1. 石田衣良の大人の放課後ラジオ
  2. 【オトラジ#91】「性」が小説..

日本の小説は
本来「性」がど真ん中にあった
だんだんとセックスが
小説から追放されるのはなぜか?
ぼくがこれまで読んだ
性を描いた名作ベスト7の紹介と
これからの小説のあり方を考える特別回
いやー昔の大人の小説って
面白かったよね......衣良

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00:09
こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、竹井ひろなです。
こんばんは、早川洋平です。
さあ、今回は皆さん待ちに待ったテーマかもしれません。
うん。
なんかさ、今日本の小説ってすごい清潔になったよね。
まあ、そうです。清潔感ありますね。
なんか潔癖というかね。
全然ドロドロしなくなったよね。
それがもう、僕不思議でたまらなくてさ。
なるほど。
だって、考えてみて、日本で一番最初の小説、一番の古典といえば、はい。
えっと、紫式部。
そう、源氏物語でしょ。
源氏物語。
源氏物語って、イケメンの王子様が、いろんな女の人とね、
もう、とっかいひっかり。
沖縄を流してしまくる話じゃないですか。
で、実はそれを別に、源氏物語だけじゃなくて、
日本の小説はそれからずっと現代まで、
実はあるんだよね。
そういう、色と恋の文学っていうのが、ずっと主流で、
それが、あの、ど真ん中で王道だと言われた。
特にこの20年かな。
21世紀になってから、急激に清潔になって、
誰も彼も、というより、若い男性作家でベッドシーンを描いてるのは、
もう僕ぐらいしかいないんだよね。
うーん。
若くはないけど。
絶滅危惧種。
絶滅危惧種じゃん。
そうそうそう。
えー、そうなんですね。
だから、エゴスとか、ベッドシーンが主体のお話を描く人なんて、
もう誰でもいないし。
ポルノ専業の人以外は。
だから、女性作家が描いてるんだけど、
ともかく男の子たちが、
作家はみんな清潔になったよね。
え、それはいつもの、
なんか、装飾系がどうこうとか、
あと、世の中がなんか、あれもこれも批判して、
描きづらくなってるから、
なんか、そういうことじゃなさそう。
それだけじゃなくて、
なんか、日本人の源流の部分で、
何かその、エロスに向かう、
熱がなくなってしまったっていうかさ。
まあ、でも、そういう性に対して、
淡泊になっていっているっていうことなんでしょうね。
そうだね。
でも、その割にはさ、よく、
ほら、ドリコンのおっさんとか捕まってるし、
女性も襲われているじゃない。
だから、小説とかの中でだけ、
薄くなってるっていうか。
まあ、確かに言われてみれば。
歌もラブソング多いじゃん、基本的に。
そうですよね。アニメだってなんか、
ハーレムもの多いですし。
うん。でも、小説は本当になくなったよね。
ああ、そうなんだ。
不思議。なんでだろうっていう。
で、今回は、要するに、
そこがテーマです。
はい。
日本の小説の中で、
その性の扱いっていうのが、
どんなふうに変わってきたか。
うん、うん、うん。
もうね、だから、
うちの本棚探しまくって、
あれこれ見たんだけど、
本当に、若手の作家ではないね。
これいいね、この本っていうのは。
それで、いつから、
いつの、このタイミングの時代から、
ぱったりなくなるとか、
そういう感じなんですか。
それとも、徐々に徐々に、なんかこう。
えっとね、
僕がデビューしたぐらいの頃から、
03:00
徐々に徐々になくなってる。
あ、そうなんですか。
だから、この20年、
25年ぐらいじゃないかな。
へぇー。
だってさ、
例えばほら、
ダブル村上。
これノルウェーヌの森と、
これヒロカベイビスなんだけど、
この2つなんかには、
バッチリ、
レッドシーンとかあるじゃない。
バッチリ。
2人よく出てきますよね。
で、僕なんか、
その大人の小説には、
男女のこととか、
ちゃんと書くもんだよな。
それが大人の小説じゃんっていう、
なんか思い込みがあるんだけど、
それがもう、
完全になくなっちゃったっていう、
感じかなぁ。
なんか最近の作品で、
そもそも、
それが良かった、
悪かった以前に、
その描写が、
なんかあったっていう、
記憶ないっすね。
うん。
はい。
若手の人の。
だから人の殺し方はさ、
一番新しい、
ナオキショーの、
なんだっけ、
デスカトリポカー。
デスカトリポカー。
人の殺し方に関しては、
めっちゃめちゃ細かく書いてるけど、
ペッチなしにないじゃない。
一個もなかったです。
うん。
なんか不思議だよね。
だから人を食べたりさ、
殺したり、
バラバラに引き裂いたりするのは、
全然よくて、
でも、
一緒に抱き合ったりするとなると、
さんにもう、
そんな汚らしいことできません、
みたいな感じ、
なってんのが、
なんかもう、
不思議でしょうがないんだよね。
え、
それ変な話ですけど、
作家の人たち自体も、
なんかそういう経験とか、
それ自体が、
あんまりないけど、
言ってる感じはあるね。
なんかそれは、
関係ありそうですよね、
場所は。
だって、
例えば、
渡辺淳一さんみたいにさ、
絶倫の人みたいなの、
いないからね。
だから、
書かないというより、
書けないみたいなときもある。
いやー、
これをやっても、
もうダメなんだよ、
受けないんだよ、
っていう。
受けないんですかね?
うーん、
よほどうまくやらなきゃ、
受けないんじゃない?
だから、
それはもう、
こんなのが珍しいだけ、
少年みたいなのが。
あー。
まあね、
ちょっと井田さんのせいは、
なんかちょっと別枠ですよね。
そう、
だから、
まあでも、
大変だよね。
その別枠に行くまでが、
大変だから、
ちょっと書くと、
それで、
江戸作家みたいなこと言われるからさ、
え、
別に江戸作家いいじゃん、
とか思うんだけど、
上等じゃん、
映画とかで、
こう、
女優さんがすごい、
本格的な濡れ歯とかあると、
それだけで、
ニュースになったりするじゃないですか、
謎に。
でも、
最近それもないよね、
あんまり。
そう、
それもあんま聞かないから、
なんか謎、
でも、
その、
そもそもそういうことが、
なんかトピックとして、
ニュースになるってこともおかしいし、
いや、
そんなことないよ。
え、
なんか、
マリー・モンローが脱いだって言えば、
ハリウッドだって話題になるんだよ、
当たり前じゃん。
そうなんですか。
そうだよ。
なんか、
人が流行されていて、
手に取る人も減っているのかな、
っていうのも、
感じたんですけど、
それもあるね。
見る人は、
穢らわしいじゃないですか。
書く人もそうだけど、
見る人もそう、
みたいな。
逆に言えば、
これ、
AVと深く関わってるかもしれない。
僕も今それ、
AVが巨大な市場として、
全く別な市場として、
出来上がってしまった。
それから、
切れてそっち。
2.5次元も、
出来上がってしまったとなると、
そこはそこに、
大好きな人が集まって、
小説好きな人は、
もうそこには行かない、
みたいな感じで、
分離しているのかもしれないけどね。
06:00
でも、
なんか違うんだよな。
AVって、
ある種、
なんか、
あれって、
一本の映画じゃないですけど、
なんか、
ドラマみたいなとこ、
あるじゃないですか。
演技。
まあ、
そういうものもあるよね。
あっという間に、
スケーションとか、
そういうことじゃなくて、
なんか、
演技、
演技じゃないですか、
あれって。
ファンタジーね。
ファンタジー。
エロスの世界観を、
つるっと、
題材にした、
その一本の、
演技みたいな、
ことじゃないですか。
だから、
なんかその、
演じてるから、
なんかその、
なんか、
境目がなくなってるのかなって。
ああ。
映画とか、
小説とかっていう、
エンターテインメントと、
AVっていう、
エンターテインメントの、
境目がなくなっちゃって、
なんか、
エロいことイコール、
AV、
すべてAV、
みたいな、
なんか、
感じなのかなって、
思っちゃって。
そうね。
だから、
なんか、
もうちょっとだけど、
文化ってさ、
いろんなもの含むものじゃないの?
まあ、
そうですよね。
うん。
で、
恋愛小説も、
あんまないんだよね。
ああ、
もう、
生どころか、
恋愛小説って、
だから、
今、
一番多いのは、
家族小説みたいなのじゃない?
ああ。
何でしょうね、
あの、
家族ポルノですよね。
あれご存知。
そうそうそう。
家族か、
本当の、
殺人ポルノか。
そう、
殺人ポルノか、
家族ポルノ。
あるいは、
疑似家族ポルノね。
疑似家族が、
みんないい人で、
お互いを、
恋愛小説を、
書くようになったので、
なんかもう、
子供の頃から、
すり込みなんだろうね。
うん。
その、
ちっちゃい頃から、
小説いっぱい読んでいたので、
日本に、
その、
はい。
明治期に、
西洋の小説っていうのが、
入ってきたときに、
みんな迷うのよ、
何を書いていいか、
分かんなくて。
うん。
で、
リアルな日本の話ってさ、
日本がどんどん変わっていくし、
その、
都会と田舎の差も、
ものすごく激しかったので、
書きにくいじゃない。
で、
自分の恋愛とか、
欲望のことを、
書くようになったの。
うん。
それが、
例えば、
田山片栄の布団とかも、
そうなわけ。
うん。
あれ、
出て行ってしまった女の子の、
布団の匂いを嗅いで、
ギューって、
布団を抱いて、
終わるからね。
ええ、
素敵。
何それ。
昔はそういうの多いよ。
そう。
だから、
自分の欲望みたいなものは、
リアルだと感じられた。
なので、
一番入り口のところで言って、
僕の好きな3人なんだけど、
川端康成と、
みんなエロスの人じゃん。
確かに。
もう、
大傑作。
眠れる美女。
もう、
川端の中で、
一番いい本なんだけど、
これだってね、
おじいさんが寝ている女の子の、
指をしゃぶる話だからね。
はい、
読みました。
そんな話なんだ、
これ。
そうそう、
指を口の中に入れて、
ずっとしゃぶってるみたいなこと、
書いてあるんですよ。
それが、
その中に、
ずっと入ってるんですか?
何人もの女の子と、
寝るの。
ええ。
ただし、
実際にセックスはしてはいけませんよ、
っていう、
ただの、
そうそう、
ソフレソフレ。
そう。
すごい。
そう、
これだから、
僕、
これを読んで、
少年書きたいと思ったのね。
そうなんだ。
おっしゃってましたね。
09:00
でも、
なんかその、
なんかあの、
あっ、
でも、
ちょっとこの話、
後にしよう。
何?
大丈夫、
忘れないで。
大丈夫、
忘れちゃいますよ。
じゃあ、
いいよ、いいよ。
何?
なんか、
私、
そうですよね。
私、
そうですけどね、
多分、
そうです。
で、
同人誌って思うと、
多分、
皆さん、
世の中の皆さん、
ほとんどが、
同人誌イコールエロって、
多分、
ずっと思うと思うんですよ。
で、
確かに、
その、
同人誌って、
それぐらい、
エロ表現が、
本当に、
なんか、
盛んというか、
エロをそこで発散するぐらいの勢いで、
もう、
エロしかない漫画とか小説みたいのが、
すごいあるわけなんですよ。
まあ、
でも、
それだけじゃないんですけど、
で、
そういうBLとかの表現って、
本当に、
あけすけなというか、
あの、
感じの表現が、
多いわけなんですね。
で、
今言った、
川端康成の、
女性の指をしゃぶり続ける男、
っていうことで言うと、
川端康成が書く、
そういうちょっと、
変態チックな男性って、
どういう描写になるのかなって、
思ったんですよ。
なんかその、
なるほど。
その概要だけ聞くと、
もう、
本当に、
ちょっとかなりの、
凄まじい、
感じになるのかなって、
思って。
だから、
それ状況を、
ものすごく、
鋭敏で、
超鋭い、
まあ、
しかも、
しっとりした、
いい文章で、
書くと、
ここまでいけるんだ、
ってこと。
なるほど。
やっぱ、
そうですよね。
気持ち悪さないし。
毎日書くと、
とんでもない、
いいものがあるわけよ。
そうか。
え、
早川さんも、
これ読んでるんですか?
読んでる、
読んでる。
ていうか、
井田さんが結構、
この辺の本をね、
やっぱり、
以前やってた、
読書サロンで、
井田さん自身もね、
これ読んでって、
ありましたけど、
やっぱり、
多分、
影響も受けられてる、
と思いますし、
なんか、
エロいけど、
エロくない、
というか。
そうだよ。
なんか、
そういう、
上質な、
エロの前に、
まず上質な、
文章がある、
みたいな。
そう。
でも、
エロいよ。
今、
パッて、
開けたけど、
江口老人、
ていうのが、
おじいさんね。
江口は、
親指を、
かき回し、
少しずつ、
荒々しくなった。
おお。
娘の毛先から、
パチパチと、
静電気が、
放たれ、
老人の指に、
伝わった、
って書いてある。
ああ、
すごい。
めちゃめちゃ、
よくない?
めちゃめちゃ、
いいですね。
エロいんだけど、
エロくない。
なるほど。
江口老人って、
四文字で、
エロいよな。
そう。
67歳で、
女の子の、
髪の毛を、
かき回して、
指に静電気が、
その激しさ、
ちょっと、
ちょっと、
ビリビリくる激しさ、
みたいなのが、
そこで感じる。
なんか、
生きているエネルギー、
みたいな感じじゃない?
若い女の子の。
なので、
江口老人は、
67歳で、
12:00
エッチはしないで、
添い寝をする。
これ、
りょうくんは、
二十歳で、
必ずエッチをする。
若い。
年寄り。
する。
しない。
でも、
設定では、
似てるわけ。
毎回毎回、
別の女の子と、
一晩を過ごす。
似てるんですか?
いや、
だから、
彼女の方に、
秘密クラブがあって、
そこは、
好きな女の子を選んで、
その子を薬に眠らせて、
添い寝できるわけ。
すごいね。
それは、
昔、
本当にあったってことなんですか?
まあ、
それに似たような風俗は、
あったんだろうね。
たぶん。
へえ。
その頃は、
覚醒剤とか、
水に入れ替えてた。
ああ、
すごい。
神秘的だな。
面白い。
だから、
僕の中では、
なんか、
大人の小説っていうのは、
面白くないよね。
なるほどな。
なので、
なんでみんな、
読んでないの全然とか、
思っちゃうわけよ、
そっちの方が。
なんか、
ミステリーばっかり読まなくても、
そんな面白くないんだから。
読んでる人は、
たぶん、
面白くて、
読んでるなと思われますけど、
なんか、
私の、
その、
学生の時の、
思い出なんですけど、
欲望、
人間の、
浅ましさとか、
欲望みたいのを、
書いてある、
絵とか、
小説とか、
そういうものって、
文化的なことは、
絵とか、
文化的なことって、
なんか、
崇高なものっていうか、
そっちが、
文学だったんだよね。
そう、
っていうイメージが、
あったので、
なんか、
そういうことに、
あえて触れに行くっていう、
ことは、
あったかもしれないですよね、
なんか。
そうそうそう。
だって、
これ、
雪国は、
一応、
また、
別の代表作じゃん。
これだって、
雪国に住んでる、
芸者の、
愛人のところに、
会いに行く話だったからね、
ただ。
で、
今、
この知人の愛の世界とかさ、
もう、
確かに。
めちゃめちゃ面白いじゃない。
うーん。
あの、
Sの女の子に、
散々振り回される、
あー。
Mの会社員の話だから。
それか、
はい。
で、
ほらこっちは、
無手の人力なんか、
おじいさんがね、
自分の息子の嫁の足が、
好きで好きで、
踏んづけてもらいたくて、
たまらなくて、
って言いましたから。
ほほほほほ。
確かに、
そんなんばっかだよ。
えっ。
で、
でもそれが、
なんか、
うんうんうん。
なんかそういうイメージ。
なので今、
ある文学の一つのジャンルが、
まるまるなくなってしまったっていう。
むしろその、
ね、
章がすべてじゃないでしょ。
楽しみがある。
章がすべてじゃないでしょ。
さっきの、
ノーベル文学賞もそうですけど、
だから、
それがちゃんと受賞できたら、
当然、
王道でも、
主流でもあり、
そう。
だから、
あ、
そっか、
それこそ、
あれですよね、
吉行淳之助とかも、
なんか、
また面白い話も書いてたし、
みんな、
みんななんか、
三大巨頭なわけだけど、
永井架風も、
このボッドオキタンって、
まあ、
何度も映画になってるし、
すごく有名じゃない。
これも、
要は、
なんか、
岡場所みたいなところ、
青線のところの、
女の子を、
毎回、
買いに行く話なんだよね。
うんうん。
ただ、
まあ、
教養があって、
15:00
面白い人だから、
永井架風は。
なので、
ただ、
買いに行って、
で、
しかも、
2階かなんかに上がると、
その女の子も住まい兼、
仕事場なのね。
もらいながら、
でも、
ちゃんとエッチしてくるっていう。
うん。
なんかね、
しっとりして、
すごく面白いの。
なるほどな。
で、
こういうのやっぱり、
読んじゃうと、
うわー、
こういう世界いいよね、
って思うじゃない。
で、
その伝統に関しては、
春樹さんとか、
りゅうさんの頃までは、
残ってるんだよ。
うん。
お二人は、
お互いの文学みたいな、
世界にいるので。
うんうん。
でもね、
なんか僕、
あの、
伊坂さんとかに、
話聞いたことあるんだけど、
伊坂さん、
春樹さんの文章ぐらいでも、
ちょっと、
エロがきつくて、
読めないっていう。
へー。
確かに、
伊坂さんの本って、
そういうの全く出てこない。
キスすら、
出てこないですよね。
そうだね。
まあ、
基本的に、
あのー、
ね、
男性性色なので、
あー。
あの、
カビみたいに増えるんじゃない?
人間が。
だから、
面白いよね。
へー。
だから、
なんで、
こんなに急に、
エロスが廃れていったのか、
っていうのは、
本当に、
みんなで考えていくテーマだと、
いろいろ聞きたいし、
考えたいことありますね。
いや、
面白い。
でも、
こうやってさ、
探してくると、
いい本多いわ、
日本のエロの本が。
へー。
ちゃんとセイラが使った、
日本の小説の一番いいのは、
もう、
今の日本、
まあ、
日本全体の文化の中の、
トップオブトップなんで、
ぜひ、
ちょっと、
くれてほしいかなー、
なんか、
ちょっと、
ベッドシーンがあるから、
不潔とか思わないで。
ふーん。
川端谷関、
永井カフェぐらいはさ、
読もうよ。
読めますよね、
今でもね。
もう、
高校生ぐらいで、
少年と、
川端くらい読んで、
そしたら、
センスいいって、
覚えてあげる。
そうですね。
ということで、
話は尽きませんが、
続きは本編で、
ということで、
お便り、
質問来てますかね。
はい、
お便りです。
イラさんのような、
センスのいい大人が、
周囲にいないので、
深みのある面白い本や、
音楽の話を聞けて、
楽しいです。
もっと、
バンバン、
紹介してほしいです。
自分で探すのが、
苦手なので、
書いてないか。
そうなんですよ。
書いてないんですよね。
そう。
センスのいい大人がいないと、
嘆いて。
学生さんぐらいか。
かもしれないですね。
はい。
じゃあ、
相談ですね。
40代の女性からです。
はい。
イラさん、
早川さん、
広野さん、
こんにちは。
恋と仕事と、
社会のQ&Aの、
第1回目から、
ずっと拝聴しています。
おー、
ありがとう。
20年以上前に、
知り合った彼に、
思いを寄せています。
出会った時から、
好意を持っていましたが、
その時、
彼は、
彼には彼女がいたので、
諦めていました。
それから、
私にも、
彼氏がいたりで、
今に至ります。
現在、
私はフリーで、
彼も独身です。
自分で起業し、
成功しているので、
仕事が忙しく、
女性にも、
とてもモテます。
私のことは、
大切にしてくれているものと、
感じるものの、
恋愛対象では、
ないようです。
先日、
18:00
LINEのやり取りで、
直接的ではないものの、
初めて、
気持ちを書いてみました。
しかし、
別件がメインだったため、
ありがとうだけで、
別件へ。
これまでも、
脈がないなと、
諦めてきましたが、
期待を知ってしまうようなことが、
あるたびに、
思いが大きくなります。
依存したくはないので、
これからは、
私との関係性よりも、
彼自身の幸せを願う、
ということに、
シフトすればいいのでしょうか。
アドバイスを、
お願いいたします。
イラさんの、
愛のある回答が大好きで、
毎回楽しみにしています。
また、
お会いできますように。
という。
20年って、
長いね。
すごいですね。
しかも、
彼が、
成功しちゃったから、
ハードル上がったよね。
40代ぐらいで、
起業して、
うまくいっちゃうと、
周りに、
女の子、
すごい集まってくるじゃん。
確かに。
そうですね。
しかも、
起業仲間っていうのが、
はっきり言って、
トンチンカンのやつばかりだから。
そうでしょうね。
みんな集まるんだよな。
その彼、
トライアスロンとか、
やってないかな。
非常に多いんだよね。
トライアスロンとか、
ジムで鍛える、
若い経営者。
多いですね。
どうかな。
ただ、
ちゃんと、
LINEで一応、
彼女なみに、
伝えたわけじゃない。
うん。
そこで、
ありがとうでする。
だから、
なんか、
目としては、
あんまりないのかなって、
ちょっと、
思っちゃうよね。
そうです。
どこまで、
どう伝えたんでしょうね。
ただ、
女の子が、
思いっきり伝えても、
全然分かってないってことが、
あるからね、
相手が。
そんなことあります?
ある。
ある。
そうなんですか。
いつも、
この話してんじゃん。
なんか、
イラさん、
どんかんだったら、
あと、
人によっては、
ほら、
逆に、
俺なんかも、
自信がない人は、
多分、
かなり言ってくれてても、
なんか、
7割ぐらい、
差し引いて考えるから、
みたいな。
まあ、
でも、
この他でも、
彼は違うわ。
何でもそうです。
そうだよ。
ありがとうっていうのが、
もう、
余裕を感じるか。
自分のことを好きでいてくれて、
ありがとうの意味だと思うんだよ。
その後、
別件で、
ビジネスの話をしてるわけじゃん。
だから、
伝わってると思うんだけど、
うわ、
女性、
この方の、
見方をしたいので、
うん。
なんか、
もう、
彼の幸せを、
願うということに、
シフトすればいいのでしょうかって、
書いてあるけど、
もう、
別に、
彼の幸せなんて、
願わなくていいよって、
思っちゃいます。
そうだね。
自分の一番に考えていいよって、
思っちゃいます。
あのね、
僕、
一つ思うのは、
女の人ってさ、
片思いが長いと、
その年月とか、
時間の重さで、
さらに、
のめり込むんだよね。
そっか。
これ、
第二次大戦と一緒で、
今まで、
亡くなっていた、
若い英霊の、
ことを考えたら、
ここで、
戦争をやめられないとかさ、
それと一緒なんで、
マジ?
どこかで、
ちょっと切らない。
別に、
40代だったらさ、
30歳ぐらいの男の子と、
付き合ってもいいわけじゃん。
うん。
その、
彼だけしかいないって、
わけじゃないんで、
うん。
もうちょっと、
視野を広げた上で、
彼に、
再アタックする、
割と軽めの気持ちで、
っていうのだったら、
21:00
あると思うんだけど、
うん。
今の20年、
ちょっとやっぱり、
重すぎるし、
向こうにとっても、
危険かなっていう気が、
ちょっとするんだ。
うん。
だから、
とりあえず、
そんなに、
この人、
いいなぐらいの人と、
付き合った上で、
まだその、
20年付き合った、
彼の方に、
気持ちが残るようであれば、
再アタック。
うん。
かなぁ。
何がそんな、
素敵なんだろうなぁ。
そうか。
いい人なんだろうなぁ。
まぁ、
話が合うんだろうね。
えぇ?
なんか、
馬が合う人って、
いるもんね。
20年って、
すごいですね。
ほんと。
難しいなぁ。
ほんとに。
でも、
40代になって、
30代の男性と、
付き合うって、
結構、
どういうところで、
出会ったらいいんですかね。
ねぇ、でも、
仕事場ってところでも、
出会ってるじゃん。
うーん。
そっか。
え、ひろゆさん、
出会いない?
うーん。
おじさんばっかなもんなぁ。
出会い?
うん。
でも、
若い子とも、
会いますけど、
でも、
到底、
自分が恋愛対象に、
見られてるなんて、
もう、
向こうは、
そう思ってないかもよ。
なんか、
強すぎるんだと思います。
私、
ほんと。
あー。
圧が。
ガン圧も強いけど。
てかさ、
ガン圧は、
全然、
ちゃんと知らない。
あのー、
事務所の社長の感じで、
行くもんね、
仕事場では。
あー、
まあまあ、
確かにね。
そうなるとね、
若い声優の子とかは、
やっぱり、
いやいや、
さすがに、
タレントさんとは、
付き合わないですけど。
そんなことないじゃん、
別に。
いやいやいや。
だからさ、
この子もレベルに決まってる。
また、
そんなこと言ったら、
またハードルっていうか、
また凄み出ちゃうね。
全然行けると思うけど。
いやー、
どうなんでしょうね。
でも、
やっぱり、
その、
20代の女の子とかもいるので、
やっぱり、
そっち行っちゃいますよね、
みんな。
あー。
話しやすいし、
やっぱそっちの。
そうね。
感じるんだ。
しかも、
声優さんって、
今、
結婚しないから、
ずっと遊べるもんね。
あー、
どうなんでしょうね。
みんな、
40歳ぐらいなんで、
そうなんですかね、
もしかしたら。
売れちゃってる人は、
そうかもしれないですよね。
あ、
そうかそうか。
そうじゃなかったらいいってことか。
うーん、
どうなんだろう。
いや、
でも、
なんか難しいね、
これは。
難しいですよね、
本当。
ただ、
一回アタックしているので、
ちょっと、
ほとぼれを覚ました方がいいし、
少し、
彼への、
その、
自分の気持ちのウエイトを、
下げるための何かを、
する必要があるかなって、
気がする。
うんうん。
なんか苦しいじゃん。
20年で報われないと。
うん。
って感じかな。
確かに。
あれでも、
さっきの話だと、
20年だけど、
当然この彼女も、
別の彼がいた時もあるっていう。
あ、
そうですそうです。
だから、
あれですよね、
そんな軽々しか言えないけど、
やっぱりいつもの話じゃないですけど、
他にも世の中、
たくさんいるから、
20年ずっとみたいに、
思い込んじゃうと、
ますます他に行けない。
そうだね。
だから、
他の人と付き合っても、
いつも気になる、
彼みたいな存在なんだろうね。
で、
それが今、
24:00
お互いフリーだったので、
あ、
なんか一回、
連絡取るのやめてみたら、
どうですかね、
なんか。
自分から?
自分から。
はいはいはいはい。
ヒット&ラン作戦ですね。
ランしてみるのも、
いいかなと。
うん、
いいかもね。
で、
その間にね、
他のいい人が見つかれば、
いいでしょうし、
逆に彼が、
そんな、
ね、
なんか、
あの、
やっぱ、
君にいてほしいって思えば。
そうね、
そのパターンあるんだよね。
しかも、
恐ろしいのはさ、
若い、
素敵な彼と、
うん。
で、
その、
ずっと20年の彼と、
両方とも、
こっちに来るときってあるじゃない。
あー、
来るときは来るみたいな。
来るときは来るんだよね。
えー。
何だったんだ、
今までは。
うん、
その来るは、
あの来るは何?
みたいなさ。
で、
今度また迷うっていう。
うん。
いいね、
なんか青春で。
笑ましがっちゃって、
いらっしゃった。
黄みじみ、
恋愛を振り返るスペシャルに、
なりかけてますね。
いやいや、
モテるって見たいですよね。
モテ期ってなんだ、
みたいな。
モテ期あるでしょ。
あるでしょ。
え、
モテ期って、
どういう風になったら、
モテてるって思ってます?
自分たち。
自分たち、
自分たち。
あ、
私たちですか。
私たち、
メガですか。
笑。
あー、
すいません。
でもさ、
あの、
出会いが続くときってない?
あー、
出会いが。
でも、
その波がありますよね。
今の話やけど、
あるときはこんなにあるとき、
ないときは、
こうやって、
波のピーカーが重なって、
さらにもう一個波が来る。
あるあるある。
なんか、
チヤホヤされてるっぽいときは、
あるかもしれないですね。
だから、
それもそうじゃないの?
うん。
モテ期の。
いや、
女の子がチヤホヤされてるときが、
モテ期ってことよ。
あ、
そっか。
でも、
女のチヤホヤされる、
私がチヤホヤされるっていう、
チヤホヤは、
マウンテンゴリラがたくさん寄ってくる、
みたいな、
そういう意味なんですけど。
あ、
マウンテンゴリラ。
マウンティングゴリラ。
マウンティング、
マウンティング。
あ、
マウンティングのほうね。
うん。
マウンティングおじさんね。
そう、
マウンティングおじさん。
そんなことないでしょ。
もうちょっとないの?
いいの?
いや、
ないですよ。
じゃあ、
もうちょっと、
いい話は、
じゃあ、
本編で話します。
そうですね。
30分近いですよ、
実はこれ、
恋愛、
今、
大恋愛スペシャルですので、
この続きを聞きたい方は、
本編をご覧いただきたい。
あ、
でもさ、
今度、
でも、
なあ、
ちょっと惨めなあ。
でも、
よほど、
まあ、
素敵な人なんだもんね。
自分に合うというか。
そうですね。
はい。
でも、
40歳って言っとくけど、
若いからね。
そうですよね。
まだチャンスある。
全然若いですよね、
40歳。
40、
僕も40ですから、
そんなことはありましょう。
はい。
さあ、
ということで、
この後、
続き、
本編に入る前に、
番組からお知らせです。
音ラジ、
いつも、
Kindle版を出していますが、
今回はですね、
以前、
音ラジ本放送でもありましたが、
あなたも億が稼げるかも、
27:00
石平が話題小、
小説家になって、
億を稼ごう、
紐解く、
ということでですね、
これがノート版で、
テキストとしてリリースされました。
もちろん、
この本の、
まあね、
紐解くとありますが、
やっぱり、
イラさんならではのね、
いろいろ目線、
イラさん自身の創作、
いろんな視点も入ってますので、
ぜひ、
こちらのノート版も、
チェックしていただきたいんですが、
イラさん、
一言だけお願いします。
いや、
この書き方の、
頭のところが、
すごく面白かったんだよね。
えー、
そういうやり方があるのかって、
ちょっと僕も、
あの、
驚いたぐらいで、
しかも、
あの、
僕らの、
やっている、
公開講座みたいなのに、
来てくれる人が、
この松岡さんのやり方を、
まったくそのままやって、
あー、
そうですね。
なんで、
めちゃめちゃ楽しく、
小説を書いているって話を聞いて、
あー、
あー、
これはあるかもな、
っていうのがあります。
あの、
いろいろ、
えー、
ケチをつけるところも、
好きな本なので、
ぜひ、
ちょっと、
小説家になりたいっていう人は、
見てほしいかな。
はい、
ありがとうございます。
こちらのノートの方で、
リリースしましたので、
チェックしてみてください。
ということで、
えー、
この後は、
引き続き、
えー、
小説家の生の描き方、
えー、
ひょっとしたら、
武井博乃さんの、
引き続き人生相談も、
入っているかもしれませんが、
えー、
お楽しみにしていてください。
それでは、
後ほど。

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