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2024-03-08 19:43

しんどい時、セラピーの時、点検したい4つの視点 ~四葉視点~

今回は、この番組の柱でもある「四葉視点」について、概要をお話します。
四葉さわこが考える、「しんどい時、セラピーの時、点検したい4つの視点」です。
生きづらさを解決するためには、この4つの視点は不可欠ですよ!

#セラピー #カウンセリング #セルフケア #生きづらさ #トラウマ #ポリヴェーガル理論 #パーツ心理学

 

 

サマリー

しんどいとき、セラピーを受ける際には、四つの視点で点検する必要があります。四つの視点は、カラダ、区別、ニーズ、パーツから成り立っており、それぞれ異なる視点を持っています。例えば、カラダ視点では健康状態を確認し、区別視点では内外の違いを見分け、ニーズ視点では自己や他者の欲求を理解することが大切です。特に、愛着のニーズや内的家族システム療法に基づくパーツ心理学の視点を取り入れたセラピーは、生きづらさを感じる人々にとって重要な役割を果たしています。

目次

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こんにちは。のびやか四葉カフェをお届けします。公認心理師の四葉さわこです。
この番組では、しんどい、生きづらいと感じている人を、のびやかに変えられるような、自分にも周りにも、仕事にも役立つセラピー理論を少しずつお届けしています。
今日の内容は、この番組の柱にもなっている、四葉視点についてご紹介しますね。
では、今日のタイトルです。しんどいとき、セラピーのとき、点検したい四つの視点、四葉視点です。
まず、四葉視点とは、心理カウンセラーの私、四葉さわこが考えるセラピーに不可欠な四つの視点のことです。
しんどいときとか、セラピーを受けるときは、この四つの視点で点検や調整をしてほしいんですね。
ちなみに、便宜上、四つの視点というふうに分けて説明しているんですけれども、これらは全部関連しているし、重なっている部分もあります。
そこのところは、ご理解ください。
では、その四つの視点、何だと思いますか?
しんどいときには、まず何を点検したいと思いますか?皆さんなら。
私は、このように考えています。
まず一つ目が、カラダ。カラダ視点です。
次に二番目は、区別。区別できているかどうかっていう視点。
三番目は、ニーズ。ニーズっていうのは必要なもののことですけれども、そのニーズ視点、後で説明しますね。
最後に四番目は、パーツ視点。これはね、ちょっと専門的な内容になるんですが、すごく役立つ重要な視点なんです。
このカラダ、区別、ニーズ、パーツ、この四つの視点を四葉視点というふうに説明しています。
カラダ視点
まずは、最初のカラダ視点から説明しますね。
これは、カラダに注目して、今カラダはどんな状態かというのを点検するっていう視点です。
心の問題でも、まずはカラダを見てほしいんです。
これを最初に観察・点検することが大事。
ここで言っているカラダっていうのは、カラダのコンディション、疲れているのか眠いのかとか、
体調とか状態、あとはカラダが今感じていること、表現していること、そういうものを指しています。
カラダを見るっていうので、大きく3つに分かれるので、簡単に3つに分けて説明するんですけど、
まずは前提としての、とにかくコンディションですね。
コンディションを見る。
難しく考えすぎ、生きづらいとか言う方ね、難しく考えすぎちゃうことがあって、
私はよくトラウマよりコンディションって言ってるんですけれども、
毎日もやもやしていたり、なんか生きづらいと思っているのが、
実は疲れてるだけ、慢性的に頑張りすぎて疲れてるだけでそうなってるとか、
睡眠不足のせいでそうなってるとか、そういうことって意外とあるんですよね。
だから、小難しいことを考えるよりも、まず自分のコンディションをちょっと整えるだけでも、
ストレスの感じ方が違うっていうこと、結構あります。
だから前提として、まずは体調というかコンディションをチェックしてほしいです。
で、次に2番目に見たいのが、今のカラダの状態、神経状態なんですね。
神経状態っていうのは、自律神経の状態のことなんですけど、
そんなのわかんないって言われちゃうかもしれませんが、わかるんですよ。
このあたりちょっと学んだりすると。
簡単に言うと、イライラしてるとか、焦ってるとか、不安でこううわーってなってるっていう時は、神経が高ぶってるんです。
あるいはその鬱っぽい、やる気でない、落ち込んでるみたいな時は、神経が落ちて落ち込んでいる。
副交感神経 が強く活性化している時なんですね。
簡単に言うと、テンションというか、高ぶってるか落ちてるかがあるんで、その時の自分の状態。
神経が高ぶったり、休んだり落ち着いたりっていうのは、みんなこの波はあって当たり前なんだけども、
これが人によってちょうど良い範囲っていうのがあるんですね。
ちょうど良い高ぶり具合、ちょうど良い波っていうのが。
そのちょうど良い範囲を超えちゃうとしんどいんですよね。
このあたりを私は新しい自律神経の理論、ポリヴェーガル理論で説明したりしています。
詳しくは今後番組の方で説明していくので、そちらでお聞きいただければと思います。
次に3番目、身体視点で注目するっていうその前提としてのコンディションと、
あと今の神経状態を見て、それに合わせた調整するってことが大事なんだけれども、
トラウマとか無意識レベルの深いことにアプローチしたい時っていうのは、
このカラダ、特に体感ですね。カラダが感じていること。
ここを観察したりアプローチすることがすごく有効なんですよ。
特に頭では分かっているのにできないみたいな内容の時ですね。
専門用語でソマティックっていうのがあるんですけど、
ソマティックって身体的とか身体性という意味なんですが、
そのソマティックセラピー、私も専門にしてますけど、
身体、体感とかそういうところにアプローチすることで、
トラウマとか無意識レベルのところを改善したり、楽にしていったりするっていうセラピー理論があります。
特に生きづらいみたいな感覚がある人には、
やっぱりその時にカラダに注目するっていうことが必要になるんですね。
区別視点
次に2番目、区別視点です。
辛い時とか苦しい時に、ちゃんと区別できてるかっていう視点がすごく大事になります。
区別したいものっていうのはいくつかあるんですけれども、
大きく分けると外側にあるものと内側にあるもので区別したいものがあるんです。
順番に説明しますね。
まず外側にあるものっていうのは、世間とかネットとかもそうだけど、
そのあふれる情報とか、あるいは外側の人、つまり自分以外の人ですね。
他者、お友達だったり、あの人がああ言ってる、こう言ってるとかね。
そういうものに影響されすぎてるとか、振り回されてる、支配されてるなんてことが結構あります。
それで苦しくなってる時。
だからそういう時に気がついて、適度な距離を取ること。
そうやって自分を守るとか、あるいは人と自分は違うって区別できてるとか、そういうこと大事になります。
友人、知人などもそうなんですけれども、特にこの区別が難しいのは身近な人ですね。
家族とか親子とか夫婦関係とか、その近しい人との線引きも大事です。
その近しい人を自分の思うようにコントロールしたいとか、こう分かっててほしい、察してよみたいなね。
そういうのでイライラしたりとか苦しくなっていることも結構ある。
でも親子や夫婦といえどもやっぱり違う人間だし、区別は必要ですよね。
そのあたりの点検です。
次に内側の区別。
これは自分の中で区別できてるかってことですね。
よくあるのが理想と現実の区別です。
無意識に漠然と理想が高くて、だけど現実の自分はこれぐらいができること、今の自分にできるとか、今の自分の実態とか、そういうことをしっかり見ないで理想に引っ張られて、
現実の自分はダメだってなっちゃってるようなことがよくあります。
この理想と現実をちゃんと冷静に区別して、現実にのっとった見方をするっていうことも大事です。
あとは内側で思い浮かぶものとの区別も大事なんです。
思い浮かぶものっていうのは思考とか過去の記憶とか、あとイメージ、妄想とか将来の不安とか、脳っていうのは刺激があると勝手にいろんな考えとかイメージとか記憶とかを浮かばせるものなんですよ。脳はそういう臓器なんですけれども。
これにうっかり飲み込まれるとか、のっとられて苦しくなっちゃうことがよくあります。
自分を苦しめる思考癖、べき思考とか、常に自分を責めてるとか、そういうことが起きていることもあります。
これもそういう脳が勝手に浮かばせたり癖になっているような思考をちゃんと見極めて区別する距離をとるっていうことが必要になるんですね。
そのあたりも番組の中で少しずつお伝えしていけたらなと思います。
ニーズ視点
次に3番目はニーズという視点ですね。
自分や相手が求めているものは何かという視点です。
ニーズっていうのは必要なもののことです。
生理的欲求の食べたい、飲みたい、排泄したい、呼吸したいもそうだし、安心や安全を求めるっていうのもそうだし、愛されたい、認められたい、承認欲求などもありますね。
こういうニーズ、必要とするものを生きていくために。
このニーズが満たされていれば苦しいとかはないわけですよ。
しんどい、苦しい、生きづらいっていう時は何らかのニーズが満たされてないんです。
だから何かネガティブな感情が湧くんですよね。
生きづらいっていう人は何らかのニーズがずっと満たされてなくて、それでこじらせちゃったりとか、何かに対してすごく過敏になってたり過剰になってたり、認められたいっていう欲求が満たされてなくて、すごくそこが過剰な承認欲求としてこじらせてるとかね、そういうことがあります。
ニーズっていう中で、この愛着のニーズっていうのもすごく注目すべきところなんですね。
哺乳類動物とか社会的動物にとって、愛着、これもうみんな持ってるニーズなんですよね。
愛着って、最近愛着障害な言葉も言われるようになってるんですけど、ご存知でしょうか。
特に赤ちゃんとか小さい子をイメージするとわかりやすいかなと思います。
寂しい時とか困った時、不安な時に、保護者のお母さんでもお父さんでもおじいちゃんおばあちゃんでもいいんだけれども、自分を守ってくれる人がいて、そこに助けを求めに行く。
不安な時はその人にくっついて甘えたり、助けてもらおうとしたり、そういう愛着対象がいるか欲しいっていうニーズがあるんですね。
この愛着のニーズをしっかり子供時代に満たしてこれたか、あるいは今満たせてるかっていうことが、その人の精神状態、安いが生きづらいかっていうところに大きく影響してるんですね。
この愛着のニーズっていうところも、とても注目したいところになります。
最後に4番目はパーツ視点です。
生きづらさとかトラウマ、愛着とか感情とか、そういうちょっと深い内容、深いテーマに取り組む時に、このパーツ視点っていうのがすごく役立つ視点でアプローチなんですよ。
パーツっていうのは部品とか部分っていうことをプラモデルのパーツとか言うじゃないですか。
あと仕事するときにパートってありますよね。正社員じゃなくて、一部の時間とか曜日を担当して働くことを言いますよね。
そのパーツ、パーツ心理学っていうのがあるんですよ。
正確には内的家族システム療法とか交流分析とか、そういう理論があるんだけれども、それちょっと専門用語だから置いておいて、
簡単に言うとパーツ心理学。
人の性格とか人格っていうのは複数のパーツでできている。複数の人格でできているという考え方をする理論というか心理学なんです。
そのパーツ視点は番組の中でこれから説明していくんですけれども、
自分の中にある、例えば責めるパーツ、自分をすごく責めるパーツがいるとして、
それはあくまで自分の一部なんだ、パーツなんだって捉えられるか認められるかっていうことなんです。
その一部の責めるパーツなら責めるパーツ、あるいは自分はもうダメだって自己否定に陥ってるパーツ、いろいろいたりするんだけれども、
そのパーツに乗っ取られない、支配されないっていうことが大事なんですね。
しかもそのパーツをね、なくそうとか排除しようとかしないで、
それも自分の一部なんだ、このパーツが自分の中に生まれたのには理由があるんだ、事情があってこのパーツは生まれてる、
このパーツはパーツなりに自分を守ろうとしてこういうことしてるんだって、そういう見方をする心理学というかアプローチなんですよ。
このパーツ視点やパーツアプローチすることって、自己受容とか自分への思いやりや優しさを育むのにとっても役立つんですね。
よく今、自己肯定感とか自分を認める、褒める、ありのままの自分とかよく言うじゃないですか。
パーツ視点とセラピーの重要性
でもそうしたいけどできないって悩んでる人も多いんです。
そういう方たちにこのパーツ視点、パーツ心理学っていうのはすごく役立つ方法、視点なので、これからお伝えしていきたいな、
番組の中で少しずつお伝えしていきたいなと思っています。
ではここまで、私、四葉さわこが考えるセラピーに不可欠な4つの視点ということで、
一つ目にまずはカラダ視点。心の問題だろうがなんだろうが、まずはカラダを最初に見るんだと。
今、カラダはどんな状態?ということですね。
それから次に区別視点。辛い時や苦しい時はちゃんと区別ができてるか、それを見るということも言いました。
3番目がニーズという視点。自分または相手が求めているものは何か、満たされていないものは何かという視点ですね。
その満たされていないものを満たしてあげるように調整したいわけです。
最後にパーツ視点。トラウマとか感情とか生きづらさみたいな深い内容の問題というかね、
そういうものがある時には自分の内側に困っちゃうパーツなどがいるんだけれど、
それは一部なんだっていう捉える見方、そして認めていく見方、認めて次に育てていくんだけれども、
そういうパーツ視点、カラダ、区別、ニーズ、パーツ、この4つの視点をこれから少しずつ番組でご紹介していきます。
では、今日もちょっと長くなってしまいましたが、
今日の内容が少しでも皆さんのお役に立ちましたら幸いです。
では、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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