スピーカー 3
倉抜きです。中山です。
スピーカー 2
ザッソウラジオは、倉抜きと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、
雑な相談の雑草をしながら、イルコ喋りしていくボットキャストです。
2025年10月のゲストは、サッカークラブミトフォーリーフォークの
ゼネラルマネージャー、西村卓朗さんです。最終回です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、ということで、第2回は、雑な相談ということで、
雑な相談の話をしてたが、結局育成の話に戻ってくるということになりまして、
先ほど楽屋でも話をしていて、僕はすごく嬉しかったのは、
僕らはソフトウェア開発っていう、言ってもビジネスの世界で、
資本主義の社会の中でどうお金を動かすのかみたいなことを頑張ってきてはいる中で、
一方でその中で僕は、ソフトウェア開発っていうのは、単なるお金を稼ぐ手段ではなくて、
極めていくべきソフトウェアの開発の道であり、
それっていうのは音楽や、もしかしたらスポーツと近い技芸ではないかっていう仮説のもとやってたんですけど、
西村さんから、それまさしくサッカーと同じですと言っていただいて、
今まで僕、サッカー詳しくないようにサッカーに例えてるひけ目があったんですけど、
これからどういうことを変えるなというふうに思っておりましたが、
第3回、いくつかテーマがあるかなと思いますが、僕はちょっとお話、
今日、学長とのつながりのところもありますが、
選手の育成っていうところを話すときに、絶対的に欠かせないのが、
ずっと育てる側の監督であるとか、もしくはコーチであるとか、
教科部っていうのが多分あって、そこで制度を作っていくみたいなところもあったりとかするんですけど、
おそらくその中で、学長とのつながりの中で言うと、
お題設計アプローチというか、育てないけど育つみたいなことって、
どうやってやってるのかみたいな。
それは多分僕からの、それこそ技芸としてのソフトウェア開発で、
親方が弟子に伝えていくところだとか、
それこそ親方にとってのゼネラルマネージャー的な人は、
ソニックガーデンという会社においては僕になる気がするんですよね。
そこと、親方と、僕らの会社でいうと、
宮大子を参考にしているので、僕は当領的になるんですけど、
当領と親方の関係、もしくは監督とゼネラルマネージャーの関係、
その辺の育てる側の視点で、話がこの後、第3回できたらなと思いますが、
いかがでしょうかっていうのを、
さっき楽屋で振ったらもう話し始めちゃったので、
慌てて本編が始まりましたが。
スピーカー 1
そうですね、監督のところはですね、
本当に自分が、これはミトホーリー・ホックがですね、
ミトホーリー・ホックがクラブのまさしく理念のところで、
ミッションのところで、人が育ち、クラブが育ち、町が育つっていう、
すごく成長を大事にしているクラブ組織であるということを踏まえて、
若手を、そういう選手を育てていくっていうようなところが最初、
そういう取り組みとしてなっていったんですけど、
監督とかも、実際に歴史を見ると育ってきてるんですよね。
やっぱりそれで言うと、自分もそういうことに当てはめた
人生をしていかないといけないなっていうところで、
なので、すごい名監督を連れてくるみたいなのは、
その中で一番は柱谷哲司さんだったと思いますけれども、
それ以降は若い人、もしくはなかなか今まで機会がなかった人とか、
1回機会はあったけど、あまりその時うまくいかなかった人みたいな、
逆にそういうところから選んでいく。
これはやっぱり大きい、そこにすごいお金を投じて、
すごい人連れてくることができないっていう、
クラブの財務的な部分とかもあるんですけど、
なのでそういうことをまずしてきてます。
その中で、やっぱり監督は先ほど言った通り、
ベテラン選手の質によって変わるよねって言ってたところと、
その数十倍って言い方でいいんですかね。
やっぱり監督の影響っていうのはものすごく、
当然組織、チームにおいて、
やっぱりチーム、選手においてすごく影響を与えるなというふうに思ってます。
監督をやった人たちがやっぱり最初、
皆さん驚くというのが、
やっぱりこんなに決めることがたくさんあるのっていう。
監督って試合の公式戦の場に立って、
そこのメンバー決めて、戦術決めて、
実際に試合が始まれば、
相手見てシステム変えたり、配置変えたり、
まさしく選手交代させたりとかしながらやっていくっていうのは、
やっぱりあそこはすごいクローズアップされるんですけど、
日々の業務のところで決めないといけないことだらけなんですよ。
全部やらないといけない。
これがやっぱりすごく大変なんだなって。
決めるためには、やっぱりその判断する要素として、
様々な情報を収集しないといけない。
それはやっぱり現状の情報収集もされることながら、
じゃあ今後どうしていくかっていう、
未来に対するチームの戦い方もそうだし、
在り方もそうだし、
ってなると多分学んでいかないといけない。
ここが多分やってみるとすごく難しいところであり、
だからこそやってる人は成果が出ていったり、
そこと向き合わざるを得ないというか、
本当にうまくいかないとどんどんどんどん、
チームの本当に結果に現れていっちゃうんで、
そういう非常に厳しい職業だなっていうふうに見てます。
スピーカー 1
それに対して、なのでこうですよ、ああですよっていう、
あとは先ほどの、ちょっとこれも楽屋って言い方でいいですかね、
そこで話してた文業のところと全体のっていう、
私監督って全体を司る人なので、
ある種スペシャリストからどうゼネラリストになっていくかみたいなところにも
なってくるのかなとは思ってます。
スピーカー 2
監督も、これもピボットの中でおっしゃってて、
それこそ若い監督というか、
さっきのこれから機械を作ろうとされる監督を入られた後、
監督にそれぞれ任せるところはあるんだろうけど、
まずクラブとしての型がある、
特に守備に関してはこういうことすると間違いがないみたいな、
マイナスの部分はもう型で埋めちゃうっていうのと、
プラスの部分は監督ごとの創造性が発揮されるのかなっていうところがあると思うんですけど、
っていう話が、
クラブと監督っていうときに、
これも一般人からすると監督はどこまで権限があるのか、
どこまで好きにやってるのかっていうのは見えないんですけど、
やっぱり多分クラブによってはお任せしちゃうところもあれば、
日本代表なんで監督が変わるとチーム変わっちゃうぐらいのものがあるので、
全然違う組織、チームになったりするっていうところの中で、
やっぱりクラブの型みたいなのを、
最初の振り返りの型をちゃんと用意してるみたいなことがあって、
結構型はちゃんと用意されるんだなみたいなのが面白く感じてたのと、
ジェネラルマネージャーとしてと監督とが、
井本のお話に向かっていると、
それこそ丸投げじゃなく、結構一緒のチームというか、
実はその教科部と監督は、
当然ですけど、チーム的に何かやってるなっていう感じは、
一緒に悩んでる感じは、一緒に考えてるっていうか、
っていう感じはしたので、
スピーカー 2
それこそ分業がないというか、分割されてない組織の人、
クラブチームの人、プレイヤーのチームの人って分かれてるというよりは、
そこが結構一緒になってやってらっしゃるのかなみたいな、
その型っていうところとその一体感みたいなところっていうのが聞いてて、
面白いなと思ったし、
それも僕らの会社に通じるなみたいな感じはしましたね。
スピーカー 1
そうですね。まず型の方からいきますと、
やっぱりこれってまさしくホーリー・ホッグらしさだったりとか、
強いて言えばそういうビジョンとか、
さっきのMVVのところから繋がっていくことだと思うんですけど、
これはサッカー界のまさしく中央組織であるJリーグが、
すごくよくやってくれたなと思いますけど、
これもビーボットの中でちょっとしゃべりましたけど、
そういうある種のクラブにコンサルを、
ヨーロッパの会社なんですけれども、
入れてですね、まさしくその地域、企業の理念を作ってくださいっていうことをやったんですよね。
それがある種のフットボールフィロソフィーっていうものを作って、
このフィロソフィー作るにあたって、やっぱり60クラブあるんで、
いろんな地域でありますと、そうするとこの地域でのやっぱり特性だったりとか、
まさしくじゃあ県民性だったりとか歴史とか、
そういうある種のスワット分析みたいなのをしながら、
強みはとか脅威はとか、そういうこととかを、
そういうフレームワークから、あなたたちのクラブって何を目指すんでしたっけみたいな、
そういうことをですね、1年か2年ぐらいかけてやるんですよね。
それをそこに社長、クラブによっては社長、スポーツダイレクター、
アカデミーダイレクターとか、そういうような人たちが入ってやっていくと、
それを全部落とし込んでいく。
そのフットボールフィロソフィーが決まった後には、
次はやっぱり、じゃあどんなサッカーやっていくっていうことになるんで、
プレーモデルが出てきたり、
じゃあそういうプレーモデルを体現するための、
どんな展開好むっていうところでゲームシチュエーションが出てきて、
そのゲームシチュエーションを体現するためには、
このポジションにはこういう選手が必要だよねっていった、
一人一人のプロファイリング、各ポジションのプロファイリングが出てくるっていう、
その辺の一連の流れを2017年、18年、19年ぐらいで作っていってるんですよね。
これは結構元になって、Jリーグどこのクラブもやってたんで、
それをやってたことを運用してるクラブと、
もうぶつ切りになっちゃってるクラブってあると思いますけど、
我々クラブはそこが比較的その時に作ったものっていうものを元にしながら、
アカデミーではこういうことやろう、じゃあトップではこういうことやろう、
トップではじゃあ守備のところだけはこういうふうにしてやろうっていう、
まさしくそこで型が生まれていったっていう、
その型をずっとこの10年一緒に作ってきたのが、
スピーカー 2
たまたま学長だったらラプテンの創業期からいるので、
一気通貫の会社の仕組みが知れたとか、
西島さんも監督兼GMで全部やる機会があったとか、
僕も会社立ち上げるときは、
社長だけど結局現場も全部やるみたいなところから、
だんだん大きくしていったみたいなのがあったので、
全体を知る機会がたまたまあったみたいな感じですけど、
それ機会創出、本当はできたらいいなと思ってますけどね。
スピーカー 1
これもMake Value Projectを作った最初の狙いの一つでもあったんですけど、
僕も裏レッツで選手やってたときとか、
オミアルディージャーでもそうでしたけど、
特に裏レッツなんか本当に大企業ですよね。
多分Jリーグの中で言うと。
大企業になれば当然ものすごい数のセクションがあって、
自分のセクションにどれだけ集中できるかみたいな構造になってるんで、
特に裏レッツのときに他部署の人たちと関わる機会とかって、
もちろんイベントとかグッズのことであればそこでありますけど、
それもすごくある種の洗練されたりとかすれば、
最小限になっていくわけじゃないですか。
どんどんそれで最小限になって自分のセクションのことに
集中できることがやっぱり一番生産性が上がるって思われるんで、
でもそれって結局体感値としては全然わかんないんですよね。
だからメイクバルプロジェクトではやっぱり最初やったのは、
大体4つのテーマでやったんですけど、
1つは会社の人必ずゲストに来てもらう。
2つ目がこの世界で成功した人たちみたいな、
元日本代表みたいな人とか。
もう1個は全然異業種っていうのが3つ目のパターンで、
4つ目が専門性のある人。
これは栄養とか睡眠とかトレーニングとかそういうところで、
そういう4つを入れるんですけど、
必ず会社の人を入れたっていうのはそこにちょっと狙いがあって、
1つで言えば、例えば営業してるメンバーとかも、
広告売るとかそういうことが仕事ですけど、
でもやっぱりそのために自分がどういう思いでやってるかって、
選手に知ってもらいたいはずなんですよね。
さっき言った価値観・使命観みたいなところ。
だからわざとすごい短い時間の中で、
日常を話してください。価値観話してください。
使命観話してください。
日常が全然想像選手ができなかったとしても、
この人面白いなとか、この人暑いなと思ったときに、
その興味から、じゃあ日常どんなことやってるんだ。
そんなお客さんに食らいついていってるんだとか、
すごい色々頑張って広告売って、
その売上が上がってクラブ大きくしていこうとしてるんだとか、
それを肌身で感じたときに、繋がりが生まれるじゃないですか。
これだなって、やっぱりどこかでは思ってまして、
そういう機会喪失っていうことにおいては、
そういうことで擬似的にやってる。
全体をやっぱり体感値として知るって、
でも選手が営業したりとか、たまに最近だと、
行政のご挨拶とか、
運売によってはその企業で、例えば講演する機会とか、
しゃべるとともにでも、やっぱり相手の話してる内容とか、
温度感とかも感じられるんで、
そうするとやっぱりだんだんまさしく分かる感じになってきますね、
少しずつですけど。
それはすごく重要だなって。
まさしくさっき資本主義がっていう言葉が出てましたけど、
資本主義になった瞬間に、
もう生産性の勝負になるわけじゃないですか。
生産性って、やっぱり究極突き詰めていくと、
もう極度なそういう分業感になっていくと思うんで、
そうするとそこをやってる人たちって、
スピーカー 2
よくわかんなくなってきますよね、本当に。
そうですね。
スピーカー 1
だからやっぱりさっきもちょっと言ってた、
実感を、お客さんと接するとか、
やっぱりそれを本当に喜んでくれてる人たちと間近に接するって、
やっぱりこれがないと、定期的にないと、
本当に何のためにやってるのかって、
よくわかんなくなってくるだろうって思いますね。
スピーカー 2
いや、そうですね。
僕は今、都定制度で始めて、
それまでは本当にフラットで、
ベテランしかいない会社から若い人入れて、
育てなきゃいけないってなった時に、
さすがに僕が若い人育てるには年齢の差もあるし、
僕はもうプログラミングやってるわけではないので、
プログラミングやる人に、
現役のプレイヤーに育ててほしいって思いがあって、
なのでマネージャーって言わずに、
親方っていうふうに呼んで、
親方は言ってみたら、
本当にまだまだ毎週お客さんと打ち合わせして、
自分でプログラム書いて、
ちゃんと試合出てる人って感じですね。
試合出てる人が若い人も育成してくださいっていう仕組みにしているんですけど、
やっぱり親方は育てることは、
スピーカー 3
お題設計アプローチで大事になってくるのでは。
いやー。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ありがとうございます。
なんか最後に学長に解説入れてもらうのいいですね。
スピーカー 3
いや、お題設計アプローチの話したいなって、
楽屋では出るけど全然出ないなって。
スピーカー 1
確かに。難しいですね、こういうのは本当に。
そうか、制約条件は人に個別最適みたいな感じにして与えていく。
スピーカー 3
例えばこの仕事をやってくださいっていうお題だとして、
締め切りが設定されてたほうが動きやすいタイプの人とかって、
世の中にはいっぱいいるわけじゃないですか。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 3
それはあってもなくてもいいものなので、型ではないけど。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 3
それがあったほうが動きやすいんだったら、
じゃあ締め切り今週末ね、みたいな。
スピーカー 2
型と制約条件か。
うん、面白い。
確かに、その考え方で考えたことはなかった。
いや、もう話が尽きないんですが。
スピーカー 3
尽きないです。
そうでしょ、尽きないでしょ。
スピーカー 2
はい、尽きないですね。
前回行きましたが、西村さんは今回ザストラジオに出ていただきまして、
最後にご感想などいただけたらありがたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。
スピーカー 1
いや、もう本当に、まず一言で言えば本当にすごく楽しい時間を過ごさせてもらったんで、
やっぱり自分のまさしく、今日MVVの話が最初に出ましたけど、
MVVの中で自分の中でミッションは4つあるんですけど、
その4つ目のところが志を共有できる仲間とともに、
次世代の若者、子供たちの支援をするっていうのがあるんですけど、
特に最初の一文のところの志を共にできるっていう、
勝手にそんなことを思ってしまってあれなんですけど、
まさしく僕が本当に中山さんとお話したときとかに、
すごい共感の嵐で、やっぱりそうするとすごい元気になるんですよね、やっぱ。
で、今回全然またそこからの繋がりで、
今日僕らのお客さんとお話しさせてもらって、
もうソフトウェアって分野は全く遠い世界でしたけれども、
なんかそれを今日最初朝の動画見させていただいて、
行ったときにギゲっておっしゃってたところで、
もうめちゃくちゃ、あ、仲間なんだって勝手に思っちゃって、
やっぱそれ自体が今日1個思ったところですし、
なんかそれをまたこうやって一緒に共有できる時間があると、
やっぱすごく人ごといえば本当に元気が出たなっていう。
で、やっぱりそういう人たちとの繋がりって素晴らしいなって思いましたし、
はい、今回こうやって機会いただきましたけど、
また今後ともぜひお付き合いお願いしますというのが。
スピーカー 2
ありがとうございます。ぜひお付き合いさせてください。
はい、ということで今回2025年10月のゲストは、
サッカークラブイントホーリーホックゼネラルマネージャーの西村拓郎さんでした。
ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 2
はい、お疲れ様でした。
スピーカー 3
お疲れ様でした。
スピーカー 2
いやー、面白かった。
スピーカー 3
めっちゃ喋ってましたね、くらなきさん。
スピーカー 2
いや、そうですね。喋っちゃいましたね。
なんかそのね、いつもの抽象マニアが働いて、
なんか言ってることをこっちと合わせるとこうだなみたいなのが多すぎたので、
僕の話そんなにあれはない、必要ないんですけど、
説明しなきゃなと思って、
その通じてるところを説明したくなっていっぱい喋りましたね。
スピーカー 3
それこそ最後、拓郎さんが言ってた朝見たやつっていうのは、
くらなきさんが都定制度について話した。
スピーカー 2
ミビさんの動画を見ていただいて。
スピーカー 3
あれのことですけど、
ちょっと離れてると思ったものが繋がってるっていう時って、
抽象度高いところで繋がってるから。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 3
面白いですよね。
そこと繋げて、繋がりが、解像度が上がっていくときの感じとかは、
面白いやつだから。
盛り上がってた。
いやー、盛り上がりかけたんですけど。
そういえば、思い返せば、
その都定制度考えてるって言ってた時に、
2人で雑草をしながら、
サッカークラブのユースってどうなってんだみたいな話とか、