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2025-11-01 15:07

AIx人間のハイブリッド戦略


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サマリー

AIのコモディティ化が進む中、企業は差別化戦略を模索しています。特に、プロセスの透明性や共感に基づく価値提供、さらに人間とAIを組み合わせたハイブリッド経営が注目されています。AIを活用することで、企業は生産性を向上させ、人間の役割が再定義される時代に突入しています。ハイブリッド経営の重要性が高まる中、AIと人間の協力によって価値を創造する戦略が求められています。

AIのコモディティ化と企業の戦略
おはようございます。コンサルタントのくらりんです。
今日はAIのコモディティ化の話でもしようかなと思っています。
コモディティ化してしまうAIの、いろんな人が使えるような時代になってしまって、
そういった中でどういうふうに差別化していたほうがいいのかといった戦略のお話でございます。
AIを導入しているんだけど、なかなか結果が出ないとか成果が出ないとか、
AIにいろいろロンプと投げるんだけれども、
教科書的な話しか生えてこなくて、なかなかうまく活用できずにいるみたいなね、
そういうふうに感じていらっしゃる方にとっては、ちょっと本質的な話になりますが、
お役に立てるのではなかろうかと思っております。
私くらりんは学生時代に起業しまして、これまで01でいろんな会社を作ってきました。
現在は会社経営の方々、起業、副業をされている方、
中でも起業して1年以上経つんだけれども、月50万超えられないんだよね、
という方のサポートをさせていただいております。
相談したいよと、ビジネスやっててなかなかうまくいかずに行き詰まってますみたいな方、
概要欄よりお気軽にお問い合わせください。
それでは早速今日の本題に入ります。
今日のテーマは先ほど申し上げたように、AIコモディティ化した時代の中で、
どういうふうに差別化戦略を取っていったらいいのかといった話になります。
AIが人間の知的生産の部分をどんどん型変わりしていく、
そういう時代の中にあって、これからのビジネスどういうふうに設計したら勝てるのかといったところですね。
今日もいつものようにポイントは3つに絞ろうと思います。
まず一つ目は、AIというのは機能的な価値をどんどん奪っていっちゃう。
だから勝負するとしたら意味とか体験の方にスライドさせないとダメだよというところですね。
その部分はまず最初にお伝えしたいことです。
AIというのはほぼ確実に、確実と言っていいかな、
機能的な価値をコモディティ化していくんですよ。
コモディティ化って何かと言うと、
どんな人でもカジュアルに同じクオリティのものを作れちゃうみたいなね、
そういう時代に突入してるんだよといったところですね。
早いとか安いとか性格っていうのは差別化にならないっていうね、
むしろそれでAIの仕事になっちゃうというところですね。
例えばデザイン制作だったり、コピーを考えたりとかね、
市場調査とかレポート、この辺もディープリサーチ結構使えるようになってきたんでね、
かなり使えるように、僕も結構対応してますけど、
こういうふうな作業的なと言ったらいいのかな、
そういう知的労働ってAIがほぼ大体可能なんですよ。
AIが代わりにできちゃう。
どういう企業も同じようなツールを使うと似たようなアウトプットが出てしまうんですよね。
要はビッグデータを解析して教科書的なものを出力してるっていうのがいわゆるAIなわけなんでね。
そうすると何を作るかでは差別化にならない、そういう時代に入ったということですね。
プロセスの価値と体験設計
じゃあどこで差をつけたらいいのかというところなんですけれども、
答えはね、割とシンプルで、現時点でですよ。
なぜそれをやるのかっていうね。
会社にとってはね、ビジョンとかミッションとかバリューの部分になってくると思いますけど、
そういった部分、それからそういった価値というものをどういうふうにクライアント様に体験していただけるのかといった部分かなというふうに思うんですよ。
例えばね、カフェなんかを考えていたとして、
店舗デザインもメニュー開発なんかもある意味AIでできちゃうわけですよ。
でもお客さんが通い続ける理由ってさ、味だけじゃないですよね。
雰囲気とか会話だったりするよね。
そうするとね、機能と機能面の外側にあるような体験の設計というのがすごく重要になってくるというところですね。
こういった流れっていうのは、2Cだけではなくて2Bにも当然来てるわけですね。
商品の機能が似通っていく中で、どんな価値観の会社なのか、どういうことを大事にしている会社なのか、
どういったストーリーが背景にあるのか、そういったストーリーを持っているのか、
そこに共感して選ばれる企業が生き残っていくというふうに僕は考えています。
だからAIがコモディ化をどんどん推し進めていった結果、品質化していくわけですよ。
飲食店にしてみてもね、やっぱりどんな店にいても超絶マズイもなくなってきてますよね。
それと同じでAIがそこをどんどん加速させるっていう意味なんですかね。
その一方で大事なことは人間の非効率な部分とか、ちょっと間違っちゃう部分とかね、
価値観のずれなんかが言ってみればブランド資産になっていく。
それがね、AI時代に最初に起こってくるような大転換の一つかなと考えてます。
というのがポイントの一つ目ですよね。
それからポイントの二つ目は何かっていうと、
プロセスの価値がすごく大きくなっていきますよといったところですね。
AI自体ってね、やっぱりビジネスって完成品というよりも
プロセスがそれ自体で価値になる、そういうことかなというふうに僕は考えてます。
だからこれまでの時代というのはやっぱり結果主義で完成品があって、
完成されたものを納品して、そういったところにKPIを設計して
それが達成されたかどうかっていうのがすごく大事な必要だったかなと思うんですけれども、
でもね、AIによって完成品が簡単にやっぱり量産されていくわけですよね。
そうなってしまうと顧客が求めるものってどういうふうに作られたのかといった部分、
要はその部分が透明性があるのか共感できるのかといった部分ですね。
透明性と共感性という部分ですね。
例えばアパレル業界とかでも同じような服、何でもいいけど、
白いTシャツとか、そんなんでもいいんですけど、
それが一方は大量生産で作られたもの、
もう一方は地域の職人が再生された素材でリサイクルされたものを使って
苦労しながら一つ一つ編み上げていたもの。
そうなるとこの2つって全然背景にあるストーリーが違いますよね。
そういったストーリーというのが購買の決め手になっていくわけですよね。
これがまさにAIの反対側の価値。
AIってどちらかというと効率をどんどん追求して、
効率を提供すると言ってもいいかもしれないですけど、
人間というのはどちらかというと意味とかを設計できる部分に価値を置きたがるというんですかね。
これからの経営者にとって必要なのはそういったプロセスをどうデザインするのか、
しかもそこが競争型かな、
共に作り上げるっていうんですかね。
そういったものが大事になってくるかなというふうに思います。
例えばユーザーが開発するような設計ワークショップなんかを組み込むとかね、
製造業とかはいけると思いますけど、
そういったものだったり、あるいは教育作業であれば、
受講生自身が教材を作る。
そういうコミュニティを作ってしまう。
コミュニティの中で作ってしまうみたいなね。
そういった形を取るのかなというふうに思ってます。
完成品を一緒に作るというよりも、
作る体験の方かな。
むしろ体験の方に価値があるんじゃないかなというふうに思うわけですね。
体験価値そのものが大事になってくる。
そういった時代になると思ってます。
ここではね、やっぱりAIっていうのを
ハイブリッド経営の重要性
共に作る競争の補助ツールとして使うっていうのがポイントになってきますね。
例えばAIが会議の内容を翻訳して可視化するっていうことを簡単にできちゃうわけですよね。
だがその一方で、それのもとにさ、
人間が新しい提案を出すっていうのは、
要はAIがね、いわゆるインタープリターというか翻訳者になってるわけですよね。
AIっていうのは競合するものでもなく、
仕事を奪っていくような存在でもなく、
言ってみれば対話の媒介者なわけですよ。
人と人をつなぐ場作りのためにAIを活用する。
そういう時代が来てるんじゃないかなっていうふうに思うわけです。
これがね、ポイントの2つ目。
それからポイントの3つ目は何かっていうと、
これ最後のポイントになりますが、
AI時代に勝つビジネスっていうのは、
AIで代替できない。
AIに置き換えられない、置き換えない。
そうじゃなくて、AIを組み合わせていく。
要は人間の、人間×AIっていったイメージですね。
ハイブリッドなタイプの。
そういったハイブリッド経営っていうのが、
圧倒的な差別化を生み出すんじゃないかなと、
僕自身は考えてます。
例えばさ、AIをフロント業務に使うとか、
リサーチだったり、情報整理したりね、
提案書を作成だったり、
そういったものに使って、
AIと人間の役割
人間はそういったものを活用しながら、
AIが出力されたものを使いながら、
判断とか交渉とかね、
人間的なものですよね、この部分でね。
で、関係構築だったりね。
そういったものに集中することができる。
で、これだけでね、
一人当たりの生産性っていうのは、
数倍に跳ね上がると思います。
で、実際僕が関わってる中小企業さんでもね、
営業担当がAIを使ってね、
顧客情報なんかを要約して、
毎週の打ち合わせに要件まとめシートみたいなのを
使うようになっただけでね、
提案制約率っていうんですか、
その後営業に行った後に制約する確率コンバージョン率っていうのが
倍以上に跳ね上がるっていうことも起こりました。
つまりね、AIに任せる部分を決めるっていうこと自体が
マネジメント戦略、
AIを活用したマネジメント戦略として
重要な位置に来てるっていう、
そういった時代ですよ、今は。
で、ここでね、やっぱり重要なのはね、
AI導入を目的化する、
単なるコスト削減の用具にしないっていうことが
大事かなと思ってるんですよ。
何でもかんでもAIにお任せして、
コスト削減できるよね、
できるよねっていうことではなくって、
そうだな、
価値を創造する上でのね、
再分配というか、
どういう言葉が適切かな、
役割分担というかね、
AIをパートナーにするというかね、
つまり人間の領域っていうのはここですよと。
ただAIはこっち得意なんで、
ここやってくださいねみたいなね、
そういうね、
価値を創造していく上での
人間の再分配というか、
役割分担というかね、
そういったものがすごく大事かなと思います。
言ってみれば、
AIが作業を型変わりしてくれた分、
人間は生身のね、
人間は一人一人のお客さんと向き合うための時間とか、
あるいは新しい試みにね、
エネルギーを投入することができる。
そういう余白を生んでくれるんですよ。
このバランス設計っていうのが、
AI時代の経営者の腕のむせどころかなというふうに思います。
だからAIをね、
例えば社内の思考補助ツールみたいな位置づけにしてしまって、
会議とかね、
ミーティングとか、
そういったものがAIが活躍するじゃないですか。
議事録作ったり、
予約してくれたりね。
そういったところでね、
社内共通の仮説データ、
データベースみたいなものを
作ることができるじゃないですか。
これがあるとさ、
意思決定めちゃくちゃ早くなると思いません?
そういう仕組みを入れることで、
AIがね、
社員の分身とまではいかなくてもね、
ちょっとね、
言葉を選びながらしゃべってますけど、
組織の知性みたいなね、
そういったものとしてAIが機能していく、
そういう時代が来てるんだなというふうに思います。
こういう言葉が適切かどうかわからないけれども、
それがハイブリッド経営。
AIと人間とのハイブリッドな経営の理想系かな
というふうに思うわけですね。
というわけでね、
今日のテーマっていうのは、
AIの活用によって、
いろんなものがコモディティ化、
特に機能的価値の部分ですね。
そういったものがコモディティ化されていく時代の中で、
どういう差別化戦略を取ると生き残ることができるのか、
売り上げを伸ばし続けることができるのか、
といったテーマでお話しさせていただきました。
もう一回ね、まとめ直すとね。
1個目のポイントっていうのが、
AIはどんどん機能的な価値を奪っていきますよと。
でも本当の勝負っていうのはその先にあって、
意味とか体験、
その部分をね、しっかり打ち出していくっていうことですね。
ビジネスの未来
それから2番目っていうのは、
何でしたっけ?
そう、経営にとって大事なフォーカスところっていうのは、
プロセス自体が持っている価値、
それから共に作り上げる競争設計みたいなね、
そういったところに移行していくんだろうなっていうところですね。
それから3番目のポイントっていうのが、
AI×人間みたいなね、
ハイブリッド経営が大きな差別化になっていくっていうところでございます。
AIっていうのはね、脅威ではなくて、
人間らしさを価値化する上での鏡のようなものかなと考えます。
つまりね、AIが普及すればするほど、
あなたの会社らしさとか、人が集まる理由とか、
関係性の濃度みたいなね、
こういう非効率で人間的な温度のある部分っていうのが、
最も高いビジネス資産になる時代が来てるんですよ。
AIの進化が人間の余白をね、際立たせるというか、
AIが働いてくれるからこそ、余白が生まれるわけじゃないですか。
だからこそ、
今こそ効率っていうことではなくて、
効率の部分はAIが代替してくれますから。
意味とか、そこの背後に隠れてるストーリーとか、
そういったもので、かつ経営スタイルに舵を切っていきましょうよ、
といったお話になります。
ちょっと一気にね、抽象度の高いお話をしてしまいましたが、
今日のお話、少しでも参考になりましたでしょうか。
いいね、コメント、チャンネル登録等々いただけるとすごく嬉しいです。
ビジネスでね、今日のお話に関わらず、
ビジネスで悩んでらっしゃるという方、
ぜひ概要欄からご相談ください。
今日もあなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の配信でお会いしましょう。
バイバイ。
15:07

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