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心理師のはるかめです。このラジオでは、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などの話をしています。
他の人とうまい感じで付き合っていくっていうのを協調性があるって言うんですよね。 あなたは自分に協調性があるって思っている方でしょうか。
それとも自分はあんまり協調性ないなーって感じていますでしょうか。 あの結論から言いますと、どっちでも問題ないんですよねってことになります。
というよりも半分以上はですね、その協調性についてなんですけども、 半分以上は遺伝的に受け継いでいるものになります。
なので、あなたの責任じゃないんですよね。その協調性があろうがなかろうが。 で、残り半分は環境の影響だっていうふうに言えるんですが、そうは言ってもですね、
多くの人は小さな頃から、思春期とか学生時代とか、 中羽、選択の自由なく置かれた環境で生きてくるしかなかったと思います。
なので、半分は環境とは言うんですけれども、それとも自分から選んだ環境っていうのは、本当にその半分よりももっともっと少なくなるかなっていうところになってしまうんですよね。
ところでですね、営業マンの方がバリバリとうまく仕事をやっているっていう場合、 その人の協調性ってどうだと思いますか。
これはですね、多くの方が勘違いしやすいところなんですけれども、 こういう、いわゆる成績の良い営業マンっていうのは、協調性は低いという結果が出ています。
なぜでしょうか。 そもそも協調性が高いっていうのは、人の気持ちを察したりとか、行動を観察して合わせたりとか、
自分を抑える能力、そういったものが関係していたりします。 これはなんとなく想像がつきますよね。
では、営業で多くの人に会って、あれこれ売って数字を上げないといけないっていう場合は、協調性が高いとどうなるんでしょうか。
この人は嫌そうな顔したなぁ、かわいそうだなぁとか、 なんか経済的に厳しそうだなぁ、今回売るのやめておこうっていう風になると、これだと売り上げ成績は当然上がらないですよね。
というわけで、協調性が低い人の方がですね、営業っていうのは向いてるんですよね。 人とうまく話をしているようで、
協調性が高いっていう風に誤解されやすいんですけれども、実は逆なんですね。 このように相手の心情を言ってしまえば、あんまり深く考えない、相手の都合をそこまで気にしないっていう人の方が、
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一般的には営業さんには向いているっていう風になってしまうんですね。 もちろん心理面を熟知している人、よく知っている人、
協調性が高い人っていうのも営業の中にいることもあります。 ただ、少数派であることは間違いないですね。
こういう点では、内向性が高い方やHSP傾向が高い方も、一般的には営業はあまり合っていないっていう風に感じる方も少なくないと思います。
さて、協調性が低い人っていうのは、このように自分の目標のために、あんまり人の気持ちに左右されないで動けるよっていう点が、ある意味長所ということができます。
こういう人はですね、ビジネス社会ではとても重宝されますし、企業家ですとか社長さん、CEOとか、人稼働の成功者になる方も、協調性が低い方っていうのがやっぱりいるんですよね、結構ね。
協調性を持ったまんま、自分もお金をちゃんと儲けることができるっていう状態を保つっていうのは結構難しいんだろうなっていうのが想像つきますよね。
では逆に協調性が高い人の場合はどうでしょうか。 さっきお話に出したように協調性が高いということは、人と交流をしていくっていう点で何かと都合が良い能力になります。
共感能力が高くて、人の痛みとか辛さ、あるいは喜びとかそういう良い感情も比較的理解しやすいので、良い繋がりっていうのも作りやすいと思います。
反面ですね、自分を抑えてしまって言いたいことが言えなかったりとか、自分よりも他人優先の思考になってしまわないかっていうところは気をつけないといけないところですね。
仕事で言うと、人を助けたりとか人に優しくする仕事の適性は高いイメージですよね。
医療ですとか福祉、介護、あとはね、非営利団体とかね、そういったところで働いている方とか、あとは自分の経験、大変な経験とかね、されている方もいらっしゃるのでね、それに基づいて人を助ける仕事とかね、そういうことをされている方も多いかなと思います。
こういった対人援助職、人を助けるお仕事ですねとか、そういったお仕事に就いている方は
自分自身が燃え尽きたりとかね、共感疲労、人に共感しすぎて疲れちゃうよっていうことになることもあるので、自分のことを理解したりとか、セルフケアっていうのが特に大事になってくるんですよね。
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私もですね、結構ここは思い当たる経験が何度かありますね。
協調性が高いっていうのは、人とつながるという点において間違いなく強い武器になります。
同時に自分を大切にすること、自分と相手は違う人間だということ、それを理解しておくことが、自分の協調性が高いっていう能力を生かし続けていくためにも大事なことになります。
どうしても自分をないがしろにしたり、人に尽くすことをね、強いる人もいたりしますのでね、今よりももっともっと自分に優しくしてあげてほしいなと思います。
自分軸でいいですからね。他人軸で動いてしまうと、結果的に自分の心と体は辛い思いをして何かしら不調が起きたりもしますし、
そうするとね、自分も他人も結局損をするっていうことになってしまうので、やっぱり自分軸で動きましょうっていう結論になるんですね。
協調性が高い低いと一般的な指標としてお話をしてきましたが、実際は高い低いではないんですよね。
一長一短になります。どちらにも武器がありますし、どちらにも注意点があるっていうことです。
自分を観察して、どっちかっていうとこっちかなーっていうのがなんとなくわかってきたら、今日の話を参考に自分を生かしつつ、同時に自分に優しくしてあげてほしいなと思います。
今日の放送がお役に立てれば嬉しいです。また感想や質問もお待ちしています。
今日もあなたが自分に優しくあれますように心理師のはるかめでした。またお会いしましょう。