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さあ、毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrush Upです。山根さん、今日はどんなニュース、話題でしょうか。
今日はですね、先週、トヨタ自動車が週休3日制の導入の検討を始めたっていうニュースがあったので、今日はこの話を紹介したいと思います。
まあ、週休3日と言われたら、ネット界隈は、例えばヤフコメとかも大盛り上がりです。期待と不安が入り混じる大盛り上がり状態なので。
どっちもあるわけですよね。期待も不安も。
そう、期待も不安も。休みたいっていう人と、休んで給料減ったら困るよとか、そんなのホワイトカラーだけだろう、現場関係ねえよとか、いろんな話があるわけなんですけど。
じゃあ、トヨタはなんでこんなことをするのかっていう、トヨタの話からね、ちょっと話をしようと思うんですけども。
トヨタは、社員の希望に応じて週休3日にできる勤務制度の導入を検討している。
多様な働き方を認めることで優秀な人材を確保したい。ここですよ、とにかく人。ちょっとでも優秀な人をとりたい、囲いたい。このためにこのルールを導入しようとしている。
トヨタの場合は、休んだ日の労働時間は別日に振り分けなので、労働時間の総時間は変わらないですね。賃金変わらず。
そうなんですよ。週休3日にするけど、1日休んだ分の時間は他の日をちょっと長めに働くことで、労働時間は変わらないようにして、給料は末置き。だから給料減らないんですよ。
例えば、1日8時間働くとして、その8時間を2時間ずつ月曜から木曜まで振り分けていけば、トータル同じだっていう考え方ですかね。
そうです。まさにおっしゃる通り。もともとトヨタフレックスタイムっていうのを導入していて、1日最低2時間は勤務して、後の勤務時間は自分で調整できるよっていうルールだったらしいんですよね。
でもこれだと必ず週5日、一番少ない時間でも2時間は絶対働かなきゃいけないので、これをもう一歩進めて、1日の労働時間ゼロにしてもいいけどトータルでは調整してねっていうやり方にするということですね。
対象は、だいたいホワイトカラーの38,000人が対象ということですね。工場の作業員は今回は含まないっていうことですね。
でも週9、3日、超大盛り上がりなことから考えても、トヨタが決断っていうのがまあでかいわけですよ、これは。
そうですよね。
これに続く会社が増えるかも。
いや本当に本当に水木さんのおっしゃる通りで、例えば外資系でガーファムみたいな会社の日本法人が週9、3日にしましたとか、スタートアップが週9、3日にしましたとか言っても、
はーはーそんなのできるでしょ、ふんふんっていう声が聞こえてくるようじゃないですか。
でもね、やっぱり日本の企業のトップであるトヨタがこういうことをやるっていうことはやっぱり大きなムーブメントを作る可能性がありますよね。
実は週9、3日っていうと私はですね、トヨタの場合にひたち製作所ですね、がやっぱり際の導入っていうのがすごく印象的で、ひたちは今週9、3日なんですね。
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ひたちってどういう会社かっていうと、かつては素晴らしく有料企業で、その後やっぱり失われた30年の間にものすごくダメになっていって、そしてまた近年ですね、大復活を遂げてるんですよ。
で、この大復活を遂げたときに、ひたちっていう会社は完全なグローバル企業になったと思うんですよね。
国内外の外国人の方のですね、従業員の比率はめちゃめちゃ高いです。
で、仕事は完全に、このあなたはこういう仕事をするっていうのが相当明確になっていて、働く場所だったり時間っていうのはものすごく柔軟性に高いことをやってるんですね。
で、業績が爆上がりなんですよ。
その日たちが週9、3日をやっていて、今回トヨタもやるんだって、やっぱり強い会社がより強くなっていくためにこういう決断をするんだなというふうに、このニュース出たとき思ったんですね。
で、まずちょっと先にお話ししたいことがあってですね。
何でしょう。
週9、3日なんて無理でしょって思うじゃないですか。
はいはいはい。
でもね、日本かつて週9、1日だったんですよ。
そうですね。
そうでしたよ。
週9、2日っていつ始まったかっていうと、実はフォードモーターアメリカのヘンリーフォードっていう有名な経営者がいます。
馬車から自動車を導入した画期的な人ですけども。
自動車の始めてビジネスにしたヘンリーフォードが1930年にアメリカで週9、2日を始めたんですよ。
で、そこからアメリカでばーっと週9、2日広がっていきます。
で、30年経った1960年代にアメリカの後を追う形で日本も週9、2日制を徐々に始めるんですよ。
で、その時に日本で真っ先に週9、2日を取り入れたのは、実は松下電機産業なんですよ。
パラソニック。
はい、そうなんです。1965年です。
で、ここからさらに30年弱を経った1992年にようやく公務員の週9、2日制が始まるんですよね。
それによって我々の学校も週9、2日になりましたからね。
はい、土曜日。私小学校の時は土曜日午前中ありましたもん。
そうそうそうそう。
すいません、みなさんそうですよね。土曜日あった。
ありましたありました。
それから考えたらね、まだね、実際公務員の方々が週9、2日になったのが本格的な日本の週9、2日だとすると、32年しか経ってないんですよ。
で、この後に労働基準法が、今週9、2日にあったものに変わったのが1994年で、実は2021年に岸田さんが骨太の方針で週9、3日制の導入促進っていうのを盛り込んでるんですよ。
はい、なので週9、2日っていうのが今当たり前になってるけれど、元は週9、1日だった。
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それがアメリカの強い企業が入れていって、日本は後を追って週9、2日になった。
で、今も海外では実は欧米で週9、3日かなり広がってきてるんですよね。
日本も強い会社から、日立やトヨタというか強い会社から週9、3日を入れ始めてる。かつてのパナソニックのように。
ほらなんか、後を追いしていく感じしません?って。
そうですね、確かにね。
じゃあまあその、私はきっとこの動きっていうのは、そんなに小さくないムーブメントとして、日本の場合は時間がかかるので、数十年をかけて強い会社から取り入れていくんじゃないかなというふうに思います。
じゃあどうして世界で週9、3日制が広がってるのか、どうしてトヨタは導入するのかって言ったら、まずは人の確保ですよ。人手不足。
それから企業が成長して勝っていくためには、優秀な人、ちょっとでも優秀な人を少しでも多く取りたい。
そのための努力は惜しまないっていう時代ですよね。
その時に何が必要かっていうと、やっぱりコロナの影響がすごく大きくて、今までよりもずっと健康的な、充実した日常生活を送りたいっていう思いをみんなが持つようになったんですよ。
だから生活の質を上げてくれる、日常を過ごせるような会社を選ぶっていうことが、すごいポイントとして上がってるわけなんですよね。
なので、働き方の柔軟性っていうのを従業員に提供するっていうのが、勝っていくためには必須だっていうことですよ。
今日の明治安田の70歳定年の話もそうですし、トヨタも70歳定年やってます。
あとは例えばトヨタだったら離職した人をもう1回積極的に採用するとかですね。
いろんなことやってます。何をやったら人を確保できるんだろうって試行錯誤を企業がやってるんですよ。
だから、いろんな施策を準備して、どれがこの人にはまるかなって。
ちょっとでも人取りたい、人数確保したい、優秀な人が欲しい。ここが勝っていくためには必須だからということで、今こういうことが起きてるわけなんですよね。
でも、週休3日を実現していくためには変えなきゃいけないことがあって、日本って今まではメンバーシップ制度っていうんですね。
雇用の形態として時間を決めて、その時間みんな会社に出てきてもらって、指示を待っていてもらって、チームで君はこれをやって、君はこれをやってと言って仕事をするという仕事の仕方なんですよ。
チームで働くし、結構指示待ちになっちゃう人が出ちゃったりするんですけど、こういうやり方はやっぱり就寝雇用と年功上列をうまく回してきた理由でもあるんですよね。
でも週休3日にするってことは、誰がいつ働いてるか、全員が常に待っていて、何でもOKよと言ってる状態ではない仕事の仕方になりますよね。
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あなたはこの仕事をいついつまでにやってね、あなたはこの仕事をいついつまでにやってねって、ちゃんと分業してその個人の仕事を区別してやる。
それでその個人が自分の生産性をしっかり上げていって効率よく仕事をするから週休3日で収まるわけですよ。
労働時間はやっぱりちょっと変わらないとは言いながらも、休むっていうことは誰かがその日いないっていう中でも仕事がちゃんと回っていくようにしなくちゃいけないから、やっぱり仕事の仕方を変えなきゃいけない。
でもこれをやることが結局強い会社になるってことなんですよ。業務の無駄を省いて、どんどんどんどん前に進んでいく会社にしていくためには、この仕事の仕方を待っててぼんやりする時間があっちゃダメなんですよ。
あなたの仕事はこれ、締め切りはこれ、ここまでにちゃんとやる。そこの部分の働き方とか仕事の割り振り方法を明確に変えていかないと週休3日っていうのは取り入れられない。
でもこれを入れることが生産性を上げることにつながる。
日本で生産性がG7で、労働生産性ですね。G7最下位なんですよ。これが結局企業が勝てないし成長しないし給料が上がらない原因なんですよ。
だからここを是正していくってことを考えることをという側面でも、週休3日をどんな会社が取り入れていくのか、強い会社から入れていくことになると思います。入れられる会社って意味ですね。ここは差がつくポイントだと思いますよ、この先。
そうですね。そういうフレキシブルな働き方が社員の自主性を高めていって、それが結果生産性を高めていくってことにつながっていくのが理想的かなと思いますよね。
はい、わかりました。
ここまでありがとうございました。
この時間は山梨沙役のブラッシュアップでした。
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