身体の賢さについての考察
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
好きなパペットはスンスンです。 さて今回はですね、身体は賢いというお話をしていきたいと思います。
実は僕、元アスリートでして、身体のことをずっと考えてきたんですよね。
つまりどうやってパフォーマンスを最大化させていくかということばっかり考えていました。 あるいは、これ僕結構いろんなところで言ってるんですけど、
頭と心と身体のつながりというのをずっと考えてきました。 この頭、心、身体というのはですね、複雑に絡み合っていて、
まあどこか一つが原因で、どこかが影響し合う関係だと僕は考えています。
まあそれによくまあ心と身体つながってるとかって言いますよね。 だから
まあよくスポーツの世界で言われているのは 気持ちが足らないからまあパフォーマンス上がらないんだ。
つまり気持ちを上げて体をコントロールせよ、みたいな言い方がされると思います。 だから
心をモチベートさせて体をコントロールする、まあそんな言い方がされると思うんですよね。 まあそういう側面はあるにせよ僕自身としてはですね
心より頭より体の方が賢いんではないか という説をですね僕自身は持っていましてその話をしていきたいと思います。
体が賢いってどういうことって思われると思うんですけれども まあ3つの観点から僕は体は賢いんじゃないかなって思うんですよね。
体が賢いと思う理由の一つ目がですね まあ頭で考えるより先に体は固めてしまうということなんですよね。
その固めるというのは防御反応として体が固まるということです。 それはですねいろんなパターンがあるんですがまあ疲れている
体が疲れているからこれ以上動けないよということで防御反応で固まるということもありますし 危険だなって感じた時に交換神経優位になって逃走
逃げるか戦うかという交換神経が優位に働いて固まるということもありますし 何かですね
感情的になった時例えば怒りの感情を感じた時に腹のお腹の筋肉が固まるみたいなこともあるんですよね なので頭で考えるより先に筋肉が固まるということは体の方が賢い
まあそういう作りになっているということなんじゃないかなと個人的には考えています つまりそうやって積み重なっていた体の固まりというのは
その人が考えてきたその人が行動してきた結果でしかないんですよね で僕は体が賢いなと思う理由の2つ目につながってもくるんですけれども
それは何かっていうとですね体っていうのは ものすごく合理的に動くように設計されているしそういうふうに連動したがっているんですよね
ちょっとわかりにくいかもしれないんですけれども 例えば歩くっていう動作をするときに
体っていうのは本来合理的に論理的にロジカルに動こうとしているんですよね で最も合理的な使い方をしようとする
だけれども理由の一つ目で言ったように体を固めてしまっているとですね そのロジカルにスムーズに体を動かないわけです
でその時に体をスムーズに動かすようにですね あの体に対して
意識づけをしてあげるあるいは方固まっている筋肉をほぐしてあげるとですね ロジカルに動こうとするんですよねそれは意識をしなくても動こうとします
これってあんまり感じることがないかもしれないんですけれども 僕自身はランニングをする中で常に体の感覚というのを感じ続けていた
内観してい続けていたと言ってもいいかもしれないんですが そういうふうに考えていたのでここの筋肉をほぐした
だからすごく連動しやすくなったというのをですね 肌で感じていたんですよね
だから体は連動したがっているんだということにその時気づかされました 話はちょっと脱線するんですが
メキシコの先住民であるタラウマラ族という民族がいます 彼らはですねゴムタイヤでできたサンダル
ペラペラのサンダルをイメージしてほしいんですけどそのサンダルを履いてですね 広大な大地を100キロぐらい1日走っちゃうそうなんですね
で走る民族とも言われたりするんですけれども 現代にそういう民族が未だにいるんです
でも彼らは別に特別な 存在ではないんですよね
というのは何が言いたいかというとですね 人間が本来持っている潜在能力というのを十分に生かした上で
身体と心の関係
走っていくとですねそのぐらい走れちゃうってことなんですよね もちろん移動遺伝的な要素であったり環境的な要素っていうのは十分にあると思います
コンクリートアスファルトを走るより土の広大な大地を走った方が足への負担は少ないです からね
あでも まあそのタラウマラ族について書かれた
Born to Runという本の中では 人間というのはそもそも長距離のランニングをすることに適している
2足歩行の動物なのであるということが書かれているんですよね つまり
話を戻すと 体は連動したがっている
長距離のランニングを走りたがっているってことなんですよね で現代人の生活はそれを阻害している
まあそこまで言うと意外あの言い過ぎかもしれないんですけれども あでも現実問題タラウマラ族は
そのペラッペラのサンダルで 長距離のランニングを誰でもすることができているということなんですよね
ちょっと興味深くないですか あなたの体は実は走りたがっているのかもしれない
はい というわけでえっと体は賢いという3つ目の理由ですね
それはですね 頭は体のことを無視しようとするっていうことなんですよね
つまり何が言いたいかというとですね 体っていうのは確かにそこに物理的にあるものじゃないですか
あでも えっと
頭はそれを無視して もっと
違う方向に動こうとする あつまりその体の張りとか硬さっていうのを無視しようとするんですよね
でも無視しようとしても体は確かにそこに物理的に張りがあるから動きにくくなる 長時間座りっぱなしていると体の背面が伸ばされ
て固まってしまうあるいは長時間考え事をしていると 頭皮の筋肉っていうのは固まってしまう
あでもそれがなかったことに頭は従うんです その結果自分は別に肩こりも腰痛も頭の張りもないって感じている
でも確かにそこにあるっていうことなんですよね でそれは1日寝ても治らないし
確かにそこにあり続けているで いざっていう時に巻きひっくり腰だったり
まあそうですね何かとてもつのない頭痛だったりという形で警告をし出すんですよね これ以上は動けないよっていう形で
だからですね体っていうのは本当にうまくできているんだなと思うのと同時に 最初に言ったように体と心と頭っていうのは複雑に絡み合っているので
体へのアプローチが心頭に効くということも 同時に起こるんですよね
例えば頭皮のマッサージをして 眠りやすくなったということもあるかもしれないんですが
まあ気持ちが穏やかになったり お腹のマッサージをすることで
まあ怒りの感情が少し和らいだり もっと体の中の話をするなら汗をかいてストレスが軽減したりということもありますよね
まあなので体をない頭にするとか体をコントロールするとか どうしたって気持ち頭が優位になって体が下にあるようなイメージを
抱く場面ってすごく多いと思うんですけれども あくまで体
気持ち心 体っていうのは
同じ並列の概念であるべきなんじゃないかなって個人的には思ったりします まあすごく抽象的なあの結論になってしまったんですけれども
今後もですね体をいたわってあげたいなと個人的には 思ったりしましたというわけで今回の話は以上になります
体をいたわってあげましょう 最後までお聞きくださいありがとうございましたではまた