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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrushUpです。
さあ、今日は、昨日、既行式が行われました、 養生風力発電についてですね。
はい、そうですね。昨日、まさに北九州市の響奈田に、 2025年にですね、運転開始をする予定の、
巨大な養生風力発電所の既行式がありました。 これ、あの、今もうちょうど工事が始まるところで、
出来上がるのは3年後なんですけれども、 運転開始したこのその瞬間では、国内最大規模になります。
発電所の出力という規模を表す数字は、 22万キロワットになる予定なんですけれども、
これは目安で言うと、原子力発電所の4分の1機分ぐらいあります。 風車だけで。ものすごい大きいですね、原子力発電所ですね。
はい、そうなんですよ。もう海面からですね、 風車の羽根の先端まで200メートルあります。
いやー、なんか異様な景色なんだろうな。 めっちゃでかいんですよ。私、風車大好きで、あの白い羽根がシュンシュンって回るのが、
もうなんて美しいんだろうと思って、ぼーっと見たんですけど。 風車好きだったんだ。
風車好きなんですよね。
ただ、その洋上風力発電ができることでの期待とか、 あるいはもし何か課題とかっていうのがあるんだったら、ぜひ教えてほしいんですが。
ちょっと今日お伝えしたいのは、北九州の洋上風力って、 他と違うんだぞっていうところをですね、お伝えしたいんですよ。
そもそもやっぱり発電所ですから、一番中心となるビジネスモデルは、 電気を作って売るっていう発電事業っていうところなんですよ。
作るところまでじゃないです。電気を作って、 いかに長くその風車壊れないようにメンテナンスしながら電気を売り続けるか。
で、売った電気で収入を得るわけですよね。
でも北九州市の市役所がですね、ものすごい熱心に 風力発電の誘致をしてきたんですけれども、
その目的はその場で電気を作って売るっていう ビジネスだけじゃないんですよ。
これは風力発電という巨大な風車を作る。
この風車を作るところ、サプライチェーン。
これを産業にしようっていうところが 北九州の目的にあるんですよ。
これがもう唯一無二の特徴で、
北九州って言えば1901年、 関栄八幡製鉄所からの鉄の町。
四大工業地帯になって、 もう今は教科書に四大工業地帯って 出なくなっちゃったけれど。
あんまり言わないで、そこ。
私も言ったらちょっとサンボリするんですけどね。
その後、自動車産業が来ます。
1970年代ぐらいから炭鉱がなくなっていき、 鉄ビエという時代が来てですね、
国内の製鉄産業が右肩下がりで シュリンクしていった後に、
北九州にはどんどんどんどん 自動車産業が集まってきます。
今で言えばトヨタ自動車の小倉ですとか、 レクサス作ってる宮和川工場だったりとか、
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隣の神田町になりますけれども、 日本最大の工場である日産九州。
自動車の完成車の工場が 北部九州に集まってきて、
そこに向かって部品だったり 素材を供給するサプライチェーンも
北部九州にわーっとあるわけですよ。
鉄の町から自動車の町に 変貌を遂げたわけですね。
でも自動車この先どうなるだろうと。
どんどんどんどん経済成長は 日本からアジアに移っていって、
自動車は現地生産が中心になっています。
国内でも生産がいつまで続くか 分からないよねって思いますよね。
でもそんなことを10年以上前に 北九州市の職員の方々は思ったんですよ。
その時に照準を合わせたのが 風車だったんです。
なるほどね。
タイミングがものすごく早いんですよ。
北九州市がグリーンエネルギーポート 響き構想という名前で、
響き名田エリアを風力発電の産業が 集まる場所にしようと。
北九州近郊にある部品メーカーとか 素材メーカーからの部品とか素材を集めてきて、
そこで風車を組み立てて部品を保管したりして、
保守とかメンテナンスとか人材育成とかもやって、
西日本やアジア各の諸国に風車を 輸出するような場所にしよう。
要は鉄や自動車でやったことと同じことを 風車でやろうということを構想として描いたわけです。
いつか鉄部屋のように 自動車産業もなくなるかもしれないから。
その時に北九州の街で このものづくりの基盤や雇用が保たれるように、
そういうことを目的として 風車をやろうとなったんですね。
これね、時期は2010年なんですよ。 この構想が出てきたのが。
もう10年以上前から。
エネルギーの世界では大きな出来事っていうのは、
2011年の東日本大震災の時に 東京電力の福島第一原発が事故を起こすと。
あの事故よりも前に日本で太陽光発電や風車っていうのは 全く導入が進んでなかったんですよ。
ものすごい世界に遅れてたし、
でもやっぱり日本は原子力の国だったんです。
でも事故が起きて、
原子力って安全で絶対大丈夫じゃなかったんだっていう思いが 広く私たちの中に広がって、
当時の民主党政権が2012年に 固定価格買取制度という制度を始めて、
そこから一気に太陽光発電とかが増え始めるんですね。
でも風車が日本で増えるのはもっともっと後なんですよ。
洋上風力を国が官民あげて頑張ってやっていきましょうって言って、
協議会とかを作って動き始めたのはなんと2020年なんです。
もちろんちょこちょこ風車のプランはたくさんありましたよ。
だけど今みたいに勢いづいてやるっていうのは2020年です。
これまで日本の国内の風車産業っていうのはものすごく不遇の時代が続いていて、
北九州市がプランを作った頃はまだ長崎の三菱重工で風車を作ってました。
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日立製作所だったり日本製工所っていうところが風車のメーカーとして、
なんとか世界に出ていこう国内で風車を作ろうとしてたんですけど、
あまりにも国内市場が盛り上がらないのでみんな撤退しちゃったんですよ。
撤退しちゃった後になって日本政府が風車産業を推し始めるわけなんですね。
でもその10年以上前から北九州市は次の産業を風車にしようということで、
着々と準備を進めてきて、そしてこの巨大な洋上風力発電所、
運転開始時国内最大っていうものが2025年にできるということなんですよ。
北九州がこれまで積み重ねてきたものづくりの技術ってものも活かせるし、
風力発電所を設置するにもふさわしい血糊みたいなものもあるわけですよね。
そうなんです。さっき申し上げたように洋上風力の風車って巨大なんですよね。
大きさ200メートル。重さ1本あたり750トンあります。
普通の港でこの750トンの風車を組み立てようと思うと、
岩壁がグスグスグスって崩れます。重すぎて。
だからこの重たすぎる風車を取り扱うために、岩壁の基礎をめちゃめちゃ強くするための工事だったりとか、
あまりに巨大すぎる風車を組み立てるためのものすごく大きな港湾設備だったりとか、
そういうものが必要なんですよ。
これは北九州って港の街だから北九州にはありますよね。
そして風車ってくるくる回るじゃないですか。
実はね、自動車ととっても似てるんです。
部品展示の2万点くらいあって、自動車産業で頑張ってきた部品や素材メーカーの方々は風車でものすごいチャンスあります。
そして風車の支柱の部分、海の底に固定するための基礎の部分っていうのはね、鉄なんですよ。
北九州といえば鉄。
というわけでものすごい神話性があるのが風車なんだよってことなんですよね。
今あるものを生かせる。
そうそうそうそう。また一から作るというよりは、今あるものを生かしていけるっていう部分もすごくいいですね、これは。
これから風車が増えていくっていう時に、こんなに風車に対してポテンシャルの高いところ、
必要なものが全部揃ってる街や港って日本にある?っていう。
大きな港はあったとしても、静鉄や自動車のサプライチェーンが整っているっていうところまで考えると、
北九州は風車の産業に対しては唯一無二の存在なんじゃないかなと私自身は思っています。
あとはちょっと今資材が高いから、その辺のコストがね、再産面がどうかなっていうところはちょっと。
ここはね、当初のプランよりもすごく上がっているので、電気を売っていくっていう部分の利益率は当面少し下がってしまうのかなと思いますけれども、
でもこれで終わりじゃないですよね。今作っているものだけじゃなくて、
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風車は日本は作れる限り作らないとね、島国ですから。
サステナブルな持続可能な事業になりそうですから、これからちょっと注目して、
2025年度運転開始を予定しているということなんで注目していきたいと思います。
山根さんありがとうございました。
この時間、山根紗友希のブラッシュアップをお送りしました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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