本当に無責任だと思いますし、その人の意見に従ってやったとしても、
やっぱり責任を取ってもらえるわけではないのでね、自分が必要だなって感じられるのであれば、それはやっぱりちょっと違うんじゃないかなっていうふうに私は思います。
で、できない部分を身につけていくっていうこともやっぱり自分で決めることが大事だと思います。
最低限ね、足を引っ張らない程度に能力を引き上げるっていうのもありですし、それも環境によってくると思います。
他の人に任せれば、他の人に任せれば、自分が自分の能力を引き上げることができるようになると思います。
自分一人で何でもやらなければいけない、例えば個人事業主さんとかね、そういう場合であれば、自分のペースで磨いていくこともできるでしょうし、あるいは先ほど言ったようにね、害虫するとかね、そういう選択肢もあると思います。
身も蓋もないようなようにもしかしたら聞こえるかもしれないんですが、人の性格とか能力は結構な部分でね、遺伝子で決まっているっていうのが今の科学的な結論になっています。
であれば、限られた時間は自分の強みを磨いたりとか、自分が輝けたり、自分が生きているなーって幸せだなーって感じられる場所で過ごす方が、ずっといい気持ちで人生が進んでいけるんじゃないかなと思います。
それはもしかしたら、他の会社かもしれないし、同じような仲間がいる場所かもしれないですし、オンライン上かもしれないですし、あるいは一人の時だったりするかもしれません。
そんな自分に合った、自分の強みが生きるコミュニティをね、ちょこちょこと探してみていただけるといいかなと思います。もちろんね、やりやすいハードルの低いところからでいいと思いますよ。
09:10
今はね、オンラインサロンとかネット上で同じような仲間と繋がれる場所も結構増えているかなと思いますので、そういうところから気軽にやっていくのもアリかなとは思います。
もちろんアナログにね、地域の場所でとかね、ちょっとオフ会に行ってとかもいいと思いますしね、そういう自分のコミュニティ作って2つ3つ持っておくのも手かなと思いますので、検討してみてください。
今日の放送がお役に立てれば嬉しいです。また感想や質問もお待ちしています。
今日もあなたが自分に優しくあれますように。心理師のはるかめでした。またお会いしましょう。
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