1. 日本サッカートーク番組 fm105
  2. 082:名古屋グランパスの新エ..

お待たせしました!名古屋グランパスの新エンブレムのクリエイティブチームが登場 / 歴史を変えたねw / 岩田さん、徳間さん、小島さんのそれぞれ自己紹介 / この案件のはじまりと座組のきっかけ / ベンチマークになったプロジェクト / 「共創」していくプロジェクト設計はどう生まれどう進めたのか / 共創とクリエイティブと体験性の高い運営 / SOCIOの方たちへデザインを理解してもらうアプローチ / エンブレムてそもそも何? / 歴史とトレンドとリサーチと / fm105ラボやりたいですね! / 千葉ジェッツとブースターの場合 / SOCIOは一緒に作る仲間 / 目をそろえる(風間さん) / デザインの方向性を考えるための外的要因 / 以前のエンブレムが抱えていた問題点について / 名古屋地域ならではのオリジナリティ / デザイナーふたりがどういう分担で作業したのか / デザインの「強度」について / デザインとスケールと大事にしなければいけない要素 / Jリーグキック / ユニフォーム化した衣装 / デザインの具体的な話は後半に続きます

サマリー

岩田さん、熊さん、小島さんがゲストとして登場し、名古屋グランパスの新エンブレムのクリエイティブを担当しています。プロジェクトは30周年のロゴ制作から始まり、エンブレム変更の議論が進行しています。アートディレクターの徳間さんと小島さんが、作品がどのように仕上がっていくかに熱意を持って取り組んでいます。

00:12
105×68mのフィールドには喜びと楽しさと悔しさが詰まっている、サッカーを愛するクリエイターたちの雑談ポッドキャスト fm105、今日は渋谷と目黒といろんな場所からお送りしております。
パーソナリティは湘南ベルマリサポーターのデザイナータホイと、清水エスパルス渋谷CFCサポーターのコピーライター竹パンです。
3月の最終週のゲスト回ですね。フットボールフレンズのコーナーなんですけど、過去最大人数で今日はお送りするんですけど、
なので今日リモートになっております。タホイさんは渋谷から、竹パンは目黒から入ってますけど、今日何の話をするかというとですね、今リモートの画面の中に一人ユニフォーム着てる方もいらっしゃるんですけど、
クリエイターたちの雑談ポッドキャストと言いつつ、あんまクリエイター感のない放送をずっとやってきたんですけどね。
ちょっと今日はクリエイティブに酔った感じでやろうと思っております。 ということで早速ですが呼び込みましょうか。
今日お呼びしたフットボールフレンズは、名古屋グランパスの新エンブレムのクリエイティブを担当していただいた
岩田さんと熊さん小島さんです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
すごいですよ。去年ね、比較的いろんなエンブレムが変わっていったみたいな話題になりましたけど、その中でも大注目の名古屋グランパスのお話を、なかなかどこにも載ってない話なのかなという感じがしますね。
反響もね、結構多いんです。エンブレムの話を聞きたいというすごい連絡をもらっています。
すごい、すごすぎる。ということでお話を聞いていきたいんですけど、お三方いまして、タホイさんは割と皆さんよくご存知で、言ってみればタホイさんの仲間たちで作りましたよっていうことだと思うんですけど、
大きな括りで言うとね、言ってみればじゃあFM-105が作りましたでいいのかもしれないんですけど。
歴史を変えたね。
歴史を変えましたね。
制作チームの自己紹介
僕は、皆さんご愛発スーツをしたことがあるんですけど、それぞれの皆さんのことはそこまで詳しくないので、ちょっとお話し聞いていきたいんですけど、皆さん何か自己紹介をしていただけますか。
岩田さん。
岩田さんは何者ですか。
はい。名古屋グランパスサポーターのクリエイティブディレクターの岩田ですという感じで言えばいいですかね。
今回のこのエンブレムだけではなくて、ひとき昔からグランパスさんのプロモーション周りにやっているとか、クリエイティブに関するところに立ち去らせていただいた流れで、こういった取り組みをさせていただいたということです。
クリエイティブディレクターの岩田明と言います。よろしくお願いします。
岩田さんは名古屋在住なんですか。
はい。名古屋在住ですね。
ずっと名古屋なんですか。
キャリア的には東京の方にいた時期もあるんですけれども、このクリエイティブ堂というか、こっちの方に来たのは名古屋から始まって、僕も元々、他の方もそうなんですけど、グランパスサポーター、1位サポーターだったところから、どうしてもグランパスを仕事したいところで、いろいろちょっと頑張りまして、やらせていただけるようなところで。
いきなり無茶ぶりなんですけど、みなさんサポーター歴と歴代一番好きな選手を教えてください。
あれ僕サクッと出ますね。
一番じゃないかな。
一応サポーター歴、僕20年くらいで、好きな選手は山崎聖弘選手と中川直志選手という、ワンクラブマンの選手がいるんですけど、その2名が、みんな好きですけど特段思い入れがある選手ですね。
一番好きなって言ったのが2人出てきてしまいました。
そうそうそう。すいませんすいません。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
徳間さんお願いします。
どうもこんにちは。ボールグラフィックスという会社でデザイナーをやってます。徳間と申します。
グランパスサポー歴は30年というか、31年か。
ちょうど学生時代に、僕もともと新潟だったんですけど、学生時代、名古屋というかトヨタに一人暮らしを始めて、そのときちょうどJリーグが開幕して、
そのときグランパスが目の前に練習場があったりとか、選手情報とかたくさん、まだネットもなかったけどやっぱり地域の情報がたくさん入っているので、
そのまま自然と10代のときにグランパスのサポーになって、結局そのまま今に至るというか。
普段はグラフィックデザインをやっているので、先ほど言われたように岩田さんに、グランパスサポーターでデザインをやっているんだったら仲間になろうぜという感じで、
一緒にやろうよというのを誘っていただいて、そんな機会なかなかないですから、ぜひぜひご一緒させていただきます。
トグマさんも名古屋在住ですか?
今は品川ですね。
品川なんですね。
大学出てデザインその後学んで、少し名古屋ではプロダクションとか広告制作をやっていたんですけど、
その後東京に出てきて、東京に出てきてもうずっと長いですね。20年以上経ってしまったので。
一番好きな選手は?
ベターですけどピクシーですよね。
やっぱり一番当時からずっと目の前でとんでもない選手来たっていう、あの頃のすごさ。
ちょうど開幕当時負けが続いたグランパスを、こんなにベルディーといい勝負してくれるチームになって、
ベングルの元ピクシーがすごいかっこよくて、そのままやっぱり引きずってやりますね。優勝もさせてくれたし。
選手としても監督としてもね。
話し出すとキリがないんで、この話ですけどね。
じゃあすいません小島さん、もう3選手も出てしまった状態なんですけど。
デザイナーの小島と言います。
普段エディトリアルが多いですかね、本、雑誌、そこら辺のエディトリアルのデザインを主にやっております。
グランパスサポーターとしては、本当に徳間さんと一緒で31年になるんですかね、その開幕の時から。
それこそサッカーとかをそんなに見ていなかったので、高校生の時ぐらいに初めてサッカーを90分テレビで見たのが、開幕戦の名古屋対鹿島戦というですね。
あの試合を見てよく名古屋サポーターになったなって。
あの試合が本当最初でしたね。
いやー自己すげーなーとか思いながら、なぜかそこからずっと弱いなと思いながら見てたんですけど。
そこから徳間さんと同じで、ベンゲル時代にピクシーが来てとかっていうところで、
やっぱりどうしても好きな選手ってピクシーを上げざるを得ないところはあるんですが、その辺からドハマりしたっていう流れですかね。
サッカー歴的にはそんな感じになります。
名古屋にいらっしゃったんですか。
もう全然千葉県出身なので、千葉県出身で東京在住なので、名古屋に全く縁もゆかりもないんですけど。
で、あの開幕戦を見て。
そう、あの開幕戦を見てて。不思議なことがあるもんだって感じですね。
今回もいろいろ名古屋に行って、いろんな方に話を聞いてみんなそれを聞かれるんですけど、なんで名古屋なんですかって言われるんですけど。
好きな気持ちはコントロールできないっていうところなんでしょうか。
じゃあピクシーかぶりということで。
ピクシーかぶりですかね。
ありがとうございます。面白いですね。
なんかあの、僕も仲良いグランパスタポが全然東京生まれ東京育ちでグランパスずっと30年応援してるんですけど。
なんかそういう魅力があるチームかもなと。
おりてん結構そういうとこ多いですけど。
その辺も含めて気になることがいっぱいあるんですけど。
ここが重くなるとエンブレムの話しか聞けないので、タホイさんにバトンタッチいたします。
もうたくさん質問いただいてまして。
質問をしていきながら気も解いていけると思うので早速一つ目の質問させていただきます。
プロジェクトの始動
本プロジェクトがリリースされたのは2023シーズンの新体制発表でしたが、水面下ではいつ頃からプロジェクトが始動していたのでしょうか。
またこういったプロジェクトはどのくらい期間がかかるものなんでしょうかということで。
ザグミとかプロジェクト設計みたいな話もあると思うので、その辺も併せてお聞きしたいと思います。
岩田さんですかね。
そうですね。多分視聴者さんからすると、僕も音キャストを聞いてるんですけど。
ポジション的に言うと竹パンさんと同じポジションが僕に当たるのかなっていうところと、
デザイナーさんの2名がタホイさんと同じようなポジションというか、そんな感じだと思うんですけど。
今のご質問で言うと、だいぶ遡るんですけど、実はこのプロジェクトの前段のプロジェクトがありまして、
2022年に、だから21年からかな、グランパスが30周年を迎えるということがあって、各クラブ同じのことを知るんですけども、
その30周年ロゴでやってたとか、30周年の記念のエンベロープを制作するというプロジェクトがありました。
その時に、それこそタホイさんを主催するFacebookグループで、Jリーグが好きだっていうグループが、
縁があって流行らせていただいて、ちょっと雑談っぽくなっちゃうんですけど、渋谷で確かオフ会か何かやったときに、竹パンの餃子屋にあげました。
あの時に僕ちょっと衝撃だったのが、本当に渋谷のど真ん中なのに、各クラブのユニフォームを着てみんな集まってたんですよ。
その場で着るんじゃないの?みたいな。めちゃめちゃ着てくるじゃん、みたいな。
なんか僕の肌感覚かもわからないですけど、クリエイティブの世界って割とサッカー好きな人多いなっていう印象もあって、
そういった先ほど言ったような制作の機会をいただいたので、もともとそのグループで、僕はそんなにしょっちゅうやり取りしてたわけじゃないんですけど、
同じくグランパスサポーターのクリエイターである小島さんと熊さんっていうところがよくやり取りされてたんで、
いつかこの方々とプロジェクトできたらなって思ってたんで、ここしかないということで、お二人に声掛けをさせていただきました。
そこから始まってですね、そこはもういわゆるソーシャルミーティングというか競争プロジェクトという形よりは、
クライアントワークとして30周年のロゴだったりエンブレムだったりと制作して、
グランパスさんとコミュニケーションを取りながら進めていったというところがあります。
当然、それを作り上げていく上では、クラブの歴史であってだとか、エンブレム自体を掘りみたいなところのリサーチから始まっているので、
今思えばもうそこから始まっていたんだなという感覚です。
そこを受けて30周年の22年の秋ぐらいですね、グランパスさんのほうから前々からそういった議論がかなりされていたそうなんですが、
エンブレムというところを変更する上で、どういう考え方があるんだろうというプレプロジェクトというか、そういったところで議論が始まっていったという流れですね。
プロジェクト設計と進行
当時、山形さんだったりだとか清水さんだったりとか、がんばさんだったりというと、やっぱりエンブレムを変える潮流みたいなのがあって、
当然今のサッカー業界だけの話ですけど、年こそ竹パンさんが担当されたバスケだったりとか、
そういったところでもかなりリブランディングの風潮が高まっていたところがあるので、
僕らも当然30周年のエンブレムロゴを作っていく上で、もしこれが本当のエンブレムを変更する場合になったらどう考えるべきかというのは、
そのあたりから想像しながら進めてきたというところだと。
ちょっと話が楽になったんですけど、そういう意味では21年ぐらいから始めて、正式にやるという話になったのが22年の秋ぐらいになるので、
プロジェクトだけで言うと1年半前とかそういうレベルかな。
僕も今グランパスで発表されているソシオのミーティング4回分の動画を見てたんですけど、
一番最初に出会ってウォーキングフットボールをしたりとかで、結構ソシオのメンバーと競争していくというコンセプトが今回のプロジェクトでかなり意識されていたと思うんですけど、
そういう進め方とかプロジェクト設計みたいなのはどういうふうに考えてされたんですか。
はい。僕普段からグランパスのお仕事をさせていただく上で、サッカーにすごく大事なポイントっていうのが、
僕ら普段、多分皆さんそれぞれクライアントワークってされていると思うんですけど、
そういったもの以上にカルチャーをすごく大事にしなくちゃいけないというか、カルチャーを作らなきゃいけないみたいな、
そういったところにちょっと意識があったので、
じゃあやっぱ単純にロゴを作るとかっていう話じゃなくて、
サッカークラブの未来永劫と続いていくエンベロープをどう作るべきかというふうになったときに、
事例は先ほど言いましたよね、ガンマさんの事例だったりとかしみずさんの事例だったり、
あったんで、そこをグランパスさんと一緒に研究して、
その上で、もともとグランパスさん社内でも競争プロジェクトみたいなところの取り組みであったりとか、
そういったところもあったんで、Yさんという方なんですけど、
とも相談したりとか、それこそここにいるクリエイティブチームの方々とも相談して、
どういうやり方がグランパスとして相応しいのかというところも見出していったということですね。
研究のところ聞きたいんですけど、過去の事例、さかのぼればビッセル・ポーベぐらいまであるじゃないですか、
悪い方はあんまり言いづらいですけど、
割とベンチマークとして、ここのこういう部分はプロジェクトとして取り入れようとかっていうのはどこかあったりしましたか?
やっぱりその当時で、こういう言い方、新感覚で、やっぱりしみずさんってよく成功パターンとして、
成功パターンというか僕らの業界的にというよりは、
サポーターの方々の反応性だとか考え方として取り入れられていたという意見が多かったので、
そこがまず1つベンチマークになったというところが1つと、
あと正直言うと、普段僕らがやっているクライアントワークと同じような見出し方というのがあるので、
結果を見るとなかなかその難しさっていうのがあるなっていうところがあったので、
グランパスに関してはどういうアプローチ、どういうカルチャーを作りながら進めていくべきなのかっていうところを、
クラブの方々と議論をしていったという。
秋、9月ぐらいから始まって、11月ぐらいまでそのあたりをどんどんやっていったという感じですね。
僕はね、どうしてもデザインの部分よりもプロジェクト進行の部分が気になっちゃうんですけど、
ここが厚めになっちゃうんですけど、
多分大きく分けると競争型で作るか、もうこれですって発表するかの2つ決断があると思います。
今回FC東京とか公社の方を選択したりとか、
町田は1回公社でやって取り下げてってことをやったりとか、
そこはサポーターと作っていくっていうことの決断は結構早めに決まったんです。
デザインのアウトプット
その議論から一緒にグランパスの内部プロジェクトとしてやってたので、
NAMIの方の理解というか考え方もお互いに話し合いながらというところで進んでいきました。
プロセスを見せていくみたいなところとか、
ソーシャルミーティングみたいなところとかっていうのも、
最初のときにゴール設計から時間軸って最初にもう惹かれてたんですか?
そうですね、大枠競争をプロジェクト化するっていうところがまず決まって、
そこからどういうストーリーテーリングがふさわしいのかっていう設計に入っていった流れです。
ポイントになったのが、1つは僕ら最終的にクリエイティブを作るので、
クリエイティブワークと競争プロジェクトをいかにクロスさせていくのかっていうところが1つのポイントだったし、
競争だけやっても、みんなの意見だけ聞いて、
微妙なものが出来上がってしまうっていうのがあったりするので、
そのあたりはクリエイティブチームの皆さんとも話をしながら、
いわゆるコンセプトワークに値するエビデンスワークっていうか、
そこを競争プロジェクトで見出していくっていう方針になったのが1つと、
竹林さんがおっしゃる通り、プロセスの見せ方ってすごく大事だし、
競争プロジェクトって言っても本当のオープンスタイルってわけではないんですよね。
実際には清水さんにしても、あるポイントポイントでお伺いを立てたりとか、
そういった流れがあるんですけど、今回そのソシオンプロジェクトはやっぱり応募された、
170人ぐらいの応募があった中の50名っていうとこ、
プラスゆかりのある有識者っていうところで構成されてるんですけども、
その方々との顔を付き合わせて本名も出すっていう流れでのコミュニケーションすることで、
要は本気度を上げるというか、そこのやり方をしました。
あとそこにプラス、クラブスタッフの方々も同じ目線で、
全員っていうわけじゃないんですけれども、
やっぱり各部署の代表される方が同じようにワークショップをして、
本当にフラットな構成を作っていたっていう設計にしました。
あとは、もともと僕は映像とかの制作とかもやっているものですから、
そこにドキュメンタリーのやっぱり判を入れて、
それを映像としてやっぱり出していったりだとか、
あとグランパスさん側で、
やっぱりユーザーコミュニケーションのアンケートシステムだったりとか、
そういったものってすごく上手に使われているところがあって、
必ずソーシャルミーティングの毎回毎回のプロセスがあった後に、
参加者さんにアンケートを受けたりとか、
そういったところも定期的にやっていたという、そんなイメージですね。
はい。すごいことをやられたなと、僕は逆に思います。
そうですね。たぶん竹田さんも一緒だと思うんですけど、
描くとか設計ってやっぱりある程度できるとは思うんですけど、
これをやっぱり実行するっていう、
クラブとしての花のくくり方というか、
クラブスタッフさんって運営の経験値が非常に高いので、
やっぱりそのあたりをすごくスマートにやれたなということ。
先ほどウォーキングサッカーみたいな話もあったんですけど、
あれは本当にクラブのスタッフさんが、
やっぱりサッカーだからこそこういうことをやるべきなんじゃない、
というような話が出て始まっていた話もありますし、
今回4回のソーシャルプロジェクト、参加者方のほうはやってるんですけど、
そこも毎回毎回場所を、グランパスのゆかりのある場所、
最初はトヨタスタジアムで、その次はクラブハウス、
その次が大須陸クラブのショップがあるんですけど、
大須という場所でやって、最後に熱田神宮、
毎年グランパスは熱田神宮に参拝するんですけど、
そういったところで、こういう言い方するとちょっとチャラく思っちゃうんですよ。
いかにイベンティブなところ、体験性をつくるかというところは、
かなりやっぱりグランパスのノウハウとしてあったなというところがありますね。
それめっちゃ思いました。
だからさっきの初めて会った人たちで、
やっぱウォーキングフットボールするっていうのは、
かなりあれで入りやすくなったなっていうのを見てて思ったし、
毎回ミーティングなどにアンケートをちゃんと取るっていうこともそうだし、
すごいよく練られてるなって動画を見ながら思ってました。
次に行きましょうか。
はい。
エンブレムの歴史と意義
止まらなくなっちゃいます。
止まらなくなっちゃうね。
確かに確かに。
デザインに至れないかもしれない。
デザインの話をしましょう。
じゃあ、これは徳間さんと小島さんに質問なんですけど、
ソシアルの方々って50人ですか、今回おられたと思うんですけど、
デザインに対する理解度とか興味関心ってもう千差万別だと思うんですけど、
そういった方たちに最終的なアウトプットを見て理解してもらうというか、
納得してもらうというプロセス。
一番最初エンブレムの歴史みたいな座学から始められたっていうところを伺ってるんですが、
そのあたりのアプローチとか、実際やってみてどうでしたかっていうところですね。
座学をやるっていうのもそもそも徳間さんか小島さんが考えたアプローチだと思うんですけど。
結局自分たちで調べていっていることがそれまでにいろいろ、
それこそさっき話した30周年の時から始まっている、何か調べたことみたいなのがあったので、
それらを徳間さんの方で結構ガッツリ、もっとさらに深掘りしてまとめた資料を作って、
最初多分どうだったんだろう、徳間さんも、みんなさんに説明するためっていうよりも、
僕ら内部でやるように作っている資料だったと思うんですね。
それを作ってみんなの前でやったほうがいいんじゃないのっていう話になって、
よりブラッシュアップしていったっていう方向だったと思うんですけど、
あの資料結構大変でしたよね徳間さん。
そうですね、だからもともとはクリエイティブチーム内で、そもそもエンブレムって何とか、
じゃあその後、名古屋でエンブレムを作る意義とか地幹の歴史だったりとか、
エンブレムはヨーロッパ発祥の紋章から来てるけど、
それって騎士の時代の縦の歴史から紡いできて、それが個人ごとにできてるけど、
同時期ちょうど11世紀ぐらいだと、日本は家紋があって武将たちが同じように使ってる。
ただそれは家に紐づく話。
だけど、エンブレムは個人に紐づくデザイン。
デザインアプローチとリサーチ
それがどういう風にフットボールに繋がっていくかとか、
じゃあでもそれをあえて名古屋でやるんだったらどんな風にするのかなみたいなのを、
普通にまずデザインアプローチとして、ロゴとかエンブレムとか、
エンブレムは今回初めてですけど、ロゴのデザインやるとき必ずそういうリサーチから入るんで、
その辺りをみんなにいつも打ち合わせとかするときにめちゃめちゃそういう話をしてたら、
それを組織でみんなに言っちゃおうよ。
いいっすね。
で、当然そういう、じゃあなぜエンブレムは縦の形してるのかとか、
縦であると言うから、
もともとはね、ギリシャ神話からのアテナとか、アイギスとかそういう縦の話からもう遡るんだけど、
そこはあんまり盛り込みすぎないようにしつつ、ある程度、じゃあなんで日本でとか、
あとは一番最初に伝えたのは、ロゴとシンボルとアイコンって、
みんなごちゃ混ぜになるんだけど、そもそもどういう目的があるんだっていう、
基本的なところからレクチャーしたり、
じゃああとはさっき言った、みんなロゴとかが最近リニューアルしてるけど、
なんでここ2010年代からロゴがそういうフラットのデザインになった理由はなんだろう。
そういったフラットデザインが流行りだした理由っていうのは、
やっぱり個人個人が端末で見出したときに、デジタルファーストでいろんなものを伝えたときの自認性だったりとか、
それがまた解像度が上がってきて、ここ5、6年また回帰するというか、
解像度に合わせてある程度ディテール、だからゴシックライみたいな3セリフじゃなくてセリフがまた回帰してるよねとか、
そういうのがあったりとか、そういった部分の潮流みたいなものを全部丸々こうデザインレクチャーをびっしり組織を全員にやったんですね。
すげー!
で、それと同時にクラブのスタッフさんにも同じようなやつ、レクチャー。
あれ2回やったんでしたっけね、なんか。
そうそう、スクリプト、そういうちょっと講義みたいな、デザイン講義みたいなやつ。
で、その時に世界の潮流で、じゃあエンブレム、いろんなヨーロッパの歴史のあるクラブもこれだけいろんなエンブレムの変更が行われてるよっていうのを小島さんとかいろいろ。
そうでしたね。なんかヨーロッパの、要はビッグクラブと言われるようなクラブの過去100年ぐらいのどれぐらいエンブレムが変わってきたかっていうのを調べて並べて年表にしてみたら、意外とめっちゃ変わってるんだとか。
でも大事にしてるところはあったりとか、なんかいろいろ見えて。
結構やらなきゃいけないの戻してるチームとかね。
そうそう、それも楽しかったですけどね。
エンブレムの形とロゴデザイン
このお花みたいなやつなんだみたいな年があったりとか、なんか楽しかったですけどね。
動画でミランとかドルドムンとかの話とかされてましたよね。
そうそう。
そうでした。
特に本当に最近はフラット化とかリニューアルで、エンブレム、ユベントショックみたいなこともありますけど、すごい変化になってきたけど、結構テンプレみたいに全部同じような文字配置で変えてるチームとかがあって、丸型できれいに似たようなリニューアルをしてるたくさんチームがあって、
これもうテンプレ化してるんだっていうのがわかってきたりとか。
だから世界のいろんなサッカーチームがじゃあ同じようにどうしてシンボルからなったかとか。
あとナショナルチームはやっぱりグランパスってやっぱシャチがマスコットがメインで、同じように扱ってるのってナショナルチームが多いんですよね、やっぱり。
フランスの鳥だったりとか、オランダの獅子とか。
シンプルなマスコットがそのままクレストとかエンブレムになってるのはやっぱりナショナルチーム。
フリーラインとかもそうですよ。
代表もヤタガラスですよね、日本代表も。
そうそう。だからやっぱりクラブチームもそうですけど、ナショナルチームはちょうどやっぱりワールドカップもあったので時期的にカタールで、かなりリニューアルをしてるんですね、メキシコだったりとか。
で、各世界のワールドカップ参加チームのリニューアルを全部追いかけたりとか。
この辺りも全部ソシオンのみんなに見せてください。
これあれですね、ちょっとイベントやりません?
そういうね。
その講義めちゃくちゃ受けたいんですけど。
ただ資料が当然いろんなところから引っ張ってきた資料なんで、なかなか公開化できないけど、クローズドだったらどんだけでもみたいな。
クローズドの講義をちょっとやりましょうよ。
世界のクラブチームとナショナルチームのリブランディング
FM105クローズドパーティー。
FM105。
FM105ラボみたいなやつを。
たぶん藤松さんどんだけでも喋れますよ。
すごい勉強になるし、今各クラブの関係者とか他のスポーツチームの人たちも絶対聞きたい話だとは思う。
なんかスクリーンラインが特に、いい感じでリニューアルというか別ライン作ったじゃないですか、ちょっと前に。
全部オスライオンじゃなくて、コライオン、メスライオン、オスライオンのダイバーシティーとかインクルーシブルなグラスルーツブランドを作って、
ものすごく開けた、男性女性だけじゃなくて老若男女、あと障害のあるとかをサッカーを通してみんな一緒になろうという考え方のものがあって、
それのリブランディングがものすごく、クラブが地域にどうやって目指していくのか、これから未来に向けてどんなチームになっているのか、クラブとしてやっていくんだというときに、
こういうリニューアルの考え方っていうのがいいなというところがあって、その辺がちょっと地続きにオープンマインドというファミリーステートの組織を出てきやがったんですけど、
そこでつながっていく話になったりとか。
やっぱ座学でそういうのをみなさん共有できたので、そんなにそういったところが、ただ勝利を目指すだけじゃないというクラブのステートのものを最終的に作り上げるという流れになったのかなと。
なんか多分そういうのがないと結局、あれが好きこれが好きとか嫌いとかそういう話にしかなかならないだろうなっていうのもあったので、
多分それで僕らがどんなことを考えてこれから作っていくのかっていうのをちょっと1回開示した方が納得してもらえるかなっていうのはちょっとありましたかね。
確かにソシオのメンバーだと想定すると、そういう話を聞いて、じゃあどんなのが出来上がるんだろうっていう期待感が膨らみますね。
いやーちょっとすごすぎるなこの話は。
いやー。
でしょ?
全然すごい。
よくやりましたよ本当に。
いやーすごい。ちょっと僕ね、ちょっとジェットは自信あったんですけどね、ちょっと勝てない。
またこの競争っていうのも一つすごいキーワードで、他のチームで多分こういう競争型でされたっていうのがあんまりないですもんね。
先ほどおっしゃってたように、エスパルスがこの間間で開示していくって形で意見を募るって形でやってたんですけど、
プロジェクト組むっていうまでは出来てなくて、でジェットは実はちょっとやったんですよ。
サポーターミーティングみたいなので、ブースターって言うんですけどね、バスケット。
ブースターの人たちのレイヤーをコアの人とライトな人とかを何層か集めて、現状の課題みたいなのを洗い出すところ。
かなり前段のところ。で、あと現地でヒアリングして、インタビューして何に課題をかけてるかみたいなことを出すっていう、かなり前段のところで入ってもらって。
ただそれをプロジェクトチーム化してやっていくみたいなことはできなかったし、そこまでやる想像はつかなかったですね。
よくその道を、僕は提案というかいろいろ作戦があるんですけど、よくクラブ側がそれを覚悟したなっていうのはちょっとあった気がします。
すごい、すごい。あとさっきの徳間さんの話にあった、なぜ今世界的に流行ってますからみたいな話ではなくて、
機能の部分、デバイスの進化によった機能の部分によって、今このレイヤーのものが技術的にできるし技術的に必要である説明とかを結構市内クラブ多いと思うんですよ。
なのでサポーターで、そんなの分かってるでしょって前提で結構突き放していきなりボーンって出すの結構良くないと思っていて、
必要があるっていうところの説明は丁寧にやるのがいいなとJETSの時は思っていて、発表の時にそれ結構丁寧にやったんですけど、
作る工程でそこまで話すっていうのはちょっと考えてなかったですね。
素晴らしいです。
素晴らしい。
やっぱりただ来てもらってるお客さんじゃなくて、一緒に作る仲間としてソシオのメンバーをつなげなきゃいけないので、
そういう意味ではやっぱり鹿沢さんに教わったじゃないですか、目を揃える。
まず同じところを見て、やっぱり共通理解の最低限の言葉みたいなものは、
合わせていかないとパスが通らないというか、
このパスは何のためのパスなのかっていうことを理解してもらわないと、
その後、対話もそうだしその先の議論もつながっていかないので、
さっきの専門用語で突然フラットフラットって言われたってわからない。
フラットは何のためにやるかって言ったら、
知人性を確保するためだったり、写真の上とか動画の上にいかにロゴがきれいに見せれるか、
そのためですよとか、
じゃあミニマルにするのは何でってなったら、
そうなってごちゃごちゃした情報が増え始めたこの小さな画面の中で、
じゃあ識別性を上げるために、よりそういった、ただ単にフラットにするだけじゃない、
みたいな、そういったところが必要になってきたので、
そのあたりを、じゃあこのらしさみたいな、それっぽいねみたいなフラット化するんじゃなくて、
名古屋であるオリジナルというか唯一無二感を、
いかに識別性のところに持っていくかっていうところを、
皆さんそのアイディアとなる情報というか、
そういった部分をみんなどんどん聞かせて、
そこでたくさん、皆さんと前半のうちは交流しながら、
私も昔は名古屋にいたけど、離れて結構経ったので、
今の名古屋ってどうなの?みたいなところでたくさん聞いて、
結構インパクトがあったのは、濃厚濃い、
名古屋とにかく濃い街なんだっていうので、
すごい腑に落ちたというか、あんまりスマートすぎない感じ。
だから文字もロゴタイプもセリフもあるような、
3セリフのシュッとした、モダンなフォントよりかは、
しっかりと力強く、やっぱりヒゲのあるという、
トメハネしっかりありつつも重厚感があった、濃さみたいな、
物はやっぱり必要なんだなとか、やっぱりそういう地域性みたいなものとか、
名古屋グランパスのエンブレム制作の背景
みんなとワイワイ喋ったりしながら見えてきたのは良かったですね。
なるほどですね。ちょっと立ち返ったところで言うと、
そもそもエンブレムを作るときに、
名古屋グランパス側がエンブレムに対して問題を感じていたとか、
話せるところはあるんですか?
あります。ありますが、
ちょっとあんまり公式から公開されていないのかなとは思うんですけど、
聞いた話だと、一番最初Jリーグが発足したときに、
各チームが自分たちでエンブレムを作ったというよりは、
最初Jリーグ側から提供されたエンブレムをそのまま使っているという話は、
多分これは言っても良い話だと思うんですけど、
名古屋さんもそういう状態だった?
それに関して言うと、僕らもやっぱりこのプロジェクトをやっていく上で、
いろいろ調べられるだけ調べているんですけど、
今たこしさんがおっしゃったみたいにJリーグが統一してエンブレムを作られたんですけど、
実は名古屋だけ独自で作ってたというか、
エンブレムじゃなくて、今のグランパス君というマスコットキャラクターがいるんですけど、
そこを色を付けたマークを右胸に付けていた。
厳密に言うとあれはエンブレムではなくてマークを付けていたんですが、
徳本さん、去年雑誌か何かでJリーグのデザインが求められた雑誌が出て、
そこにも描かれているんですけれども、
グランパスだけ独自の歩みをしていたっていうのが。
グランパス君だけイラストレーターさんが違うっていう状態ですよね。
絵柄が違うので。
プロジェクトの中で唯一テイストの違うマスコットがいるんですけど、
先に出来ていたのでこれを使いますということで、
グランパス君は作っていたんですね。
その辺りからやっぱり名古屋って独自性というか。
グランパス君イカれてますよね。
ただの善良の動物ですもんね。
僕最高に好きで、めちゃくちゃ可愛いと思ってるんですよ。
めちゃくちゃ人気ありますもんね。
やっぱりグランパスっていう、
チーム名がなんでグランパスなのかみたいなところも、
アートディレクターの意思決定と進め方
今回掘り下げたりとかしていると。
名古屋ってやっぱり金のシャチを掘ってた。
海洋生物のシャチですか。
というところが掛け合わさっているのもありますし、
昔から伊勢湾にはシャチが歴史的に訴状してくるような文化もあったりだとか、
そういったところからグランパスっていう名前にされたんだなとか。
あとはカラーネームもちょっとバーバリアンレッドとか、
そういった設定があったんです。
僕ら長くやってると、なんでバーバリアンレッドっていうかっていうのが分からなかったんですけど、
多分野生の知的で野生的なシャチを掘ってるんだなとか、
そういう先代が作られたところっていうのは、
ちゃんとすごく理屈的にもあって作られたんだなっていうところまで学び返したっていうところがあります。
なるほどです。
そこから僕あともう一つ、
徳間さんと小島さんってお二人ともどっちもアートディレクターとしても活動できるし、
実際に自らの手でデザインもできるじゃないですか。
こういったプロジェクトで結構そういった立場の方が二人並び立つんで、
意思決定とか進め方とかどういう風にしたんだろうっていうのは結構興味があって。
どうなんですか。
僕らがちゃんと大人だったから上手かったんだと思いますが。
乗り切りましたよね。
それぞれ同じように最初のうちは、それぞれコンセプトいろいろ話してあがって、
じゃあこのアイディアのストーリーは僕が作っていこうとか、
このアイディアは小島さんが出上げていこうとか、それぞれやっぱり。
そうですね。
最初何十個もある中からだんだん8個ぐらいになって、
4つになって縛り込まれていくんですけど、
その中ではやっぱり自分が担当してるっていうようなものもあれば、
徳間さんがやってるものとかっていうのもあったりもして、
でも週一で付き合わせて会議をしているので、それぞれの良さを取り入れたものがあったり。
だんだん混ざってはいくんですけど、
基本的にはそれぞれ進めていき、見せ合って意見を言い合って、
みたいな形ではありましたかね。
だから嫌がったものを、よく他のクライアントワークでも赤字とか修正が来るじゃないですか。
でもある程度も僕らも若くないんで、たくさんいろんな案件をやってこなすうちに、
その修正とか赤字って相手からフィードバックの気づきをもらったみたいな感覚になるので、
お互いこうしたほうがいいんじゃないとか、ここが良くなる。
それを直した時に、第三者視点からのアドバイスを聞いた上でブラッシュアップすると良くなるっていう経験値があるので、
安心して言い合えるという。
ここもうちょっと揃えたほうが絶対ええよとか、
それちょっと可愛くなりすぎちゃうのとか、
いろんな途中からだんだんサポンみたいになってくるんですけど。
でもそういうのを言い合った後に、
それをブラッシュアップして、また次の翌週により良く上げていくみたいな。
だからちょっと面白かったですね。
大人。
デザインの強度と完成度
たぶん一社でやってたら、
前にタホジさんがポッドキャストで聞いてるときに、
名古屋のエンブルムについて話すときに、
強度っていう話をされていて、
僕その言葉が一番ピッチクリくるなと思って、
好き嫌いとかではなくて、
僕らは本当に強度的なことで見るので、
それで言うと、
ソシオの皆さんもそうだし、
アートディレクターである僕ら、
徳間さん、
クリエイティブディレクターの岩手さんとか、
途中で何度も、鉄じゃないですけど、
打ちまくっているので、
強度は自信があるところではありましたね。
めちゃめちゃ感じましたね、出てきた瞬間に。
好き嫌いはもちろんあるんだろうかとは思いますけど、
強度には自信があるっていうのは多分、
何社も目を通っていることっていうのが、
根拠としてはあるんじゃないかなと思いますね。
時間をかけて寝れば寝るほど良くなるじゃないですか、
デザイン的にと。
なんかそれがすごい感じるというか、
そのポッドキャストで言ったんですけど、
人間って無意識にそういうのを誰でも感じてると思うんですけど、
完成度の高さみたいなもので、
言語化されるかどうか別として、
それぞれそういう意味では素晴らしいなと思いました。
でもあの進め方を見ると、
やっぱり良いものができるような、ちょっと思いましたけど。
いやぁ、思いますね。
そもそも割と僕と徳間さんでいうと、
同じアートディレクター、デザイナーではあるけれども、
ちょっと職域が違うので、
ちょっとそれぞれ見方がやっぱりちょっと微妙に違うんですよね。
なんか自分だと主に雑誌とかディレクションをしているので、
写真家だったりとかイラストレーターとか、
デザイナーっていうのも含めて、
いろんなクリエイターの人が挙げてくるものを、
割とそれを取りまとめて一つに編んでいくみたいな、
そういうディレクションのやり方が多いんですよね。
例えば雑誌とかだと意味的なことは編集者が要は作ってくるので、
それを受けて自分は、
じゃあそれをどんな見た目にするかっていう、
見た目の部分っていうのは割と特化して考えていくことが多いですけど、
おそらく徳間さんはもう少し上流からというか、
もう少し意味の部分っていうのを考える仕事というか、
そこから仕事が多いんではないかなっていう気もしているので。
徳間さんに説明していただいて、
そうですね、割とコンセプトワークとか、
企業とかそういったところのロゴのデザインだとか、
割とあと作図も結構やるので、
エフェクトグラムであったりとか、
あとダイアグラムとかそういうのもありますけど、
とにかくロジカルに、
その形や色とかその角度にしろ、
どういったものを一つ一つのちょっとしたディテールに、
どんな意味があるかとか、
そういった部分をすごく意識しながら、
普段のワークでやっているので、
割とこういう雰囲気のタッチいいよねっていう仕上がりに対して、
それにどんな意味があるの?みたいなことを毎回言い合うので、
ちょっと熱くなるときが結構あったりします。
でもやっぱり、
それはでも、それを乗り越えたからこそ仕上がりがね。
さっきの言われてた強度みたいな、強さみたいな。
僕らもやりながら、ただかっこいいじゃんって作っちゃうと、
いやこれでも徳間さんに言われるぞーみたいなやりながら作ってますけどね。
これザニーやんの?とか言われるなこれみたいな。
エンブレムって本当にスマートフォンの、
Googleの検索したときにちっちゃく、本当に小さなサイズで、
しかもクラウドがコントロールできないところで使われるときもあるし、
そのときは最低限何を確保しておけばいいんだっていう。
全部が全部常に文字が見えないといけないわけじゃないから、
こういうときの使われ方のときは、
最低限色の部分が強く割合として見えてくればいい。
じゃあスタジアムで使うときにどうなるのか。
でも同じ素材を使わなきゃいけないので、
そのときの大きくなったときの見え方だったりとか、
スタジアムに観客席から見たときにどう見えてくるのか。
じゃあその人が観客席から見ながら手元にあるタオルだったりとか、
当然最終的にはユニフォームの胸に入ったときにいかに入るか。
そうか、スケールがあるもんね。
スケールのコントロールで本当にギリギリの細かい点の動作とか。
だから当然JAXIの方とか見えづらいけど、
好きな人はじゃあぼやけたときに、
じゃあそこの色濃度がちょうど良くなる。
この辺のときにぼやかしながらとか、
よく見えないときにどうやるかとか、
そういったところを特にチェックしながら。
あれですか、今回アクセシビリティ要件とか意識したんですか?
AA以上とか。そこまでは?
エンブレムのカラー自体はある程度視認性は確保しつつ、
ウェブみたいなチェックまではしてないんですけど、
ただ結構色濃でチップで色々何回も出力して色グラデーをしたりとか。
やりましたね。
名古屋グランパスの新エンブレムを手掛けたクリエイティブチームが登場!前編
そういったことはやったし、あとはユニバーサルデザインでいうと、
結構実際のデザインシステムを作るときに、
これは公表してないですけど、
ユニバーサルデザインフォントに全部指定を変えたりとか、
それに派生したところのナンバーフォントとかも、
Jリグキックがすごくそういうところを考えられていたので、
Jリグキックのカラーとかそういったユニバーサルデザインを意識した部分は継承しつつ、
オリジナル性と、あとはUDフォントらしく開口部を広げて、
5と6の識別性をちゃんと確保とか、
8と9と同じように見えないとか、
そういったところは強く意識しましたね。
これ、こんなデザインのいい話を聞いているときに、
動画を見ても気になったことがあって、
徳間さんと小島さんで、
ソシオのミーティングで衣装を合わせてたじゃないですか、行くとき。
いや、合わせてないんですよ。
合わせてないんです。
実はですね。
なんか、
でも、
一回目はユニフォームで、
覚えられないって言われました。
そう、二回目はベージュじゃないけど、
薄いグリーンのシャツ着てたし、
これ合わしてんのかな、
それも確かに、
ありだなあと思いました。
みんなキャップで、
メガネでヒゲなので、
あんまり最後までね、
ちょっとメタ的に、
名前が覚えられない、
どっちがどっちかわからないって言われてますけどね。
だから、ちょっとユニフォーム化しましたね。
そうです。
なんか、最後発表のとき、
ダイヤ王通りで皆さんで発表になったときに、
この辺言ったらやっぱ大きすぎて、
やっぱみんなどう思ってたんだと思って。
なるほど。
これ、ロゴの話になかなか行かないですけど。
1時間くらい掛かってますが、
竹内さんは大丈夫?
この後僕実はね、
サン・ロッカーと渋谷の試合があったんですけど。
あら?
遅れてきて。
あ、わかりました。
じゃあこのインタビューも、
前後半に分けるということで。
まさかのね。
いや、ゲスト回で2回に分けたの初めてなんじゃないですか。
話が長い人たちも多いので。
はい。
じゃあ1回締めます。
今週もFM105を聴いていただきありがとうございました。
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では、
まだまだ続く後半戦でお会いしましょう。
47:08

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