025 - 銀行からの電話に出られなかった話、そして60代で初心者をやり直すこと
2026-11-04 13:37

025 - 銀行からの電話に出られなかった話、そして60代で初心者をやり直すこと

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前回の内なる敵「恥」につながる回 / 心当たりのない振込みと知らない番号からの着信 / 銀行からと分かっていても電話に出られない / 窓口は想定で乗り切れたが電話は顔が見えず怖い / 困っている相手がいるのに出ないのは恥ずかしい / タイ3年でも相変わらず初心者 / 60歳過ぎて初心者になったものは多く手を広げすぎかも / 自炊は味より栄養バランス、永遠の初心者 / エアコンを使わない暮らしと寝具の試行錯誤 / PodcastとNewsletterは25回でも型が定まらない / note、Kindle本は見向きもされない / ゲーム制作は収益化できず初心者のまま / 『サイバーパンク2077』を再開しクリアしエイムも上達 / 川崎裕一氏「老害は再び初心者になるコストを払うことを拒否した人」 / 無知をさらけ出す勇気があるかが分岐点 / 挑戦はしているがさらけ出せているかは心許ない / Podcastで素人ぶりを話すことが練習かもしれない / 若い頃との違い:気楽さ、覚えと体、恥の強さ / 一般的にはどうか、恥をどう引き受けるかはニュースレターで

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サマリー

タイの銀行口座に身に覚えのない約6,000バーツの振り込みがあり、銀行らしい知らない番号からの電話に出られなかった体験から、「恥」と60代で初心者をやり直すことを考える。自炊、暑いタイでの寝具選び、Podcastやニュースレター、Kindle本、ゲーム制作など、60歳を過ぎて始めたことの多くが今も初心者だと振り返る。ゲームでは『サイバーパンク2077』を再開してクリアし、エイムの上達も実感した。川崎裕一氏の記事にあった「老害」と初心者の定義を手がかりに、無知や失敗をさらけ出す勇気、若い頃とは異なる気楽さ・覚えにくさ・恥の強さについて語る。

銀行からの電話に出られなかった恥
[music]
こんにちは、
RyoTaです。
余生余ってません。
リベラルアーツをまとって旅暮らし、
第25回です。
今は2026年10月29日、
木曜日の朝です。
今日もタイのジョムティエンからお届けしています。
この回が配信される頃には自分は日本にいるはずです。
東京にいた頃は日本の11月の寄港を寒いと感じたことは
ありませんでした。
でも去年の11月後半に帰国した時は
結構寒い思いをしたんですよね。
3年間の南国暮らしで寒さ体制が
完全に失われてしまいました。
今年の2月にも一時帰国したんですが、
もう二度とこの時期に帰国はしないと決めました。
前回は映画、
敵を見てからくらった話をしました。
その中で自分の内側から来る敵として恥をあげました。
今回はその恥につながる話です。
60代で初心者をやり直すことについて
考えてみたいと思います。
この話をしようと思ったのは、
つい最近あった出来事がきっかけです。
自分のタイの銀行口座に心当たりのない振り込みが
ありました。6,
000バーツ余り。
日本円では3万円ほど。
年金生活の自分にとっては正直ちょっと嬉しい金額です。
もちろんきっと誰かが
間違えて振り込んだんだろうなぁと思っていました。
そしたら知らない番号から何度も着信があったんです。
自分は知らない番号からの電話は
鳴らない設定にしています。
なので応答もしていません。
でもこれは多分銀行からの連絡なんだろうなというのは
わかっている。
わかっているなら出ればいいんですよね。
でも以前にも話した通り、
自分の語学力だとタイナマリの英語が
なかなか聞き取れません。
特に電話だとほとんどわからない。
それで出るのをためらってしまうんです。
つい先日のビザ更新では窓口で相手が
言いそうなことを先に想定しておいたらうまく
いきました。
でも電話は顔が見えないし、
身振りも書類もない。
いきなり何の要件かもわからない英語
あるいはタイ語が飛んでくる。
そう思うとどうしても手が止まってしまう。
間違えて振り込んでしまった人は
きっと困っているはずです。
それなのに自分の都合で電話に出ない。
これは褒められた話ではないですよね。
正直恥ずかしいとも思っています。
電話が鳴らなかったという言い訳はあるにせよ。
タイに住んで3年も経つのに、相変わらず初心者なんです。
60代で始めた生活と知的生産
考えてみると60歳を過ぎてから
初心者になったものって結構多いんですよね。
そもそも60歳を過ぎてから海外で暮らし始めたこと自体が
そうです。
仕事を辞めて自由な時間が増えたの
だから、
まあそれはそうだろうと思います。
ただちょっと手を広げすぎているような気もしていて、
せっかく
なので今自分が
初心者のまま続けているものをあげてみます。
まずは生活面です。
一つは自炊。
自分は食べ物に全くこだわらない人間
なので、
味は割とどう
でもいいんです。
気にしているのは栄養バランスだけ。
この間も豚肉を焼いたら脂身が多すぎて芋たれしたり、
しめじと
人参を茹
でるつもりが
水の量を間違えてスープになったり。
白だしを買ってみたものの使い方が未だにわから
なかったり。
まあ下手ながらなんとかなってはいます。
でも多分料理は永遠の初心者ですね。
もう一つは南国の暮らし方です。
1年中暑いタイではエアコンは必須と言われています。
でも自分は高熱費を節約したいので、
できるだけエアコンを使わずに暮らしたいと思っている。
そうなると困るのが夜の寝苦しさなんです。
睡眠の質は落としたくない。
なので寝具をあれこれ工夫しています。
安いマイクロファイバーのブランケットを買ったら熱と
湿気がこもって汗だくになったので
ニトリでメントをレイヨンのものに買い直したり。
備え付けの枕が高すぎる気が
してバスタオル枕に変えてみたら今度は頭が
下がりすぎて眠れなかったり。
今は無印の旅行用ネッククッションを枕にしています。
毎晩が小さな実験です。
それから知的生産です。
これまでの人生では仕事以外では
ほとんどやってこなかったことですね。
一番力を入れているのが
このポッドキャストとニュースレターです。
今回で25回目になりますが、
いまだに安定した方ができていません。
この2,3回でちょっと整ってきた予感はあるんですが、
まだ初心者からは抜け出せていない。
他にもノートで記事を書いたり、
Kindle本を出したりもしました。
Kindle本に至っては誰にも全く見向きもされていません。
初心者にすら到達できていない気がします。
ゲームを再開して初心者を続ける
そしてゲームです。
ゲーム制作を始めたことで数十年ぶりにゲームで
遊ぶことも再開しました。
制作の方はフォートナイトで始めて今は
ロブロックスにも手を出しています。ただ、
投じたコストを回収できるような収益は
全く出ていません。
これも初心者のままです。
遊ぶ方は自分がやっていた頃のゲームとは別次元すぎて、
最初は遊び方すらわかりませんでした。
2年くらい前にサイバーバンク2077を始めた時は、
装備やスキルを強化するという仕組みも知らなくて、
途中で行き詰まって投げ出したんです。
それを最近再開してようやくストーリーを
クリアできました。
始めた頃はエイムが下手すぎてゲームが
進まなかったのが、今では
多少上手くなってヘッドショットも
決まるようになってきた。
と言いつつ、
ゲーム慣れしたキッズと対戦するとコテンパンに
やられるんですけどね。
初心者になるコストと老害
この初心者ということで思い出したのが、
少し前に日経新聞に載っていた川崎雄一さんの記事です。
老害について書かれたものなんですが、
その中にこんな一文がありました。
老害とは、
過励や性格ではなく、
再び初心者になるコストを払うことを拒否した人の
別称だ。
これは強烈でした。
老害という言葉の定義の正解を示されたような気が
したんです。
記事にはこんな一文もあります。
老害になるかならないかの分岐点は能力の差ではない。
無知な自分をさらけ出す勇気があるかどうかだと。
この点で言えば、
自分はまだ老害と呼ばれるほどには
なっていないのかなとも思います。
自炊にしてもゲームにしても、
それまでやってこなかったことに恐れず挑戦は
しているので。ただ、
じゃあ無知な自分をさらけ出せているかというと、
ちょっと心もとないんですよね。
挑戦はしていても、
その失敗を人に見せる機会はあまりない。
それこそ、
電話に出られないのがいい証拠です。
年齢による初心者の違い
もしかすると、
こうしてポッドキャストで自分の素人ぶりを話している
こと自体が、
そのさらけ出す練習になっているのかもしれません。
それと、
若い頃に初心者になることと、
60歳を過ぎてから初心者になることには
違いもあるように思っています。
自分が感じている違いを3つ挙げてみます。
まず1つ目は、
失うものがない、
誰にも評価されないという気楽さです。
余生を過ごす者にとっての失敗は、
若い頃に比べるとずっと軽い。
それに、
ご隠居のやることなんて誰も気に留めません。
とにかく気軽に初心者になれるんです。
二つ目は、
その一方で覚えが遅いし、
体がついていかないということ。
学ぶのは何歳から
でもできる、
とはよく言います。
でも覚えたそばから忘れていく自分の脳みそには
正直並行しています。
体を動かすものはさらに難しくて、
無理をすると怪我にもつながる。
そして3つ目は恥の感じ方がむしろ強くなった気が
することです。
特に過去の成功体験の延長線上を生きている人ほど、
この恥の感覚は強いんじゃないかと思います。
そしてそれが
さっきの老害を生む原因にもなるんでしょうね。
[music]
初心者でいることをニュースレターで考える
ここまではあくまで自分が感じていることです。
もう少し一般的に見たらどうなんだろうというのが
気になっています。
年をとってから初心者でいることは、
若い頃の初心者と何が違うのか、
そしてその時に感じる恥をどう引き受ければいいのか、
これについては
ニュースレターで考えてみたいと思います。
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それでは今回は以上になります。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次の街でお会いしましょう。RyoTaでした。
[music]
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