2023-05-10 10:50

山根小雪のBrushUp

日経エネルギーnext編集長 山根小雪

Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrush Upです。 さあ、山根さん、今日は北海道にいることと関係する話題なんでしょうか。
はい、そうなんです。実は今日は、地域が取り組む新しいエネルギーのプロジェクトを取材しにですね、 戸間古前にやってきたんです。
今日お話ししたいなと思うテーマは、 工場の立地と電気料金というテーマなんですよ。
まず先に、なんで戸間古前に来たかというとですね、 戸間古前市がトマトGXハブ構想という、なかなか行業しい名前なんですけども、
プロジェクト、こういう名前の新しいプロジェクトをやろうとしています。 これはいろんな目的があるんですが、今日のテーマに関係する部分でいうと、
戸前古前市に工場を立地すれば、日本一安くて、しかもゼロカーボンの電気と熱を使えるようにしますよ、というプロジェクトなんですよ。
工場ってものすごくたくさんの電気を使います。 例えば、年間の電気代が数十億円とか数百億円に上るなんていうところもあるんですよ。
例えば鉄を作る場合だと、製造する際の原価の1割が電気代と言われます。
むちゃくちゃな金額。
膨大なコストになるわけですね。
そうなんですよ。企業が新しい工場をどこに建てようかなって考えた時に、電気料金が安いというものすごい大事なことなんですよね。
そういうことか。
だって数十億とか数百億払うわけですよ。毎年ですよ。ずっと。
だいぶコストダウンできるってことですね。
我々一般の感覚で言うと、家を建てる土地を探してる時に電気料金安いからこの自治体にしようなんて選び方もしないから、工場になるとそういう経営目線だと大事なところなんですね。
そうなんですよ。ここめちゃくちゃ大事。
例えば立体が企業に来てほしくて、固定資産税を減免しますよとか補助金出しますよなんていうわけですよ。
それ効きますね。
こういうことよりも電気代の方がはるかに大きいわけですよ。
そういうことなんです。
この話で言うとですね、熊本県菊葉町に台湾の半導体メーカーTSMC来ましたよね。
フローアップでも何度も取り上げてると思いますけど、TSMCの進出が決まった時に私の取材先でこんなことをたくさんの人から聞きました。
九州は電気料金が安い。この先できる新しい工場は全部九州になるんじゃないかな。もう九州以外は産業が来ないよっていう話なんですよ。
九州に集まるっていう理由の一つは電気料金だったわけですか。
そう、電気料金が。もちろんいろんな理由があるんだけども、電気料金はやっぱり一つ大きな理由だったんじゃないかと言われています。
半導体ってものすごく作るときに電気。電気って全国一律みたいなイメージありませんか。電気料金が値上げするとか言ったら全部上がるみたいな。
でも実は全然そうじゃないんです。エリアによってものすごく差があるんですよ。
03:07
これどういうことかっていうと、例えば九州だと原子力発電所が今3機動いてます。仙台原発と県海原発ですね。
原子力発電っていうのは一旦事故が起きた時の損害賠償のお金だったりとか、核のごみを10万年保管するみたいなところで実際にいくらかかるかわからないよねっていう話なんですけども、
政府が決めてる計算方法だとものすごく安い電気なんですよ。なので電気料金という意味では安い電気なんですね。
それともう一つ九州は太陽光発電山のようにありますよね。全国で九州が一番多いんです。
そうなんですか。これ再生可能エネルギーは高いってよく言う人いるじゃないですか。
昔の話なんですよ。今はもう世界でも太陽光発電の電気は一番安い電気だというふうに思います。
これも火力発電なんかに比べても原価はものすごく安いんですよ。なぜかというと太陽光発電って半導体なんですよね。
半導体ってたくさん作れば作るほどべらぼうに値段が下がるんですよ。もう今世界中でべらぼうに作ってますからものすごく安い。
しかも九州の場合はそれがたくさんありますよね。九州電力が再生可能エネルギーで発電した電気の量が多すぎて停電するかもしれないから
発電を制御しますとかっていう報道を見ることありませんか。
ありましたね。
ありますよね。あれって初めてやった時とかはすごくニュースになったんですけど、もうこの5月の昼間なんていうのはしょっちゅうしょっちゅうやってるんですよ。
これどういうことかっていうと電気の値段をゼロ円にしても使い切れなくて余っているから発電を止めるってことなんですよ。
要は原価ゼロ円でも余っちゃうっていうことですよ。だから捨てるのも難しいので発電止めようねってそれぐらいやっぱり昼間の太陽光の電気って安いんですね。
他のエリアを比べてみると、例えば東京だったら福島第一原発の事故の後原子力動いてないですし、太陽光発電そんなにたくさん作る場所もないのでほとんど火力発電で賄ってるんですよ。
火力発電だとウクライナ戦争なんかもあって石炭とか天然ガスの値段が国際指標でものすごく上がるわけですね。
だからこのエリアの料金の水準を見た時には九州と比べると東京ってものすごく高いんですよね。
こういう流れがあるから新しい工場ができる時は電気料金が安い九州に集中するだろうって言われていたし私もそうだろうなと思ってたんです。
ところが最近驚くニュースがあって国産の半導体会社ラピダスっていうTSMCに対抗している国内の会社で国産半導体を作ろうと。
06:06
これね北海道千歳市に工場を作るって決めたって言ったんですよ。
北海道は今はそんなに電気代安くないんですけども止まり原発が再稼働するとものすごく北海道の電力の需要に対して大きい電気を供給できるんですね。
しかもこの広大な土地。これから日本をカーボンニュートラル目指してますからどんどん再生可能エネルギーが増える。
増える時に作れる場所はどこって言った時にこの北海道の広大な土地っていうのはものすごくポテンシャルがあるわけですよ。
でトマコマイの話に戻るとトマコマイはよしじゃあとこの広大な土地を生かして。
トマコマイって飛行機で朝鮮に降りる時に見ていただくとよくわかるんですけどすごく平らでものすごい広い土地があります。
ものすごい広い巨大な産業団地があるんですけどこれまであんまり企業誘致できずに結構空いてるんですよね。
でこういうところを使って再生可能エネルギーをバンバン入れてそしてそこに工場を立地してもらうと。
そうするとすぐそばにありますからコストもない。
シンプルに安い電気を持ってこれるしそれをそれはしかもゼロカーボンの電気なんですよ。
電子力でもないし火力発電でもない電気。
これから企業がカーボンニュートラルを宣言して僕たちいいことやってますよってちゃんと電気のことも考えてますよって言っていくためにはゼロカーボンの電気を使っていくことが必須なので安くてゼロカーボンの電気が使えたらいいよねって。
そういうことでこのトマコマイ氏はですね新しいプロジェクトを作ってるんですね。
工場は電気だけじゃなく熱もすごくたくさん使うんですよ。
高温高圧の蒸気っていうのをたくさん使います。
このトマコマイのプロジェクトでは再生可能エネルギーをたくさん作ってそれから水素を作ると。
水を電気分解して水素を作ります。
この水素を天然ガスの代わりにすることで熱も電気も全部ゼロカーボンしかもめちゃくちゃ安くしますよ。
だから工場の皆さんぜひトマコマイに立地してくださいねっていうことをやろうとしてるんですね。
なるほどね。
時代にぴったり合ってる。
企業誘致をしたい自治体っていうのは本当に旧市もたくさんありますけども
こういうところに目をつけるともっと積極的に誘致できるかもしれないってことですよね。
そうですね。まさに水木さんおっしゃられたように今の時代に合ってる。
この自治体が企業を誘致するときに企業が今何が欲しいのかっていうことを考えていろんな作戦を立てると思うんですけれども
その時にこのゼロカーボンでものすごく安い電気と熱を使えますよって
ただうちの自治体に立地さえしてくれたらねっていうのは
新しい時代の産業誘致という意味ではものすごくきっちりな展開だなって思いますね。
09:01
九州ちょっとウカウカしてられないぞって北海道に来て思ってます。
巨大なライバル出現っていう感じですけども
こういうサステナブルな立地がいいかなと思いますね。
わかりました。山井さんありがとうございました。
ありがとうございました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
数学教師芸人の高田先生だよ。
高田先生の算数ワクワクラジオ。算数が不安なあなたを算数ファンに変えるポッドキャスト番組です。
Apple、Spotify、Amazon、ラジコなど各種音声プラットフォームで配信中。
4649よろしく。
10:50

コメント

スクロール