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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のブラッシュアップをお送りしております。
さあ、山根さん、今日はどんなテーマでしょうか。
はい、今日のテーマは、COP28です。
はい、だいぶニュースもいろいろ出てきますよね。
11月30日からUAEアラブ主張国連邦のドバイで開幕してまして、12月12日まで開催します。
なので、今日はこのCOP28のポイントと、日本でたくさん報道されているあの話やあの話をご紹介しようかなと思います。
COP28って、そもそも何かというと、国連の気候変動枠組み条約という条約があってですね、これに参加している国が集まる定額国会議なんですよ。
28は第28回目ですよっていうことですね。
今年は200カ国、国地域が参加します。
そもそも気候変動枠組み条約って何なのよっていうと、これは1992年に国連総会に採択した条約で、気候変動についてグローバルでみんなで考えようねっていう条約なんですよ。
ちょうど92年というと、リオデジャネイロで地球サミットっていうのが開催されまして、聞いたことあります?
私はちょうどですね、大学生になる前ぐらいで、環境とかエネルギーに当時からすごい関心がすごくあったので、地球サミットっていうのがとても記憶に残っています。
この時にこの気候変動枠組み条約っていうのを署名する企業が、企業じゃないですね、国がたくさん出て、今に至っているんですけれども、例えばCOPというのは京都議定省。
そういう色んな国際的な枠組みを決めてきたものなんですね。最近だと2015年のパリ協定。これは産業革命の時と比べて気温の上昇を世界で2度以内に収めましょうっていう、みんなで作った約束ごとなんですよ。
だからこの2度以内に気温上昇を収めるために各国はみんな温室効果ガスの排出削減目標を作って、これを頑張ってやっていきましょうねっていうことを2015年に決めて、その後毎年いろんなルールを決めているのがCOP28なんですね。
今回はいろいろ最初から言われてる論点っていうのがあってですね、まずはさっき申し上げたパリ協定、2度以内に産業革命と比べてですね、温度上昇を抑えるよっていうこの目標について各国はですね、国連に自分たちでどれぐらい減らすかっていうのを出してるんですよ。
出してるこの数値目標がどれぐらい進捗してますかっていうのをみんなで確認しようと。進捗足し合わせてどれぐらいいけてるのとか。今だと提出してる目標全部足し合わせても、このパリ協定の温度上昇の2度以内に収めるっていうことはなかなかまだできない状況だろうねって言われていて、
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じゃあそれどうするっていうのが一つ大きな論点でもあります。それからですね、例えば今回はドバイでやってるわけですよ。アラム小国連邦。石油成り立ってますよね。なんですけど、化石燃料の段階的削減っていう言葉をですね、すでにコップは採択してるんですよね。でも段階的削減まで言ってるので、
今回28回目で段階的廃止っていう言葉を盛り込めるかどうかとか、いつまでに減らす、いつまでに削減するかっていう年限を入れられるかどうかっていうのは一つ大きな論点というふうに言われています。
ここはやっぱりUAEが議長国なので、曖昧にいくんじゃないかなと。自ら石油の使用を全部やめていくみたいなことを宣言するのはなかなか難しいので、なんとなくモヤモヤとしながらも後退をしていないという形にするんじゃないかななんていうふうに言われています。
このあたりは8日に閣僚級会合が始まるので、そこで議論されていくと思います。
今週金曜日からですね。だから来週はいろんなこのあたりのニュースが出てくるんじゃないかなというふうに思いますね。
それからもう実は会議始まってですね、いくつも宣言とか制約とかが出てきてるんですよ。結構滑りだしダイナミックに動いてるなという感じで、一つ大きかったなと思うのは、ロス&ダメージ基金っていうのがありまして。
聞いたことあります?ロス&ダメージってね、損失と損害って意味なんですよね。
気候変動の影響ってどういう形で出てくるかっていうと、例えば海水面の上昇。
かつてずっと言われてると思うんですけども、例えばツバルみたいな東諸部、モルジブとかですね、水埋まってしまって暮らされる場所が減ってっちゃうじゃないかみたいな話ですね。
あと例えば干ばつだったりとか、いろんな気候変動が激しくなると農作物が取れなくなったりとかいろいろするわけですけれども、特に途上国へのダメージは非常に大きいんですよね。食料とかも含めて。
途上国の人たちからすると、ちょっとちょっと待ってよと、産業革命以降、化石燃料をバンバン使いまくってガンガン経済発展して、そして気候変動を起こしたのは先進国でしょうと。
なんで僕らこれから経済発展しようとしてるときに、僕らのエネルギーの使用は制限されて、しかも暮らす場所も減って生活も苦しくなってって、なんかおかしくないですか、先進国さんっていう思いがあるわけですよ。
なので、やっぱりこの途上国の人たちと先進国でのギャップを埋めていくっていうのは非常にこのコップでは重要な問題で、
なのでパリ協定みたいな大きい採択をするときには、必ず途上国さんわかってます、僕らが悪いんですから、みたいなニュアンスを込めながらやっていくわけですよ。
このロスアンドダメージ基金っていうのは、先進国から途上国へのお金なんですよ。支援のお金を渡しますよっていうことですね。
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やっぱりお金をいくら渡すかとかっていうことってなかなか合意できないんですよ、そもそも。
総論賛成だけど、いくら自分たちが出すかってなったら、みんなやっぱりなかなか合意できない。
なんですけども、今回は早速ですね、初期で総額4億ドル、日本円で今だと550億とか600億ぐらいですかね、のお金を途上国に支援しますっていうことを合意しました。
もちろん金額としては、こんな500億円なんてもう全然足りないですよ、いろんな対策のお金。
例えば、すごく水害が厳しくなって、堤防を一つ作ろうとかですね、避難する場所を作ろうみたいなことを考えたって、500億円じゃ全然足りないんだけれども、でもやっぱり合意できた、お金のことで合意できたのは一つ進捗だったのかなっていうふうに思いますね。
これはこの先、もっともっと金額を増やしていくとか、具体的なやり方っていうのを今後議論していくことになるんだろうなというふうに思います。
で、日本でやっぱりメディアで多くの人が取り上げられているのがですね、サイエネですよ。2030年までに3倍にしますっていう。これはもう早速2日の首脳級会合で合意しました。これは実は今回目玉の一つだったんですよね、もうグローバルに言われている論点の大きな一つでした。
で、119か国が制約したんですよね。で、サイエネ、2030年3倍、なんでこんなにたくさんの国が賛成したの?って言ったら、これはうん、現実的にできるから、それにつきます。
このCOP28の前に既にですね、世界エネルギー機関っていう国際的なエネルギーに関していろんなレポートだったり、見通しとか出している機関があるんですけど、IAって言います。そこが2030年までの3倍は普通に頑張ればいけますって言ってんですよ。
で、少なくともここに来るまでにですね、G20だったりG7でもサイエネ2030年3倍はいけるよねっていうことでもコンセンサス踏んできてます。なので、これはまあいけるよねっていうことで今回も合意に至りました。
で、どうしてみんないけるのかって思ってるかっていうと、めちゃくちゃ安くなってるんですよ、とにかく。もうとにかく太陽光発電とか風力発電がめちゃくちゃ安くなった。これはもう世界中でどんどん導入が進んでいるので、まあ競争ですよ、グローバル競争。誰が一番安くていいものを作るか競争をやってるわけです。だからですね、ものがめちゃめちゃ安くなった。
なるほど。
はい、だからですね、もうインドとかアフリカとかもこれやれます、いけるいけるって感じなんですよ。しかもですね、ウクライナ戦争があってから国産のエネルギーとかエネルギー安全保障っていう論点もあって、さらに世界中で導入が急拡大してるんですよね。なので、こうやって国連の会議で言われなくたって僕らみんなサイエネはやる。だって安くて国産だからっていうことで、ここがですね、あっという間に合意がまとまりました。なので119カ国ですね。
なので一つ兼ねて言われていたCOP28の論点をクリアと。
で、日本で話題になっているのは原子力2050年まで3倍とかですね。石炭火力の廃止云々という話ですね。
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で、2050年原子力3倍すごく取り上げられたんですけど、実はこれね、22カ国なんですよ、合意してるの。
サイエネは何カ国でしたっけ?119カ国です。
はい。
この流れを見て、やっぱり原子力だよねっていうふうに読むのはちょっと読みすぎかなっていうふうに思いますね。
そうですね。
合意しているのは原発保有国が中心です。日本、イギリス、フランス。それからこれから小さな原子力を売りたいと考えているアメリカ。
あとはソ連時代から原発を作り続けてきた東欧諸国なんですよね。
なので、ここの文脈の中には、今原子力をやっている人、もしくは原子力をこれから世界で売っていきたい人たちが合意しているっていう感じなんですよ。
だからサイエネみたいに、いろんな都城国も含めてみんながやるよって、安いからできるからっていう世界観とはちょっと違うので、完全に並列に並べてしまうとミスリードするかなというふうに思いますね。
なるほどね。
もちろん岸田さんが石炭火力どうこう云々っていう話もまだまだ出てきてますし、
石炭火力についてはこの後、石炭火力禁止連合みたいなところのいろいろまた何カ国出てきたみたいな話も出てきそうなので、
もしまた動きがあれば来週ご紹介したいなと思います。
ぜひぜひ。
ただ一つ今日ラストに言っておきたいなと思うのは、
もちろんこの原子力がどうとかサイエネどう石炭火力どうっていうのは各国の実情に沿ったやり方ってもちろんいいと思ってはいるんですよ。
例えばうちの国は土地がすごくたくさんあるから太陽光発電いっぱいできるんだよねとか、
例えばアジアの都城国で石炭が出てくると、石炭産業で生きてる人もいるし、まず目先はとりあえず使わせてくださいっていう国があったって全然いいと思います。
全部みんなが一緒にしなきゃいけないわけじゃない。
ただこの世界っていうのは必ずしもこの環境対策だけじゃないっていうことなんですよ。
例えば太陽光や風力っていうのはもう今は世界がこれでビジネス競争をやってます。
例えば蓄電池とか電気自動車とかも誰がこの新しいビジネス競争で勝っていくのかっていう話なわけですよ。
だから国際政治だったりとか環境対策だと思って日本はやりたくないとかって言ってしまうと、
世界中がやるって言ってて動いてて巨額の投資がされるところを自ら引いてしまうことになるわけですよね。
だから難しい課題であったとしてもなるべく前向きに捉えて国内で道筋を作る。
国内マーケットがないと世界に出ていけないですから、日本企業が世界に出ていくために国内で一生懸命頑張って物を磨き上げてから海外に出ていくっていう道筋を作ってもらいたいなというふうに思いますね。
島栗日本ですけども洋上風力とかこれから期待される部分もありますしね、再エネで言うとですね。
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またちょっと動きがありましたら実習もぜひお願いしたいなと思います。
山根さんありがとうございました。
ありがとうございました。
日経BPの山根紗友希さんでした。
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