今回はですね、A面の第3回の放送でも少しお話しされていたんですけれども、キャッシュフロー経営、こちらをですねテーマにお話ししていきたいと思います。
深澤さん、ズバリキャッシュフロー経営とは何でしょうか?
はい、キャッシュフロー経営とはですね、文字通りなんですけれども、キャッシュフロー管理に重きを置いた経営のことを言うんですけれども、一言で言うと儲かっているかではなく、お金が増えているかどうかで会社を見る経営スタイルのことを言います。
なるほど、儲かっているのとお金が増えているのはちょっと違うんですかね?
そうですね、儲かっているというのは要するに会計上の利益が出ている状況のことを言うんですけれども、そこではなく、実際のお金が増えているかどうかで会社を見るというスタイルですね。
そこがポイントなんですね。
ではそんなキャッシュフロー経営なんですけれども、なぜ必要なのかと言いますか。
もう大事だなというのは結構みんな言うと思います。キャッシュフロー経営を意識しましょうとか。
A面第3回でもあったんですけど、黒字倒産にならないためにもキャッシュフロー経営を意識することが大事ですというふうに深澤さんもおっしゃっていたと思うんですけど、なんでこれが大切なんですか?
A面第3回でもお話ししたんですけれども、会計上の利益とキャッシュはイコールではないという話をしたと思うんですけれども、
有名な言葉でプロフィットイズオピニョン、キャッシュイズファクトという言葉があるんですね。
これどういう意味かというとプロフィットイズオピニョンというのはまず利益、プロフィット、利益っていうのはオピニョン、意見であるよ。
キャッシュはファクト、事実であるよっていう日本語訳するという意味なんですけれども、会計上の利益っていうのは結局経営者が
決算書で会社の状況を表した意見に過ぎないんですよね。これどういうことかというと極端な話ですけれども、
紛職決算とかってありますけれども、架空の利益を計上して業績を良くすることなんて決算書上できちゃうんですよ。
紛職きました。私の大好きなドラマで出てくる大好きな言葉。
何のドラマですか?
ハンザーナオキであった。
バイガイシでお馴染みの?
そうなんですよ。私リーガール系とか銀行系とか好きなんです。
そうなんですね。
税務調査の話とかも好きなんで、よく出てくる。ドラマの上で好きな言葉。紛職は、リアル紛職はもうダメというか良くないなと思ってるんですけど、
ドラマで出てきたらわーっと思って。
そうですね。ハンザーナオキでも紛職決算とかありましたね。確かに。
ありますよ。
紛職決算とかできるんで、会計上の利益、プロフィットっていうのは、社長が表した意見に過ぎない。
企画作ることもできちゃうよねっていうんですけれども、キャッシュっていうのは架空のものってないんですよ。
事実ベースなんですよ。
例えばですけれども、ミドリーヌが今通帳あるじゃないですか。銀行口座あって、そこの残高のうち10万円は架空です。本当はありませんなんてことはないじゃないですか。
ないです。それはもうどうひっくり返し逆立ちしても残念ながらないです。
そうですよね。通帳の残高に架空のお金とかもないし、実際に金庫にあるお金はもう絶対そこにあるものなので、もうファクト、事実なんですよね。
この事実としてのキャッシュがどうなっているのかを把握して管理しないと、結局お金が増えているかどうかというのはわからないじゃないですか。
だからキャッシュフロー経営は、これから社長さんが稼いでいくためには必ず必要な経営手法になります。
なるほど。だからこんなにキャッシュフロー経営がやっぱり大切ですよとか、意識しましょうっていう話があるんですね。
はい、そうです。
キャッシュフロー経営について理解が深まってきたんですけれども、深澤さんが実際に支援されてきた会社がたくさんあると思うんですけれども、
その中で今ご説明いただいたキャッシュフロー経営に取り組んで、さらに改善された事例ってあるんですか?
はい、ありがとうございます。実際に私が関与させていただいた会社の中で、一番劇的に改善したお客様がいるんですけれども、
その会社が製造業の会社で、金属の加工業をやっていて、メーカー的な感じで、年賞で言うと3億円くらいだったかなと思うんですけれども、
当時そのご相談に来た時に会社がどういう状況だったかというと、ちゃんと会計上利益は出ているんですけれども、月末の支払いがもういつもギリギリ。
なんとか支払っている状況。その支払いのために短期の借入金っていうのがどんどん年々膨らんでいっていて、
社長はですね、なぜか毎月お金がなくなっていくんだよねみたいな。ちゃんと売上が立っているのになぜかお金がないんでしょうねというふうな相談を受けていたんですね。
我々が関与して、実際に過去の決算書だったり資金繰りとかを見ていくうちに判明したその原因という部分がですね、大手の取引先がいたんですけれども、そこに合わせてですね、
売りかけ金のその回収サイト、実際に売り上げを立ててから回収するまでの売りかけ金の回収サイトが平均90日ぐらいあったんですよね。
つまり売り上げてから実際に入金まで3ヶ月ぐらい時間があったという部分があって、でもう1個の原因がですね、
在庫を1.5ヶ月分ちょっと過剰な在庫を抱えていた。これはもう念のためで発注していたらしいんですけれども、それが結局過剰在庫になっていて、そこが資金繰りを逼迫していた。
まさに、A面第3回でお話しいただいた、供用自動車の原因になり得る2つのことが同時に起きてたってことですよね。
はい、その通りです。
なるほど。
で、その結果ですね、結局その運転資金が膨らみ続けて、借入金で穴埋めをするので、その返済にも追われているという、そのような状況が続いていたんですね。
はい。
で、実際にやったことがですね、まず取引先別の入金サイトを一覧化してですね、この会社は平均でこのぐらいのサイトで回収できてますよね、この会社は平均でこのサイトで回収できてるよねというのを一覧化しまして、長すぎる先とですね支払い条件を交渉しまして、入金サイトをなるべく短くしてもらうように交渉をしてもらいました。
さっきはね、3ヶ月のところもあるなんておっしゃってましたけど、そこもちょっと交渉して調整みたいなことを行ったわけですね。
これがキャッシュフロー経営の鉄則というか、もうこれ一つ覚えていてほしい言葉があって、入りは早く、出は遅く。
はい、今メモしてます。
ありがとうございます。
入りは早く、出は遅く。
これどういうことかというと、お金の入金、お金の入り、キャッシュインフローに関してはなるべく早く、回収サイトは、売りかけ金の回収サイトはなるべく短くしろということですね。
逆に出、支払いですね、仕入れの支払い、買いかけ金の支払いとかはなるべく遅くしろ。これがキャッシュフロー経営の鉄則です。
入りは早く、出は遅くですね。
はい、そうです。
覚えました?
ありがとうございます。
私起業するのかなって、真剣に聞いて、今のところその予定ないけど、真剣に聞いてます。
一応聞いていて、損はないと思うので。
もちろんです。
もう一個やったことが、在庫の発注ロットだったり、発注の頻度を見直して、今まで過剰在庫、1.5ヶ月分の在庫を持っていたのを、1ヶ月分まで圧縮しました。
これもキャッシュフロー経営で大事なことなんですけれども、在庫で、今後絶対売れないのに在庫を持ち続けている人って結構いるんですけれども。
それは、なんで皆さんそうなっちゃうんですか?不安感というか、そういうところから来るんですか?
一番多いのは、結局管理しきれてないんですよ。
あー、管理の問題なんですね。
そうです。在庫が今どんだけあるかも把握してないし、どの在庫がどんだけあるのかというのを把握してないので、こういう結局過剰在庫になってしまうというのがあるんですけれども。
そこもですね、ちゃんと棚卸しを毎月するようにして、ちゃんと在庫がどのくらいあるのかを把握して、いらない分はですね、除却といって、もう廃棄しちゃうんですね。
これどういうメリットがあるかというと、棚卸し産をですね、在庫ですね。在庫を除却すると、除却損っていって、税務上の損金に参入できるんですね。
待ってください、損金ってなんですか?
損金ってすいません。
税務上を、その、費用ですね。
費用。
費用にできるので、結局。
そうなんですか。私、損だから損かと思っちゃいましたよ。
そうですね。
シンプルな、費用ってことですね。危ない危ない。
ざっくり、ここは費用に考えていただいて。
わかりました。費用と捉えました。
はい。費用が増えると、税務上の所得が減るので、結局節税になるんですね。
そうですね、確かに。
はい。なんで、すいません、ちょっと今猫ちゃんが。
あ、そうです。深澤さんのお家に猫がいて。
はい。すいません、めちゃめちゃ邪魔されてるんですけれども。
はい。
で、その節税になるので、在庫を把握して、除却するという手段はですね、とても大事なことになってくるので。
はい。
これも行っていきました。
はい。
で、もう一つですね。
これが一番大事なことなんですけれども。
はい。
月次で資金繰り表というのがありまして。
はい。
資金繰り表というのは何なのかというと、過去の資金繰りの状況をまとめた、資金繰りの実績表というものと、
はい。
今後の資金繰りがどうなっていくかというのを予測する、資金繰り予測表をまとめて資金繰り表というんですけれども。
はい。
これを作ることを徹底しました。
おー。今まではちょっと作られてなかった。
そうなんですよ。
どんぶり勘定と言いますか。
はい。
行き当たりばったりの経営をしていたので、結局お金がなかったので。
はい。
で、これどういうメリットがあるかというと、資金繰り表を作ると、例えばあと何か月後にいくら足りなくなるよねっていうのが、
まあ概算ですけれども、
はい。
わかるんですよね。
そうですね。
はい。で、さらにもっといいことが何かというと、資金繰り表を作っておくと、銀行がこの会社ちゃんと資金を管理してるよねっていうのを評価してくれるので。
うーん。
結局お金も借りやすくなるんですよね。いい状況では。
なるほどー。
はい。
そっか、それって、そっか、でも別に義務じゃないから、作っても作らなくても正直いいものというか。
その通りです。おっしゃる通りです。
あの、決算書っていうのは法律で作らなきゃいけないって決められてるんですけれども、
はい。
資金繰り表って別に任意で作るものなので、
うーん。
作ってる会社って正直私、中小企業を今まで私200社以上決算書見てきましたけれども、
はい。
ちゃんと作り込んでる会社って多分10%もいないんじゃないかな。
すごく少ないんですね。
少ないです。
それだけちょっと大変なんだ。
大変です。手間もかかります。
そうなんだやっぱり。そっか、なるほど。はい。
はい。で、まあこれらの対応策というか、
はい。
結果ですね、運転資金を圧縮することができまして、
短期借入金をですね、一部繰上げ返済といいますか、
返済をしていって、で、ここが一番大事なんですけれども、
はい。
銀行の格付けがですね、上がりまして、
はい。
結果的に、4期の借り返しに、短期借入金の借り返しに金利がですね、0.3%ぐらい下がったので、
はい。
結局支払いリスクも下げることができたので、
うーん。
それも含めて資金繰りがめちゃめちゃ良くなったっていう。
銀行の格付けって、