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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は、メグリズム箱買いです。
さて、前回の放送からだいぶ日が空いてしまいましたが、だいぶいろいろバタバタしてます。
が、温かく見守っていただけたら幸いです。
裸眼思考の概念
さて、今回はですね、裸眼思考についてお話をしていきたいなというふうに思います。
荒木隆之さんが書かれた裸眼思考、換気出版から出されていますね。
裸眼思考については、ブック沼ラジオで先日、岡さんとコンさんと一緒にお話をしていきました。
そちらもぜひお聞きになってくださったら嬉しいです。
ブック沼ラジオでもお話をしていったんですが、まず裸眼思考とは何かというお話をした後にですね、
体に裸眼思考と向き合う、そんなお話をしていきたいなと思っています。
では、裸眼思考とは何かということなんですが、裸眼で見る思考。
それに対比としてですね、荒木さんはレンズ思考というふうに言ってます。
レンズと裸眼。
このレンズというのは、目的というレンズだったり、何かゴールだったり、
あって欲しい自分ということですよね。
そのレンズを通して物事を見るか、あるがままに裸眼でその物事を見る。
その対比としてレンズと裸眼を荒木さんは挙げられているんですよね。
そして荒木さんはビジネスの中でレンズを通して目的思考で逆算でステップを踏んで
ビジネスとしてやっていく、それに限界を感じたというふうに本の中では仰っていました。
例えば何か逆算で仮説を立てましょうってよく言いますよね。
その仮説が骨折、凝り固まった固い説になっているパターンがありますよねと言っているんです。
つまりあまりにも変数が多い中で自分の立てた仮説がもし間違っていたらということを考えずに
凝り固まった思考で突き進んでいった結果失敗してしまう。
そんなことがあるんじゃないかなとか。
あるいは過去に得た知識というのがミスリードの材料になってしまって知識病にかかってしまう。
そんなことも言っていましたね。
そして僕はブック沼ラジオの中でこの裸眼思考というのはとてつもなく難しいことなんじゃないか
そんなお話をしていったんですよね。
ちょっと言葉ざわらずだったなっていうふうに思うのが難しいけれども
より本質に近づくのはやっぱり裸眼でないといけないよなっていうふうに改めて思ったんです。
それを僕自身の過去の経験からもっと細かくお話をしていきたいなというふうに思います。
アスリートとしての考え
僕自身はアスリートとしてどうやったら足が速くなるんだろうということを常に考えながら生きていました。
それはですね、休養から栄養からもちろんトレーニングのことまでいろんなことを考えていったんですよね。
例えば、よく休養をとれるにはどういった寝具がいいんだろう。
どういった質温、気温、状態がいいんだろう。
どういった質の良い食事をとったらいいんだろう。
自分に合っている食事って何なんだろう。
自分に合っているトレーニングって何なんだろう。
みたいなことを考え続けていったんですよね。
世の中にはある程度これが正解だよっていうものが存在しているわけです。
それは科学的に実証されていることも含めて。
例えばトレーニングだったらこういう理論のトレーニング方法があって
ウォーミングアップではこれをして
こういうマインドセットで本練習に臨んだ方がいい。
こういうマインドセットでレースに臨んだ方がいいみたいなことは
世の中一般的に正しいとされているものがあるわけです。
でもやっぱりそれではいずれ頭打ちになるんですよね。
当然ですよね。みんなと同じことをやっていたら頭打ちになる。
だったらどうしたらいいんだっていう時に
自分の中のボトルネックになっている
弱点というか
課題に向き合う必要があるわけですよね。
どうしたらもっと体が動きやすくなるか
どうしたらもっとキレが出てくるんだろうかってことを考えた時に
やっぱり自分の体と裸眼で向き合う必要があるんですよね。
その時には今までではこういう風にしたらうまくいったけれども
それでは頭打ちになっている。
だから自分の中で仮説を立てて
こうした方がいいんじゃないかってことをやってみる。
その結果
うまくいくこともあればうまくいかないこともある。
それは体で感じる。
で、時には
効果が出るまでに時間がかかるものもあれば
すぐに出るものもある。
例えばウェイトトレーニングなんていうのは
始めてから効果が出るまでに半年間かかると言われていますから
すぐに効果は出ないからといって
それをやめるのではなくて半年間続けてみる。
その結果として筋力がついて動きが良くなった。
走りやすくなった。
力強くなった。
みたいなことが起きるわけです。
それを全部頭の中で考えながら
自分の体の状態と向き合っていく。
それってすごく大変だしめんどくさいんですよね。
加えて自分の心の状態と
向き合わないといけないんです。
なぜなら心の状態がパフォーマンスに直結する競技だからです。
今自分の心はどういう状態で
何をしたから今の体の状態はどうなっているんだ。
自分はこうあってほしいけれども
本当は今こういう状態なんだ。
それと向き合っていく。
なんか考えただけでも
頭がパンクしそうじゃないですか。
でもそれと向き合っていくから
プラトンを脱出できると僕は思って
それをずっと繰り返し続けていったんですよね。
結果が出なくてもずっとそれを繰り返していくことで
結果が出るんじゃないか。
新しいことをやってみる。
ダメだった。
新しいことをやってみる。
ダメだった。
新しいことをやってみる。
これはうまくいったな。
でもそれをやり続けていくとまたちょっとダメになる。
じゃあ次は何をやったらいいんだろう。
っていうのを繰り返しをずっとやっていったんですよね。
その結果として
僕自身体の感覚にすごく敏感になったし
何をやったらいいんだっていうことが
その都度違うケースバイケースなんだっていうことを
感じることができたんですよね。
長々と僕自身の感覚の話をしていますが
これってこの放送をお聞きの
あなたの体にもきっと起こっている現象だと
僕は思っているんですよね。
それは今まであなたが積み上げてきた行動の結果
いろんな体の懲りだったり
動き方の癖だったりっていうのがあると思います。
それに対して今例えば
動きづくりのトレーニングだったり
あるいはマッサージだったり
いろんな取り組みをした中で
動きにくくなったり動きやすくなったりすると思うんです。
それは今あなたの体の状態が
僕の体の状態とは違うから
僕がやったものやったトレーニングが
あなたにとって良いものとは限らない。
じゃああなたにとって何がいいかというのは
あなたの感覚で感じるしかないんですよね。
で、都度感じて
それはいい、これはダメっていうことを
あなたが判断をするしかないっていうことなんですよね。
いやこれって相当難しいことだなって思いません?
でも愚直に今あるがままを
裸眼で体を見ていく。
その繰り返しをしていくことで
アスリート等まではいかなくても
動きやすい体を手に入れることができるんですよね。
もし運動が苦手という方がいらっしゃったら
それは感覚にとても優れていて
もしかしたら正しい自分に合ったトレーニングや
マッサージやストレッチができていなかっただけなのかもしれない。
もし自分に合ったトレーニングやマッサージやストレッチができたら
運動が好きになるかもしれない
なんてことをこの裸眼思考を読みながら思ったりしました。
でもそれはとても難しいことなんですよね。
でも愚直に裸眼で体と向き合って
これからも動きやすい体を維持していきたいなと
僕自身は思ったりしました。
具体的な体との向き合い方
というわけで今回は裸眼思考で体と向き合う
そんなお話をしていきました。
最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。