#3-A そもそも黒字倒産って何ですか?なぜ黒字なのに倒産?
2026-05-25 16:13

#3-A そもそも黒字倒産って何ですか?なぜ黒字なのに倒産?

倒産企業の32%が黒字倒産(2023年のデータより)。

そもそも黒字倒産とは何か?なぜ黒字なのに倒産するのか?

私が中小企業専門社外CFOとして活動する大きな動機である「黒字倒産」について解説しました。

*番組の感想はXに #正しい財務賢い税務 でぜひご投稿ください

*質問や相談、詳細情報などは ⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠ まで 


【番組概要】

中小企業専門社外CFOの深澤健太(27)がお送りする、「会社のお金」のお悩み相談ポッドキャスト。

200社以上の決算書を見てきた経験から、中小企業の社長に知ってほしい財務・税務の知識をわかりやすく解説します。

毎週月曜日朝配信で、

  • A面:財務・税務のお悩み相談

  • B面:深澤の楽屋裏トーク、パーソナリティなど

を交互にお届けします。


【MC】

深澤健太|公認会計士準会員・中小企業専門社外CFO


1998年生まれ、東京都練馬区出身。大学で学年ビリになる中、「どうせやるならてっぺん目指せ」という祖母の一言で公認会計士を志し、大学3年から2年でストレート合格。大手監査法人の金融部門で3年経験した後、税理士法人へ。現在は税理士と中小企業専属の社外CFOとして経営者の右腕として伴走中。2児(赤ちゃんと猫)の父として子育てにも奮闘中。

HP ⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠

X ⁠⁠https://x.com/kakuzukecpa⁠⁠


【サポートMC】

江川みどり|フリーナレーター・MC

岩手県盛岡市出身。 IT企業で広報として務めたのち、フリーのナレーター・MCとして独立。 ビジネス経験、生放送番組司会で培った臨機応変な対応が強み。何かを伝えたい人を“声”でサポートする仕事が大好き。趣味は料理、アート、猫など。

HP ⁠⁠⁠⁠https://www.midori-egawa.com/⁠⁠⁠⁠

X ⁠⁠⁠⁠https://x.com/_emaognir_⁠⁠

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正しい財務、賢い税務〜ゼロから学ぶ会社のお金の話〜

produced by 株式会社midnight sun

⁠⁠https://midnightsun.jp/⁠

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サマリー

本エピソードでは、中小企業専門の社外CFOである深澤健太氏が、黒字倒産という現象について解説します。黒字倒産とは、決算上は利益が出ているにも関わらず、資金が不足して倒産してしまう状態を指します。これは、会計上の利益と実際のキャッシュフローが異なるために起こり、特に売掛金の回収遅延や過剰在庫が主な原因となります。2023年のデータによると、倒産企業の約32%が黒字倒産しており、その対策としてキャッシュフロー経営の重要性が強調されました。

オープニングとリスナーからのコメント紹介
正しい財務、賢い税務。この番組では、中小企業専門の社外CFOである深澤健太が、ゼロから学ぶ会社のお金の話をテーマに、中小企業の社長さんのためになる財務、税務の話をお届けします。
今回はサポートMCの江川みどりさんと一緒にお送りします。江川さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。サポートMCを務めるフリーナレーターMCの江川みどりです。はい、ということで、すでに我々の放送も始まっているということなんですけれども、なんと早速ですね、A面の放送にコメントが2件も来ていたので、紹介させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。まずお一つ目が、ラジオネームゆうじんさんからです。説明がめちゃくちゃわかりやすい。次もぜひ聞きたいと思ってしまう内容でした。
ありがとうございます。ゆうじんさん。
嬉しそう。なんかすごい前の私のコメントにかぶって、感謝の言葉が来ましたけど。
めちゃくちゃ嬉しかった。一発目のコメントだったんで、すごい嬉しかったです。本当に。ありがとうございます。
はい、ゆうじんさん。早速聞いてくださってありがとうございます。そしてもう一つ来てまして、一発目がラジオネームれいさんですね。会計士になるまでの追い立ちが素敵です。お金のことに全く興味がなかったのですが、とてもわかりやすいので、これから聞いてみようと思います。そしてB面も楽しみです。というコメントでした。
はい、ありがとうございます。れいさん。
ありがとうございます。今回A面は我々二人でお届けしているんですけど、B面は深澤さんがお一人で話される内容になっておりますので、ぜひそちらも合わせて楽しんでいただければと思います。
はい、よろしくお願いします。
資金繰りが良い会社と悪い会社の比較
はい、ということで、改めてになるんですけれども、深澤さんは中小企業の財務、そして税務のサポート、いわゆる資金繰りをよくしていくというお仕事をされていると思うんですけれども、ずばりというか資金繰りが良い会社、そして良くない会社ってどんな違いがそもそもあるんですか?
違いで言うとですね、多分会社の資金繰りとかって言うと難しく聞こえるかもしれないんですけれども、皆さんの周りの人で置き換えて考えてみてほしいんですけれども、例えばですけれども、周りにものすごく稼いでいるんだけど、ずっとお金ない人っていません?すごい荒く、お金の使い方が荒かったり、もう稼いだ分使っちゃうみたいな人。
たしかに、その人は、そうですね、儲けた分使ってる。
そうそう、います。逆に言うと、そこまですごいいっぱい稼いでるわけじゃないけど、コツコツ貯金を増やしていて、今こんぐらい貯金があるよみたいな人もいるじゃないですか。
いますね、たしかに。
これって結局、違いっていうのが、ちゃんと目的があって、それに対する計画があって、その計画通りにちゃんとお金を管理しているかどうか、これだけなんですよね。
会社の資金繰りもそれと全く同じで、ちゃんと事業計画を作っていて、ちゃんとそれ通りに資金をちゃんと管理しているか、これだけの違いなんですよね。いい会社、資金繰りがいい会社と悪い会社っていうのは。
うーん、なるほど。同じだけ、例えばね、もし稼いでもうけていたとしても、その使い道であったりとか、その稼いだ分をどういうふうに今使っていくのかによってかなり差が出るということですね。
はい、その通りです。
はい、ちょっとね、身近な人に例えていただいてすごくわかりやすくて、もっともっと聞きたいなと思うんですけれども、やっぱりお金ってね、ポジティブな話もあるんですが、やっぱりネガティブな面もね、今の話聞くとあるかなと思っていまして、
資金繰りが悪化するメカニズム
はい。
ずばり、資金繰りが悪くなると、会社っていうのはもうどうなっていくんですか。
はい、ありがとうございます。資金繰りが悪くなるっていうことは、つまりお金が足りなくなるっていうことですよね。
はい。
例えばですけど、来月100万円の支払いが必要だけど、今手元に50万円しかない。で、50万円足りない分どうすればいいかっていうと、緑色だったらどうします?逆にその50万円。
50万円足りなかったら、やっぱもう借りる。
うん。
ですよね、それしかない。
素晴らしい。その通り、その通りなんですよね。
素晴らしいですか。素晴らしい。やったー。
会社も全く同じで、資金繰りの面で来月例えばお金が足りないってなったら、もう借りるしかないんですよね。
多くの中小企業は銀行から借りると思うんですけれども、お金借りるとあるものが発生するというか必要になってくるんですけれども、支払い利息、利息ですよね。
そうですね。
利息がかかってくるんですよね。こういうふうに一度資金繰りが悪くなると、利息の支払いが必要になっていったりっていうふうに、どんどん資金繰りって悪化していく、その悪循環に繋がっていくんですよね。
そうですね、なかなかその利息のことまで考えられないと、どんどんそうなってきますね。なんかその利息分もっていうところも踏まえて、今後やっていかなきゃなって思いますよね。
倒産の種類:赤字倒産と黒字倒産
そうなんですよね。で、最悪のパターンですけど、お金が尽きてしまうと倒産してしまうというふうになっていくんですけれども、皆さんに覚えていてほしいのが、倒産には大きく分けて2種類あるんですけれども、緑犬、倒産って聞くとどんな会社イメージします?
えー、もうシンプルにお金がなくなっていってしまって、会社が赤字になって倒産?
そうですよね。イメージで言うと、赤字の会社が倒産するっていうイメージがあると思うんですけれども。
イメージも何もそれがあるんですか?
そうなんですよね。今のが一つの倒産の種類で赤字倒産って言うんですけれども、売上が減っていって結果お金がなくなって倒産するパターンっていうのがあるんですけれども、実は黒字倒産って言って、黒字なのに倒産するっていうパターンもあるんですよね。
え、どういうことですか?黒字なのに倒産しちゃうって。
まずですね、黒字倒産っていうのはですね、文字通り決算書上利益が出ているにも関わらずお金がなくなって倒産してしまうということなんですけれども、なんでこんなことが起きるのかっていうのが多分わからない、てか謎ですよね。
謎ですね。この言葉が存在しているのもちょっと謎です。
黒字倒産の原因:会計上の利益とキャッシュフローの違い
一番大事なポイントを最初に言っておくと、会計上の利益と実際のキャッシュフロー、お金の流れっていうのはですね、全く別物なんですよね。
で、これちょっと会計のルールの話、会計基準って言うんですけれども、ちょっと難しい話になるんですけれども、現行の会計基準上では売り上げっていうのは、お客さんに商品を提供したり、サービスの提供、それが完了した時点で売り上げっていうのを立てるんですね。
で、お金が入っていなくても売り上げとして計上されるんですよ。
うーん、なるほど。発生した時点でってことですね。
そうです。例えばですけど、私がミドリーヌに財務コンサルのサービスを提供します。
はい、お願いします。
じゃあ今年、今月からスタートで1年間財務コンサルを提供するってなった時に、そのお金の実際のお金は1年間終わった後にお金を振り込んでもらいますっていう契約だった場合、全ての売り上げを1年間の毎月で12ヶ月で安分したのを毎月売り上げとして立てていくんですね。
ただ実際に入金されるのは1年後ですよね。
確かに。では会計上だと本当おっしゃる通りで、毎月売り上げが立っているように計上されているけど、実際に深澤さんの手元にはまだ入ってないってことですね。
はい、その通りです。さすがミドリーヌ。
いやいやいや、わかりやすい。
ありがとうございます。
ちょっとお願いする日も近いかもしれない。使っていって。今リアルにシミュレーションしちゃいましたけど。
ありがとうございます。
はい。
逆に在庫の仕入れですよね。何か商品を売るにしても商品を仕入れる必要があるんですけれども、
仕入れに関しては物を買った時にお金って払うじゃないですか。
はい。
けど実際に費用として決算書上乗ってくるのって、物を売った時にそれが仕入れ原価として乗ってくるんですよね。
はい。
だから逆にさっきのパターンと逆で、お金は出ていっているけど決算書上費用にはなってないから赤字にはならないっていう。
うーん、なるほど。
こういうことがあるんですよね。
そうか、その会計上のルールといいますか、それによって実際の本当のお金の動きっていうのがちょっと複雑になっているというかそういうことが発生しているんですね。
黒字倒産の具体的なパターン:売掛金と在庫
そうです。この黒字倒産にも典型的なパターンというか、これが原因で黒字倒産につながるというパターンがいくつかあるんですけれども、
まず一つ目が売りかけ金ってわかります?
売りかけ金わかります。
私、勃起の資格の勉強だけしてたんです。
勉強だけ。
受けてないんですけど。
受けてないけど、素晴らしい。一番もう素晴らしいじゃないですか。資格に頼らず。
それで言うと恐れてないんで、頼れてもないんですけど、言葉はそこで勉強しました。
よかったです。
じゃあその前提を踏まえて説明させていただくんですけれども、
まず売りかけ金が回収できないかったり、あと回収までの期間、それを回収サイトとか言ったりするんですけれども、
その回収サイトが長いっていうのが原因で黒字倒産になるパターンが結構多くて、
これどういうことかというと、さっきもちょっと説明したんですけれども、売り上げは計上されて利益が出てるんだけど、
結局売りかけ金が回収できない。
例えばですけれども、そのお客さんが倒産しちゃいましたとか、
あとは回収サイトが長い、売り上げ計上してから入金まで半年ありますとか、
その半年の期間にお金がつきちゃうじゃないですか。
こういったことが原因で黒字倒産につながるっていうのがまず一つ目のパターン。
なるほど。売りかけ金ですね。
もう一つ目が在庫ですね。過剰在庫って言ったりするんですけれども、在庫が積み上がっている状態。
結局在庫っていうのはお金払って仕入れてるじゃないですか。
在庫っていうのはその投下した資金がずっとそこに拘束されている状態なんですよね。
でも結局売れるまでは在庫のままで費用にならないから、会計上赤字にはならずに、
結局キャッシュだけの減っていってしまって、黒字倒産になるっていうのが二つ目の原因ですね。
なるほど。これってでも本当ビジネスの内容によって変わってきそうですよね。
だって在庫を抱えないビジネスもあるわけじゃないですか。
そうです。例えば私の会計士なんかは、在庫とかは一切持たない仕事なんで。
そうですよね。もう岡澤さんの身一つで仕事されてるから。
そういった会社は資金繰りは比較的安定しやすいんですよね。だから結局。
なるほど。
費用が結局お金の出がないので、そういった業態っていうのは比較的資金繰りが安定しやすいっていうのが実態がありますけれども、
例えば不動産とかだったり、メーカーとか大きな設備投資が必要だったり、不動産みたいに単価の大きい仕入れが必要だったりする会社っていうのは、
資金繰りが難しくなったり、資金繰りに急することが多くなる業態の一つでもありますね。
確かにそうですね。
銀行の融資判断における視点
そうかじゃあ、もしお金を借りたいってなった時も、銀行の方は、
例えば在庫がある、そもそもビジネスなのかであったりとか、そういったことを踏まえて、それこそ本当にお金を貸していいのかとか利息がとか、
そういう考える判断材料にも、今度銀行側の目線になるとなるのかななんて今思いました。
いや素晴らしいみどりーぬ。さすが銀行側のカス側の目線に立って。
いやその通りです。本当におっしゃる通りで、銀行さんも当然カス側の業態だったり財務状況を見て、
余震の判断をするので、そういった目線はすごく大事ですね。借りる側がそういう目線を持つのは大事だと思います。
黒字倒産の現状と割合
面白いですこれ。なんか断片的に知った情報が、だからみんなこういうこと言ってたんだとか、
だからこのビジネスはなんか、うちはここの部分がそれこそ他のサービス達がつないことがないんでとか言ってたんだっていうのが繋がってます今、自分の中で。
よかったです。ありがとうございます。
黒字倒産に関する知識がかなり広がったんですけれど、実際どれぐらいの会社が黒字倒産しちゃうんですか?
これはですね、少し古いデータになってしまうんですけれども、2023年のデータで、倒産企業の約32%が黒字で倒産してるっていう現状があるんですね。
3割も?
そうです。全体の3割が。
赤字倒産しか知らなかったから、私はもう変な話、全部赤字でって思ってたんですけど、でも3割も黒字倒産しちゃってるんですね。
さっき2つパターンがあるって言ったじゃないですか、黒字倒産する。この2つで言うと特にどちらかが多いとかそういうのはあるんですか?
黒字倒産の主な原因:在庫問題
基本的には時代とかにもよるかもしれないですけれども、やっぱり多いのは色んな会社の経営者の方にお話聞いて、やっぱり一番困ってるのは在庫ですね。在庫が詰め上がっちゃっちゃう。
結局、適正在庫って言って、適正な量の在庫を持ちたいんですけれども、結局その適正量ってわからないじゃないですか。
読めないですよね。
読めないですよ。在庫がなくてサービスを提供できないという状況を起こしたくないから、いっぱい在庫を仕入れるんだけど、結局それが詰め上がっちゃって資金繰り悪くなっちゃうよねっていうパターンが一番多いかなという風な気がします。
そうなんです。確かに足りないよりはって考えるとどんどん詰め上がっちゃいますよね。
黒字倒産を防ぐための対策:キャッシュフロー経営
ありがとうございます。そんなに黒字倒産してる企業が多いなんて知らなかったんですけど、では社長さんですよね。まさに企業を経営されてる社長さんは、そんな黒字倒産にならないようにするにはどんなことに気をつけていったらいいんですか。
ありがとうございます。これはもうそのままなんですけれども、会計上の利益だけではなくて、キャッシュフローもちゃんと会社のキャッシュフローも把握すること。で、稼ぐ社長が必ずやってる経営手法があるんですけれども、それがキャッシュフロー経営って言うんですね。
キャッシュフロー経営聞いたことあります。
ありがとうございます。なんですけれども、これはまた次回にお話しする感じにしますか。
そうですね。じゃあちょっと次回でまた詳しく聞いて、まさにその今日学んだ黒字倒産にならないためにっていうところをより深掘っていけたらなと思っております。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。ちょっと面白かったですね。黒字倒産の仕組みというか、そもそもまず言葉がよくわかんないなっていうところから、何か内容の理解も深まりましたし、
何よりね、少し前のデータっていうふうにおっしゃってたんですけど、3割の企業が黒字倒産に会ってしまってるっていうところも驚きでした。
深澤さん今日もわかりやすく解説してくださりありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
エンディングと次回予告
正しい財務、賢い税務。お聞きいただきありがとうございました。
番組への感想は、ハッシュタグ正しい財務賢い税務でXに投稿いただけると嬉しいです。
また概要欄にありますホームページで事業内容やセミナー情報などについて紹介しています。
詳しく知りたい方はそちらをチェックしてみてください。
それでは次回もお楽しみに。
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