『よすみの様子見』は 漫画研究者のトミヤマユキコさんとよすみ編集長の藁谷周太郎が、
漫画のことも、そうでないことも、一度立ち止まって、すみの方から様子を窺いながら、次の一手を考える番組です。
毎週水曜お昼に配信!
第15回は『よすみの新刊について様子見しよう!前編』
📗今回様子見する作品
『別冊よすみ 第二集』(編集:SORAJIMA よすみ編集部)
【出演】
トミヤマユキコ(マンガ研究者)
藁谷周太郎(よすみ編集部 編集長)
Produced by よすみ編集部
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サマリー
漫画研究者のトミヤマユキコとよすみ編集長の藁谷周太郎が、新刊『別冊よすみ 第二集』について語り合う前編。今回は、ミッシッピ先生の連載プロローグ、横山陸人先生の新連載先行第1話「分厚いガラスに頬つけて」、遠吠えたあいづち、かるわざし立ち穴、神様、歌声は自由な機械のように、そして書き下ろしの「眼鏡が似合うから」といった多様な作品が収録されていることを紹介。特に、堀静香さんとのタッグによる横山陸人先生の作品に注目し、作品に込められた「豊かであるために」というテーマについても触れている。
新刊『別冊よすみ 第二集』刊行と制作の裏側
みなさん、ごきげんよう。よすみの様子見は、豊かであるために、おもっとうに、人間のわかりづらさをそのままに読みやすく届ける編集部、よすみのポッドキャスト番組です。
漫画研究者の私、富山と編集長のわらやさんが、漫画のことも、そうでないことも、一度立ち止まって、すみの方から様子を伺いながら、次の一手を考えます。
というわけで、今日もよろしくお願いします。 よろしくお願いします。
新しい別冊様子に出るじゃないですか。出るんでしょ? そうなんでございます。
おめでとう! ありがとうございます。忙しいでしょ?
もう今ね、やばいですね。今、収録中なんですけど、ちょっと裏話をすると。
してください。
台割りが一部ミスってるということが、もう今、バリバリ考量というか、入校も一通り終え始めてるタイミングで気づきました。
あー、ヒリヒリする。
収録時間を2時間後ろにして、いろんなしらばを切り抜けて話しているっていう。
見守っていたよ、2時間。 本当にすみません。
もうちょっと待ってください、とか言って。
でも、2時間で片付いたのは、あなたあれよ。みんなの力が結集みたいな。すぐレスが来てみたいな。
みんなが助けてくれて。 オラに力を状態です。
本当に。
よかったね。
大感謝。
2時間でも早いほうだと思う。
そうですね。もうなんか、発覚から2時間で閉庭されるっていう。本当にみなさん、ありがとうございます。
デザイナーさんたちに頭が上がらないでございますね。
この場を借りて。
この場を借りて、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
そんな山を越えてでさ、ベスト4住み、第2週?
収録作品紹介:横山陸人「分厚いガラスに頬つけて」
第2週ですよ、早くも。
が出ると。
そうなんです。ありがたいことに。
これ、何が収録されるとか、今の段階で。
もう言えます、言えます。
どうぞ、どうぞ。ご紹介ください。
えーとですね、でさ、つすみ、第2週はですね、第1週にも収録したミッシッピ先生の、連載のプロローグの2029という連載作品が、カラーでちょっと掲載してですね。
あと目玉としては、分厚いガラスに頬つけてという、ちょっと秋くらいに連載が始まる予定の、新連載の先行1話が紙で掲載されるという。
これは、漫画家の横山陸人先生、実は作品集が同時発売なんですけど、横山先生が作画をしていて、
原案をカジンレッセストの堀静香さんに作ってもらってるという。
だからこれは、普段漫画を描いて、今まで描いたことがない堀さんに、漫画の原作をご依頼して。
あなたが?
はい。なんか面白そうだなというか、僕短歌がすごくハマってて、一番最初に、現代短歌手を伸ばしたのが、堀さんの短い曲っていう歌集だったんですよ。
それを何気なく、青山ブックセンター本店で特集されてた、夏の戦書みたいなやつ。
そんなに何気なく手を取ったんですよ、短い曲っていう。
パラパラって読んだら、すごく日常の地味な隅の方のところを、描きながらも、そこがマジカルに飛躍するみたいな。
下野区で、5・7・5で、日常の地味な描写から、7・7で、すごいとんでもないところに飛ばされるみたいな短歌を載せてて、めっちゃ面白いわってなって。
富山さんも担当されてる、左右者のつついさんという短歌の。
その界隈では、とっても有名だね。
左右者のつついさん。
つついさんに、いろんな人に漫画を描かせたくて、雑談で話してたら、
ほうりさん紹介しますよ、みたいに言われて、いいんですか?みたいな感じで、ほうりさん紹介してもらって、
漫画とか描けないですか?って言ったら、興味ありますって言われて、わーって言って、
なんとなくその時は、本当に思いつきで、ほうりさんにお願いしてて、誰に漫画お願いするとか全く考えてなかったんですよ。
でも話してくる中で、なんとなく横山さんにお願いしたいなって思って、横山さんにお願いしたいんですよねって打ち合わせ2回目くらいの時に言ったら、
私も一番四隅で好きなの横山さんなんですよって。
そうしそうし。
すごいってなって、それで今作ってもらった1話、掲載してるっていう。
その後縁で、別冊説明第2週一緒に観光するジャングルジムの眺めという、横山さんの初作品集も同時に観光するんですけど、
そこに解説としてほうりさんが書いてくださってるっていう。
なるほどね。
そうなんです。
2人組がいろんな役割を持っているものを別冊四隅で読めたり、横山さんの作品集で読めたりっていう、ファン的には楽しいね。
横山さんの作品集と別冊四隅第2週を買うと結構連動してる企画がたくさんあるんですよ。
この連載もそうですし、ほりさんにもちょっと単価を実は寄稿してもらってましてですね。
もうなんかすごく横山さんのイラストが第2週は表紙になってて、結構横山さん号ではあるんですけど、そういう意味で目玉の一つがこの。
ふわついガラスに頬つけてであると。
これもうめちゃくちゃ面白いんで、まじで読んでほしいですね。
収録作品紹介:遠吠えたあいづち、かるわざし立ち穴
そのほかには?
そのほかには遠吠えたあいづちという、去年の7月くらいにウェブで公開した作品がございまして、僕も大好きな作品なんですけど、満を持して収録させていただいたっていう形ですね。
あとは連載の一話のかるわざし立ち穴。
これXでなんかすごい回ってきたよ。
これはですね、あのめちゃくちゃ面白くて、このナミキ王さんも堀さんと同じで、漫画をあまりなりわいにしてない人に原作をお願いするというプロジェクトの一つで、
ナミキさんは別の作品で漫画の原作をやられたこともあるんで、完全に初めてって感じではないんですけど、
小説家・脚本家の方で、このかるわざし立ち穴っていう作品がオーディオドラマにもともとなってて、それをコミックス用に再編してもらったっていうのが、今回のかるわざし立ち穴一話。
でもすでにウェブのほうでは3話くらいまでは公開されてるんですけど、やっぱりちょっと気守りの作品っていうのもあって、別冊休みに収録しているという。
もう読みごたえ十分の歴史ロマンなんで。
これもね、紙で読めるっていうのがいいですね。
コミックス発売が結構まだちょっと先なんで、先行で一応はちょっと紙で読めるんじゃないかなっていうところでございますと。
収録作品紹介:神様、歌声は自由な機械のように
はい。もう3つくらいあるんですけど、神様っていう、奈々野和美仙さんという、もうすでに奈々野さん好きな作家さんとか、やっぱ書店員さんでも結構好きな方多くてですね。
この神様も、やっぱりこう一部がすごく反響をいただいてる作品。
なんか社内の編集者から、突然神様読んで、なんかやばかったですみたいな、ちょっと立ちくらみしましたみたいな感想をもらったりとか、結構なんかヘビーな感想を持つ作品ですね。
これはちょっとまあ、作品の内容もまたちょっとね。
そうかも。ちょっと読んだ後にどう思うかっていうのが、ちょっと激論になる可能性が。
これはそうですね。激論になるんじゃないかなっていう気はします。
これいい意味で言ってますけど、その一つの感想とか一つの感情に絶対集約されない作品なんで、
そうです。
なんか誰かと喋って、結構熱く語り合うことになる作品かなと、私も思いながら読んでました。
そうですね。
あんま言うとネタバレになるからなんですけど。
これはもうぜひ紙で読んでほしいんですよね。ウェブで掲載されてるんですけど、これはちょっと紙でね、じっくり読むとまた印象が変わってくると思うんで。
あとはですね、歌声は自由な機械のようにっていう、これ今年の5月くらいに公開した、みどりの国さんっていう、インディーズでやられてる作家さんの話は、これパリの話なんですよ。
読んだ。ゲラをね、いただいたので読みましたけど、こんな話書けるんだと思ってて。
なんか人がフランスにさ、それこそ旅行に行くっていうフォーマットの上に、こういうおかず乗せられるんだって面白かった。
これはね、面白いですよね。ちょっと話すとやっぱそのロボットが、ちょっと今のAI時代にも通ずる話なんですけど、
歌とか、なんかエンタメ的なものもロボットがやっていて、なんか主人公はホテルのいろいろ掃除とかする仕事してるんですけど、
いわゆる肉体労働はロボットにはできなくて、人間がやるしかないんですけど、詩を書いたり、歌を歌ったりして、人間の心を癒すのはロボットのかかり。
芸術がロボットになっててみたいな世界の中で、ロボットと人間の関わり合いを描く、53ページくらいの結構長めの読み切りなんですけど、これもなかなか不思議な作品。
不思議な読み味だったし、面白かったな。
これもね、すごくおすすめですね。書き下ろしのショート読み切りがございまして、
収録作品紹介:書き下ろし「眼鏡が似合うから」
ウォスエリコさんという、この方もまたインウィズで。
これ笑ったわ、これ。眼鏡が似合うからっていう作品なんですけど、すげー笑った。
これはね、書き下ろしなんで、別冊四隅でしか読めないんですけど、これもね、ちょっとシュールなギャグが得意なんですよ、ウォスさんは。
そこがすごく魅力的で、なんかかわいい絵柄なんですけど、なんか本当にシュールというか、キャラクターの感情が読めないというか。
そう、突然現れる切断面みたいなのがたまんなくて、で、笑っちゃうみたいな。
あれは結構面白いですよね。急に、急にはしご外されるみたいな。
全部面白いんだけど、このはしごの外され方はね、気持ち。
このやっぱりね、好きですね。
『別冊よすみ 第二集』のテーマと編集部の思想
これはもうなんかいい読み味なんでっていう、伝採が3本の、読み切りが4本っていうので、計7本という。
これ、大変じゃない?一人編集長でさ、7本でさ。
今回に関しては、もう全自分編集でやらさせていただいてるんで。
過労です。
もうね、やばいですね。こんな苦行を、なんでやってんだろうって思いますね。
自分でやると決めたって。
なんかちょっとやっぱ雑誌っぽい。
今回また、いろんな方のコラム。
で、実は富山さんとの対談、ポッドキャストの対談記事みたいなのも入れておりまして、
ちゃんと文字物も読めるっていうコンセプトでやってるので、なんか読みごたえはね、たくさんありますと。
あります。で、ゲラ読ませてもらって、さっきちょっとね、これ面白いとか笑っちゃったとか、いろいろ言いましたけど、
他の作品も読ませていただいて、やっぱ四住って、いろんな漫画がマジであるっていう、そのタッチもそうだし、絵のタッチもそうだし、ストーリーもそうだし、
かなりその、かるはず市立花とかだと、でけえドラマが展開して、なんか少年漫画っぽいとも言える、その女性が出てくる話ではあるけど、話の進め方としては少年漫画っぽいみたいな、
暑いみたいな話もあり、ながら、なんかやっぱ、一部の漫画読みからはすごく好かれている、お詫び先生が出てきて、もう先生にしか書けない話ですよね、みたいな話を読んだりとか、
遠吠えた絵設もよかったしな、なんか渋い話もあり。渋いっすね。
ほんとになんかいろんな気持ちになる。ただ、それを綴り紐のように綴っている、なんか四住っていう、そのサイトのっていうか、編集部の気持ちみたいなものもわかるから、その、いいよ。
ありがとうございます。
いい。
いや、ほんとそう言っていただけるのが嬉しいというか、前回ね、バンドデシナの話もしましたけど、やっぱりなんかいろいろと興味があるっていう感じで、この得意なジャンルとか、ジャンルで作るみたいなものをやめたくて、
第1週のときは、ジャンルレスって刺激的っていうのがついたんですけど、実はちょっと四住でも、小さなリブランディングといいますか、ブランドを少し変えたわけじゃないんですけど、ちょっと尖らしていってて、
今回、特集の語がめぐり届くっていう特集テーマになってるんですけど、それとはもう一つ違うワードがございまして、ポッドキャストでも散々言ってる、豊かであるためにっていうね。
ね。
はい。
とてもわかりやすいけれども、すごく大事なことを言ってるやつやな、これ。
そうなんですよ。この2本柱で作ってるのは、今回の別冊四住、豊かであるために、そしてめぐり届いていく。
はい。
これは、ぜひ読んでいただけると、意味がわかるかなと思うので。
わかるかも。
はい。
豊かですっていうことじゃないんだよ。豊かであるためにだし、届きますではなく、めぐり届くっていう、なんていうのかな、ひとひねりみたいなものが、ちゃんと読むとわかるのかなと思うので。
そうですね。別冊四住はやっぱり、編集部の思想、レーベルとしての思想みたいなものを、結構込めては作ってるので、本当にシンプルに載ってる作品、編集してる僕が言うのもあれですけど、めちゃくちゃ面白いんで。
はい。
それ目当てにね、読んでいただけるのもめちゃくちゃ嬉しいんですけど、ぜひ一冊読んで、めぐり届くとは何かとか、豊かさってなんだろうみたいなことを、このポッドキャストも含めて、
読者の皆様が一人一人考えてもらえると、いいかなっていう気持ちで作っているのが、別冊四住第2週でございます。
後編への予告
はい。とっても楽しみ。私はちょっと一足先に読ませてもらっちゃいましたけど、そしてね、半分見打ちみたいなもんですけど、そのことをちょっと一旦わけにおいておいても、
こんないろんな作品がギュッと詰まった、そしてこれいい意味でですけど、ちょっと変な漫画の雑誌、漫画集みたいなものって、なかなかないかなと思いますので、ぜひ物好きな皆さん、新しい出会いを求めている皆さん、ぜひぜひという感じはしますね、やっぱ。
そうですか。
見打ちが見打ちを褒めて、ちょっとあれですけど、いや普通に面白かったっていうことでした。
で、さっきね、忙しいとか言ってましたけど、なんかもう一冊出るんですよ、みたいなことも言ってたじゃないですか。
で、横山陸人先生の単体のね、短編集が出るんでしょ。
出ます。
その話も聞きたいわけ。
話したいですね。
だけど、時間が。
ちょっと来ちゃいましたか。
ということで、横山先生の作品集については後編でやろうと思いますので、また来週水曜日のお昼頃に楽しみに待っていただけたら。
待てない方はもうコミック買ってもらって、不幸音声的に楽しんでいただけたらと思いますので。
よろしくお願いします。またスミの方でお会いしましょう。
お会いしましょう。
16:45
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