2025-10-05 08:17

#173 金木犀と狂気。

金木犀/笹川美和

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サマリー

ポッドキャストのエピソードでは、音楽や金木犀に関連する思い出や歌詞の深層が語られています。特に、笹川美和の「金木犀」という曲を通じて、愛の狂気や人間の感情の複雑さが探求されています。

金木犀と音楽
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
さて、今日は日曜日ですね。日曜日なので、緩く音楽の話でもしていきたいなぁと思っております。
というのも、昨日の放送かな、朝倉佑介さんが、冒頭の彼どうでもいい話のコーナーというのをやってるんですけど、
どうでもいい話のコーナーで、よく音楽の話をされるんですよね。
で、その中で言っていたのが、金木犀の話でした。
秋ですね、金木犀の季節ですね。金木犀といえば、金木犀という名のつく音楽たくさんありますね、という話をしていたんですよね。
まあそうですよね、秋、オレンジ色の金木犀の独特な匂いがする。
神社とかによく咲いているかな、僕はまだ今年見ていないんですけど。
まあそれをモチーフにした曲、たくさんありますよね。
彼が言っていたのが、フジファブリックとキノコ帝国とアイナジエントって言ってたかな。
そうそう、それで僕は笹川美和さんという方の金木犀という曲、それを思い出したんですよね。
皆さんご存知ですか?笹川美和さん。
これ年齢バレちゃうんですけど、彼女がファーストアルバムを出したのが2003年とかだったと思うんですよね。
僕当時高校生でよく聴いておりました。
どこか民謡的なメロディーと歌声と、声が澄んでいて綺麗なんですけど、どこか深みがあるような感じがしていて、
懐かしい音楽性を持っているんですよね。
当時高校生でドハマリをしていた僕は、よく聴いていたと。
その彼女の代表曲に金木犀という曲があるんですよね。
それを思い出したという話をこれからしていきたいなと思っています。
そしてこの金木犀という歌詞がいいなと思っているところもあるんですよね。
歌詞は男女の恋愛について書いた詩です。
かつ、女性側から見た叶わぬ恋みたいなものを描いているんですよね。
J-POPによくあるテーマだとは思うんですが、その叶わぬ恋の狂気の沙汰なんですよね。
つまり、あまりにも男性を愛しすぎていて、ちょっと尋常じゃない状況をしているという様子をこの歌詞で描いているところが、
狂気を感じていてですね、そこがまたいいなと個人的には思ったりするんです。
言葉として理解はできるが、人間ってそこまで狂気の領域に行けるんだっていうところが、
僕の中では人間理解という意味でとても面白い歌詞だったりするんですよね。
ちょっと紹介しますね。
あなたがため、あなたが好き。
あなたがため、あなたが好き。
砂漠の砂ほどの嫉妬。
あなたがため、あなたが好き。
雪のようなあなたの愛。
ああ、ちょうだい。愛ちょうだい。
金木犀の香りにあなたの香りを重ねて、
二度と戻らぬと承知で涙し恋焦がれる。
この砂漠の砂ほどの嫉妬。
雪のようなあなたの愛。
この比喩とセンスが僕はいいなというふうに思ったんですよね。
そして金木犀とあなたの香りを重ねてしまうという狂ってる感じ。
とても個人的には好きです。
狂気の愛の歌詞
いやー、なんか狂ってる感じがしていてとてもいいですね。
なんか僕は中島みゆきさんも中学生の時にハマったんですけど、
その中島みゆきさんの恋焦がれる狂ってる感じも
この笹川みやさんには感じる気がしていてとてもいいですね。
でもなんかこう読んでみると歌詞を僕が読んでみると
そこまでインパクトが薄れてしまうなという感じが今していますが、
もう一曲ですね、せっかくなので金木犀以外の僕の好きな曲
歌詞をご紹介していきたいなというふうに思います。
それは同じファーストアルバム、「事実」というアルバムに収録されている
「ならば」という曲ですね。
歌詞を読んでいきます。
声を聞きたくないのならば、私は声を潜めましょう。
姿を見たくないのならば、私はこの身を隠しましょう。
すべてはあなたを守るため、私はこの身を削りましょう。
私はこの身を削りましょう。
あなたの涙する時をただ見たいだけなの。
あなたは避けるばかり。
ならば、雪となり土に染み込み、飲み水としてあなたに忍び込もう。
雪となり土に染み込み、飲み水としてあなたの血潮になろう。
というだいぶ狂った歌詞ですね。
いやなんかこう気持ち悪さすら感じる歌詞なんですけれども、
歌詞が透き通っているのと、
メロディーラインが綺麗なので、
なんかこう入ってきてしまうっていう気がしているんですよね。
改めてなんでこの歌詞が僕が気に入っているんだろうなって自分なりに考えてみると、
人間って好きとか、これが絶対にいいみたいに思い込むと、
とてつもない領域まで発想が行ってしまう。
そしてそこに言葉を当てがっていくと、
とてつもない比喩だったりイメージを湧いてしまう。
だってなんかこう相手に拒絶されているにも関わらず、
雪となって飲み水となってあなたに入り込むっていう、
そんな発想を抱かないじゃないですか。
だから何かとてつもないパワーを人間というのは秘めているんだろうなっていうふうにも思うし、
なんていうかな、綺麗なメロディーラインで綺麗な声で歌っているんだけれども、
とてつもなくロックなことをしているよなというふうに思ったりはしますね。
そして僕はそういう人間の狂気が垣間見れる瞬間というのが、
とてつもなく好きです。
それが文章で描かれるというのがとてつもなくいいんだよな。
ちょっとおかしいですかね僕の感覚。
まあ共感してもらえる方は是非いいねかコメントを残していただけると嬉しいです。
というわけで今回は以上になります。最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではまた。
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