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2024-04-08 06:41

2024年4月8日

2024年4月8日の日記です。町田康・訳『宇治拾遺物語』の文庫版を読んだ感想です。音源の最後になんか大きい物音入っちゃってるのでお気をつけて…!

#声日記

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2024年4月8日、そろそろ過去になりますが、
今日はですね、先日ちょっとお話ししたんですけど、
最近川出書房から文庫で出た町田孝役、宇治周囲物語を独領しましたので、
その話をちょっとしようかなと思ってるんですけど、
ちょっと前回、以前話した通り、数年前に日本文学全集というのが川出から出てて、
そのシリーズの目玉が、日本の古典文学を現代の作家が現代語訳するという、
そういう企画が特徴の全集だったんですけど、
その中に収録されていた古典の新訳が、最近川出文庫の方から続々と文庫化されていまして、
その中の一環として最近出たのが、町田孝役の宇治周囲物語。
この町田孝役の宇治周囲は、単行本が出た当初からめちゃくちゃ面白いと、
めちゃくちゃ笑えるということで、結構話題になってた作品だったんで、
結構楽しみに読んでたわけです。待望の文庫化だったわけですけど、
これ読んでみると、宇治周囲物語って何となく中学・高校の古文の時間とか、
国語の文覧とかでね、タイトルとかは見たことあって、
何となくこの宇治周囲物語っていう字面からして、
なんかちょっととっつきづらそうな雰囲気もあったりとかして、
ちょっと難しいのかなと思ったりもしたんですけど、
実際読んでみるとですね、もうアホらしい話のオンパレードですね。
なんでわざわざこんなアホみたいな話をたくさん書いたんだろう、
たくさん書き残したんだろう、みたいな。
そういう笑い話とかしょうもない話、くだらない話のオンパレードでですね、
町田幸の文体も相まって非常にユーモラスで、
面白おかしい一冊になっているので、
もう本当にただただくだらない話が続くというですね、
そういう愉快な一冊になってました。
中にはね、小太りじいさんの元になった話とか、
あと芥川龍之介が花という短編に書いたような、
そういうふうな元になった話もいっぱいあって。
芥川の花に関してはですね、その元になった話はこの宇治周囲物語の方では、
花がむちゃくちゃ長いお坊さんというタイトルになっているんですけど、
一時が万事この調子で町田幸役なんでですね、
ものすごい砕けた口語とかですね、
逆にちょっとカッチリした熟語が入ってくるかと思えば、
昔の人たちがマジすか、そういう口調で喋ったりして、
本当にゆるゆるなところもあり、すごく楽しい、面白い文章になっています。
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あとすげえくだらない下ネタとかの話もあって、
特にこれあんま詳しくは言わないですけど、
特に今日昼ご飯食べながら読んでた、
滝口道則が術を習った話っていうエピソードがあるんですけど、
これ詳しくは言わないですけど、
めちゃめちゃ下ネタのめちゃめちゃくだらない話で、
すごいね、昼に読むもんじゃなかったなとか思いながら、
ちょっと笑いながら読んでたんですけど、
そういうふうな下ネタみたいな話とか、
あと欲望とかね、見栄とか、
それこそ性欲とか、つけ目心みたいなものとかが、
この中世説話に書き残されるような時代にもあったんだなっていうことが、
すごくよくわかる話ですね。
ただ、町田幸が多分、現代語訳するにあたって、
ただ直訳しただけじゃなくて、
いろんなニュアンスとかを付け足したり、
いろんな部分、行間を付け足したりして、
アレンジしたりして、
たぶん実際に読んでみると、
宇治呪い物語、実際に原点にあたってみると、
もうちょっとあっさりしてるんじゃないかなと思うんですけど、
その分、面白いところもたくさんあって、
いわゆる下斬り雀のベースになったような、
似たような話で、
雀が恩義を感じるっていうお話があるんですけど、
その中で、いわゆる雀を助けたおばあさんがいて、
その人が、
たくさんお米が出てくる氷炭を手に入れて、
富を得たと。
いわゆる下斬り雀でいうところの、
悪いおばあさんというのが隣に住んでるんですけど、
悪いおばあさんと昔話とかでは言われる、
意地悪なおばあさんと昔話の中では言われるような、
隣のおばあさんの描写について、
町田孝役さんについて、
家族の中で邪剣に扱われていて、
家族のことを見返したいと、
心の中で思っているからこそ、
隣のおばあさんが、
豊かに裕福になったことを羨んで、
どうにかして同じように富を得られないかと、
考えているみたいな、
そういう心の動きとかを、
これは原点にあって、
町田孝が付け足しているのかわからないですけど、
そういうのも描かれていて、
昔の説話なんだけども、
くだらない話なんだけども、
なんとなくその登場人物の感情とか、
心の動きっていうものは、
わからないではないなみたいなところが、
たくさん散りばめられているというのも、
すごく面白い、いい本だなというふうに思います。
単純に古典文学とはいえ、
中身は本当にくだらない話がいっぱい載っている本という感じなので、
気になった方はぜひ読んでみてください。
おそらく河出のホームページのどこかとかに、
試し読みで公開されていた、
いわゆる小太りじいさん、
この町田孝役の中では、
気軽に読んでみてください。
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おそらく、
おそらく、
おそらく、
おそらくその小太りじいさん、
この町田孝役の中では、
ficates为devents sicile-
vicates silert débents siciles
というエピソードのタイトルで、
公開されていた試し読みがまだ、
もしかしたら河出にも、
可能は河出書房のサイトにもあるかもしれないので、
もし気になった方がいたら、
そちらもチェックしてみては、
いかがでしょうか、
という感じで、
今回は町田孝役の宇治繊維物語でした。
あんまり何も深く考えずに、
ただゲラゲラ笑えるような本を読みたいという人には
おすすめかもという感じです
では今日はこの辺で
おやすみなさい
06:41

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