ネットスーパー市場の背景と動向
はい、こんにちは。ゼロトピックです。前回、キャットノーズさん、静かなインターネットの開発者であるキャットノーズさんをお招きして、静かなインターネットのサービスの開発のきっかけだったり、あるいは今後ですね、どうなっていくかっていうところについて一緒にお話しさせていただいたんですけども、
普段、事業とあまり関係ないゲストを最近呼ぶことは少なかったかなと思っていて、その面でもすごく個人的に楽しかったなっていうのと、あと反響が今回すごかったなと思っています。
やっぱりインターネット上で解決されてない問題なんじゃないかっていうのは、自分の方からも投げかけさせてもらったんですけども、
やっぱりこう、なんていうんですかね、自分のエッセイとか、キャットノーズさんがおっしゃっててすごいそうだなと思ったのは、
自分のための文章って自分で見返したくなるし、それを書ける場所では、ある種Xツイッターとかはなくなってしまっている中で、
そんな場所が求められてるっていうのは、一定その反響からも個人的にも透けて見えたんじゃないかなっていうふうに思ってて、
結構普段あんまりやらないゲスト会だったんですけど、やれてよかったなっていうふうに思ってます。
ちょっと今日はそれと完全に真逆で、
個人でどうにもできない話で、ネットスーパーの業界の話というか、2023年のネットスーパーの業界とか市場の話を、
ちょっと総括的に話そうかなと思ってます。
年の瀬、師走っていうところで、一年あっという間だなと思ってるんですが、ちょっとお付き合いいただければなと思っています。
ちょっとこのネットスーパーの市場の状況っていうところの前に、そもそもどういう市場だったかっていうところを軽く振り返ると、
2022年。
2年ぐらいまではやっぱり2020 2021っていうコロナの流行があって
それもかなりの後押しをして
非常に多くの会社さんがネットスーパーっていうものと
自分たちの会社の戦略みたいなものを見つめ直す
大きなきっかけになったのかなというふうに思ってます
その結果としてネットスーパーを開始される
小売さんが非常に増えたなっていうところだったり
あるいはこれまでやられてた小売さんでも
事業としてやっぱり本格的にこれを継続的かつ
サステナブルというかちゃんと利益が出る形
かつ事業なんでスケールできる形をどうしていくのかっていうのの
策が本格的に始まったのが過去の2020 2021 2022っていう
3年間だったかなというふうに思ってます
そこの
勢いを受けつつも2023年はやっぱりコロナの影響がいって一服して
今年の5月には第5類という感染症の分類も明確に決まっていく中で
まるで特別扱いされなくなっていった
コロナだからとか
なんかそういう外的な理由がない中で
どうこのネットスーパーと向き合っていくのかっていうのが
各社だったり市場が突きつけられた問いだったのかなっていうふうに思っています
これ
どっかの会でも自分も話したんですけど
2023年に入る前はやっぱり市場がシュリンクしてしまうんじゃないかとか
成長が鈍化してしまうんじゃないかっていうとこについては非常に懸念を持っていました
一番はお客様の行動っていうのがある種ネットスーパーとかって便利なものだったり
あるいはその足がなかなかうまく使えない
それは車が運転できないとか
家にどうしてもいなきゃいけないっていう時に
非常に便利なインフラとして
世の中に根付いていくってこと自体は
なんか疑いようがないと思ってるんですが
コロナでポーンと伸びた後に
ちょっとその反動と言いますか
例えばアメリカとか中国はその反動で
逆に市場が少し小さくなってたりとか
成長率が落ちたりっていうことが起きてるので
日本もそうなり得るのかなっていうふうに
まずは見立ててたっていうところがあります
結果としてどうだったかっていう
答え合わせじゃないですけど
結果としては今年も日本については
結構旺盛な成長があったんじゃないかなって
いうふうに見ています
いくつかのポイントで見ていければなと思ってるんですが
まず一つは新規にこのネットスーパーという事業を
新規参入とセンターモデルの拡大
新しく開始して参入するっていうプレイヤー
ここは2023年も引き続き旺盛に増えたところかなと思ってます
その中で特にこの新規参入を牽引しているのが
結構メガプレイヤーで
これはコロナの前から仕込まれてたものだったりも
多いと思ってるんですが
センターですね
センター出荷型で大きな拠点を構えて
そこにキャペックス大きな投資をはじめにして
そこの運用効率を上げることで
ネットスーパー1出荷あたりのエコノミクスを整えていくっていう
少し店舗出荷型とはスケール感とか
あるいは投資の規模が全然違うモデルで
まずイオンさんがイオンネクストという形で
グリーンビーズというサービスを今年の夏ですね
開始であるいは伊藤由加郎さんも
広北っていう場所にセンターを立てて
そこからの出荷に
店舗からの出荷っていうのをどんどんセンターに付け替えて
切り替えるってことを夏秋ぐらいにスタート
楽天製産も千葉の松戸に新しいセンターを構えて
ここでセンターからの出荷を増やしていくっていう
この3つのセンターが主に関東首都圏
ここをめがけて需要を取りに行くってことを開始したっていうのが
今年の夏頃からスタートしたっていうところがあって
ある種新規のサービスというか
センターモデルって店舗出荷型とは
まるっきり事業モデルが違うので
ここに3つ大きいサービスが誕生したっていうのは
非常に大きかったのかなと思ってます
この他ですね地方のスーパーだったり
ディスカウンターで有名どころもかなり参入していて
例えばディスカウンターの福岡のトライアルさんは
まず1店舗からですけども
今年ネットスーパーを開始しました
あと地方スーパーで言うと
ウラヤランパートナーのトリセンさんとか
これ群馬ですね
生鮮市場トップっていうのは
これは埼玉のミーマートさんが展開するディスカウント業態
あと正確には去年の12月なんですけど
ほうほう今年だろうってところで
シガーのビッグプレイヤーである平和堂さんとか
あるいはアマゾンプライム上のプライム会員だけが買えるっていう
そこにスーパーが出店するっていう形のモデルで
北海道で北海道東北でですね
一番大きいコングロマリットのアークスさん
この辺りがネットスーパーを開始していますと
ちょっと過去を見ると
例えば2022年去年はですね
サミットさんっていう非常に大きいスーパーさんだったり
あとはベイシアさんがネットスーパーを開始していますと
その前の年2021年は
関西で言うとこのサミットぐらい
すごく存在感があるマンダイさんっていうスーパーだったり
皆さん大好きオーケーストーさんだったり
あとアマゾンプライム上で
あの岐阜名古屋周辺で非常に勢力が強い
バローさんこの辺りが出店したりってところで
過去2年と比べて
もう今年センターも含めて
非常に多くの参入が事業としてあったっていうのが
今年の市場の新規参入の動向ですと
関連するニュースと競合サービスの動向
これだけじゃなくて
ネットスーパーってほとんどの会社さんは店舗から出荷する
店舗から出荷するってことは
店舗の周辺の数キロ
1.2.3
多いところで5キロぐらいの証券に対して
商売をしていくっていうところなので
非常に証券を広げていくには
店舗がどれだけ展開してるかってことも
非常に重要なんですね
ある種店舗が展開しなければ
そのエリアではネットスーパーが使えないってことになるので
どれだけまず事業を始めるってことと
あるいはそこでエコノミクスを整えるってことと
あとは店舗を広げるってことは
それぞれ同じぐらい重たいレバーになってるっていう形です
ここで積極的な新規の回転が
どういう会社でどれぐらいあったかってところを見ていくと
これ流通経済
流通経済シーンは多いんですけれども
流通経済シーンは多いんですけれども
流通経済シーンは多いんですけれども
流通ニュースですね すいません
流通ニュースという小売りの専門媒体が
ウェブ上にあるんですけど
大体ネットスーパーの新規出店があったときに
ここにプレスリースを打たれる会社さん結構多いんですよね
それを追いかけていくと
かなり出店が盛んだった企業っていうのが見えてきます
それは例えば先ほど名前があったベイシアさん
マルエツさん マンダイさん ライフさん ヤオコーさん
この辺りが非常に今年出店としては多かった
と思ってます
我々のパートナーも名前が
ライフさんという名前がありましたが
出店が盛んだった
我々のパートナーでも他にデリシアさんだったり
非常に出店が多かった会社さんもあって
これによって証券のメッシュが広がっていく
ってことが起きていました
この他ちょっと関連するニュースで言うと
セブンナウっていう
セブンイレブンが手掛ける
クイックコマースですかね
店舗から車で
30分以内に
お弁当を運んでくれますよっていう
サービスがあるんですけど
これが多分3年4年ぐらいのPOCを
北海道中心に行ってきた後
今年の頭からですね
急拡大を始めてまして
今年度中2023年度中なので
まだあと数ヶ月3ヶ月ぐらいあるんですが
1.2万店舗まで急激に拡大すると
来年度中2024年度中には
前提の展開を目指すっていうような
アナウンスがあって
非常に活発になってきたな
というところがあります
一方で
おそらくここと直接ネットスーパー
競合しなくてですね
実質はいわゆる中食ニーズなので
UberとかWaltとかいわゆる
フードデリバリー
こことセブンナウは
結構近いサービスを展開することになるんじゃないかな
と思っているんですが
逆にですね
UberとかWaltさんっていうのは
フードデリバリーも
頑張ってらっしゃるんですが
今年は特に顕著に
クイックコマース
特に店舗さんとビズデブをして
店舗の
商品在庫を扱いながら
商品をクイックに届けていくっていう形の
自社でダークストアを持つのではなくて
クイックコマースと食料品デリバリーサービスの成長
店舗と連携する形のクイックコマースだったり
あるいはもう配達の部分だけを
例えばネットスーパーに供給しますとか
そういった形で供給する
DaaSと言いますか
デリバリーアザサービスの領域に
非常に注力をされてきたなっていうのが
自分が見た見立てですね
なのでネットスーパーの周辺で
食料品とか
食料品をデリバリーで運ぶっていう
そこのサービス
そこに早く運ぶとか
そういった付加価値が乗ったサービスってところも
今年かなり元気に伸びていった部分
伸びていったと言いますか
出店が増えた
参入が増えたってところは
大きかったかなと思ってます
一方で去年ぐらいからですね
逆にクイックコマースだったり
ダークストアだったりの
外資系のフードデリバリーの会社さんで
撤退されてる会社も多かったり
日本のスタートアップで
サービスを撤退した会社だったりも
多かったりしてるので
実は一概にこの市場自体が
非常に証明されたのかっていうと
そうではなくて
投資に踏み切っていったり
舵を切っていく会社と
ここから撤退する会社とっていうところは
一つ明暗が分かれてきたのが
今年ってところもあるかなと思っています
市場の話なので
ネットスーパー市場の成長と流通額の増加
流通額のところも少し触れていくと
成長幅って正確にはやっぱり測定ができない
ですと
一方で2021か2022の成長幅
これが大体市場成長は
15%ぐらいあったんじゃないかって
ふうに言われていて
今年も同じぐらいの成長幅があったのではないかな
っていうふうには思っています
ざっくり3000億円ぐらいの市場なので
300から400億円ぐらいの市場の
かさ増しがあったんじゃないかなっていうふうに
個人的にはこのネットスーパーの業界に対して
思ってます
これもプラスとマイナスの
2つの要因でできてるかなと思って
いまして
一つはプラスの要因としては
まさにグリーンビーズだったり
センター出荷型のネットスーパーの開始によって
需要が移動したものもあれば
新しく創出された分もあって
グリーンビーズさんはおそらく
新しく創出してるんですよね
ここは一つ市場の増加にプラスだったんじゃないかな
っていうふうに思ってます
そのほか先ほど挙げたような
食品スーパーマーケットの各社が
かなり大幅の出店を進めてきていて
おそらく全体で
100点
これぐらい新しく今年日本の中で
ネットスーパーを始めた店舗があるんじゃないかな
っていうのを自分のざっくり計算ですけど
思ってます
100いってないにしろ50から80ぐらいは
あるんじゃないかなと思ってます
50は確実にありますね
あともう一個は既存店のオーガニック成長
っていうので
去年例えば
月2000万円売ってましたみたいな
お店が今年も3割伸ばして
2600万円
売るようになりましたみたいな
そういうことが
起きていると思っています
特にネットスーパー自体は
顧客の利用の仕方としては
月次の利用頻度も高いですし
翌月の利用継続率も高いっていう
非常にこう
スティッキネスが高いサービスになってるので
店舗を一度開けてパンと伸びただけではなくて
じわじわとお客様が積み上がっていくと
オーガニックに成長するモデルに入りやすいのかな
というふうに思ってます
この辺りが要因となって
流通額の増加を
引き起こしてるんじゃないか
正確な計算できないんですが
我々の足元のパートナーさんの動向等を見てると
コンサバにでも
成長はできてるんじゃないかな
市場全体がね
と思ってます
もう一方でマイナスの要因もあって
一つ大きいのは
伊藤陽カロさんが
ホールディングスの経営指針に伴って
かなり店舗を大規模に閉店することが
アナウンスされましたと
これの閉店の
なんていうんですかね
対象が主に地方のお店だったんですけど
その地方のお店では
実は伊藤陽カロさん
ネットスーパーとして
結構な需要をついていったりするところが
あるんじゃないかなと思っていまして
これの閉店だったり
閉店によるネットスーパーの停止みたいなところは
一定マイナスの影響として
今年あったんじゃないかな
というふうに思ってます
ただプラスマイナスで見ると
全体としては15%ぐらい
市場としては大きくなってるんじゃないかなと
順調に成長してるんじゃないかなと
いうふうには思います
これはスタートアップとしては
例えばメルカリさんみたいに
毎年何倍みたいな成長がある方が
ある種すごく戦いやすいというか
燃えやすい環境だと思うんですけど
そうではない
やっぱコマースの領域って
毎年少しずつ伸びていくけど
すごい長期に見たときに
複利が利くっていう
そういうサービスの性質があるかな
と思っています
例えばそのコマースに対して
決済代行
業として
決済代行業者として
ペイメントサービスを提供してる
GMO PGさんとか
あるいはものたろうさんとか
なんかそういう会社を見ていくと
やっぱり流通額の増加って
非連続な何かがあったかっていうと
そうではない
代わりに何十年もの間かけて
毎年2割3割
そういう成長を続けると
25%って10年成長し続けると
基本的には10倍になるんでね
なんかそういう成長をちゃんと積み重ねる
っていう
複利を利かせていくってところが
コマースの領域が重要かなと思っていて
自分たちも
そういう成長の仕方が必要だっていう風に
経営者としては認識をしています
センター出荷型のマーケティング戦争と商品特化の増加
最後が2024年度の展望みたいなところを
話せればなと思っていますと
3つぐらい大きいテーマを
ちょっと予想的に書いてるんですけど
一つ目がセンターですと
センターが本格稼働するってのは
来年になるかなっていう風に思ってます
今年
センターは開けているものの
少しずつ需要をつけて
その需要をさばくオペレーションは
ちゃんと回るかとか
オペレーションを半分ぐらい機械で回してたりするので
それがしっかり機械化によって効率が出てるかとか
あるいはミスがないかとか
そういうオペレーションをしっかりチェックしていきながら
どっかのタイミングで
需要をボンとつけに行くっていう
強いマーケティングをしに行くっていうフェーズに入る
それが常だと思うんですけども
やっぱり今年がテストフェーズだとすると
来年マーケティングフェーズに
各センターが入っていくんじゃないかなと思っていて
まさにこの先ほどお話しした
グリーンビーズ、IY広北で
楽天製の松戸って
3つとも東京の食事を取りに行く
そのためのセンターだと思っているので
ここはかなりマーケティングの戦争が
強くなるんじゃないかなというふうに思っています
こうやってセンター出荷型が
ものすごくマーケティングをしていったときに
個人的な問いとしては
店舗出荷型と顧客体験とか
ブランドとか
そういった面で
どちらかに大きく支持が傾くことがあるのかとか
あるいは例えば
首都圏でどこかのお店のネットスーパーを使っていて
すごくロイヤリティが高い方が
何らかの理由でセンターに移っていくってことが
なだれのように起きる
そういうことがあり得るのか
その辺りがすごく気になっているポイントで
しっかり検証というか
緻密にマーケットリサーチしていきたいな
というところは思っています
その一つのキーが品揃え戦争
になるかなと思っていて
店舗出荷型はやっぱり
お店のものをしっかり買えるってところが
一つサービスのキーポイントだなと思ってですね
あのお店
いつも使っているあのお店にあるあれを買いたい
それがネットでできる
配達してもらえる
ありがたい
そういったところが
基本的な体験の根幹になっていると思うんですが
センター出荷型の場合
そこで買い物をオフラインでするってことはないので
見えないものを買うと
見えないものを買うんですが
センターはセンターならでは
ECに特化した品揃えをしやすい
だったり
あとは拠点が1個しかないので
100何個あるってわけじゃないので
その1個の拠点をしっかり研ぎ澄ますことができると
かなりサービスの
体験っていうのは上げやすいっていう
サプライ側の
課題がいくつか解かれるっていうことが
ありますってなった時に
どっちの方がお客様が望む品揃えとか
サービスができるのかってところは
一つポイントになってくるかなと思っていて
ここもセンター型が成熟するにつれて
どういう競争形態になっていくのかっていうのは
結構センシティビティが高いなと
しっかり見ていきたいなっていうふうに思ってます
関連してなんですけど
二つ目大きいテーマとしては
ネットスーパー専用の商品ってのが
これから増えていくだろう
っていうふうに思っていて
来年がまずそういうものが
デビューしていく段階になるんじゃないかな
と思ってます
過去ですとネットスーパー
お店と同じ価格で安いとか
なのに届けてもらえるっていう
なんかそういう機能的な訴求から
ネットスーパーの特徴って
いくつか分かってきたものがあって
そこに特化した商品とか
デリバリーによって
独自の価値を提供していくっていうところに
事業とか産業自体が
フェーズを変えていく段階にあるなと思って
特にこれよくパートナーの経営者の方とも
お話しするんですけども
ネットスーパーの戦略的商品
ネットスーパーって要はコールドチェーン
ラストワンマイルコールドチェーンですと
スーパーってお店に入ってくるまで
しっかりと温度管理をしていって
最後にお店に並ぶという流れがあるんですけども
ネットスーパーは
それを家の前まで
しっかり温度管理をしたものが並ぶっていうので
実はお店に買いに来るよりも
鮮度が良かったり
温度管理がしっかり続くってところは
強いメリットになります
このメリットを一番恩恵として
受けやすい商材は何かっていうと
個人的には冷凍食品かなと思っています
冷凍食品って
日本の中でも結構技術革新が
進み続けてるところで
お刺身とかも冷凍の方が
美味しいっていう世界観だったり
あるいは
スーパーの冷凍の食品の売り場とか行くと
わりとNBというか
味の素の餃子とか
そういうものが目立ちますけども
本質的にネットスーパーで売れる
冷凍の食品って何なんだろうっていうのを
考えていくと
もっと合っていいんじゃないかな
っていうふうに思うんですね
例えば自分は小麦が食べれない
アレルギーなんですけど
米コレできた餃子とか
そういうものが商品として
ネットスーパー専用でってなったら
ネットスーパーを使う理由になるな
と思ってるんですね
OMOの実装とCRMの価値
なのでそういったところ
ネットスーパーの特徴を使い尽くせる
商品のラインナップとか
商品開発ってところは
これから重要になっていくかな
っていうふうに思っていて
そういう専用の商材が出てくるのが
ある種来年早ければあるんじゃないかな
っていうふうに思ってます
最後もう1個目が
OMOの本格実装っていうところで
オンラインマージズオフラインだったかな
アリババが唱えてた概念なんですけど
日本は結構やっぱり
10年分ぐらい遅れてると言われています
それは
いわゆるオフラインのデータ
ポイントとかマーケティングデータと
ネットスーパーのオンラインのデータってのは
かなり疎になってしまっていて
接続が結構難しかったり
あるいはクラウド化されてないとか
API化されてないとか
分析がしやすい状況にないとかっていう状態で
あんまりそこが密になっているサービスってのは
今あまり見ないです
楽天声優さんぐらいかな
なんですけどまずはここの一歩目ってのを
ネットスーパーの何ですかね
実際感が増えていくにつれて
やる意義が増えていくので
そろそろ動いていくんじゃないかなって
ふうに思ってます
まずはデータの統合IDの統合
この辺りが重要かなと思っていて
最終的にOMOをやることの
本質的な価値って何かっていうと
自分は個人的にはCRMだと思ってます
一人のお客様をオンオフどちらでも観測して
適切なタイミングで商品だったり
あるいは購入機会そのものってのを推薦できる
なんかそれがCRM
だと思っていて
なんかこれができるようになると
よりお客様の買えるところに手が届くというか
なんかそういう買い物体験を
提供できるようになるんじゃないかな
と思っていますし
あとはスーパーで利益を上げていくときに
あらり上げるのって結構大変だったり
単価上げるのってすごい大変だったりするんですよね
それをオンオフ両方見て
適切なCRMできるようになると
単価を上げる大きいツールになってくんじゃないかな
と思ってます
例えば毎月平均して
1万2000か
1万4000円ぐらい買ってくださってるお客様が
いらっしゃいますと
ネットも使って
ネットで5000円
店舗で7000円使ってますみたいな方がいらっしゃるときに
どうしても1万5000円にはなかなか
いかないと単価が
ってなったときに
そのお客様だけセグメントして
例えばオンラインで使えるクーポンとか
店舗でも使えるクーポンとか
を出してあげることで
よそで買い物されていた1回分が
自社に寄ってきて単価が上がるみたいなことってのは
十分に
CRMとしてはまだまだ
掘りごたえがある領域なんじゃないかな
と思っていまして
なんかそういうデータの統合だったり
そのデータが見えるようになって
初めてオンオフ合わせて
一人のお客様を捉えられるようになる
そこからアクションができる
そのための一歩目は
やっぱりIDとデータの連携かな
っていうふうに思ってまして
その辺りができるようになっていく
そのための実装が始まっていくってのが
来年あるんじゃないかなと思ってます
このハードル何かっていうと
やっぱりこうデータID統合コスト
まあまあ高いと思っています
オンラインとオフラインで
ベンダーが割れちゃってるっていうことがあって
例えばネットスーパー10Xやってますってなっても
ポイントシステムは
わかんないNECさんが作ってますとか
そうなった時に
この2社をうまくつないで
データを統合する
だけど個人情報あるぞ
どうしましょう
加盟加工
匿名加工
どうしましょうみたいな
最終的にはお客様の情報扱うので
リーガルも絡んできたりする領域で
ここが非常に今のところ
日本のデータ統合だったりの
大きいハードルになり得るポイントかなと思ってますが
こういったレギュレーションは
いずれにせよ誰かが突破しなきゃいけないと思ってるので
レギュレーション守りつつ
どうやって利便性を作っていくかっていうのは
ある種チャレンジであるかなと思ってます
この辺りがありつつ
引き続きネットスーパーについては
マーケティングの戦争が来年入っていくと思うので
そうするとイヤ顔でも
その周辺にいらっしゃる食品スーパーも含めて
需要をしっかり問いに行くってところに
全社が傾いていかなきゃいけない
来年はもしかすると
今年よりも大きい市場の成長っていうのは作れる
そういうタイミングになるのかもなっていうのに
個人的にはちょっと楽しみにしていたりします
ということでざっと今年の振り返りと
来年の展望という形で
ネットスーパーについて25分ぐらい話してきました
あまりネットスーパーに興味ある方はそんなにいない
地味な領域かもしれないですけども
結構社会のインフラを
作ってる感がすごくあって
それ自体は僕らとしてもやりがいとして
やれてる部分かなと思ってます
はいということで今回そんなとこですかね
ありがとうございました