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心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日はですね、マインドフルネスを日常生活の中で取り入れていくといいよねっていうお話をしていきます。
まずですね、マインドフルネスっていうのは、今ここに集中するっていうことですよね。
イメージしやすい感覚で言うと、その時その時に、五感とか呼吸に意識を集中するっていうことが言えると思います。
それを日常生活の動きの中でどんどんやる習慣をつけて、マインドフルな状態に慣れていこうっていうわけですね。
おすすめの時間帯というものがありまして、それは朝になります。
朝っていうのは、いろいろなことに追われて疲れ果てた後ではないですし、睡眠を経て脳内もグレードアップしてエネルギーもある状態です。
そんな時間にやるっていうのが、やっぱりマインドフルネス集中しやすいかなと思います。
そして自分なりに朝を行っている行動があると思うんですけれども、その中の一つを選んでマインドフルネスをやっていきます。
例えば朝食を食べるとか、シャワーを浴びるとか、出勤中に歩く時間があるとか、あるいは運動とか散歩の時間もあるかもですし、コーヒーを毎朝飲むよっていう人もいるかもしれないですね。
そういったどんなことでもいいんですけれども、頭をフル回転させないとできないような複雑なことでなければいいかなと思います。
普通に多くの人が朝にやっている行動の中にマインドフルネスに使えるものがたくさんありますので、そういったものの中から選ぶといいかなということですね。
例えば朝食であれば、目を閉じて匂いに集中してみるとか、咀嚼しているときの口の中の感覚とか、あとは味に集中してみるとかね、あるいは食べているときに何に気づくか、食事そのものに集中してみるっていうのもいいですね。
シャワーであれば、肌にシャワーが当たる感覚とか温度とか、こちらはいくつも感じられるものがあるかなと思います。
自分にシャワーが当たることでどんなことに気づくか、そういったことに注目して観察していきます。
出勤中に歩く方であれば、足の裏の感覚に意識を集中して、どんな感覚がやってくるか、そういったものを確かめていきますね。
そして、どのマインドフルネスにも言えることなんですけれども、意識はおそらく必ずそれてしまいます。
それても全然大丈夫なんですよね。大事なのは、それたことに気づいたっていうこと。
気づいたら、それていたものに少しだけ注目して、元のマインドフルネスに戻ってくる。
ここの切り替えを優しくやってあげることが大事かなと思いますね。
無理やり切り替えるというよりも、それていた方を見て、よし、じゃあ戻りましょうかねみたいな感じで、元の方に戻っていくっていうくらいの感覚がいいと思います。
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必ず戻すっていうことが大事なんですよね。
そこで注意の対象を他のものに変えてしまうと、やっぱり意味がなくなってしまいますので、マインドフルネスをやるんであれば、最初に注目するものを決めて、そこに戻ってくるっていうことを繰り返していきます。
そして、このマインドフルネスをやることによって、注意を向ける力、注目する力ですよね。
意識を持つ力、そういったものが鍛えられます。
脳の神経というのは、筋肉と同じように使えば使うほど発達していきますので、やればやるほどこの力も上がっていくわけです。
前頭腰の機能が鍛えられて、集中力とか計画力とか、自分をコントロールする力、あとは冷静な判断力とか、そういったものが鍛えられていきますね。
これを癖づけていくことで、厄介な感情とか気持ち、感覚、そういったものにも適度な注意を向けられるようになります。
分かりやすく言うと、無視はしないんだけれども、適切な距離が取れると、そういった感じでしょうかね。
これを繰り返していくことによって、普段の生活の中にある苦手なこと、嫌なことというものをついつい避けたり逃げたりしちゃうシチュエーションもあるかなと思うんですけど、
必ずしもそれが全部悪いというわけではないんですけれども、そういったものと適切な距離の取り方を取れるようになるというのもメリットとしてありますので、お勧めしたいかなと思います。
当然、そういった距離の取り方といいますか、そういったものが鍛えられるということは、脳が物理的に鍛えられるのと同時に、心も鍛えられていくという意味ですので、私たちの主観、感じている世界でも実感が得やすいですよね。
なので、マインドフルネスをやると、心も強くなっていくよということになります。
ぜひとも日常生活の、特に朝のルーチンとか、そういった行動にマインドフルネスを取り入れてみていただくといいかなと思います。
それでは、今日もあなたが自分に優しくあらますように。心理師の遥亀でした。