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はい、それでは今回は、伊勢物語という作品を扱ってまいります。
伊勢物語は、平安時代前期に成立したと言われております。
この伊勢物語は、ジャンルは歌物語と言われております。
歌というのは和歌のことですね。
この和歌を中心として、その和歌がどのような背景によって描かれているのか、どのようなシチュエーションで読まれたのか、どのようなエピソードの中で読まれたのか、
そういったこと、そういった背景のようなものが物語になっているもの、これを歌物語と言っています。
代表的な歌物語には伊勢物語のほか、大和物語などがあります。
この伊勢物語は歌物語の中でも最古のものだと言われておりますので、最古の歌物語だということであります。
この伊勢物語なんですけれども、主人公は男としか書かれておりません。
具体的な人物名は書かれていないんですね。
ところが、実はこの男のモデルとなったのが有原の成平なのではないかと言われているんですね。
さあ、それはなぜだかお分かりになるでしょうか。
本文中では有原を成平がとか、成平がのような人物名は一切登場していないんですね。
これはこの伊勢物語に出てくる和歌というのが有原を成平が読んだ和歌と一致しているんですね。
なので、おそらくこの有原を成平の和歌が元になった物語、もしくは有原を成平自身のエピソードをもしかしたらその中には混ざっているのかもしれません。
ただ、この伊勢物語というのは一つの大きなストーリーがあるというわけではなくて、小さな商談と呼ばれる小さなまとまりにお話が分かれておりまして、それぞれが独立した話になっています。
ですので、実際に有原を成平がそのすべてを経験したというのはちょっと考えづらいですので、
なので、そういったことからも有原を成平がモデルとなってできたというような言い方をするわけですね。
非常に様々な物語があるんですけれども、この和歌というものが読まれた背景というのが、特に恋の場面、和歌をお互いに送りあって愛を確かめあったり、
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場合によっては愛が一方通行になってしまったり、破れたり、またそういった愛がすれ違ってしまったり、
そういった内容が結果的には多くなるので、内容としてはかなりラブストーリーに属するようなものが非常に多くあるんですね。
もちろんそれだけではないんですけれども、非常にロマンティックな場面が多く出てまいります。
代表的な商談をご紹介いたしましょう。
第1弾はウイコーブリと呼ばれます。
ウイコーブリというのは原服のことです。成人になったということですね。
そのある男はウイコーブリ、原服して後すぐに恋に落ちるんですね。
美しい姉妹を見かけて、その美しい姉妹に恋の歌を送るんです。
というようなかなり草食な男性について描かれている、そういった商談になっております。
また芥川というような風にも言われる場面がありまして、
こちら第4弾か6弾にあたりますかね。
その場面では芥川という川が出てくるんですけれども、
これはある男がある女を盗み出すんですね。
ところが芥川という川のほとりで、その女を鬼に食われてしまうという内容になっております。
実はこれらの場面というのが、これがそのまま脳のアイディアにつながっているんですね。
脳の芥川というものに使われております。
実はこの一線物合体の中には、それが元となって脳になっているというものが非常に多くあるんですね。
脳とか、あとは陽極ですね。そういったものの題材となっております。
またそれだけではなくて、さまざまなその後の作品にも影響を与えていて、
例えばあの源氏物語にも影響を与えたのではないかとも言われております。
そのようなさまざまな物語にも影響を与えて、そして日本の多くの文化にも影響を与えた、
その元ネタともいえるのがこの一線物語というわけであります。