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日替わりのコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げます。
水曜日のコメンテーター、日経BP、日経エネルギーNext編集長、山根小雪さんのBrush Upです。
さあ、今日の注目ニュースは何でしょうか。
はい、今日はですね、あのセブンイレブンが海外企業から買収提案されちゃった件について、解説したいなと思います。
昨日も日経でも一面を飾ってましたけども、驚きましたね、これね。
そうですね、はい。もうセブン&アイ・ホールディングスといえばですよ。
我らがセブンイレブンを運営している会社です。
日本の流通の優といいますかですね。大変大きな会社です。
小売でもトップ企業ですもんね。
トップ企業ですよね。やっぱりセブンかイオンかみたいな感じのトップ企業なわけですけども、
これが買収されるんだよな。セブンが海外企業になっちゃうかもしれないの?みたいなニュースだから、これはびっくりなわけですよ。
買収提案をしてきたのは、カナダのコンビニ大手のアリマンタション・クシュタウル。
ちょっと社名が難しいですけど、アリマンタション・クシュタウルという会社なんですよね。
昨日各社みんなニュースになりましたけど、一方目一昨日ですかね、19日に日経がニュースでいたしましたと。
このアリマンタション・クシュタウル、どんな会社なのかっていうのをご紹介したいなと思うんですけども、
カナダ、ケベック州に本社があって、アメリカとかヨーロッパ、北米ヨーロッパ30カ国でコンビニ事業をやってるんですよ。
アメリカでの店舗数のシェアっていうのは、実はセブンに次ぐ第2位なんですよ。
セブンがアメリカで8.5%のコンビニシェアを持っていてですね、アリマンタションが3.8%なんですよね。
どんな会社かなっていうと、実は企業買収を繰り返しまくって事業を拡大してきた会社なんですよ。
創業は1980年なので、何年前ですかね、45年くらい前ですかね。
なんですけど、このM&Aがとにかく上手いっていうことで知られていて、特にこの20年は買い物しまくりです。
どんだけ買ったかなと思って調べてたら、買うわ買うわで。
そもそもアメリカのコンビニ事業に参入したのも2001年にアメリカでコンビニ事業を持ってた会社を買ったところから始まっているんですよ。
2003年にはサークル系の運営会社を買って、
2017年にアメリカでコンビニとガススター両方数百店持ってるホリデーステーションストアズって会社を買って、
今年になってからもフランスでトタルっていう日本でいうエネオスみたいな大きいエネルギーの会社があるんですけど、
そこが持ってるガススターを5000億円ですよ、買収して。
実はセブンイレブンの買収提案が明らかになった19日の日ですね。
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この日にも実はアメリカ国内でコンビニ買ってるんですよ。
むちゃむちゃ買ってます。
売る仕事の方がメインなのかと思ったら、企業は買ってるんですね。
何千億台でもお買い物しまくって会社を大きくして、店舗で物を売ってるんですね。
過去にはフランスのカルフールの買収乗り出したこともあるんです。
その時は買わなかったんですよね。
買えなかった。その時は買えなかったんですよね。
投資銀行の世界でも非常に有名な会社みたいで、
社内に自前のM&Aのチームを持っていて、
投資銀行とか使わないでちょっとした買収なら自力でどんどんやっちゃうらしいです。
そんなアリマンタ氏を、実はセブンイレブンへの買収を試みたのは、今回どうやら3回目みたいなんですよね。
そうなんだ。
セブンイレブン狙われてたんですか?
狙われてた。
創業者のアラン・ブシャール会長という方が、アジア市場に出たいと。
セブンが欲しいっていうことで、かなり前から関心を示していて、
最初はですね、これは海外の報道なんかを見ていると、
どうやら2005年に最初にセブンに買収を提案したけどダメ。
その後2020年にも買収提案したけどダメ。
そして今回の買収提案ということになっているんですよ。
いやいや、相当欲しがってます。
なんでそんな、アジア進出っていうのが一番の狙いなのかもしれないですね。
やっぱり北米がまずセブンがシェアナンバーワンで大きいのと、
やっぱりアジアですよね。
でもその規模でいうと、アリマンタシオンよりもセブン&ワンが上なんじゃない?
これね、見方いろいろで。
地価総額だと実はアリマンタシオンの方が大きいんですよ。
セブン5兆円。
これやっぱり円高もあるし、セブンって株価が割安だって言われてるんですね。
それもある。
で、売上がほとんど同じ。
アリマンタシオン10兆円で、セブンが11兆円ですね、日本円で。
で、店舗は実はセブンの方が断然多いんですよ。
そうですよね。
セブン20カ国が85,000点。
アリマンタシオンが30カ国が17,000点なんですよね。
で、アリマンタシオンなんでこんなに店舗少ないのに売上とか地価総額大きいかっていうと、
欧米ってガススタとコンビニが併設されてるケースが多いんですよね。
そうするとやっぱりガソリンスタンドって非常に高収益な事業なので、
店舗だけやってるセブンよりも業績がよく見えると。
でもこれからやっぱりガソリン車っていうのは世界的に減っていくっていうこともあるので、
ここはやっぱりアリマンタシオンとしてはガススタじゃない事業も大きくしたいよね。
北米で自分たちのロッキーシェア持ってるセブンも欲しいよね。
どうせだったらアジアになって進出したいということで買いに来てます。
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これ実際セブンとしてはメリットとかあるのかな?どういう風に出ると思いますか?
セブンって言ったらやっぱり創業権も存在感のある会社で、
この10年ぐらいずっと物言う株主に構造改革しろって伊藤陽花堂はいらないだろうとかやられてきたわけじゃないですか。
そこを切り離したのもありましたよね。
陽花堂も店舗をすごく減らすとか、通販の日銭とかも持ってたけど売却したりとかやってるんだけど、
でもやっぱり株価がずっとありやすな状態が続いていて、
物言う株主は毎回毎回いろんな要求してるわけですけど、
去年はもう経営陣の退陣とかまで求めてるような状況なんですよね。
だから株価が上がるような構造改革をやらなければいけないという状況にセブンはある。
でもセブンからしたらやっぱり嫌ですよね。
これ多分相当嫌だと思います。
変われる気なんかさらさらないって思ってるんじゃないかなと思いますよ。
ただ、昔みたいに嫌ですとか、しーらんぺーとかできないんですよ。
できないの。
日本企業は結構やりがちになったんですけど、やっぱりできなくて、
なんでできなくなったかっていうとちょっと明確な理由があってですね、
去年経済産業省が企業買収における行動指針っていうガイドライン作ってるんですよ。
これはですね、やっぱり投資家にちゃんと向き合いなさいねっていうガイドラインで、
ちゃんとした買収提案を受けたら取締役会で審議したり、取締役会にちゃんと報告して、
真面目に来た買収の提案にはこっちもちゃんと真面目に検討してお返ししなさいねっていうことを書いてるんですよね。
だから、しーらんぺーはできないんですよ。
嫌だって嫌だもんもダメなんですよ。
これダメってどういうことかっていうと、企業っていうのは端的に言ったら株主のものですよ。
取締役会という役員会は株主にとっていいことをするっていう責任があるんです、義務があるんですよ。
今セブンイレブンの時価総額5兆円なんですけど、もし仮にアリマンタションが10兆円で買います、セブンイレブンって。
セブン&アイって言ってきたら、これは売った方が株主の利益が大きくなるわけですよ。
10兆円で買ってくれるっていう人がいるのに、目の前でこの日本の経営人が、
嫌だ嫌だ絶対売りたくないとは言えないんですよ。
じゃあ売らないでどうするの?10兆円に時価総額をあなたたちが上げれるんですか?って話になるわけですね。
だからまだ実はアリマンタションの買収提案というのは非常に初期段階であって、
いくらなのかとかそういうことは明らかになってないので、ちょっと分かんないところはあるんですけれども、
彼らが提案してきた内容に対して、これだと売らないで僕らが経営していった方がいいですねっていう理由を、
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ちゃんと明確に説明できるようにしないといけないですよ。
断るにしても。
断るにしても。でも結局断るかどうかっていうのは取締役会で決めるんですよね。
今、もともとの取締役会っていうのは、お仲間ズブズブ取締役会が多かったわけですよ、日本企業は。
こういうの来ても、シーランペ嫌だもんねって言えるような取締役会だったけど、
そうはいかなくなってきて、物言う株主とかもうるさいから、
今ですね、やっぱり社外取締役でちゃんとしたプロの経営者とかを入れて、
例えば創業家だったりとか、そういう人たちに忖度しないで会社にとっていい決算は何なのかっていうことを意見できるような人たちをちゃんと入れなさいっていうことをですね、
投資家が求めているわけですよ。
で、セブンの取締役会のメンバーを見るとですね、総勢14人いるんですけど、社外取締役7人ですね。
そのうち4人は本当の海外のプロの投資家が入っているんですよ。
で、この人たちはおそらくもう創業家だったり、日本の会社だから海外に買われたくないみたいな、
そういう冗長的なことは一切なしに、本当にクリアな判断をするんだろうと思います。
ただですね、うち4人で残りは日本人なので、日本人の場合は、やっぱちょっと嫌だなっていう気持ちから判断する可能性はあります。
そこに感情が入ってしまいますよね。
でもやっぱりなんかちょっと難しいのかな、みたいな気がしちゃいますよね。
でももし仮にそれで断る場合だったら、さっき申し上げたように、アルマンタ市場がやってきた提案よりも、
僕らがちゃんと経営することで、もっともっと企業価値は上がって株価も上がりますよ、
っていうことを株主の人たちにきちんと説明しなきゃダメですね。
それを今、社外取締役を中心にチームを作って検討しているみたいですから。
まさに今やってるんですよね。
あんまり時間もかけられないですよね。
そうですね。
どんなふうな、だからですね、セブンが答えを出してくるのかっていうのはものすごい興味ありますね。
そうですね。
さあ、日本のニューはどんな決断を下すのか、ちょっと注目したいと思います。
山根さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は山根さん駅のブラッシュアップでした。
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