教育とフィードバック
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このチャンネルは、つくるをテーマに空間と時間を共にした仲間がそれぞれが持つ、発行させた技を対話を通して、さらに次のつくるを実現する番組です。
康太です。よろしくお願いします。今回は前回に引き続きテーマは、私たちは何について話をしたのだろうかということで、
またマッサンとシュウさんにご出演いただいております。マッサンよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
シュウさんよろしくお願いします。
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お願いします。
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前回はですね、シュウさんの熱い思いを語っていただく回ということで、3分の1ぐらいはシュウさんにいろいろ語っていただいて、
なるほどっていう風に思うところと、マッサンと僕はそこの中から、あ、なるほど、こんなこと気づいてなかったみたいなところを話をしてたっていう風な感じなんですけど、
最後、やっぱり今年でどう、見られたいなのか、見るべきなのか、見たいのか、みたいな話になってたと思うんですけど、
なんか僕、話聞いてて思ったのは、なんでこうとして見てもらえないのか、見られないのか、見ることができないのか、みたいなところがちょっとね、引っかかっているんですよね。
なんかこれが、ちょっと大きなメジャーで言うと、社会構造的な話だし、なんかこう、ひょっとしたら、教育?義務教育の時点から僕らはこう、一対一で教育は受けてないわけで、一対一対で。
どちらかというと、あれどっかで見た、あれですけど、なんかこう、効率的に育成をせねばならぬみたいなところで、集団でこうまとめてやってきてた。
ところが、こう脈々と続いてるのかなと思ったりとか、じゃあ果たしてそれはいつからだったんだなのか、みたいなところがなんかちょっと疑問として湧いてたんですよね。
ちょっとこう、広すぎ、ちょっとあの話広げすぎたんですけど、まあこう、子として見られたいっていうのは当然、まあ僕もありますけど、なんで見ることができないんだろうか、みたいな。
その、こう、障壁とまで言わないけど、何が邪魔をしてるのかな、みたいなところが、ちょっとお二人にお話を伺いたいなと思ってる最初の問いなんですけど。
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話したい。
いやあの、僕もしゅうさんの話聞いてて、あの思ってたのが、今のその小田さんから提示していただいた、その子として見るべきというか、その見るべき時に見れてないって話もそうだし、逆に子として見るべきじゃない時に子として見てるパターンもあるなと思って。
他に同じような人はいるというか、なんかもうちょっとこうなんですかね、マクロに見た方がいい時にミクロで見ている。逆にもうちょっとミクロで見た方がいいのにマクロで見てしまってるっていう、この両方があるなあっていうのは聞いてて思ったんですよ。
なんで両方話したいなと思うんですけど、まずその子として見れないっていう話からいくと、僕が思うのは、そのまず小田さんがさっき研究してくださってましたけど、やっぱりその教育の時点で、あのその観点を学んでいないっていうのは間違いなくあるな、一つあるなとは思います。
やっぱり、あの多分ね、あの意図的に、あの子として見てないんじゃなくて、知らないから見れないっていう感じだと思うんですよね。
なるほど。んー、例えばそのさっき、あの前回でそのシュウさんが言ってくれてた、その料理の、料理に関するその商品、プロダクトに関して、やっぱり女性はサインした方がいいよねっていう風に言われたっていうのは、多分それを発言した人は、その料理は女性がするものだっていう、もうちょっと人、人二昔前ぐらいのイメージが刷り込まれてるんだと思うんですけど、
その現代において、あの、それこそがその多様性とかっていう観点が、あの、ない。そもそもない。知らないから多分その観点で切れないんだと思うんですよね。
だからもう男子、男性、女性みたいな、そういう切り口だったり、あとは何だろう、専業主婦と働きに出る旦那みたいな、二項対立でしか切れないみたいなことが発生していると思います。
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だから、知らないんだと思うんですよね。教育の観点はあると思います。教育の観点は確かにね。
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そこって、あの、知った方がいいってなるじゃないですか。いろんなことに想像を働かせて、こんな人もいるかもしれない、この人はこうだ、ここの属性だけれども、実は違うかもしれないとか、そういうことって想像力を働かせながら、いろんなことを考えないといけないんですけど、
それってもう想像しきれないこともあるじゃないですか。すべてを、すべての偏見がなく接することができる人ってすごい居ないと思って、そもそもアンコンシアスバイアスを持ってしまってるかもしれないって自覚するだけでも十分なんじゃないかなと思うんですよね。
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いやもうまさにですよね。ほんと、そう思います。
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自分はもしかしたら何かの偏見をもとに、何かくくった発言をしてしまうかもしれないと思うだけで、一歩なんか踏みとどまったり、ちょっと想像力を働かせるきっかけになるので、女性でもこんな人がいるかもしれない、男性でもこうかもしれない、そもそもみたいな、なんか、全部知ることは難しいので、
まずそこを意識、一つ心に持っておきましょうっていう教育をするだけでも結構変わるんじゃないかなって話し聞きながら思いました。
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いやもう1000%同意するし、さらに僕は思うのは、自分が知らないことがある可能性があるっていうふうに思ったその一歩先は、フィードバックを受け入れる、するっていうことを学んだほうがいいと思うんです。
フィードバックがないと、受け取れないと学べない。だからいつまでたってもアンコンシャスバイアスがずっとあるままになるし、フィードバックしなければ相手はずっとそのバイアスが取り除けないっていう、お互い不幸な状況がずっと続くことになるので、フィードバックをする、受け取るっていうのを、もう全日本人、全人類が学んだほうがいいなって思います。
ただ、ちょっと世界は置いといて日本を見たときに、日本の教育って、正解不正解の二項対立の世界なんですよね。必ず正解があって、不正解になったらバツ、で点数落ちる、怒られるみたいな、そういう世界観なので、間違っちゃいけないっていう、あとね、知らない状態が間違っているっていう、そういう教育じゃないですか。
だからフィードバックができない、受け取れないなんですよね。フィードバックされたら、あなた間違ってますよって言われているっていう気持ちになる。だから、知らないという事実に対してのフィードバックではなく、個人攻撃だと受け取るんですよ。
人格否定みたいに。そう、人格否定。で、そうなると一生アンコシュアスバイアスで抜けないんで、構造的にきついんですよね、この状況。
こうなんだよな、フィードバック。フィードバックって受け入れられなかったもんな。なんかフィードバック。そうなんですよね。
あ、そうね。だから松坂さんが今言ったように、フィードバック自体が悪みたいな感じかもしれない。うん、そうだと思いますよ。
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それをポジティブに取ろうみたいなところの前提の思考が全く働いてなくて、なんかこう振り返りでコメントもらうのが嫌だったし、みたいな。
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なんかコメントもらうこと自体がなんかこう悪みたいな。で、褒められれば嬉しいみたいな。そうそうそうそう、ですよね。
そこを追求しに行くみたいな。うんうん。わかります。おかしな構造になったんですよね。うん、すごくわかります。
意見とその人、個人を結びつけて考えちゃってますよね。そうなんですよ。
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この意見とは私は同意しないけれども、あなたのことは好きだよっていう、別にあなたのこと否定してるわけじゃないので、この意見に対して私は違う意見を持ってますっていう状況にないですよね。
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そうなんですよ。そうそう。ただね、これ言っててもね、難しい。言うは安し怒らんは堅しで、こんなこと言ってる僕もやっぱり言われたら無茶苦茶怖くなるんですよね。
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だからフィードバックって結構量的な練習がいるんだと思ってて。いる。
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あとあの、実はする方も結構難しいんですよね。これなんかどっから話したかもしんないんですけど、結構ネガティブな言葉使いがちな人多い気がしてて。
権威主義と日本の歴史
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それだと。家から始まる人とかね。そうそうそうそう。とか逆接語で終わるとか。
それってもう間違いなくネガティブに聞こえるから、本当に建設的かつ前向きにっていうのをやらないと、もうどう考えたって人格否定に聞こえちゃうっていうのもあるし。
だからする方もされる方も両方ともすっごい練習いるんですよね、これ。確かに。
しかもどんどんその年を重ねるごとにフィードバックしてもらう機会も減っていくし、
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する側も、この人この年齢までこれできたんだったら今更もう言うのもな、みたいな感じで諦めも入ってしまって、
どんどんもうその人とそうやってフィードバックをしあって刺激することがなくなっていくから、どんどんもうその絶対的になってしまっていくっていう悪循環ですよね。
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そうなんですよ。年齢もあると思うし、
立場とか。
そうそう立場、立場が上の人。立場が上っていうのもちょっと言い方なんですけど、
ヒエラルキーの中で上の方が情報の抽象度が上だとしたら、高いとしたら、情報の抽象度が高い人に対してはなかなか言えなくなってくるみたいなのもあるんですよね。
これは結構権威主義が強いからだと思うんですけど、
日本が。
日本で権威主義強いんですよね。
もうだってもう、生まれたこの方実装されてますもん。
別に悪く言うわけじゃないですけど、やっぱり日本のこの国という成り立ちからして、ずっと2600年間続いている、
天皇制とかも一つの権威だし、やっぱり。
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権威に引っかかっているコウタさん。
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この前クラタスさんの信頼を受けて、いろいろキーワードが出てきたんですけど、僕は完全に権威主義にやられてた。
それを外した瞬間に、すごく楽になったっていうか、自分らしさが出てきたっていうのが今回あるんですよね。
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そうなんですね。
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完全に権威主義だった。で、面白かったのは、権威主義を受けるのは嫌だったんですよ。
でも、うちのチームメンバーに対して権威主義でアプローチしてたんですよ。
すげえ矛盾してたみたいな。
つまり、そのやり方しか僕は持ってなかったっていうのがあって、権威主義を受けるのは嫌だったんだけど、
それでやってたっていう、なんかね、すごい矛盾したこうもやもやがあったんですけど、
じゃあそれを一回リセットしたらもう全然やっぱり変わったみたいな感じでしたね。
完全に日本文化、それ完全に親父の営業なんですけど。
ジェンダーと歴史
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うん、分かりますよ。
日本のこれまでの歴史みたいな。
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話、まあちょっと権威主義からずれちゃってもいいですか。
今ふと思い出したんですけど、歴史を振り返ると、なんかちょっとジェンダーの話に戻るんですけど、
女性が牛耳ってた時代もありましたよねって。
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ありましたありました。
なんでそこからこう、例えば北条雅子とかね。
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もっと言ったらその前にもたくさんいるわけじゃないですか。
卑弥呼様みたいな話。
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卑弥呼様が。
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多分それがなんかどこかでどうおかしくなったかっていうのは、やっぱりなんか江戸時代が結構大きく影響は、
長く続いたからこそ影響してるんじゃないかなみたいな風に思ったりもしたんですけどね。
全く歴史の知識ないですけど。
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大和大国の卑弥呼の話があって、その次も直後ですけど、
大和朝廷になってからっていうか、天皇制になってからは基本的には、
基本的にはかなり多くの天皇が男性でしたよね。たまに女性もいましたけど。
天地天皇のお母さんだったかな。そのあたりは確かそうでしたけど、
天皇制は結構やっぱり男子が多いんじゃないですかね。
でも確かに甲田さんの言う通り、武士の時代になってからは、
もう基本的には男性が戦ってるんで。
男性が立つとかね。
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全然、私も日本史専攻だったのに、全然そういう切り口で考えたことがないし、
記憶もだいぶ薄れてるんですけど、
すごい昔に遡れば遡るほど、
なんかその、儒術とか宗教的なところだったり、
神様だったり、そういうところの信仰が強い時代っていうのは、
女性の方が神秘的だとか、
何かそういう印象とか、そういう力を持ってるみたいな風に語られることも多いと思っていて、
それがどんどん、それももちろん続いてるとは思うんですけど、
武力で収めていくっていう風に時代が変わっていくとともに、
やっぱり力が必要になっていって、男性とかに重視になっていたのかなとか、
戦後の高度経済成長と文化の歪み
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なんとなく感覚的に思いましたけど。
あってるかどうかは知らないんですけど。
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男性の力が必要だったんだろうなと。
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そう考えていて、今の僕らにやっぱ影響しているのって、
戦後の歴史というか、時代背景ってやっぱ影響してるんだなって今ちょっとふと思ったんですよ。
直接的に関わっているのって。高度経済成長でみたいな。
僕らでいうと自分たちの親みたいなところがあるじゃないですか。
親の親みたいな世代かもしれないけど、
なんかそこが戦争の後のこの高度経済成長で、
あまりにも急ぎすぎた社会が結構いろいろと今の歪みを成長するから良かったんでしょうけど、
その残ったものは残ったもので、今みたいなものがあるのかなみたいなふうに、
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ちょっと全体聞いてと思ったんですよね。
いいか悪いかっていうのは完全に置いといて、
さっき小田さんが歪みっていうワードを出されてましたけど、それむちゃくちゃ僕も思います。
やっぱり第二次世界大戦が終わった後に、
日本が一度GHQの管理下に置かれた時に、
やっぱり日本のもともとあった宗教っていうのはもう一回リセット。
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そしてもう完全な民主主義、自由、そういったものをインストールして、
その後高度経済成長を迎えた中で、確かに豊かにはなって、それはそれできっと良かったし、
っていう話もありつつも、結構瞬間的に日本の文化をぶち壊したのは、
多分歪みはでかいと思うんですよね。回収できてない気がするんですよ、そこを僕。
やっぱりそれこそ前々回あたりからちらちら話が出ている選挙とかも、
民主主義を100%理解していて、
民主主義が生まれた背景にある基本的人権の尊重とかっていう話を100%理解していると、
多分選挙に行くんですよね。ところが、でもやっぱり日本人としての文化というか、
その以前にあった、戦前にまであった日本人としての過ごし方みたいなのが残ってるから、
だから、上っ面なんですよね、民主主義が。結構ね、そこは歪みは結構でかくて、
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まだまだ谷が残ってる感じがしますね。
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僕、ジェンダーもその一種だと思ってて、これも一回多分話出たけど、
ジェンダーもやっぱり基本的人権の尊重の話の流れで来てると思ってるんですけど、多様性とかも。
これもやっぱり日本人ってもともと島国だったし、あんまり多様なんていうのはなかった民族だから、
無理やりちょっとインストールしてる感あるなと思ってて、だからね、
すごく理解している人と全く理解していないサイレントマジョリティなのか、
ちょっとギャップがでかい。
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で、必ず問題になったときは、前向きな建設的な動きではなく、炎上で終了するっていう。
ジェンダーと多様性の問題
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マッサンがよく、ダイバーシティー&インクルージョンの価値を発揮できてないって言ってるじゃないですか。
それで私も考えてたんですけど、そのジェンダー関連の意識が抜く瞬間とか、
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みんなが考えるきっかけになるのって、やっぱり痛みを伴ってるなと思ってて、いつも。
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だから、それも大事だと思うんですけど、痛みを伴いながらじゃないと、ほんまに前進まれへんのかなって思って。
それもいいけど、なんかその、もうちょっとその、それこそ価値を発揮しながら、
こっちの方がいいやんって言って、前向きに進む、進める方法もっとあったらいいなって思います。
まあなんか、いろんななんでしょう、女性を元気づけるとか、そういうコンテンツとか、
そんなんはもちろんいっぱいあると思うんですけど、そういう部分で自分ができることとかを模索したいなって思いますね。
なんか気づいたら考えちゃってたとか、思わず喋っちゃってたみたいな。
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その意味でいくと僕は、後でちゃんと戻しますけど、メディアの役割って結構、ちょっと考えなきゃいけないなっていうふうに思っていて、
商業主義になったメディアが、まあこの通りで言ったら怒られるかもしれないけど、
なんかやっぱりクリック数だとかね、○○の部数だとかみたいな、数字に追われてるみたいなところから、
さっきのこう、痛みの情報しか発信してないのも、そればっかりじゃないけど、それを中心に発信してるのもどうかなっていうふうに思うし、
なんか本当は見なきゃいけないものを見ないで、そっちの商業主義に走ってるっていうところが影響あるのかなっていうふうには思ったりとか、
することが、昔広報の仕事をしてたりとかすることもあって、ちょっとね、思うところはありますね。
話戻しますよ、ちゃんと。
どこからどういう話が進んでるのかあまり分かってないんで、どこに戻るのかも分かんないです。
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この今回の話は、子として見てもらえないっていう話があって、
子として見るべきときに、なぜ子として見れないのか、それは多分教育がなされていない。
アンコンシャスバイアスに気づけていない。そこからフィードバックの話になりましたよね。
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やっぱりそのアンコンシャスバイアスというか、ステレオタイプでものを見てしまうっていうのはもう人間しょうがないのかなと思うので、
そこまではもちろんしょうがなくて、それに対して、この人は嫌とか、この人に対しての拒否感を感じるっていうのがバイアス。
フィードバックと自己成長
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それで差別をするってなると、行動とかいろんな構造に影響するってなってくるので、
なんですかね、ほんまにみんな違うもんだっていう、そこの意識をちゃんとみんなが持ったら、もうちょっとそれぞれを尊重したりとか、対話したりとかするのが怖くなくなるんじゃないかなって思いますね。
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そうですね。僕がこんなダイバーシティアンドインクルージョンのテーマで話したくなったきっかけは、やっぱり自分が衝撃的な経験をしたからなんですよね。
僕別に留学もしたことなくて、必衰の日本人だし、それこそさっきポーターさんが親父の影響っておっしゃってましたけど、僕の親父はもう必衰の薩摩男児なんで、
だからその薩摩、100%薩摩男児の教育を受けてですね、なんで別に僕は違うこと大好きですけど、ただ子供の頃は本当に厳しかったです。
だから、僕も結構典型的な日本人なんですけど、典型的な昔の日本人なんですけど、ただやっぱりその海外のメンバー、しかも結構世界中から集まった人たちの仕事をしたときに、この自分が知っている世界はいかに小さかったかっていうのと、それだとその会社で生きていけなかったんですね、僕。
たとえばさっきのその情報の抽象度が高い人に話ができないっていうのも、え、なんで?みたいな。言わなきゃダメでしょ?みたいな。そういうことを普通に言われるんですよ。言えなかったら評価下がるんですよ、逆に。
それを言えることが価値でしょ?っていう。とか、そのフィードバックの話も、フィードバックしづらいみたいなこと言ったら、なんで?みたいな。で、フィードバックできなかったら評価下がるんですよ。受け取らなくてもやっぱ評価下がるし。
っていう、だからそこで生きていくために学ばざるを得なかった環境にぶち込まれたときに、最初僕もそれこそ痛みを伴いましたけど、それを通じて得たのは、これは価値だなっていうのをやっぱ感じたんですよね、体感したんですよね。
そう、だからさっきしゅうさんがどうやったの、なかなか想像できないっていうふうにおっしゃってたけど、本当にその通りで、想像が難しいんですよね。だから、多分本当の意味で理解しようと思ったら、体得が必要な話だと思うっていうのは、自分の体験上は思います。
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基本的には、別にこのいろんな課題だけじゃなくて、普通に仕事での自分の成長とかも、結局痛みを伴いながら、自分で考えて、このままじゃダメだと思って、自分で工夫して、初めて一歩成長するみたいなところがあるので、
誰かに言われて、こうした方がいいんじゃないって言われて、そうなんかなって納得しないままやっても、本当の自己成長には繋がらないような気もしているので、自分がやっぱり変わらないとって思うとか、
世間が変われって言ってるから、変わっといた方がいいじゃなくて、変わらないといけないっていう自覚を持って、自分で情報取りに行くとか、人と喋るとかをしないと、本当の意味では変わらないんだろうなって思うんですけど、今はね、こういう流れだからこういう振る舞いしとかな、あかんな、みたいな上っ面のところで、それでもね、変わるんだったら、やらんよりはマシかもしれないんですけど、
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そういうふうな感じますね。
ブームみたいな感じですよね。
たぶん、例えば会社の文脈で言えば、人材、労働市場の流動性があれば、結構解決されるんじゃないかなって思ったりするんですよ。
その多様性がない環境で仕事してた時に、なんか変な経験、つらい経験をしたら、どんどんもうやめてって、他の会社に転職しますみたいな世界観であれば、たぶんその会社、もう人事からして、これはやばいってなって、本気で教育士にかかると思うんですけど、
ただそこは残念なことに、日本は一回入社したら、基本的にはそこでずっと働き続けるっていう疾走がまだまだまだまだ強いので、だから我慢しちゃうんですよね。
別にそれは悪いとは思ってないんですけど、ただやっぱりその嫌な経験したのにフィードバックしない、そしてされても受け取らないっていうのは、それはもう悪だと思ってて、我慢してしまうとかっていう状況が普通に成り立っちゃってるのは、
なんか、なんとかしたいというか、変わってほしいなって思うところですね。
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マッサンが経験した、そのフィードバックしないと、そもそも評価が下がってしまうとか、そういう環境に置かれた時に、どうやって退徳していったんですか?
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これはですね、ラッキーだったことに、スタッフの一人がプロフェッショナルなコーチングの人だったんですよね。
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フィードバックを普通にそういろんなところで教えてるみたいな人だったんで、だから僕が今これフィードバックに関して話してるのは全部受け売りですね、僕。
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前向きで建設的で実行可能なフィードバックとか、僕はおまじないのように毎回言うんですけど、これはもう全部学んだことです、その人から。
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やっぱり一定の体型だったものはインストールしてた方がいいんでしょうね、自己流というより。
止めて伸ばすだけでも良くないじゃないですか。気持ちよくするだけだったら良くないので、そんな上手な言い方みたいなので。
それでいくと、さっき言ってた一回入社したら長く働くみたいなところでいくと勝手に年数立っていったり、いろんな人間関係を積み重ねたら偉くもなっていけるじゃないですか、年功序列で。
で、なるとなんかそういうこの、なんて言うんですかね、フィードバックをするとか受けるとかなくてもやっていけてしまっている状態があるので。
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そこには価値はあんまり感じない人がたぶんたくさん残るような気がする。
フィードバック受けなくてもね、いればね、みたいな。何とか我慢してればね、みたいな、そんな感じがしますね。
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いやでも結構ね、これヤバい状況だった。企業にとってヤバい状況だと僕は思うんですよ。何がヤバいって、そういう環境を抜け出せてしまう人いるじゃないですか。
やっぱり自分で主体的に行動して、このスキルを獲得して、みたいな人たちは抜けてっちゃうんですよね。
たぶんそういう環境が嫌で、というか僕はむしろ最近そのスタートアップっていう言葉が流行りだして、新卒でもスタートアップに行く東大生が増えていくっていうのは、たぶんね、これを如実に反映していると思うんですよ。
やっぱりスタートアップは大企業とは違う分、そういったカルチャー的なものも大事にしているし、フィードバックちゃんとしようぜ、みたいなところを謳っている会社もたくさんあるので、スタートアップであれば。
だからそういう会社が人気になりつつあるっていうのは、まあ変化は起きているだろうなって思うと、そうするとこの大企業に残っている人たちっていうのは、ある種そのもう我慢体制がついてしまった人だったり、諦めてしまっている人だけが残るみたいな状況になっていいんですかっていう話になってきますよね。
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今、会社で働いているそういういろんな感度が高い人だけじゃなくて、新卒が入ってこなくなりますよね。若者の方が多分いろんな情報を知って、いろんな働き方があるっていうことをたぶん知ってしまっているので。
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そうですそうです。
空気感や一体感の重要性
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だから実は何も変えないことってのは泥ぶれになっていくってことだと思ってるんですよね。
結構リスク高い行動をしているっていう話だとは思いますね。
その会社がですけどね。
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みんなちょっとずつそういうもちろん危機感みたいな感じてるけど、やっぱり変えていくのが遅すぎるんでしょうね。
いろいろ変えるにも結局会社の中でいろんな人の意思決定が挟まって、なんか尖ってたものがどんどん丸くなっていって、結局あんまり変わらないみたいなところで落ち着くのを繰り返してるんでしょうね。
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やっぱり空気がありますしね。
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空気ね。
空気あるある。
空気とかグループシンクとかね。
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良くも悪くもですけどね。
良い方向に動いたらすごく強いんですよね、空気って。
かなり強力なドライバーになるんですけど、悪い方向に動いたときは本当に最悪になりますからね。
こう経験してるからこそよくわかる、それ。
さすがいろんな経験を重ねている先輩。
昨日、前職の人たちと会ったんですよ、Zoomで。
もう数十年ぶりで。
で、ある人が体が調子悪くてみたいな、寝たきりでみたいな、その人を励ましに行くからさ、みたいな。
僕こうなんですけど、下の名前が達也だから、達也もZoom、この日曜日の2時に出てくれないって言われて、
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会いよーって言った後に子供とプールに行く時間帯だったってことをあずおあずしたんですけど、
でも、やっぱり集まったときの、それこそ空気なのかもしれないけど、数十年ぶりに会ってない連中がZoomで会社した瞬間に、
おー、みたいな、普通にその瞬間に戻れるみたいな、意料だったんですよ。
じゃあ今の会社でそうかって言うとちょっと違うんだなーと思って、ちょっとね、昨日は一人感動してたというか、
そういうのをどう作り上げるかって思ったりもしたときに、ちょっと話ずれるけど、
僕はやっぱりなんか、みんなでやっぱり一つのものを追いかけるみたいなところの行動っていうのは大切なのかなーみたいな、
ふうに思ったりもしたっていうところはありましたね。
どうしてもこう、会社が大きくなったりとか、こう、業務が縦割れになっていくと、
なんかこう、共通の目標も目的もないし、みたいな、
今、目の前にある仕事をひたすらお前はやっとればいいみたいな感じになりがちで、
そこからこうなんか、歪みがほんとに出てくるし、みたいな。
自分自身の変化と空気の変え方
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でもそういうものをそれぞれ求めてたかっていうと、そうじゃないから、別のところでみんなまた盛り上がったりとかするんだけど、
じゃあまたオフィスに戻るとどうかっていうと、なんかまた元に戻っちゃうっていう、すごい不思議な状態になったりとかするんですよね。
それこそ最初の問いの、今年で見られてるか見られてないかみたいな話に戻ってくるのかもしれないですけど、
最初にちょっとさっき話した、遊園地で集まった、Zoomで集まったっていう時の会社は、みんな子をすごく大切にしていて、
未だにその人も僕の名前を覚えていてくれたので、なんかそういうのはやっぱあるなと思うんですよね。
っていうところはあるかな。
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そういう空気感って、変えていくのめっちゃ難しいなって感じるんですけど、
でもせめて自分は、何でしょう、前向きな言葉を発信続けてみようかなとか、
そういうふうな地道なことを積み重ねるしかないんかなと思ってるんですけど、
たまになんか私だけずっと脳天気なこと言ってて大丈夫かなとか思うんですけど、
なんかやっぱりみんな、Zoomと暗かったりとか、一体感ないような状態の悪い空気のところで働くのはもちろん嫌ですし、
感染も上がらないと思うんで、なんかこの一言とかでも十分に変えれるような空気って、ちょっと変えれるような気もするんで。
絶対そう、それはあると思う。
打ち合わせ始めましょう、みたいな。
それだけでも。
どうしたどうしたどうしたみたいな感じになるんですね。
いや、そろそろおもろなってきたなみたいな。
トラブル起きたときに。
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手びるとか。
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祭りだなっていうしね。
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祭りだ祭りだみたいな。
始まるな。
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お、やばい。そろそろお時間もよろしくなってきてました。
今回も何を話したかよく覚えてなかったんですけど、スタートのテーマとまたずれてしまったけども、これでよろしいでしょうか。
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僕もう一個話したいテーマあるからちょっと、次回ぜひ。
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ありがとうございました。
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ありがとうございました。