#4-A キャッシュフロー経営とは?取り組んだら何がどう改善されるの?
2026-06-08 16:53

#4-A キャッシュフロー経営とは?取り組んだら何がどう改善されるの?

資金繰りの改善には欠かせない「キャッシュフロー経営」。文字通りキャッシュフローに重きを置いた経営手法ですが、キャッシュフローが悪いと資金繰りはどうなるのか?キャッシュフロー経営に取り組むとどのように改善されるのか?具体例を交えて解説しました。

*番組の感想はXに #正しい財務賢い税務 でぜひご投稿ください

*質問や相談、詳細情報などは ⁠⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠⁠ まで 


【番組概要】

中小企業専門社外CFOの深澤健太(27)がお送りする、「会社のお金」のお悩み相談ポッドキャスト。

200社以上の決算書を見てきた経験から、中小企業の社長に知ってほしい財務・税務の知識をわかりやすく解説します。

毎週月曜日朝配信で、

  • A面:財務・税務のお悩み相談

  • B面:深澤の楽屋裏トーク、パーソナリティなど

を交互にお届けします。


【MC】

深澤健太|公認会計士準会員・中小企業専門社外CFO


1998年生まれ、東京都練馬区出身。大学で学年ビリになる中、「どうせやるならてっぺん目指せ」という祖母の一言で公認会計士を志し、大学3年から2年でストレート合格。大手監査法人の金融部門で3年経験した後、税理士法人へ。現在は税理士と中小企業専属の社外CFOとして経営者の右腕として伴走中。2児(赤ちゃんと猫)の父として子育てにも奮闘中。

HP ⁠⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠⁠

X ⁠⁠⁠https://x.com/kakuzukecpa⁠⁠⁠


【サポートMC】

江川みどり|フリーナレーター・MC

岩手県盛岡市出身。 IT企業で広報として務めたのち、フリーのナレーター・MCとして独立。 ビジネス経験、生放送番組司会で培った臨機応変な対応が強み。何かを伝えたい人を“声”でサポートする仕事が大好き。趣味は料理、アート、猫など。

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正しい財務、賢い税務〜ゼロから学ぶ会社のお金の話〜

produced by 株式会社midnight sun

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サマリー

本エピソードでは、キャッシュフロー経営の重要性とその具体的な改善策について解説します。キャッシュフロー経営とは、会計上の利益ではなく、実際のお金の流れに着目して会社を評価する経営スタイルです。黒字倒産を防ぐために不可欠であり、「儲けは意見、キャッシュは事実」という言葉でその本質が説明されます。具体的な事例として、売掛金の回収サイトの短縮、過剰在庫の圧縮、そして月次資金繰り表の作成といった施策により、資金繰りが劇的に改善した製造業のケースが紹介されました。最後に、まず過去の資金繰り実績表を作成することから始めるのが第一歩だとアドバイスしています。

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正しい財務、賢い税務。この番組では、中小企業専門の社外CFOである深澤健太が、ゼロから学ぶ会社のお金の話をテーマに、中小企業の社長さんのためになる財務・税務の話をお届けします。
今回はサポートMCの江川みどりさんと一緒にお送りします。江川さん、よろしくお願いします。
はい、サポートMCを務めるフリーナレーターMCの江川みどりです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ということで、ちょっと数回収録を一緒にしてきているんですけど、深澤さんどうですか?ちょっと慣れてきたというか、どうですか?気持ちの方は。
そうですね、みどりーぬがいつもナイスアシストしてくれるので、すごいやりやすいです。
そう言っていただけるとこちらもありがたいです。
いやでも本当に深澤さんのお話がわかりやすくて、本当にその場で私も学んで、だからこういうことなんだねってリアルな反応をお届けしているので、ちょっと引き続き学ばせていただければと思っております。
こちらこそよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
キャッシュフロー経営とは?
今回はですね、A面の第3回の放送でも少しお話しされていたんですけれども、キャッシュフロー経営、こちらをですねテーマにお話ししていきたいと思います。
深澤さん、ズバリキャッシュフロー経営とは何でしょうか?
はい、キャッシュフロー経営とはですね、文字通りなんですけれども、キャッシュフロー管理に重きを置いた経営のことを言うんですけれども、一言で言うと儲かっているかではなく、お金が増えているかどうかで会社を見る経営スタイルのことを言います。
なるほど、儲かっているのとお金が増えているのはちょっと違うんですかね?
そうですね、儲かっているというのは要するに会計上の利益が出ている状況のことを言うんですけれども、そこではなく、実際のお金が増えているかどうかで会社を見るというスタイルですね。
そこがポイントなんですね。
ではそんなキャッシュフロー経営なんですけれども、なぜ必要なのかと言いますか。
もう大事だなというのは結構みんな言うと思います。キャッシュフロー経営を意識しましょうとか。
A面第3回でもあったんですけど、黒字倒産にならないためにもキャッシュフロー経営を意識することが大事ですというふうに深澤さんもおっしゃっていたと思うんですけど、なんでこれが大切なんですか?
A面第3回でもお話ししたんですけれども、会計上の利益とキャッシュはイコールではないという話をしたと思うんですけれども、
有名な言葉でプロフィットイズオピニョン、キャッシュイズファクトという言葉があるんですね。
これどういう意味かというとプロフィットイズオピニョンというのはまず利益、プロフィット、利益っていうのはオピニョン、意見であるよ。
キャッシュはファクト、事実であるよっていう日本語訳するという意味なんですけれども、会計上の利益っていうのは結局経営者が
決算書で会社の状況を表した意見に過ぎないんですよね。これどういうことかというと極端な話ですけれども、
紛職決算とかってありますけれども、架空の利益を計上して業績を良くすることなんて決算書上できちゃうんですよ。
紛職きました。私の大好きなドラマで出てくる大好きな言葉。
何のドラマですか?
ハンザーナオキであった。
バイガイシでお馴染みの?
そうなんですよ。私リーガール系とか銀行系とか好きなんです。
そうなんですね。
税務調査の話とかも好きなんで、よく出てくる。ドラマの上で好きな言葉。紛職は、リアル紛職はもうダメというか良くないなと思ってるんですけど、
ドラマで出てきたらわーっと思って。
そうですね。ハンザーナオキでも紛職決算とかありましたね。確かに。
ありますよ。
紛職決算とかできるんで、会計上の利益、プロフィットっていうのは、社長が表した意見に過ぎない。
企画作ることもできちゃうよねっていうんですけれども、キャッシュっていうのは架空のものってないんですよ。
事実ベースなんですよ。
例えばですけれども、ミドリーヌが今通帳あるじゃないですか。銀行口座あって、そこの残高のうち10万円は架空です。本当はありませんなんてことはないじゃないですか。
ないです。それはもうどうひっくり返し逆立ちしても残念ながらないです。
そうですよね。通帳の残高に架空のお金とかもないし、実際に金庫にあるお金はもう絶対そこにあるものなので、もうファクト、事実なんですよね。
この事実としてのキャッシュがどうなっているのかを把握して管理しないと、結局お金が増えているかどうかというのはわからないじゃないですか。
だからキャッシュフロー経営は、これから社長さんが稼いでいくためには必ず必要な経営手法になります。
なるほど。だからこんなにキャッシュフロー経営がやっぱり大切ですよとか、意識しましょうっていう話があるんですね。
はい、そうです。
キャッシュフロー経営改善事例
キャッシュフロー経営について理解が深まってきたんですけれども、深澤さんが実際に支援されてきた会社がたくさんあると思うんですけれども、
その中で今ご説明いただいたキャッシュフロー経営に取り組んで、さらに改善された事例ってあるんですか?
はい、ありがとうございます。実際に私が関与させていただいた会社の中で、一番劇的に改善したお客様がいるんですけれども、
その会社が製造業の会社で、金属の加工業をやっていて、メーカー的な感じで、年賞で言うと3億円くらいだったかなと思うんですけれども、
当時そのご相談に来た時に会社がどういう状況だったかというと、ちゃんと会計上利益は出ているんですけれども、月末の支払いがもういつもギリギリ。
なんとか支払っている状況。その支払いのために短期の借入金っていうのがどんどん年々膨らんでいっていて、
社長はですね、なぜか毎月お金がなくなっていくんだよねみたいな。ちゃんと売上が立っているのになぜかお金がないんでしょうねというふうな相談を受けていたんですね。
我々が関与して、実際に過去の決算書だったり資金繰りとかを見ていくうちに判明したその原因という部分がですね、大手の取引先がいたんですけれども、そこに合わせてですね、
売りかけ金のその回収サイト、実際に売り上げを立ててから回収するまでの売りかけ金の回収サイトが平均90日ぐらいあったんですよね。
つまり売り上げてから実際に入金まで3ヶ月ぐらい時間があったという部分があって、でもう1個の原因がですね、
在庫を1.5ヶ月分ちょっと過剰な在庫を抱えていた。これはもう念のためで発注していたらしいんですけれども、それが結局過剰在庫になっていて、そこが資金繰りを逼迫していた。
まさに、A面第3回でお話しいただいた、供用自動車の原因になり得る2つのことが同時に起きてたってことですよね。
はい、その通りです。
なるほど。
で、その結果ですね、結局その運転資金が膨らみ続けて、借入金で穴埋めをするので、その返済にも追われているという、そのような状況が続いていたんですね。
はい。
で、実際にやったことがですね、まず取引先別の入金サイトを一覧化してですね、この会社は平均でこのぐらいのサイトで回収できてますよね、この会社は平均でこのサイトで回収できてるよねというのを一覧化しまして、長すぎる先とですね支払い条件を交渉しまして、入金サイトをなるべく短くしてもらうように交渉をしてもらいました。
さっきはね、3ヶ月のところもあるなんておっしゃってましたけど、そこもちょっと交渉して調整みたいなことを行ったわけですね。
これがキャッシュフロー経営の鉄則というか、もうこれ一つ覚えていてほしい言葉があって、入りは早く、出は遅く。
はい、今メモしてます。
ありがとうございます。
入りは早く、出は遅く。
これどういうことかというと、お金の入金、お金の入り、キャッシュインフローに関してはなるべく早く、回収サイトは、売りかけ金の回収サイトはなるべく短くしろということですね。
逆に出、支払いですね、仕入れの支払い、買いかけ金の支払いとかはなるべく遅くしろ。これがキャッシュフロー経営の鉄則です。
入りは早く、出は遅くですね。
はい、そうです。
覚えました?
ありがとうございます。
私起業するのかなって、真剣に聞いて、今のところその予定ないけど、真剣に聞いてます。
一応聞いていて、損はないと思うので。
もちろんです。
もう一個やったことが、在庫の発注ロットだったり、発注の頻度を見直して、今まで過剰在庫、1.5ヶ月分の在庫を持っていたのを、1ヶ月分まで圧縮しました。
これもキャッシュフロー経営で大事なことなんですけれども、在庫で、今後絶対売れないのに在庫を持ち続けている人って結構いるんですけれども。
それは、なんで皆さんそうなっちゃうんですか?不安感というか、そういうところから来るんですか?
一番多いのは、結局管理しきれてないんですよ。
あー、管理の問題なんですね。
そうです。在庫が今どんだけあるかも把握してないし、どの在庫がどんだけあるのかというのを把握してないので、こういう結局過剰在庫になってしまうというのがあるんですけれども。
そこもですね、ちゃんと棚卸しを毎月するようにして、ちゃんと在庫がどのくらいあるのかを把握して、いらない分はですね、除却といって、もう廃棄しちゃうんですね。
これどういうメリットがあるかというと、棚卸し産をですね、在庫ですね。在庫を除却すると、除却損っていって、税務上の損金に参入できるんですね。
待ってください、損金ってなんですか?
損金ってすいません。
税務上を、その、費用ですね。
費用。
費用にできるので、結局。
そうなんですか。私、損だから損かと思っちゃいましたよ。
そうですね。
シンプルな、費用ってことですね。危ない危ない。
ざっくり、ここは費用に考えていただいて。
わかりました。費用と捉えました。
はい。費用が増えると、税務上の所得が減るので、結局節税になるんですね。
そうですね、確かに。
はい。なんで、すいません、ちょっと今猫ちゃんが。
あ、そうです。深澤さんのお家に猫がいて。
はい。すいません、めちゃめちゃ邪魔されてるんですけれども。
はい。
で、その節税になるので、在庫を把握して、除却するという手段はですね、とても大事なことになってくるので。
はい。
これも行っていきました。
はい。
で、もう一つですね。
これが一番大事なことなんですけれども。
はい。
月次で資金繰り表というのがありまして。
はい。
資金繰り表というのは何なのかというと、過去の資金繰りの状況をまとめた、資金繰りの実績表というものと、
はい。
今後の資金繰りがどうなっていくかというのを予測する、資金繰り予測表をまとめて資金繰り表というんですけれども。
はい。
これを作ることを徹底しました。
おー。今まではちょっと作られてなかった。
そうなんですよ。
どんぶり勘定と言いますか。
はい。
行き当たりばったりの経営をしていたので、結局お金がなかったので。
はい。
で、これどういうメリットがあるかというと、資金繰り表を作ると、例えばあと何か月後にいくら足りなくなるよねっていうのが、
まあ概算ですけれども、
はい。
わかるんですよね。
そうですね。
はい。で、さらにもっといいことが何かというと、資金繰り表を作っておくと、銀行がこの会社ちゃんと資金を管理してるよねっていうのを評価してくれるので。
うーん。
結局お金も借りやすくなるんですよね。いい状況では。
なるほどー。
はい。
そっか、それって、そっか、でも別に義務じゃないから、作っても作らなくても正直いいものというか。
その通りです。おっしゃる通りです。
あの、決算書っていうのは法律で作らなきゃいけないって決められてるんですけれども、
はい。
資金繰り表って別に任意で作るものなので、
うーん。
作ってる会社って正直私、中小企業を今まで私200社以上決算書見てきましたけれども、
はい。
ちゃんと作り込んでる会社って多分10%もいないんじゃないかな。
すごく少ないんですね。
少ないです。
それだけちょっと大変なんだ。
大変です。手間もかかります。
そうなんだやっぱり。そっか、なるほど。はい。
はい。で、まあこれらの対応策というか、
はい。
結果ですね、運転資金を圧縮することができまして、
短期借入金をですね、一部繰上げ返済といいますか、
返済をしていって、で、ここが一番大事なんですけれども、
はい。
銀行の格付けがですね、上がりまして、
はい。
結果的に、4期の借り返しに、短期借入金の借り返しに金利がですね、0.3%ぐらい下がったので、
はい。
結局支払いリスクも下げることができたので、
うーん。
それも含めて資金繰りがめちゃめちゃ良くなったっていう。
銀行の格付けって、
キャッシュフロー経営に取り組む第一歩
はい。
そのあれですよね、この銀行の中で基準があって、
はい。
この企業さんはどこに該当するのか、いい方なのか、それともちょっと下の方なのかっていうのをやることだと思うんですけど、
それが評価が上がったってことですよね。
そうです。さすがです。
素晴らしい。
はい。銀行格付けについてもですね、銀行が融資をする際にですね、
はい。
過去の財務書表をですね、
見て、それを基準にランク付けというか、
うーん。
信用をランク付けして、それを踏まえて融資を実行するんですけれども、
うーん。
ここら辺はちょっとまた次回か、どっかでお話できればなと思うんですけれども。
そうですね。また銀行側のお話聞いてみたいんですけれど、
はい。
ちょっとまとめ、今回のまとめ的にといいますか、
はい。
実際にね、深澤さんが携わられてキャッシュフローが改善されたっていう事例も伺ったんですけれども、
はい。
もし、自分の会社だったり、これからね、もしかしてキャッシュフロー系意識したいっていう方が、
何かこう、自分の会社も取り組みたいなって思った時に、
はい。
まずは何から意識するのが一番良いんでしょうか。
そうですね。まず一番最初にやるべきことは、
まあ未来の予測っていうのは少しちょっと難しいので、
はい。
過去の資金繰りがどうなっているのか、
その資金繰り実績表をですね、
はい。
作ってみることをお勧めします。
はい。
で、それを作ってみると、この時期にキャッシュがなくなって、
まあこの時期にキャッシュが増えているよっていうみたいな季節性とかも見えてくるので、
そうすると、他の売上計画だったり販売計画とかも作りやすくなっていくと思いますし、
銀行の融資の財務判断とかもかなり変わってくると思うので、
まずはその実績表、資金繰り実績表を作ることをお勧めします。
はい。
結構ね、未来のお話かなと思うんですけど、
まずは自分の会社の今の状況というか、過去はどうだったのかっていうところに目を向けることが大切なんですね。
はい。
はい。ありがとうございます。
次回予告と番組情報
ということで、今日はキャッシュフロー経営について解説していただきましたが、
なんか本当にキャッシュフロー経営、大切だ大切だっていうのは言葉だけでは知ってたんですけど、
実際に本当に何をしたらいいのかとか、
その意識しないとどうなるのかっていうところまではちょっと知らなかったので、
今回もわかりやすく解説いただいて、私のより金融ドラマの楽しみ方が増えたなっていう回でございました。
はい。ありがとうございます。
ありがとうございます。
笠井さんちなみにこれからはどういったお話をしていきましょうか。
そうですね、先ほどもちらっとお伝えしたんですけれども、
私ずっと金融法人時代は金融機関の監査をしていて、銀行だったり、賃金、信用組合だったりの監査をしていたので、
金融機関の実態についてものすごく知見がある方だとは思うんですね。
その中小企業の社長さんが銀行から借り入れする際にどういうことを意識してどういうことをすればいいのかっていう部分、
銀行金融機関の実態の部分とかだったりをお話しできればなと思います。
はい、次回も楽しみにしております。引き続きよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
正しい財務、賢い税務、お聞きいただきありがとうございました。
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それでは次回もお楽しみに。
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