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2024-04-19 21:21

心理学の何倍も使える!カラダ視点

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この番組でお伝えしている、四葉視点。
(カラダ視点、区別視点、ニーズ視点、パーツ視点)
 

今日から新しいシリーズとして、「カラダ視点」について、10回程度に分けてお届けしていきます。タイトルにも書きましたが、カラダ視点は、心理学の何倍も使える考え方なんです!


▼noteでは「整形文」と「要点をまとめた画像」を掲載中。視覚的に確認したい方はどうぞ!
https://note.com/yotsuba_cafe/n/n80e7f57238bd
 
#カラダ視点 #ソマティック #セラピー #生きづらさ #トラウマ療法 #体感 #身体感覚 #ポリヴェーガル理論 

サマリー

カラダ視点の定義についてお話します。カラダ視点は、カラダの安全・健康・生理面、カラダが求めていること、その人のカラダが感じていること、その人のカラダが覚えてしまっていることに注目しています。このポッドキャストのエピソードでは、心理学の視点からカラダの感じ方について話されています。カラダの感じ方には個人差があり、生まれつきの個人差や育ちによる過敏さ、カラダの記憶によっても影響を受けることがあると述べられています。

カラダ視点の概要
こんにちは。のびやか四葉カフェをお届けします。公認心理師の四葉さわこです。
この番組は、しんどい、生きづらいと感じている人を少しでものびやかにできるような、自分にも周りにも仕事にも役立つセラピー理論を、少しでもわかりやすくと思って、試行錯誤しつつお届けしています。
今日から、新しいシリーズを始めます。 四葉視点ということでお届けしていますが、
カラダ視点、区別視点、ニーズ視点、パーツ視点、 その一つ目ですね、カラダ視点。
これについて、多分10回は行くと思うんですけれども、 それぐらいでお届けしていきたいと思っています。
今日のエピソードのタイトルでもあり、シリーズ全体のタイトルにもしたのがこちらですね。
心理学の何倍も使えるカラダ視点です。
誤解のないように言っておきますと、私ももちろん心理カウンセラーとして働いていますし、 一通りの心理の勉強はしております。
大学でも学びましたし、産業カウンセラーとか認定心理士、公認心理師などの資格を取る時にも、 もちろん勉強しています。
今も研修や書籍などを読んで情報を入れたりしていますし、 もちろんこれも心理学も役立っているし、使っております。
ですが、その心理学、いわゆる心理学よりも、今回お伝えするこのカラダ視点の方が正直使えるし、応用が効くし、役立っていると感じているんですね。
心理学という言い方と対比するような言い方にすると、カラダの健康学とか神経生理学、進化論とか、あと心理学という言い方だと、ソマティック心理学という言い方もあるんですよね。
ソマティックっていうのは、カラダが感じていることとか、心とすごく関係する体みたいな意味合いの言葉なんですけれど、
とにかくここでは、わかりやすく、のびやか四葉カフェでは、カラダ視点というのは、とにかく体に注目して、カラダの中にその原因を見つけたり、カラダの面にアプローチしたり、そういうのを指してカラダ視点というふうにお伝えします。
今回はこのシリーズ全体の最初になるし、概要をお伝えしておきたいかなと思うので、カラダ視点の定義だったり、概要をお話したいと思います。
カラダ視点をさらに4つのグループに分けて説明しますね。
人が生きやすくなるためには、ぜひこのポイントに注目してみたいんです。
そのポイントに注目して観察すると、思わぬ気づきがあったり、受けとめたい現実とか、そうなった理由みたいなのが見えてくるんです。
それがわかれば、それを楽になる方に調整するってことですね。
前回のエピソードでもお伝えした鉄板の3ステップ、気づき・受けとめ・調整するをすればいいわけです。
では、そのカラダ視点の中でさらに4つに分ける視点、4つのポイントをお話します。
カラダの安全・健康・生理面
1つ目は、カラダの安全・健康・生理面に注目する視点です。
安全・健康・生理面。
2つ目は、カラダが求めていること、その人のカラダが求めていることに注目する視点。
3番目は、その人のカラダが感じていることに注目する視点。
そして4番目が、その人のカラダが覚えてしまっていること、ここに注目する視点です。
では、1つずつ説明をしていきますね。
1つ目の視点ですね。
カラダの安全・健康・生理面。
1つ目っていうかね、安全・健康・生理面って3つの内容を混ぜて言ってるじゃんって感じがしますけれど、すみません。
なるべく少ないグループ分けにしたいと思ったら、ちょっとこうなっちゃいました。
ここのグループで言いたいことは、
世の中に結構、YouTubeとかでもそうですけれど、世の中の健康情報とか常識とか、そういう範疇にも入ってくるような内容ですね。
いわゆるその人の健康状態とか、安全具合とか、生理的な要因とか、そういうところにも注目してみましょうっていう感じです。
例えば健康状態だったら、やっぱり病気でいたりしたら、それだけでメンタルももちろん落ちますよね。
睡眠はどうかとか、あと今春ですけれど、花粉症だから集中力が落ちてるとか、そういう健康状態はやっぱり見ておきたい。
あと安全具合っていうのは、今地震が起きてるとか、今いる場所が、なんかそばに監視してる人がいたりして落ち着かない環境だとか、
そういう安全感じられてないと、やはり落ち着かないし、その人の心とか行動にも影響を与えますから、そういうことです。
あと3番目の生理的要因っていうのは、生理。
もうこれをそのものズバリで言うと、女性だったら生理前だったり生理中だったりすると情緒不安定になるとか、PMSとかもありますよね。
生理前だとイライラしちゃうとか、心だけじゃなくて実際体も具合悪くなる方もいます。
あと男性にも生理的なものはありますよね。
性的なこととか性欲みたいなものを指定的にネガティブに捉える人もいるけど、でもカラダの作りとしてそういう仕組みになってるわけだから、
それが強く出る時期とか、思春期とか第2次性徴期の時はそのホルモンの影響で不安定になっていることもあるし、
私だったら今50歳ですけど、更年期障害で影響を受けている部分もあるわけです。
だからそういう生理的要因、ホルモンとかも含めて、そういう部分もやっぱりちょっと注意したいというか、見ておきたい部分ですよね。
一般常識的な部分も押さえておきたいし、ここがより専門的になると、
例えば分子栄養学とか、栄養的にこういうところが足りないとうつっぽくなりやすいとか、
発達障害みたいな症状が出たりすることもあるから、そこをサプリだったり、食事面で気をつけていくと改善するんだ、みたいなものも、
ここ最近10年、20年かな、出てきてますよね。
あとあまりにもPMSが辛いんだったらホルモン治療するとか、それで楽になる方もいらっしゃいます。
とにかくそういうカラダの安全、健康、生理面についても、
ちゃんと観察する、そこに原因がないか、調整できる部分はないかっていう視点は、
心理カウンセラーだろうが、何か悩みのストレスとか考えた時に、やっぱり見ておきたいものになりますね。
次に2番目の視点は、カラダが求めていることに注目する。
その人のカラダが今求めていることですね。
一つは、さっきの健康具合とも関係しますけれども、
生理的欲求、本能的に満たしたい欲求ってありますよね。
カラダが求めていること、感じていること
すごく疲れていたら休みたいとか、睡眠が足りなければ睡眠を求めていたり、
食欲も、排泄、呼吸、性欲もそうですね。
快を求めて不快を避けたいとする。
カラダが生理的に求めているものは、できれば満たしてあげたい。
そこが満たされていなかったり、欲求不満が続いていると、それだけで大きなストレスになったりするものです。
それから人として満たしたい欲求っていうものもありますね。
よく人肌恋しいとか、孤独、孤立でいると、
つらいから、人と関わりたい、接したい、みたいな欲求が。
ここで心とカラダを分けるの難しいかもしれないけど、
でもカラダが特に触れたいとか、人肌恋しいみたいなもの、スキンシップ求めるとかね、
そういうのはやっぱりちょっとカラダの側面もありますよね。
あとこれも絶対押さえておきたい。
トラウマとかストレスって考えたときに、カラダが求めていることとして、
防衛反応ですね、ストレス反応と言ってもいいけれど、
何かストレスなことがあったときに、それに対して人も動物なので、
戦うか逃げるか、あるいは凍りつくかの3大防衛反応があって、
これを体としてはやりたいわけです。
すごく失礼なこと言われたりされたりしたら、やり返したいとか、
嫌なことはイヤだって断りたいとか、
あとは会社がすごくイヤな人がいるとか、辛いから逃げたい、避けたいっていうのも本能としてありますよね。
その防衛反応、ストレス反応も注目したいんですね。
そうしたいのにできないっていうことで、
求めているのにできない、未完了になっているものがあったりするんです。
それがすごく尾を引いていて、影響を与えていることがあります。
これがすごく強くなっているのがトラウマ反応でもあります。
戦いたいとか逃げたいって、本来動物として、体としてやりたかった未完了のことを
完了させてあげるっていうことが、セラピーの場だったりトラウマ治療の場で必要なことがあります。
そういうものも含めて、カラダが求めていることはないか、
満たしたいのに満たせてないものはないかっていう視点が生きやすくなるために重要だったりします。
これが2番目の視点です。
次に3番目ですね。
3番目はカラダが感じていること。
その人のカラダが今感じていることに注目するという視点です。
カラダが感じていることなので、体感とか身体感覚とか、カラダの声を聞くなんて言い方もありますね。
これがものすごい情報の宝庫なんですよ。
その人のカラダが今感じていることって。
そこに注目すると、そこにその無意識だったものっていうか、無意識にあるものとか、
そういうものを見せてくれたり教えてくれたりするんです。
トラウマだったり生きづらさっていうものを解決するときにも、すごくこの情報が役立つんですね。
ここに注目するセラピーに、
例えばフォーカシングとかゲシュタルトセラピーとか、
ソマティックエクスペリエンシング、略してSE療法って言うんですけど、
そういうセラピーがあります。
カラダが感じていることに注目して、それを観察して追っていくと、
さっき2番目に言った、カラダが何を求めているかっていうことが見えてきたりとか、
求めていることを疑似体験やイメージでもいいからやってあげると、
びっくりするくらいすっきりしたりとか、
何かずっとそこにこだわっていたのが溶けてくるとか、
そういうことが起きたりするんですよね。
そういうセラピーがあります。
私も体感、カラダが感じていることに注目して取り組む、アプローチするっていうセラピーしてから、
ものすごく臨床の場での手応えとか、
頭では分かっているけどできないっていうことにアプローチしやすくなったなと思っています。
それが一つ。一つというか、カラダが感じていることに注目すると有意義な理由です。
あともう一つ、カラダの感じ方、
カラダの感じ方の個人差
この感じ方にはすごく個人差があるんだっていうことも、
押さえておきたい点なんですよね。
同じ刺激、同じ環境とか、同じ音とかでも、
人によって感じ方が全然違うんですよ。
犬がワンワンって吠えているのが、ものすごい苦痛になってストレスになる人もいれば、
かわいいとか全然平気な人もいるわけです。
この感じ方の個人差が、生まれつきの個人差もある。
いわゆる発達障害的なもので、そうなる個人差がある場合もあるし、
あと最近はHSPとか言って、生まれつき感受性があるというか、
敏感な人が5人に1人はいるなんてことも分かっていますね。
そういう人は一般的な人には平気なことでも、すごく苦痛だったりストレスになるんだっていう、
この視点も必要ですよね。
あともう一つ、生まれつきだけじゃなくて、
育ちでそうなる過敏になるっていう、あるいは感じにくくなるケースがあります。
例えば家庭環境で親がいつも喧嘩しているような環境に育っていると、
今親の機嫌はどうかなって、親の機嫌や顔色をすごく伺う、敏感になる、
そういうふうに強化されていってしまうとか、
あとはトラウマ経験していると、
そのトラウマに関係することにものすごく過敏になって、警戒するようになるとか、
あるいは逆に、それをもう慢性的にそういう刺激に触れてきたから、
それをいちいち感じていたらきついので、感じないようになっちゃう防衛反応として、
解離しているとかね、そういうこともあったりします。
このあたりは本当にトラウマ理論に関係するあたりなんだけれども、
とにかくそのカラダが、その人がどう感じているか、感じ方にもものすごく個人差があって、
生まれつきとか育ちで変わってくるものがある、その視点はとっても重要になります。
最後に4番目の視点ですね。
カラダの記憶と感じ方への影響
その人のカラダが覚えてしまっていることです。
カラダが覚えていること。
カラダの記憶と言ってもいいですね。
専門用語では手続き記憶という言い方をします。
手続き記憶。
例としては、たとえば自転車の乗り方とか、
箸を持って食事するとか、
楽器の演奏とか、
泳ぎ方もそうですね。
そういうのって、言葉では説明しにくいけど、
カラダがその手続きやり方を覚えているじゃないですか。
一度覚えたらなかなか忘れなくて、
5年10年間が空いていても、
体は覚えていてできるってことがあったりしますね。
このカラダが覚えてしまっていること、
いいことも悪いことも、
トラウマもそうなっていることがあるんですよね。
カラダが恐怖とか、それを見て凍りついたとか、
それを記憶している、刻まれている。
だから同じような刺激に触れると、
それが再現されるなんてことがあったりします。
そもそもトラウマだけじゃなくても、
カラダが覚えてしまうっていうことがあるので、
何度も何度も擦り込まれるとか、
繰り返していると、
こびりついちゃう癖になるってことがあるんですよね。
そうなると、なかなかこれを変えるとか、
解除するって難しいんです。
でも、できなくはない。
不都合な記憶だったり、
癖になっているものを解除しにくいんだけれども、
こういうものがあるって気づいて、
トラウマ療法の手順だったり、
方法などで、あるいは少しずつ変えていくということで、
変えていければ、
体にとって慣れ親しんでしまったものを、
しかも体は一回覚えたものは変えたくないんでね、
現状維持を求めるような部分もあるから、
それを意識的に少しずつ、
カラダが抵抗しない程度に変えていくっていうことが、
生きづらさ解消のために必要なことがあります。
ではここまで、カラダ視点ということで、
特に4つの注目したいポイントをお伝えしました。
1つ目は、カラダの安全・健康・生理面に注目するっていうこと。
2つ目は、カラダが求めていることに注目する視点。
3番目が、カラダが感じていることに注目する視点。
そういうセラピーもあるって話しましたね。
4番目が、カラダが覚えてしまっていることに注目する視点です。
これらのところに注目して、そこで気がつくこと。
鉄板3ステップですね。
これが生きづらさの原因だ、ネックになっているところだっていうところを見つけられたら、
そこを受けとめて、どういう理由からそうなっているかな、
そして楽になる方に調整するということをしてあげると、
生きづらさの解消っていう方に役立つんですね。
まずは、今日は概要をお伝えしましたので、
少しずつ、より詳しい内容、具体的な内容を、
番組でお伝えしていけたらと思っています。
そうそう、これも言わなくちゃいけない。
今日お伝えしたような内容に気づくために、ものすごく役立つものさしがあるんです。
ものさし。
気づきやすくするための、何だと思いますか。
いろんなものさしはあるかもしれないんだけど、
私はもうこれだなと思っていて、
それが、自律神経の仕組みを知る、
自律神経というものさしで見る、
これがものすごく役立つ。
しかも、新しい自律神経の理論、ポリヴェーガル理論というものさしを持っていると、
ストレス対処とか、トラウマとか、生きやすさとか、
それから愛着とか、そういう部分についても、
すごく整理されて、見通しが良くなるんですよね。
だから、カラダ視点の番組で説明していきますけれど、
特に、自律神経とかポリヴェーガル理論というものさしについては、
詳しく説明していきたいと思っています。
今回ちょっと長くなっちゃいましたけれど、
カラダ視点、私がカラダ視点という時にどういうことをさして言っているのか、
その定義と概要についてお伝えしました。
ご興味ある方はぜひ引き続き、この番組をお聞きいただければ幸いです。
では、ここまでお聞きいただき、ありがとうございました。
21:21

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