00:02
今回は、いはら細角の好色一代男というものを取り上げたいと思います。
いはら細角という方はですね、江戸時代の作家でございます。
このいはら細角自体はですね、もともと俳優に親しんでいたりもするんですけれども、有名なのは浮世雑誌というものでございます。
浮世雑誌というのは、言ってみれば小説ですね。
江戸時代になって、様々な人たちが文学を楽しめるようになりました。
それまでは貴族であったりとか、お坊さんたちであったりとか、非常に限られた人たちが楽しむものだった。
それが町民たちが楽しめるようになったんですね。
そうなると、町民たちのニーズに合った作品というものが流行りだすわけです。
特に多いのは、やっぱり恋愛とホラーですね。恋愛とホラーが非常に多いんですね。
中でもいはら細角の代表作が、高職一代男というものですね。
世之助という人が性に目覚めて、様々な女性や様々な男性と恋愛をしていくという、そういうお話なんですね。
非常にこの伊勢物語とか源氏物語の設定とかをちょっとパロディーとして、何か利用しているところもあったりしてですね、非常に面白おかしく描かれているんですね。
非常にこの一般の町民の皆さんに楽しまれるような作品を作っております。
この高職一代男のような、この高職が作る、高職で井戸好みな恋愛の話ですね。
高職の物語で高職者と言ったりですね。
あとは他に、当時の関心寺といえばお金ですね。お金にまつわる聴人者であるとか、他にも武家者、雑和者など、様々なジャンルのお話をいはら細角は描くんですね。
こういったものがですね、例えば後々に他の作品にリメイクされたりだとか、そういうものもされるんですけれども、
この面白おかしく描くっていう、そういう、何て言うんですかね、町民たちに向けた文学っていうのが栄えた。それが江戸時代の文学なんですね。
その中での一流作家がいはら細角、その代表作が高職一代男という作品でございます。