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2022-10-22 05:29

#89 他人のことは他人が決めればいい。私たちはアイメッセージを使おう。

#心理 #心理学 #メンタル #メンタルヘルス #セルフケア #アサーション #アサーティブ #思いやり #優しさ #コミュニケーション #意見 #自分の意見 #アイメッセージ
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心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日は、アイメッセージについてお話をしたいと思います。アイメッセージ、ご存知でしょうか。
アイメッセージというのは、意見を言うときに、「私は…。」を主語にする意見の言い方です。
心理学的ジャンルで言うと、アサーションとかアサーティブコミュニケーションというお話になってきます。
アサーションというのは、意見の言い方、自己表現の方法の中で、自分も相手も大事にする意見の言い方という風になります。
人の自己表現の方法には、大きく3種類があるって言われているんですね。
紙くだいでお伝えしますと、1つ目、俺が俺がっていうのが強くて、人の意見も否定する攻撃的な自己表現パターン。
2つ目、だんまりしてて我慢ばかりしている消極的な自己表現パターン。
3つ目が、自分も相手も大事にしたアサーティブな自己表現パターンということになります。
もちろん、一番いいっていう風に言われているのは、3番目のアサーションということになるんですね。
それぞれの特徴としては、1つ目の攻撃的な自己表現は、他人の意見を無視したり否定して、自分のことばかり主張しようとするやり方です。
これは、自己表現は強いんでしょうけれども、他人をないがしろにしていますので、当然嫌われますし、敵も多くなります。
現代のコミュニケーションにおいては、マイナスの方が目立ちますよね。
2つ目の消極的な自己表現パターンですと、自分の意見を言わないで仕方なく人の意見を聞き入れたり、言いたいんだけど言えなくて我慢したりと、これはわかるわかるなーっていう方も多いんじゃないでしょうか。
こういったパターンはストレスも強くて、心にも体にも良くないですよね。何より自分の幸せからも遠ざかってしまっています。
最後のアサーションは、相手の意見も自分の意見も大事にする方法です。
これは相手にも意見を言ってもらいつつ、自分も意見を伝えていくという方法ですが、最初の方でもお話ししたように、アイメッセージを使うということが大事になるんですね。
これによって相手をコントロールすることがなくなります。
私はこう感じた、私はこう思う、私はこう考える、私はこうするっていう風な言い方に持っていくんですね。
決して相手にどうこうして欲しい、相手がこうするべきだっていう表現は使わないんです。
他人事は他人事として、自分の意見を言って自分はこうするっていう方法にします。
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あるいは人の行動について注意したいなっていうこともあると思うんですけれども、そういう時はあなたがしたこれこれで私はこう感じたで留めます。
その行動についてどうするかは相手に委ねるんですね。
そしてもちろん相手の意見は相手の意見として尊重するっていうことになります。
さてここでポイントがあります。
こうやって聞いてくるとまるでちょっと冷たい人間じゃないかっていう印象を受けるかもしれません。
これだけだとそうですね。
そのためにイメージしてほしいことがあります。
相手の思いやりを忘れないでほしいのです。
思いやりって言ってもなーっていう風になるかもしれないですが、
先ほどお伝えしたアサーションには相手も大事にするっていうことも外せないポイントになってくるんですね。
それぞれの意見を大事にしますので、自分の意見さえ良ければ相手をないがしろにしていいということにはなりません。
自分の意見は伝えますが相手の意見も聞けます。
相手の思いやりを決して忘れないわけです。
具体的に言いますと、自分の言い方が大切な人への気遣いのようになっているかっていうことをチェックしてほしいんですね。
家族とか子供、恋人、そういった人たちに平常時にどんな思いやりを向けているかっていうことです。
自分にされたら嫌な言い方はもちろん良くないですし、大切な人にしない言葉遣いっていうのもダメになります。
相手を傷つける表現は良くないってことですね。
意見を言おうとする前に必ずこれから自分が言おうとしている言葉っていうものに思いやりがあるか、あるいは相手を傷つける表現になっていないかってことをチェックしてください。
これもやっていくうちにだんだんと上手にできるようになっていくと思います。
アサーションっていうのは結構書籍でも出ていますし、心理学の中でも割と自分で勉強して取り入れやすいものになりますので、良ければ見てみていただけるといいかなと思います。
それでは今日もあなたが自分に優しくあげますように心理師のはるかめでした。
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