2022-11-15 05:32

#29 奥の細道 概説

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キーワード:松尾芭蕉、俳句、俳諧、蕉風、野ざらし紀行、鹿島紀行、笈の小文、更科紀行、紀行文
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今回は、奥の細道についてご紹介いたします。
奥の細道は、江戸時代の松尾馬賞という俳人の作品です。
奥の細道というのは、こちらは東北地方を中心に松尾馬賞が旅をして、
その中で読んだ俳句、その俳句とその俳句が読まれたシチュエーションを綴ったものです。
気候文と言ってもいいかと思います。
古くからこのように、例えば和歌を読んで、その和歌がどのような背景で読まれたのか、
なんてものを綴るものに、歌物語なんてものがありましたけれども、
その俳句バージョンと言ってもいいかもしれませんね。
松尾馬賞という方は、もともとは旅をするというところがあまりなかったんですけれども、
大体40歳くらいですかね、41歳でしたかね、旅に出るんですね。
最初の旅が野沢式校と呼ばれる旅なんですけれども、
その後、鹿島気候、大井の小文、伊勢田品気候というように、
何度か旅に出て、その旅の中で俳句を読み、その俳句を綴っていくということをやるんですね。
で、帰ってきて、その俳句を一つのまとめて、作品集を作るということをやっていたんですね。
そんな松尾馬賞だったんですが、もともとは伊賀上野、三重県ですね。
伊賀の出身なんです。
そういうところもあって、江戸に住んでいて、その伊賀の方に寄生するときに、
少し遠回りしたりする中で旅をしてきたんですね。
なので基本的には、江戸から南というか西の方に旅をして、
そして読まれていきたというのが、それぞれの旅の模様なんですけれども、
その中で最後の旅となった奥の細道、この奥の細道だけは東北の方を回っているんですね。
当時は東北の方というのは文化的にも、まだまだあまり知られていなかったりとか、
少し独自の文化があったりとかですね。
あとはこの俳句という芸術についても、まだまだ分からなかったり、
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あとは学びたいと思っても、なかなか学ぶ機会のない人が多かったようなんですね。
その中で、まさにこの松尾芭蕉という方は、俳句というものを芸術にした方と言われているんですね。
というのも、もともと俳句という遊びがあるんですね。
57の連続によって、しりとりのような感覚ですかね。
言葉遊びとしてやっていたものがあって、それを様々な人がちょっとずつ本格的にやったりとかしていく中で、
松尾芭蕉が独自の価値観というか、独自の美しさというものを見出すということをしていくんですね。
その独自の美しさ、これは松風、芭蕉風と書いて、芭蕉の風と書いて松風と言ったりしますけれども、
そういうものを作っていくと。
それとこの旅の中で得られたものというのが非常に共鳴しているんですね。
その中で最後の旅となった奥の細道というのが、これまたこの東北の方の様々な俳句のファンとかですね、松尾芭蕉ファンの皆さんに会う旅でもあったわけなんですね。
そういう旅をしてきたと。
距離的にも非常に東北のかなり北の方、秋田の方まで行っていますから、岩手とか秋田の方まで行っていますから非常に長大な道のりなんですね。
それを行っているだけでも非常に当時の文化とか当時の暮らしも伺えて非常に素敵なんですね。
もちろんこれただの日記というものではありませんので、その中で作られた俳句とか、あとはその中で起きた出来事なんかを記録しておいて、
後になって俳句自体も編集したりだとか、内容も編集したりとかはしたんでしょうけれども、結果的にそれが今でも有名な作品となっております。
そういう俳句というものを有名にしたという点でもそうですし、この記功文としてですね、当時の東北の暮らしを伝えるという点でも非常に面白い作品。
それが奥野細道というものでございます。
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