00:00
ハリー
どうもハリーです。どうもイヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するイヤマンがお届けする企業やスタートアップに関する話を緩く紹介する番組です。
ちょっと高校生の頃の自分の話なんですけど、ニュースとか見てると、経済ニュースみたいなので、ドコドコ会社決算で赤字を発表みたいなニュース、今もあるじゃないですか。
やーまん
赤字が何百億円でみたいなことをニュースで言ってたりして、ヤバッと思うじゃないですか。
どんだけ桁でかいねんっていうね。
ハリー
そうそうそう。で、なぜ潰れないみたいなことを思って、横で一緒にニュース見てた母親とかに聞いても、モゴモゴってなって答えてくれないんですよね。答えてくれないというか多分説明できなかったんですけど。
なので、なぜ赤字でも潰れないのかというのをね、この前ね、あれなんですよ、引っ張りますけど、小学生にもちょっとそんなことを聞かれて、
やーまん
はいはいはい。
ハリー
倒産って何ですかみたいな、何ですかではないけど、そんなことがあったりしたので、ちょっとね、その辺の話を高校生の頃の自分に伝えたいなということで、
このみんなが思っている倒産の認識は間違っているというところと、なぜアマゾンはめちゃ赤字なのに生き残れているのか。
やーまん
ほうほうほう、そこね。
ハリー
うん、みたいなことをね、話していこうと思います。
いこう!
倒産って何ですかって言われたら、これ説明難しいですよね。
やーまん
説明ね、会社が潰れることなんじゃないですか。
ハリー
会社が潰れることですよね。
うん、もう少し具体的に言うと。
やーまん
もう少し具体的に言うと、もう社長がやっていく気力を失い、お店を畳むことですね。
ハリー
やる気?
やーまん
やる気は非常にあると思う。
ハリー
やる気がないというのも、
倒産に必要な要素ですね。
なるほど。
やーまん
いやむしろそこはめちゃくちゃ大きいと思うよ。
ハリー
うーん、そういうことじゃないんだな。
やーまん
違う?
ハリー
いやいいですよ。
やーまん
現実に言うと、会社のお金がなくなって企業が潰れることです。
ハリー
お金がなくなる。
やーまん
財産が尽きる。
尽きる。
じゃないですか。
ハリー
ゼロになる。あるいはマイナスになる。
やーまん
あるいはマイナスになる。
マイナスになっても返せる見込みがなくなった状態だよね。
ハリー
はいはいはい。いいですね。
そしてその上で経営者のもうやっていこうという気力がない。
やる気があったら倒産にはならないってこと?
ならないですね。
やーまん
お金がなくても復旧の精神があれば。
そうそうそうそう。まだまだ建て直せるんじゃないんですか?
だって倒産する市内の最後の旗を上げるのって経営者じゃないですか。
ハリー
引っ張るな。
経営者が旗を上げなきゃいいんですよ。
やーまん
白旗サレンダーしなければこの会社は不滅ですと。
サレンダーしなければ倒産しないです。
長島監督みたい。
50点ぐらいですね。
半分はいけた。
ハリー
まあ補修は受けなくていいかなぐらいですね。
やーまん
もうちょっとじゃあ付け足そうか。
ハリー
まだ言う?いいよ。
もう少し言うと社長の心が折れるもう一つの要素として。
やーまん
例えば手形とかこぎってとかが不当たりになって銀行の取引停止処分とかがされるともうだいぶダメージ食らうと思うよね。
もうそうなってくると。
10点上がった。
銀行の取引停止処分がプラス10点になったか。
多分そういうことだと思うんですよね。
ハリー
だいぶいいですね。
やーまん
廃業っていう言葉もあるじゃないですか。
倒産と廃業って多分違うと思うんですよ。
廃業は別に黒字でも経営者がもういいやっつったら廃業畳めるじゃないですか。
ハリー
別に。
やーまん
倒産はもう選択肢がないという状態じゃないですか。
プラス10点ぐらいいったら70点ぐらいになった?
ハリー
63点かな。
やーまん
3点しか上がらんのかい。
残りの37点なんだろう。
ハリー
残りの獲得できなかった分は説明に誤りがあったところですね。
やーまん
なるほど。じゃあ満点だ。
倒産とは
ハリー
まず一番重要なポイントは、倒産イコール会社が潰れるではないということ。
やーまん
そうなの?
漢字からすると倒れる資産だもんね。
お金が使えなくなる状態とかそういうことか。
ハリー
ちょっと説明っぽい言葉で言うと、
倒産とは企業が経済活動を継続できない状態を指します。
やーまん
イコール経営者の心が折れてる状態だよね。
ハリー
それは知らん。
やーまん
マインド論に持っていこうとする。
ハリー
フェイスブックでいっぱい書いてください。
やーまん
なるほど、経済活動ができない状態か。
ハリー
もう少し具体的に言うと、取引先への支払いや税金の支払いができないということで、
これは別に法律用語とかではないらしくて、
ただその状態っていうのを指す言葉なんですね。
さっき廃業とかそういうこともありましたけど、
やーまん
似た言葉でニュースでよく見るやつだと経営破綻。
あと破産。
会社じゃなくても破産って使うもんね。個人がさ。
自己破産とか。
ハリー
そうなんですよ。
この破綻、倒産、破産っていうのがニュースでよく見るんですけど、
やーまん
破綻、倒産、破綻。
ハリー
破綻、倒産、破綻。
やーまん
破綻。
OK。
ハリー
このうち倒産はさっき言った経済活動を継続できない状態なんですけど、
経営破綻も大体同じ意味ですね。
なので、倒産という言葉も経営破綻ということもニュースで聞いたら大体同じ意味なんだけれども、
別にそれになったからといって会社が消えるわけではないと。
やーまん
そういうことか。
ハリー
ということですね。
再建型とは
ハリー
会社実際消えることも当然あります。
2つに分かれて倒産になったぞってなったら、
生産型と再建型っていうのがあって、
これ別に覚えなくてもいいんですけど、生産は会社を消滅させようという方向。
再建型は継続させようということがあるので、
倒産イコール会社が消えるわけではないわけなんですね。
なるほど。
実際有名どころだとJAL。
やーまん
JAL。
ハリー
JALは2010年に一回倒産してますね。
そうなの?
やーまん
鶴の。
ハリー
飛行機の。
鶴の飛行機ね。
この時の負債総額。
やーまん
エグそうやな、JALは。
ハリー
いくらだと思います?
やーまん
負債総額?
破綻でしょう。
何千億とかじゃないの?
ハリー
何千億。
うん。
正解は2兆3千億ですね。
やーまん
超いったか。
2兆3千億か。
ハリー
この辺は僕もあんまりピンときてないんですけど。
やーまん
桃鉄でしょ、桃鉄の世界でしょ。
ハリー
確かにね。
やーまん
2兆3千億とかさ。
ハリー
2兆3千億あって倒産したんだけれども、
そこから会社構成という手続きを経て、会社を継続させましょうと。
なんかJALくらい大きくなると、
飛行機の会社1個なくなったらやべえと。
やーまん
日本経済に影響を及ぼす。
ハリー
そうそうそう。
こともあり、ちょっと何とか続けましょうやということができたと。
うん。
やーまん
それって再建しましょうってなったら、どこが助けてくれるとかあるんですか?
国が助けてくれるんですか?
ハリー
まず裁判所が出てきます。
ここから説明がややこしくて、僕ももしかしたら説明間違ってるかもしれないですけど、
要はその銀行とかに返さないといけないとか、取引先に支払わないといけないっていうのを伸ばしましょうと。
そのための手続きとかをこの裁判所が仲介して、こういうスケジュールでさせますみたいなのを、
正式な声明文として出すのかな?ちょっとこの辺曖昧です。
あと再生計画というのを出して、それに基づいてやっていきますよというのを発表して、
いろんな関係を調整していく。この辺本当にいろいろあって、種類が。
なるほど。
経営陣をまるっと入れ替えないといけないとか。
やーまん
はいはい。そりゃそうだよね。そのままやっても赤字だもんね。
倒産の指標と再建の選択肢
ハリー
そうですね。
やーまん
体制変えなきゃ。
ハリー
個人事業でもできるものもあれば大企業しかできない手続きがあったりとかで、めちゃくちゃややこしいんですけど、
まあまあそんな感じで立て直し計画を立ててやっていくと。
やーまん
なるほど。
ハリー
さっき小山さんが言ってた廃業は、こっちの再建型ではなくて生産型の手続きの一つですね。
会社をなくしましょうと。
やーまん
はいはいはい。廃業とかすごい身近なイメージはありますね。
身近っていうのは例えば個人事業主の最後は廃業して終わるみたいなさ。
僕の先輩でも廃業してる人って何人か知ってますけど、
ハリー
はい。
やーまん
全然あるですね。そんななんか精神的に病んで終わったとかそんなことなく健康的にお店を閉めて終わられた方たち。
ハリー
はいはいはい。
そうですね。廃業はこの中では割とシンプルで、廃業しますってなったら。
やーまん
そうそうネガティブなイメージが経営破綻とか倒産に比べて弱いなって思いますね。
そんなネガティブなイメージはないイメージ。
ハリー
廃業の場合は廃業手続きをするんですけど、一番キーになるのが財産の生産ってやつで、
現金があって資産があって支払わなきゃいけない債務があってというのを計算して、
資産の方が多かったら株主とかと分配するみたいな色々あって、
債務の方が多かったら色々法的な整理をしたりしないといけないんですけど、
まあそれぐらいですね。一番多分みんながリスクだと思うのが破産ですね。
やーまん
破産はねめちゃくちゃネガティブなイメージありますね。
ハリー
はい。
やーまん
何があったんって。あの人廃業したらしいでって言ったら店じまいしたんかってイメージだけどさ、
あの人破産したらしいでって聞くとさ、何があったのって思うよね。
ハリー
そうですね。本来であれば別に自己破産は起きないんですけれども、
大体の会社って銀行からお金借りますっていう時に代表者の人が連帯補償員になってお金借りるんで、
会社がそういう状態になって払えませんとなって破産するときは、連帯補償員である代表の人、社長も自己破産一緒にするっていうパターンがあるというのが多分よく言われる悪いイメージですね。
やーまん
そうですね。
ハリー
というのがあるんで、これ以上やるとだいぶ込み入った話になるのと、誤ったことを言いそうなので、
やーまん
言ってしまいそうになる。
倒産の話はね、こんな感じですね。だからあれですね、倒産は状態を指す言葉であって、イコール潰れるではないと。
でも、倒産状態にあればもう、さっき言った再建か終わらせるかしかないもんね。
ハリー
そうですね。
やーまん
それを迫られている状態っていうことか。
ハリー
それを迫られている状態ということですね。
当然、経営状態が悪くなるから倒産するわけなんですけど、経営状態が悪くなる分かりやすい指標といえば赤字か黒字かっていうね。
やーまん
そうだ。お金やキャッシュフローだよ。
Amazonの赤字経営と資金調達
ハリー
で、赤字何百億とかでもなぜ潰れないのかというと、大きな答えとしては、現金があるからっていうのがありますね。
やーまん
それにつきますね。
ハリー
現金でその何百億があれば、その分赤字でも払えますよねっていうことには当然なるわけですよね。
というのはあるんですけれども、さっきね最初にちらっと言ったAmazonね。
Amazon。
Amazonって、僕も大学生の時とかなんか結構ベンチャーブームあって、
なんか今のGAFAと呼ばれる会社がちょうど盛り上がっていたみたいな時期だったんですけど、
この中のAmazonがずっと赤字だというニュースがね結構あったんですよ。
でまぁこれもね当時何も知らなかった僕はなんで赤字で倒産しないんやというのがあったんですけど、
なぜAmazonは赤字でも倒産しないのかに行く前にAmazonの歴史をさらっと見たいんですけど、
やーまん
ジェフ・ベゾスね。
ハリー
ジェフ・ベゾスさんですね、創業者。
1995年に創業して、1997年上場なんでめっちゃ早いですね。
やーまん
2年で。
ハリー
すごい。
Amazon豆知識なんですけど、
創業当初、これクイズにしようかな、創業当初Amazonという会社名ではありませんでした。
やーまん
あ、そうなの?
ハリー
はい。
やーまん
え、全然知らない。
ハリー
知らんでしょうね。ちょっと待って。
やーまん
本売ってたよね?昔は。
ハリー
本、本、はい本から始まってますね。
創業当時の名前はカタブラ。
これあれですね、油カタブラのカタブラ。
カタブラ?
はい。会社名だったんですけど、変えました、社名を。
やーまん
なぜ?
カタブラこれ発音しにくいから。
ハリー
あ、だいぶいいとこ行ってますね。
やーまん
あ、ほんまですか?
ハリー
英語に詳しい小山さんなら、英語詳しくないとちょっとわけない。
やーまん
電話帳でAだからとかそういうことじゃないよね?
じゃないですね。
あ、まあ。
ハリー
そう。
アマゾンになった理由はいいんですけど、カタブラをやめた理由ですね。
やーまん
カタブラってどんなスペルなんだ?
ハリー
CADABRA
やーまん
カタブラ
ハリー
カタブラ
やーまん
カタブラ
ハリー
カタブラ
やーまん
ちょっとなんかあれだよね。
その宗教的なインスペーションが来るよね。単語の発音的にイスラムとか。
ハリー
近づいている近づいている。
やーまん
ハラールとか。
イスラムっぽい。ヒンドゥとかイスラム系のニュアンスがあるからとか。
ハリー
答えを言うと、このカダブラと発音したときの響きが
カダバ
カダバって読むのかな?
やーまん
カダバ?
ハリー
死体。
死んだ体の死体ですね。
と、発音が似て間違われることがあったため、アマゾンに社名を書いた。
やーまん
ちょっと待って。死体っていう単語全然わかんない。
これか。
ハリー
カダブラやって。
やーまん
カダブラ。
なるほど。
ハリー
ほんまやね。
これ何の本に載ってたのかな?ネットフリックスの本かなんかを読んだときに載ってたのかな?
やーまん
これね、豆知識だってね。
ほんとだ、豆知識だ。カダバ、カダブラ。
ハリー
で、
何の話だっけ。
97年に上場しましたと。
で、上場したんだけど、もうその時から
アマゾンは当分赤字で行きます宣言をジェフ・ベゾスさんしてたんですよ。
で、実際2001年までずっと赤字で、2002年から黒字にしたと。
やーまん
なるほど。5年ぐらいずっと赤字だったってことか。
ハリー
そうですね。
なるほど。
なぜかというと、利益出して会社に残すよりも
アマゾンブランドの価値をより向上させるためガンガン投資しますということで
Amazonの倒産回避の戦略
ハリー
売り上げ年々めちゃ伸びてるんですけど、全部使うっていうことをして
2002年から黒字にしたのは、なんかこの時期にちょうどネットバブル弾けて
仕方なく黒字にしたみたいな背景があったらしいんですけど
それまではずっと赤字で黒字に2002年からなりましたと。
で、したんだけれども、めっちゃ低いんですよその利益率。
2022年で、いまだに低いんですけど2.5パー。
でもこれが高いのか低いのかっていうのはわかりにくいんですけど
Appleだと30パーぐらいありますね。
Appleはちょっと高いんですけど、日本だと中小企業庁のサイト見たら
大企業で4パーちょっとぐらい。
で、中小企業だと3パーちょっとぐらい。
やーまん
なんか業種にもよりそうだけどね。
ハリー
業種によって全然違いますね。
だからやっぱIT系はいいですよね。
20パーとか全然あるんで。
やーまん
同じ物販しててもメーカーと小売とかは全然違いますもんね。
ハリー
だから日本の中小企業の平均よりAmazon低いと。
やーまん
その利益率は。
全部投資してたわけですな。
ハリー
全部投資いまだにしてますね。
だからAmazonが配当金、株持ってる人に配当金あるじゃないですか。
配当金ゼロ。
これFacebookとかGoogleも配当なしと言うことがある。
やーまん
でもすごい勢いで上がってますからね。
ハリー
そうですね。配当よりもその時価総額というか、株価を上げようっていう。
そういう戦略ですね。
やーまん
なるほど。
ハリー
なんでなぜ潰れないかというと、株主に対して
金は結局新しい資金調達ができていたので赤字でも大丈夫というさっきのあれですね。
現金はあるからっていうのがもちろんあるんですけど、
Amazonのすごさ、一番わかりやすいのは、
Cash Conversion Cycleっていうやつがありまして。
聞いたことあります?
聞いたことないですけど、単語からすぐ想定できる。
やーまん
Cash Conversion
ハリー
仕入れてから、商品を仕入れて、
やーまん
B2Cですぐ現金化できるってことなんで多分。
仕入れて、売ってお金が入ってくるまでの期間のことですね。
ハリー
1月1日に1万円のものを仕入れましたと。
1月10日に1万円のものを2万円で売りましたと。
なったら10日っていう。
Cash Conversion Cycleが10日っていう計算ですね。
これも業種によってめちゃくちゃ変わるんですけど、
超ざっくり言うと平均60日ぐらいらしいんですよ。
仕入れてから売るまでが大体60日平均を取ると。
なんですけど、Amazonはここがすごいと。
平均より短いわけなんですけど、どれぐらいだと思いますか?
やーまん
Amazon自体が売っているものを仕入れて売っているわけじゃないですよね。
いや、売ってますよ。
Amazonってセラー側を?
ハリー
いや、普通に本とか家電とかを仕入れて売ってますよ。
やーまん
あ、そっか。即庁はやってるのかAmazonが。
1週間とか?
ハリー
1週間。7日間。
7日は平均よりだいぶ早いですね。
違います。
やーまん
もっと早い。3日とか?
ハリー
3日。
1日?
1日。
やーまん
1日。
ハリー
1日。
正解は、これ2017年のデータなんですけど、
マイナス34日ですね。
分かります?
やーまん
分かんないです。
マイナスになるっていう発想がよく分かんないですね。
ハリー
何かというと、Amazonを仕入れるじゃないですか。
本を仕入れます。
本を仕入れたら出版社にお金払うじゃないですか。
で、マイナスなんで。
やーまん
あ、そういうこと。500万枚ってことか。
ハリー
違います。違います。
じゃあ今日1月1日だとして、1月1日に本を仕入れました。
で、いつでもいいんですけど、それを売りましたとなったら、
それの売ったお金がAmazonに入ってくるより、
出版社に支払うのが後なんですよ。
やーまん
意味分かります?
意味分かります。
ハリー
1000円で仕入れて、1500円で売りますってなったときに、
売りましたとなった、で1000円もらいます。
その34日後に仕入れた先に、仕入れた分これですって払うっていうことなんで、
仕入れより売り上げ入ってくるのが先なんですよ。
やーまん
めっちゃいいじゃないですか。
支払いの遅延とキャッシュフローの改善
ハリー
そう。これがね、やっぱAmazonのすごさですね。
やーまん
そういう契約にしてるってこと?
ハリー
そういう交渉力も当然あるでしょうね。
やーまん
まあでもその交渉すごいよね。でもね、物の仕入れのね。
ハリー
だからこれがあるからこそ、現金がないっていう事態が起きにくい。
よくある黒字倒産ってやつがあるじゃないですか。
やーまん
あるある。うちも一回黒字倒産仕掛けたからね。
本当にびっくりしますよあれ。儲かってんのになんで潰れそうになるのっていう状態になるから。
ハリー
あるある。この後1ヶ月後にこれ入ってくるんだけど、今月払えないやんっていう。
やーまん
そうそうそう。物がね、物販やってて物が売れすぎると、
その売れのスピードに対応するために物を仕入れるじゃないですか。
で、仕入れる時もやっぱお金がかかるわけで、
それがね、フローが追いつかないっていう現象が起きるよね。
ハリー
そう。
やーまん
だからね、先にお金もらうっていうのはめちゃくちゃいい方法。
ハリー
めちゃくちゃ大事ですよね。
やーまん
めちゃくちゃ大事やし、その個人事業主で、日本の多くの会社って末締め、翌月末払いにしてると思うんですけど、
それってむちゃくちゃ意味あることですからね。
ハリー
はいはいはい。それはどっちにとって?
えっと、お金。
やーまん
支払う側にとってね。
それは統一した方がいいと思う。個人事業主の人でも。
ハリー
だから本来は、今日が8月18日なんで、
今日納品したってなったら、今日払ってくれよっていうのが、現金商売だったらそんな感じですけど、
企業同士だと、8月末にそれを終わらせて請求書出してください。
で、実際に支払うのは9月末です。
やーまん
そうそうそうそう。8月中に請求書出して、9月末に支払うと。
ハリー
払う方からしたら1ヶ月ちょっと待たなきゃいけないっていうことがあるけど、
払う方からしたら支払いを遅くできる分、いろいろいい。
やーまん
例えば500万の仕事取れたと。やったーと。
で、この500万の仕事を終わらせるために、他の企業さんの外注のしていろんな人の力を借りなきゃいけないと。
で、計算してて外注費が半分の250万だったとした場合、
その500万入ってくるまでに250万先払いしてたら、
キャッシュフローが厳しくなるわけですよね。
ハリー
そうですね。
やーまん
500万もらったタイミングにこっちも払える方が、リスクは少ないっていう発想ですね。
ハリー
本当に支払う側としてはいかに遅くできるか。
やーまん
そうですね。遅くできるというか支出を減らすっていうことですね。
現金のキャッシュフローの重要性
ハリー
遅くできるかじゃないですか。
やーまん
まあ遅くできるかというか支出をいかに減らすかですね。
例えば支出、例えば収入をもらうときに500万先払いしてくださいっていう交渉もできるわけですよ。
なので2000万の仕事が取れましたと。
すべてを納品したときに契約書を一回交わしましょうってなったときに、
このすべてのプロジェクトが完遂したときに2000万を払うっていう契約にするのか、
じゃあ最初に頭金として500万くださいとか700万くださいとか800万くださいっていう契約書はこちらで決めれるわけですよ。
そういう大きい仕事を取れたときって。
ハリー
ああはいはいはい。
やーまん
なのでその辺は自分の支出と計算してお金の収入、支出を減らすってことですね要は。
ハリー
支出を減らすが日本語おかしいと思うんですけど。
やーまん
500万先に払わないと1000万もらえないっていう構造よりも、
1000万もらってから500万払うっていう構造の方がリスクは少ないと思うんですよ。
だから1000万もらってから500万払うっていうことは、
自分の個人の資産の支出は減ってるじゃないですか。
ハリー
ないですよトータルで見たら。
だからその瞬間的に切り取ったら減ってますけど。
やーまん
え?そのー。
まあ長暮上の支出っていう意味ではそうかもしれないけど、
じゃあ例えば自分が100万持ってますと。
ハリー
はいはい。
やーまん
自分のこれは貯金です。
ハリー
うん。
やーまん
自分の貯金ね。
ハリー
はい。
やーまん
で、300万の仕事を取れたと。
ハリー
はいはいはい。
やーまん
で、この300万の仕事を完遂させるためには150万いると。
ハリー
うん。
やーまん
でそれを計算して最終的にこの仕事が終わった時に100万プラス150万で250万になりますよね。
支払いの遅延と受取りの迅速化
ハリー
うんうんうんうん。
やーまん
最終的にね。
だけどこの300万の仕事を終わらせるために150万かかって今100万しかない。
うん。
だから友達に50万借りようと。
ハリー
うん。
やーまん
で、友達から50万借りてその仕事を終わらせて。
うん。
その終わらせた時に0円になってるんですよ。
0円になってる時点で300万稼いでるわけ。
300万の仕事を終わらせようとしてるわけですよ。
はいはいはい。
これ俺はリスクだと思うんですよね。
ハリー
うん。
やーまん
それやるんだったらこの300万の仕事を終わらせるのに最初に前金として150万もらえませんかって交渉して、その交渉した150万で仕事をすると。
そうすると自分の100万減ってないわけですよ。
これ支出がされてないわけですよ。自分の資産はね。
ハリー
うーん。いや言いたいことは分かるんですけど。
やーまん
分かります?
ハリー
タイミング。
うん。タイミングだけでもまあまあまあ。
伝わってると思います。
やーまん
タイミングが全てと言っていい。俺はいいと思う。このキャッシュフローは。
お金の入ってくるタイミングと出ていくタイミングと、そのお金の出ていくそのお金がどこのお金なのかっていうのもすごい重要だと思う。
ハリー
うんうんうん。
やーまん
例えばね僕商社マン時代にね手形でやってたんですよ。僕建材業界の。
ハリー
手形ね。見たことないな。
やーまん
やってたんですよ。もう今は多分見たことないと思うんですけど。この手形にもいろんな種類があって約束手形とかだったらまた渡ししてる裏にその約束手形ってやつがあるんですよとにかく。
ハリー
人生よくリスク乗ってきますよね。約束手形。
やーまん
そうそうだから実際そのこのお金は将来的にもらえる予定なんだけどこの人のお金じゃないっていう手形があるんですよ。
ハリー
うん。
やーまん
それってめちゃくちゃリスク高くて途中で潰れた場合に回収できないんですよ。そのお金って。
はいはいはい。
建材業界ってその月に5000万6000万1億2億ぐらいの収金いくわけですよ。サラリーマンがこんなバッグ持って。
うん。
本当に鍵付きのバッグでね。
いまだにそんな今僕が働いた時10年ぐらい前なんで今もそんなやり方どうかしてるかどうかわかんないですけど。
ハリー
当時してたんですか?
やーまん
いややってます。もう今でもやってるじゃないですか手形。建築業界なんて手形だし手形って90日後とかなんで。
ハリー
はいはいはい。その銀行に行ってお金に返ってくれるのがってことですね。
やーまん
そう90日後なんでその90日間どうする?
死んでもしない。
そう死んでもするわけですよ。
うんうん。
だからいかに自分の手元のお金を残したまま仕事を終わらせるかっていうのが僕は大切にしてます。
ハリー
大事ですね。
ということでねなんやかんや言ってきましたが。
やーまん
なんやかんや言いましたけどお金貯めていきましょう。
ハリー
そうですね倒産とは別に潰れることではないよというところとこのキャッシュフローアマゾンを見習っていかに支払いを遅く受け取りを早くできるか。
やーまん
そうだね。
ハリー
そう考えて現金を残していきましょうということですね。
やーまん
そういうことです。
ハリー
ということで高校生の皆さんにもこれが伝わればいいなと思います。
はい。
ということで今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
はいそれではまた2回。
お待ちしています。
遅っ。
それでは今週も聞いていただいてありがとうございましたまた来週お会いしましょう。
さよなら。
さよなら。
兄弟番組のゴロゴロトーキングではヤマンがビジネス情報をゆるーくお伝えしています。
概要欄にリンクを貼っていますのでこちらもよろしくお願いします。