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心理師のはるかめです。この番組では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などの話をしています。
ラジオ放送を始めてもうすぐ2ヶ月になろうとしているんですね。毎日1回話題を変えて心理学に関することを放送しているんですけれども、
こういう放送によくあるご質問を先にお答えしておこうかなと思って、今日はこの話にしてみました。雑談の方ですね。
そもそもですね、臨床心理というか心理学を治療に使うっていうのは、体の病気にお薬を使うようなイメージなんですね。
どういうことかと言いますと、ちょっとした不調で毎回病院にかかる人ってあんまりいないんじゃないかなと思うんですね。
少し休んだりとか、一晩寝たら元気になったとか、そういうレベルの不調もありますよね。
心の不調も同じように考えることができて、同じようなストレスでも別に精神科とかカウンセリングとかに行かなくてもやっていけるっていう人はやっぱり世の中にはいるんですよね。
これには半分は遺伝的なもの、半分は生まれてからの影響というふうにざっくりと考えていただければいいかなと思います。
なので、本人の責任というよりも生まれ持ったものとか置かれた環境が結構影響を与えていて、それが個人差を生んでいるんですね。
ちょっと説明が長くなりましたけれども、そんなわけで心理的な対処法っていうのも、使った方がいい人と使わなくても平気な人っていうのがどうしても出てくるんですね。
同じように必要な場面っていうのも違ってきますし、困っている状況っていうのも様々です。
そんなわけで、いろいろな心理テクニックとか心理学を毎回違う形でお話ししたりしますけれども、全部を実践する必要は全然ないんですよね。
放送によっては逆のことを言っているように聞こえるものもあるかもしれません。
ですが、自分にとって良さそうだなって思うものを使えばいいんです。
必要なものは人によって違いますので、それくらいの軽い気持ちで聞いていただけるといいかなと思います。
そんなわけで、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、今日もメインの方に行きたいと思います。
今日はですね、好きな人と苦手な人が結構分かれるんじゃないかなっていう運動について少しお話ししたいと思います。
運動っていうのは健康に良いっていうことはわかっていますけれども、いろいろな運動に関する理論とか方法論が出ていて、どれを使ったらいいのかなっていうのもあると思いますし、
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そもそも運動したくないよっていう方も結構多いんじゃないかなと思います。
まず運動は体の健康に良いですし、脳にもやっぱり良いです。
そしてメンタルに良いっていうことも多くの研究で明らかになっています。
そんなことはね、わざわざ言われなくてもわかっているよっていう声が聞こえてきそうですね。
普段から運動している方は飛ばしていただいてもいい内容かなと思います。
メリットだらけ、いいことだらけの運動なんですけれども、今日はこれを習慣化するコツっていうのをお話ししようかなと思います。
でもね、セルフコンパッションラジオなのでね、そんな自分に無知を打つようなことは決してお話ししませんのでご安心ください。
私も運動が子供の時は苦手だったんですよね。
でも大人になって気づいたことがあるんですよね。
ひょっとして自分って運動が嫌いなんじゃないんじゃないかって。
嫌いなのは人と競ったりとか、枠組みにはめられて運動させられるのが嫌なんじゃないかっていうことだったんですよね。
これは結構共感してくれる方も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。
そうすると体を動かすこと、運動すること自体は嫌いなわけではないんですね。
自分で何か体を動かしてたりするとやっぱり気持ちいい瞬間とか、すごくハイになる時とかやっぱりあったんですよ。
これはねとても個人的な感想にはなるんですけれども、運動によって好きなこと嫌いなことがあるっていうのはどの方でもあるかなと思います。
この好きなことがあるっていうのが続けられる人と続けられなくなる人の違いなんですよね。
続けられる人っていうのは運動の中のどこかに実感できるメリットとか喜びとか楽しさ魅力っていうものを体感的に見つけ出しているんですよね。
でもこれは別にその続けられている人とか運動が得意な人の話だけではなく、誰にでも言えることなんですよね。
別にイメージ通りの運動である必要もないし、型にはまった運動である必要もないんですよね。
大事なのは体を動かすってことですからね。
自分の好きな運動とか体を動かす遊びっていうのは思い当たらないでしょうか。
あるいは過去にこうやってみて楽しかったなとか、本当に体が動いていれば何でもいいんですよね。
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そういったものがなかったでしょうか。ちょっと思い返してみていただくといいかなと思うんですけれども。
嫌になるような運動をする必要はないんですね。
少なくとも運動が苦手だなとか嫌いだなって思っている方であれば、嫌になるような運動をする必要はないんですよね。
軽い散歩とか、例えば腕立て1回とか、階段を意識的に選んで登るとか、しゃがむときはスクワットをするようにしっかりしゃがむとかね。
そんな小さな運動を毎日コツコツと生活のどこかに入れていくだけで、全く健康への効果が変わってくるっていうことがわかっているんですね。
1と10の差は結構ありますけれど、0と1の差はもうとてつもなく差がありますね。
無か有かっていう違いですからね。やらないよりは絶対にやった方がいいですし、こういうマイクロエクササイズって言うんですかね。
多分そういう言葉があると思うんですけど、こういう本当に些細な小さな運動をコツコツやっている人の方がずっと健康だっていうことがわかっているんですね。
そう、わざわざ運動しなきゃとかハードなことをするから嫌いになっちゃうんですよね。
だから好きなことをしてください。軽いことをしてください。そしてできたら自分を褒めてあげてください。
ちなみに最初にですね、運動のメリットにダイエットっていう言葉とか減量っていう言葉を入れなかったのはお気づきになりましたでしょうか。
運動でダイエットを目指すっていうのはお勧めできないんですね実は。これね、運動とダイエットを結びつけている方はとてもとても多いんですけれど、
実は運動で減るカロリーってかなり少ないんですよね。
あの、まあ調べたことがある方もいるかもしれないんですけど30分のジョギングをしてもお茶は一杯分のご飯しか減らないとか、
なかなか割に合わないんですよね。
なのでつまりハードな運動の割に痩せないとかコスパが悪いんですね。
もちろんしっかり動く運動を継続的にやってるんであれば、なおかつ食べるカロリーとかね、
絞ってとかやっているんであれば影響はあるかもしれないですけれども、それはそもそもとっているカロリー量があんまり多くないっていう前提があるからですね。
それでもやっぱりね運動をするっていうのは 他のメリットがあるからですね。美しい見た目を作る、健康な体を作る、
動きやすいシャープなスッキリした体を作るとか、メンタルを快調に保つとか、そういったことなどはありますよね。
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それに筋肉がつけばやっぱり代謝も良くなりますんで、痩せやすくなるとかでは言いはないですけれども、調子はやっぱり良くなってくるかなと思います。
そうそう、でもこれは健康のためであってダイエットのためとは本当に思わないっていうところがポイントですね。
あくまでも運動とダイエットは切り離した方が良くって、ダイエットを考えたいのであればカロリー制限の方でメインで考えていくべきですね。
今回はその話ではないのであくまで運動っていうところに絞ってお話をしています。
色々とお話をしましたけれども、今日お伝えしたかったのは、小さな軽い運動を生活のあちこちに入れたりするのでも全然いいよってことと、楽めの運動を楽しい運動、好きな運動とかそういったものを習慣にしていった方が体を動かす喜びが知れて、何かとうまく回っていくようになるんだよっていうことでした。
今日も最後までお付き合いいただいてありがとうございます。この放送がお役に立てれば嬉しいです。今日もあなたが自分に優しくあげますように。心理師のはるかめでした。